自民党:国民新党の自見氏が復党要請 河村選対委員長に
毎日新聞 2013年02月21日 20時30分(最終更新 02月22日 00時21分)
国民新党の自見庄三郎代表は21日、自民党の河村建夫選対委員長と同党本部で会い、国民新党を解党して自民党に合流することと、自身の自民党への復党を要請した。河村氏は「石破茂幹事長に届けて検討する」と語った。国民新党は今夏の参院選で全国郵便局長会(全特)の支援を得られない見通しで、改選を迎える自見氏は自民党からの立候補に意欲を示している。
自見氏は記者団に「国民新党は(郵政見直しの)目的を果たした。保守党である自民党に帰るのが筋だ」と語った。自見氏は郵政民営化に反対し、05年衆院選で落選後に自民党を離党。07年参院選で国民新党から比例代表で当選した。
比例選出の自見氏が自民党に復党するには、国民新党を解散する必要がある。自見氏は「きちんと党規に基づいて決定した」と記者団に説明したが、自見氏以外の2議員は民主党から出馬経験のある野間健衆院議員と、10年参院選で自民党公認で当選した浜田和幸参院議員。国民新党が解党した場合、2人は無所属になると見られる。【木下訓明】