ここから本文です
最終更新:2013年4月24日(水) 18時59分

閣僚の靖国参拝、韓国では「冷静な対応」も

 閣僚の靖国参拝に関連し、24日も韓国では強い反発が出ていますが、その一方で予定されていた経済交流は中止されず実施されるなど、韓国政府側の「冷静な対応」も垣間見えています。

 閣僚らによる靖国神社参拝に強く反発した韓国。国会で23日、安倍総理が「侵略という定義は定まっていない」と答弁した事にも主要メディアが軒並み強く反発しています。

 「日本大使館前では、韓国の市民団体が靖国神社の参拝は東北アジアの平和を脅かすと抗議しています」(記者)

 ソウルの日本大使館前では市民団体のメンバーらおよそ120人が抗議集会を行いました。ところがこの一方で、同じソウルで「日韓経済人会議」が予定通り開催されました。

 「首脳同士の話し合い、そして信頼の回復、これが不可欠だと私は思います」(福田康夫 元首相)

 福田元総理は、日韓首脳会談を早期に開催すべきと述べました。

 一方、聨合ニュースなどによると朴槿恵(パク・クネ)大統領は「日本が右傾化すればアジアの色々な国家との関係が難しくなり日本にも望ましくない。このような点を日本の指導者にも話している」と国内メディアに語り、日本側とやりとりをしている事実を明らかにしました。反発一辺倒でなく、日本側の今後の対応を見極める姿勢を強調しています。(24日17:46)

2013年4月25日(木)のニュース一覧

社会

政治

経済

国際