本気かよ!習近平の中国「鳥インフルエンザは日本からの細菌攻撃だ」 緊急内幕レポート 危険な隣人たちと、ウブな日本人

2013年04月24日(水) 週刊現代

週刊現代経済の死角

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 それに加えて、鳥インフルエンザの実態公表まですれば、パニックが広がり新政権は持たなくなる。当局がそう判断して、情報を隠蔽しているのです」

全世界に拡がるか

 上海では、3月10日に鳥インフルエンザで死去した27歳の青年の遺族が、病院を相手取って107万元(1元≒16円、以下同)の賠償請求訴訟を起こす事態になった。病院側の対応が遅れたことで、病状が悪化して手遅れになったというのが、遺族側の主張だ。この訴訟が表沙汰になって以降、鳥インフルエンザと思しき患者を、病院がたらい回しにするという現象が、中国各地で起こっている。

 また、H7N9型の検査が、1回2000元もかかることから、地方では検査自体を拒否する動きも出ている。湖北省は、「わが省にはそのような病気はあり得ない」と省政府幹部が言い切って、省内の病院での検査を拒否した。こんな状態では、とても正確な実態を把握できるものではないだろう。

 鳥インフルエンザに詳しい北海道大学の喜田宏特任教授が語る。

「今回のH7N9型は、これまで人に感染したことがない型ですが、これだけ多くの重症患者が中国で出ているということは、その何千倍もの、発症していない感染者が存在していると考えるのが、感染症の常識です。そして、すでに人から人への感染は起こっていて、いま発表されている感染者数は、氷山の一角にすぎないと考えるべきだと思います」

 思えば、10年前のSARS騒動の際には、広東省で発生後、約半年間も政府が隠蔽していたことで、被害が中国全土に広がった。そして最終的に、5347人が感染し、349人が死亡したというのが衛生部の公式発表だが、このような数字は中国人も信じていない。

 農研機構動物衛生研究所の西藤岳彦上席研究員によれば、「中国から生きた家禽類は入ってきていないので、日本への侵入はいまのところない」という。だが、SARSのように、人から人への感染が認められれば、あっという間にパンデミックが起こるのは間違いない。

景気はどん底に 韓国は「アベノミクス」がチョー気に入らない

日本メーカーが大逆転!

〈1ドル=100円秒読み、韓国経済に2度目の空襲〉

 そう題したコラムを掲載したのは韓国大手メディアの「中央日報」である。

 日本では黒田東彦総裁のもと、日銀が「バズーカ砲」と称される大規模金融緩和の実施を打ち出した。今後2年間で日銀は市場に出回る「円」の量を現在の2倍に増やす。その結果、これまでの円高は急激に是正され、4月11日現在、1ドル=99円台半ばと、すでに"大台"は目前の状況だ。

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