開運グッズの販売を装い、現金をだまし取ったとして、滋賀県警は24日、東京都豊島区の通販業者「浄福郷」の飯田瑞樹容疑者(25)=同区南大塚1丁目=ら都内の20代の男6人を特定商取引法違反(不実告知)と詐欺容疑で逮捕し、発表した。このうちリーダー格の飯田容疑者ら5人は容疑を否認しているという。
滋賀県警は全国で約1500人が同様の被害にあい、被害総額は計3億2千万円にのぼるとみて、調べている。
滋賀県警によると、6容疑者は昨年7月、同県彦根市の無職女性(65)ら女性3人の自宅に通信販売のパンフレットをダイレクトメールで送付。同8月までに申し込んだ3人に対し「除霊が必要で石や塩を買うのにはお金がかかる」などと電話でうそを言い、計67万円を詐取した疑いがある。
「京華苑」「神楽」の名称でも勧誘していたという。浄福郷と京華苑は昨年11月、埼玉県から特定商取引法違反(表示義務違反、誇大広告)で業務停止命令を受けている。
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朝日新聞社会部