一回、二盗を決めて巨漢右腕を揺さぶった【拡大】
勇気づけ、仲間を鼓舞するライナーが左前で弾む。一回先頭。西岡は粘って7球目にバットを合わせた。続く大和の打席では2ボールからスタートを切って、鋭くスライディング。セーフ。カリブの長身右腕カブレラの大きなモーションを盗み、攻めた。鬼門で勝利に導いた。
「きのう(23日)嫌な負け方したんで、きょうは何としても勢いをつけたいと思って、1番として打席に入った。いい方向に進んでいるので、よかった」
名古屋に乗り込んだ23日は15失点で連勝が「4」で止まった。自身も5タコで嫌なムードが漂ったが、プレーボール直後に流れを変えた。3試合ぶりの安打と今季3個目の盗塁でチャンスメークし、二死三塁。マートンの三塁適時内野安打で生還し、先制のホームを踏んだ。本来のスピードが戻りつつある。体の変化を感じている。