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23区東部「蛇口から飲める」水道水へ4月24日 20時9分
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東京都は23区東部に水道水を供給している浄水場で改良工事を終え、これらの地域でもにおいの原因となる物質を取り除いた水が供給されるようになりました。
東京の水道水を巡っては、昭和40年代から50年代にかけてカビのにおいやカルキ臭がするなどの苦情が寄せられたため、東京都は順次、浄水場を改良するなどして新しい技術で水を処理し、これまで23区のほぼ半分の家庭ににおいの原因となる物質を取り除いた水を供給しています。
こうしたなか、23区東部に水道水を供給している葛飾区にある金町浄水場でも改良工事が終了し、東京都の猪瀬知事などが出席して記念の式典が開かれました。
この浄水場では、江戸川から引いてきた水を浄化するにあたって、新たに殺菌効果があるオゾンを水中に放出し、臭いのもととなる藻などの有機物を細かく分解していきます。
さらに微生物を多く含む活性炭に水を通すことで有機物を取り除き、においを大幅に抑えることができるということです。
東京都水道局によりますと、こうした浄水技術が必要となる地域は、23区全域と町田市など多摩の一部の地域で、この施設が完成したことで23区東部の250万人に新たな技術で処理された水が供給されるようになるということです。
東京都は、ことし10月までに2つの浄水場で改良工事を行い、すべての施設で工事を終えることにしています。
猪瀬知事は「こういう技術は日本が世界に誇るべき技術だと思う。ぜひ水道水を蛇口から飲んでほしい」と話しています。
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