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女子中学生自殺、いじめではない…高裁棄却
学校でのいじめが原因で、当時中学1年生の娘が自殺したとして、埼玉・北本市の両親が市や国を訴えた裁判で、東京高裁は25日、一審と同じく「いじめがあったとは言えない」として、両親の訴えを退けた。
この裁判は、05年に自殺した北本市の中井佑美さんの両親が、自殺の原因は学校でのいじめにあるとして、市や国に損害賠償を求めたもの。
両親は、中井さんが無視されたり、「ウザい」と言われたりして心理的ないじめをうけていたと主張したが、東京高裁は「学校での一部の出来事が、中井さんに精神的な不快感を与えたことは否めないが、自殺の原因となるいじめがあったとは言えない」として、一審判決を支持し、両親の控訴を退けた。
中井さんの父・紳二さん(63)「言葉のいじめを、裁判所がやってはいけないことだと認定しない限り、子供たちのいじめは永久になくならない」
両親は判決を不服として上告する方針。
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