前回では、PT3を運用するにあたり、色々な機材を紹介してきました。
*また、この記事を書いている時点(2012/7/17)でのやり方なので今後変わっていく可能性があります。
ご承知お願いします。
テスト環境:Windows7 64bit Pro
今回はPT3を導入する為の注意点などを解説していきたいと思います。
(既に私は導入済みなのでスクリーンショットが実際のものとは異なります)
1.ドライバ等のファイルを集める
まずはドライバ類のダウンロードを行います。
アースソフトのホームページから以下のファイルをダウンロードします。(2012/7/17現在)
http://earthsoft.jp/PT3/download.html
ドライバ Ver.0.92
PT3-Driver-092.exe
SDK Ver.0.96
PT3-SDK-096.exe
プログラミング例 Ver 0.96 *現在使っているOSを確認してください。(今回はWindows7 64bitなので64bitの方を利用します。)
0.96
32bit
PT3-Example-096-32bit.exe
64bit
PT3-Example-096-64bit.exe
FPGA 回路更新ツール Ver 0.95
PT3-Update-095.zip
PT3を増設すると、デバイスマネージャーの画面で「ほかのデバイス → マルチメディア コントローラー」に「!」が付いています。
この表示が出たらWindows上では認識しているけどドライバが無いよ!と言う事になります。
*良くある質問
2chやWebなどを見ていると増設をした時に起動しない、認識しないと言った相談が寄せられていますが以下の状態を確認してみてください。
・ちゃんと刺さっていない。
→PCI-Eはどの製品も刺しにくく、しっかりと奥まで刺さっているか確認する。
・PCI-EスロットがBIOSレベルで無効になっている。
→マザーボードのマニュアルを参照してみてください。
・PCI Expressが分からない。
Google等でイメージ検索してみるとスロット形状が分かります。
・単なる故障
→購入店で確認してもらうか、サブPCなどがあればそちらで確認すると切り分けが出来ます。
たまにあるのですが、PCI Expressのx4(x16形状)に刺さるか、またはオンボードグラフィックを使っているのでPCI Express(x16)に刺さるかと言う事が上げられます。
結論から言えば、どれでも刺さります。
ただ、注意したいのはPCI Express(x16)の場合ではBISO(UEFI)で指定しなおすケースもあるようなので確認してみてください。
2.ドライバのインストール
デバイスマネージャに表示されている「!」マークを消し、Windows上で認識させるための作業になります。
この作業が失敗すると、後の作業が一切進まないので注意が必要です。
PT3-Driver-092.exeを管理者権限で起動します。
「次へ」をクリックし進めます。
「インストール」をクリックしてインストールが開始されます。
DOSが起動しますが、そのまま待ちましょう。
この表示が出たら「完了」で終わらせてください。
次にデバイスマネージャで以下のようになっているか確認します。
赤線で囲った「EARTH SOFT PT3」から「!」マークが消えているか確認します。
場所は
・Jungo→WinDriver (EARTH SOFT PT3)
・サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラ→EARTH SOFT PT3
の2箇所です。
3.FPGAの更新
*この作業では最悪PT3が壊れます。出てくるメッセージに従い慎重に進めてください。
上記でダウンロードした最新版のFPGA更新プログラムを解凍しすると以下のファイルが出てきます。
解凍されたファイルに抜けが無いか確認し、「Update.exe」をクリックします。
「0」を押してみると今のバージョンが確認できます。
最近出荷された製品では最新版の0x04が入っていますが、そうでない場合には
以下の用に表示されます(SSありません、すみません)
DOS窓にて
---------
・FPGA 回路番号は 0x0xです。
FPGA 回路バージョンの更新が可能かどうかを調べます。
0:(戻る)
1:更新が可能かどうかを調べる
--------
ここでは0x01~0x03までの場合では「1」を選択します。
すると、以下のように表示がされます。
DOS窓にて
--------
・FPGA 回路データの~
・フラッシュID:~
・フラッシュメモリのデータをチェックします。
対象アドレス:~
・書込み保護を有効にしました。
┌─────────
│FPGA 回路バージョンの更新を行います。
