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【プロ野球】

巨人爆勝、21安打17点 貯金は今季最多12

2013年4月25日 紙面から

巨人−DeNA 3回裏1死一塁、長野の右中間二塁打で生還する一走杉内。捕手高城。=京セラドーム大阪で(中西祥子撮影)

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◆巨人17−1DeNA

 巨人が今季最多の21安打で17点を奪った。3回に長野の二塁打で先制。4回に阿部のソロなどで2点を追加するとその後も着実に加点。8回には7連打などで9点を挙げた。杉内が7イニング1失点で2勝目。DeNAは投打に精彩を欠いた。

     ◇

 強い。巨人がこれでもかとばかりにDeNA投手陣を粉砕した。24日に右肘への死球で途中退場した阿部が4回の6号ソロ弾、5回の左越え2点適時二塁打で火を付ければ、8回は打者13人、7者連続安打、9者連続得点の怒涛(どとう)の猛攻。終わってみれば、21安打で17点。文字通りの大勝だ。

 「非常に集中力を切らさず、一試合を大切に戦ってくれました」。試合後の原監督の表情はまさにえびす顔。それもそのはず。17得点は05年6月12日の西武戦(東京ドーム)で19点を奪って以来8年ぶり。21安打を放ったのも09年8月12日の広島戦(マツダ)で23安打を放って以来。指揮官が満面の笑みを浮かべるのは当然の結果だった。

 フリー打撃のような横綱相撲。先頭でけん引したのはやはり、阿部だった。この日は午前中にエックス線検査を受診。トレーナーによる治療を続けていた。良いと言えないコンディション。しかし、主砲の責任感から出場を指揮官に志願した。

 「試合に出ている以上は問題ない」。右肘について、こう言い切った阿部。痛みをこらえてバットを振る姿を見たナインが燃えないはずがない。杉内が本塁へのスライディングを見せれば中井や大田、寺内といった若手が安打をつないだ。その姿を見た指揮官は「集中力の高まった良い打撃、良い試合だった」。大きな手応えを感じていた。

 貯金は今季最多の12。セ界独走のペースはますます強まるばかりだ。しかし、原監督は「これからも一試合、一球を大切に戦っていきたい」。大勝でも慢心しないのが巨人。ナニワの地から岐阜に場所を移しても、目の前の敵を全力でたたきつぶす。 (川越亮太)

 

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