NHK岩手県のニュース 盛岡放送局
大船渡湾西部のマガキから貝毒
大船渡湾西部の海域で採れたマガキから、国の規制値上回る貝毒が検出されたため、県漁業協同組合連合会ではこの海域のマガキの出荷を当面の間、見合わせることにしました。
県漁連によりますと、4月22日に、大船渡湾の西部で採れたマガキを検査したところ、1グラムあたり4.9MUの貝毒が検出され、国の規制値の4.0MUを上回りました。
これを受けて県漁連は、大船渡湾西部の海域から採れるマガキの出荷を24日から見合わせることにしました。
検出された貝毒は、毒を持ったプランクトンを食べた貝に蓄積されていくものです。
県漁連では「マガキの出荷のピークは過ぎているため、影響は比較的小さいが、見合わせが長引けば来シーズンの出荷に大きな影響が出ることが懸念される」としています。
これについて大船渡市水産課の千葉英彦課長は「震災で被害を受けた養殖施設を復旧し、ようやくカキを収穫できるようになったところだったので非常に残念だ。1日も早く原因を究明して早く、出荷を再開したい」と話しています。この海域ではおととし7月からムラサキイガイで、ことし2月からはホタテ貝でも規制値を超える貝毒が検出されたため出荷の見合わせが続いています。
04月24日 18時33分
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