│更新を開始すると中断できません。
│処理中はウィンドウを閉じたり、PCの再起動や
│シャットダウンなどをしないでください。
└─────────
0:(止める)
1:更新を開始する
>
----
となりますので、上記注意をよく理解してうえで「1」を押します。
1を選びエンターを押すと更新を開始します。
メッセージとしてはこんな感じで流れます。
----------
・書き込み保護を解除しました。
・フラッシュメモリの内容を消去します。
対象アドレス:~
(以下略)
---------
更新作業中は絶対に触らないでください、最悪のケースでは故障します。
最後に、以下のように表示されるはずです。
--------
・対象アドレス:~
・書き込み保護を有効にしました。
┌─────────
│更新が完了しました。新しい FPGA 回路を有効に
│するために、次のことを行ってください。
│① PC をシャットダウンします。
│② コンセントからPC の電源プラグを抜きます。
│③ その状態で 10秒以上待ちます
└─────────
[デバイス選択メニュー]
以下略
---------
書き込んだFPGAの更新を有効にするために、上記の事を守り実行してください。
内部の溜まっている電気が抜け切るのを待つためです。
この通りに行わなければFPGAも更新されず、また最悪のケースとしてPT3が故障しますので注意してください。
最後に、
0:(終了)を押して、エンターを押して終了させてください。
上記にもありますが、この作業の後は必ず以下の事を実行してください。
PCをシャットダウン(ログアウトではありません。完全に落としてください)してPCの電源をコンセントから外し、10秒以上放置してください。
*体感では無く、時間を計測して行ってください。
10秒以上経過したら再度、PCの電源を入れ次のステップに移ります。
3.動作チェック
ココまで来れば、後は動作するか確認し環境を作るだけなのでもう一息です。
上記でダウンロードした「PT3-Example-096-64bit.exe」をクリックし起動させてください。
以下のような画面(DOS)が表示されるはずです。
1を入力します。
デバイスメニューが表示される事を確認してください。
PT3から電力を送らなければいけませんので、1を入力します。
BS/CSは+15V必要なので 2 を入力して設定します。
2を入力すると、設定が完了し[デバイスメニュー]が表示されます。
[デバイスメニュー]が表示されたら、今度はチャンネルスキャンを行います。
アンテナケーブルが正しく接続されていないとスキャンも出来ませんので、心配な方、失敗する人は再度確認してみてください。
良くあるのがS(BS/CS)とT(地デジ)が逆の場合です。
分派器に印がしてあると思いますのでどちらかが確認できるはずです。
上記画面から2を押して以下の画面を出してください。
ここで書いてあるS1やT1などは以下のようになっています。
S1,S2 →BS/CS
T1,T2 →地デジ
合計して4回チャンネルスキャンを行います。
まずはS1(1を選択)から
S1(BS/CS)の受信が成功していると上記のSSのように表示されるはずです。
続いて、S2を同じようにスキャンして同様に表示されるか確認してください。
S1,S2のスキャンが確認できたらT1,T2(地デジ)のスキャンを行います。
地デジのスキャンの方が時間が掛かるので気長に眺めてください。
2→3または2→4で地デジのスキャンを行います。
地域によって出てくる画面が変わるようなのですが、上記のように表示されれば地デジの受信は完了しています。
もちろん、T1,T2両方試してください。
確認できましたら終了させます。
終わるときは以下のようにして下さい。
[デバイスメニュー]から0を選び(戻る)→ 再び[デバイス選択メニュー]から0:(終了)でアプリケーション終了です。
お疲れ様でした。
これで一通りの動作確認が出来ました。
現在(2012/7/17)、での一連のやり方ですので、今後も変更があるかと思います。
まだまだVerUpがありそうなので覚えてください。
また、一連の手順の中でどうしてもおかしい、動作しないなどトラブルが発生した場合には冷静に一から試してみるのもひとつの手段です。
トラブルが解決しない場合にはまず、店頭販売、インターネットで購入した場合などでも購入店で確認してもらえるか聞いてみましょう。
2chなどのDTV関係のスレッドには有益な情報がある場合があるので参考にしてみても良いかもしれません。
特にFPGA関係ではまだまだ改善の余地がありそうなので小まめにアースソフトのHPをチェックしてみてください。
アースソフト PT3ダウンロードページ
http://earthsoft.jp/PT3/download.html
