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最終更新:2013年4月25日(木) 5時13分

朝鮮総連本部落札の宗教法人、購入資金確保が難航

 競売にかかっていた朝鮮総連中央本部の土地と建物をおよそ45億円で落札した鹿児島市の宗教法人の法主が資金繰りの悪化を理由に45億円を支払えない可能性を示唆しました。支払えない場合は、再び入札を行うことになります。

 「金融機関がどこに行っても応じてくれなくなった。どうしても融資がかなわなければ、これは仏様が待てと言っているのだと諦めます」(最福寺 池口恵観 法主)

 鹿児島市の宗教法人「最福寺」の池口恵観法主は東京・千代田区のホテルで行われた講演会でこのように述べ、落札した朝鮮総連中央本部の土地と建物の購入資金の確保が難航していることを明らかにしました。最福寺が落札した金額は45億1900万円で、これまでにおよそ50億円の融資を複数の大手金融機関に求めましたが、いずれも融資を断られたということです。

 裁判所への支払い期限は来月10日だということですが、最福寺が45億円を支払えない場合、5億円あまりの保証金は没収され入札はやりなおしとなる見通しです。(24日22:29)

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