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【プロ野球】

西岡がバットと足でかく乱 阪神、鬼門ナゴヤで1勝

2013年4月25日 紙面から

6回表1死満塁、タイムリーを放ち阪神・西岡はベンチに向かって一塁上でポーズ(飯室逸平撮影)

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◆阪神3−0中日

 中日は11安打しながら好機を生かせず、今季初のゼロ封負け。阪神は1回にマートンの三塁内野安打で先制。4回は藤井彰の中犠飛、6回は西岡の中前適時打で加点した。スタンリッジは6イニング無失点で今季初勝利。7回からは継投でつないだ。

     ◇

 試合前のプラン通り、難敵攻略の突破口を開いた。阪神の西岡がバットと足でカブレラをかく乱。チーム全体を波に乗せ“鬼門”ナゴヤドームでの1勝をもぎ取った。

 4日の初対戦では7イニングをゼロに抑えられた長身右腕に対し、1回の第1打席でカウント2−2からファウル2本粘った末に7球目を左前にはじき返し出塁。バントの構えをしていた大和の3球目には二盗を決め、2死後、マートンの内野安打で先制のホームを踏んだ。今季3つ目の盗塁だが、大事な場面で効果を発揮。この後マートン、鳥谷の二盗など足での揺さぶりにつなげた。

 「2度目だからどういうピッチャーかイメージはできていた。きのうは嫌な負け方をしていたから違う意味でチームに勢いをつけられたらいいと思っていた」。足だけではなく、6回には無死満塁でスタンリッジが故意に三振した直後に中前に貴重なダメ押しとなる適時打を放った。

 「きのうも悪くはなかったけど、今は結果にこだわっている。結果がでないとフラストレーションがたまっていた。長引くことなく出てよかった」。マートンとともに3割を維持しているが、大敗を喫した23日は5打数無安打。一夜明け3安打で留飲を下げた。

 昨季はナゴヤドームで2勝9敗1分け。和田監督も「特に1打席目の打者だから西岡が出ると攻撃の幅が広がる。(ナゴヤドームでの勝利は)大きいよ。強がっていたけど、いいチーム状態で入って、きのう、きょうと負けたら、また今年も、となるところ。大事な試合だったからね」。リードオフマンの働きをたたえるとともに敵地での勝利を喜んだ。 (中山隆志)

 

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