*また、この記事を書いている時点(2012/7/17)でのやり方なので今後変わっていく可能性があります。
ご承知お願いします。
テスト環境:Windows7 64bit Pro
今回はPT3を導入する為の注意点などを解説していきたいと思います。
(既に私は導入済みなのでスクリーンショットが実際のものとは異なります)
1.ドライバ等のファイルを集める
まずはドライバ類のダウンロードを行います。
アースソフトのホームページから以下のファイルをダウンロードします。(2012/7/17現在)
http://earthsoft.jp/PT3/download.html
ドライバ Ver.0.92
PT3-Driver-092.exe
SDK Ver.0.96
PT3-SDK-096.exe
プログラミング例 Ver 0.96 *現在使っているOSを確認してください。(今回はWindows7 64bitなので64bitの方を利用します。)
0.96
32bit
PT3-Example-096-32bit.exe
64bit
PT3-Example-096-64bit.exe
FPGA 回路更新ツール Ver 0.95
PT3-Update-095.zip
PT3を増設すると、デバイスマネージャーの画面で「ほかのデバイス → マルチメディア コントローラー」に「!」が付いています。
この表示が出たらWindows上では認識しているけどドライバが無いよ!と言う事になります。
*良くある質問
2chやWebなどを見ていると増設をした時に起動しない、認識しないと言った相談が寄せられていますが以下の状態を確認してみてください。
・ちゃんと刺さっていない。
→PCI-Eはどの製品も刺しにくく、しっかりと奥まで刺さっているか確認する。
・PCI-EスロットがBIOSレベルで無効になっている。
→マザーボードのマニュアルを参照してみてください。
・PCI Expressが分からない。
Google等でイメージ検索してみるとスロット形状が分かります。
・単なる故障
→購入店で確認してもらうか、サブPCなどがあればそちらで確認すると切り分けが出来ます。
たまにあるのですが、PCI Expressのx4(x16形状)に刺さるか、またはオンボードグラフィックを使っているのでPCI Express(x16)に刺さるかと言う事が上げられます。
結論から言えば、どれでも刺さります。
ただ、注意したいのはPCI Express(x16)の場合ではBISO(UEFI)で指定しなおすケースもあるようなので確認してみてください。
2.ドライバのインストール
デバイスマネージャに表示されている「!」マークを消し、Windows上で認識させるための作業になります。
この作業が失敗すると、後の作業が一切進まないので注意が必要です。
PT3-Driver-092.exeを管理者権限で起動します。
「次へ」をクリックし進めます。
「インストール」をクリックしてインストールが開始されます。
DOSが起動しますが、そのまま待ちましょう。
この表示が出たら「完了」で終わらせてください。
次にデバイスマネージャで以下のようになっているか確認します。
赤線で囲った「EARTH SOFT PT3」から「!」マークが消えているか確認します。
場所は
・Jungo→WinDriver (EARTH SOFT PT3)
・サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラ→EARTH SOFT PT3
の2箇所です。
3.FPGAの更新
*この作業では最悪PT3が壊れます。出てくるメッセージに従い慎重に進めてください。
上記でダウンロードした最新版のFPGA更新プログラムを解凍しすると以下のファイルが出てきます。
解凍されたファイルに抜けが無いか確認し、「Update.exe」をクリックします。
「0」を押してみると今のバージョンが確認できます。
最近出荷された製品では最新版の0x04が入っていますが、そうでない場合には
以下の用に表示されます(SSありません、すみません)
DOS窓にて
---------
・FPGA 回路番号は 0x0xです。
FPGA 回路バージョンの更新が可能かどうかを調べます。
0:(戻る)
1:更新が可能かどうかを調べる
--------
ここでは0x01~0x03までの場合では「1」を選択します。
すると、以下のように表示がされます。
DOS窓にて
--------
・FPGA 回路データの~
・フラッシュID:~
・フラッシュメモリのデータをチェックします。
対象アドレス:~
・書込み保護を有効にしました。
┌─────────
│FPGA 回路バージョンの更新を行います。
│更新を開始すると中断できません。
│処理中はウィンドウを閉じたり、PCの再起動や
│シャットダウンなどをしないでください。
└─────────
0:(止める)
1:更新を開始する
>
----
となりますので、上記注意をよく理解してうえで「1」を押します。
1を選びエンターを押すと更新を開始します。
メッセージとしてはこんな感じで流れます。
----------
・書き込み保護を解除しました。
・フラッシュメモリの内容を消去します。
対象アドレス:~
(以下略)
---------
更新作業中は絶対に触らないでください、最悪のケースでは故障します。
最後に、以下のように表示されるはずです。
--------
・対象アドレス:~
・書き込み保護を有効にしました。
┌─────────
│更新が完了しました。新しい FPGA 回路を有効に
│するために、次のことを行ってください。
│① PC をシャットダウンします。
│② コンセントからPC の電源プラグを抜きます。
│③ その状態で 10秒以上待ちます
└─────────
[デバイス選択メニュー]
以下略
---------
書き込んだFPGAの更新を有効にするために、上記の事を守り実行してください。
内部の溜まっている電気が抜け切るのを待つためです。
この通りに行わなければFPGAも更新されず、また最悪のケースとしてPT3が故障しますので注意してください。
最後に、
0:(終了)を押して、エンターを押して終了させてください。
上記にもありますが、この作業の後は必ず以下の事を実行してください。
PCをシャットダウン(ログアウトではありません。完全に落としてください)してPCの電源をコンセントから外し、10秒以上放置してください。
*体感では無く、時間を計測して行ってください。
10秒以上経過したら再度、PCの電源を入れ次のステップに移ります。
3.動作チェック
ココまで来れば、後は動作するか確認し環境を作るだけなのでもう一息です。
上記でダウンロードした「PT3-Example-096-64bit.exe」をクリックし起動させてください。
以下のような画面(DOS)が表示されるはずです。
1を入力します。
デバイスメニューが表示される事を確認してください。
PT3から電力を送らなければいけませんので、1を入力します。
BS/CSは+15V必要なので 2 を入力して設定します。
2を入力すると、設定が完了し[デバイスメニュー]が表示されます。
[デバイスメニュー]が表示されたら、今度はチャンネルスキャンを行います。
アンテナケーブルが正しく接続されていないとスキャンも出来ませんので、心配な方、失敗する人は再度確認してみてください。
良くあるのがS(BS/CS)とT(地デジ)が逆の場合です。
分派器に印がしてあると思いますのでどちらかが確認できるはずです。
上記画面から2を押して以下の画面を出してください。
ここで書いてあるS1やT1などは以下のようになっています。
S1,S2 →BS/CS
T1,T2 →地デジ
合計して4回チャンネルスキャンを行います。
まずはS1(1を選択)から
S1(BS/CS)の受信が成功していると上記のSSのように表示されるはずです。
続いて、S2を同じようにスキャンして同様に表示されるか確認してください。
S1,S2のスキャンが確認できたらT1,T2(地デジ)のスキャンを行います。
地デジのスキャンの方が時間が掛かるので気長に眺めてください。
2→3または2→4で地デジのスキャンを行います。
地域によって出てくる画面が変わるようなのですが、上記のように表示されれば地デジの受信は完了しています。
もちろん、T1,T2両方試してください。
確認できましたら終了させます。
終わるときは以下のようにして下さい。
[デバイスメニュー]から0を選び(戻る)→ 再び[デバイス選択メニュー]から0:(終了)でアプリケーション終了です。
お疲れ様でした。
これで一通りの動作確認が出来ました。
現在(2012/7/17)、での一連のやり方ですので、今後も変更があるかと思います。
まだまだVerUpがありそうなので覚えてください。
また、一連の手順の中でどうしてもおかしい、動作しないなどトラブルが発生した場合には冷静に一から試してみるのもひとつの手段です。
トラブルが解決しない場合にはまず、店頭販売、インターネットで購入した場合などでも購入店で確認してもらえるか聞いてみましょう。
2chなどのDTV関係のスレッドには有益な情報がある場合があるので参考にしてみても良いかもしれません。
特にFPGA関係ではまだまだ改善の余地がありそうなので小まめにアースソフトのHPをチェックしてみてください。
アースソフト PT3ダウンロードページ
http://earthsoft.jp/PT3/download.html
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