討論の広場に投稿していただいた記事

 4月20日(土)に6つ、4月22日(月)に4つ新たな投稿記事を載せています。         

   これはあなたにたいする純粋な疑問です。         森永和彦 
:                                           平成25(2013)年4月21日

  あなたは、このサイトで「平成」という元号を使われています。

  しかし、左翼であるならば天皇制反対であり、元号をつかうことは考えられません。あなたはなぜ元号を使うのでしょうか。
  私は、元号を使うことはまったくないし、実際のところことしが平成何年なのかも知りません。
いわゆる「西暦」(グレゴリオ暦)も、カトリックの暦であり、無条件に肯定できるものではないですが、現在のところはこれを使うほかはないでしょう。
  とにかく、元号を使うことをやめて下さるように要請します。

   ご忠告ありがとうございます。                エガリテ

                                          平成25(2013)年4月22日


 私のしていた仕事や年齢の面もあり、元号を使うことに全く抵抗はありません。私は40年近く公務員であったため、毎日元号を使っていました。また頭の中は元号で支配されており、この方が捉えやすい面があります。

 元号問題については、私が今まで見聞きした件を2件お話します。一件目は卒業証書の交付にあたって公布日を元号で書くか西暦で書くかで校長と教職員がもめ、校長が自殺に追い込まれた事件がありました。さらにも一件は、住民票の請求に際して、生年月日が元号で書かれているからこれでは受け取れない西暦に書き直してくれと窓口で頑張り通した方がおられました。

 これも西暦で発行することはできません。発行年月日だけは西暦に変えて発行しましたが、この頑張りが何になるのか私にはわかりません。

 ただ最近の大学が発行した書類はすべて西暦になっており、時代の変化は感じています。戸籍等の届け出も西暦で書く方が増えています。役所でも併記するところが少しずつ増えています。わたしのHPも一応は併記方式を採用しているつもりですが、部分的には元号だけのところがあります。(これは単に長くなるからです)

 元号か西暦かなどを踏絵にするような態度(運動)を私は支持しません。(ばかげていると思っています。)使いやすいものを使えばよいと思っています。

   なお今回あなたから一挙に3通のメールをいただきました。その内容は基本的にはこのサイトの趣旨に沿う物ではなく、今回は掲載しますが、今後は掲載を見送りさせていただきます。

 少し私の立場を説明しておきますが、私のHPの題名は、「日本共産党最近おかしくないですか」です。この私のサイト名を見ておかしいのは最近でなく、立党以来おかしいとの批判もありました。それぞれの考え方のちがいです。私は現在までの日本共産党批判は、共産党の存在そのものを否定するものが多い中で、そうではなく、日本共産党の存在は日本の政治にとって重要だと考えています。しかし最近は革新統一戦線の結成や、アメリカ帝国主義と戦うなどの主張が行われず、保守との共同を求め、選挙で戦うたびに後退しています。

 この共産党の路線修正がおかしな方向を向いていることを告発し、何が共産党の取るべき立場かの問題提起をしていきたいと考えています。そのための討論の場を開催して仲間づくりを目指しています。だんだん仲間の輪も広がりつつあります。

 貴方の論議は全く違う政治的潮流の考え方であって、このサイトの趣旨に全く合致しません。

 世の中には多くのサイトがあります。あなたと同じ主張の方もおられると思います。あなたはその世界で活躍すべきです。あるいは自らHPを立ち上げて、あなたの主張がどの程度世間に受け入れられるのか、自分で確かめるべきです。

 少なくともあなたが書かれた「アルジェリアにいた日本人会社員は、アルジェリアの資源を人民から強奪しようとしていた帝国主義侵略者であり、アフガニスタンやイラクに派遣された自衛隊員や外交官と同様に、殺されて当然です。

  というような考え方を私全く受け止めることができず、こんなことを主張する人が革命家かと疑いたくなります。革命家以前に一人の人間としての常識を疑います。私とは席を同じくすべき人間ではないというのが私の考えです。

 あなたが今後とも私を批判することは自由です。しかしそれは、私の作った土俵の中でなく、あなた自身がHPなどを作成して活躍されればよいと考えています。

 私の求めているのは、あくまで仲間づくりです。建設的な批判はいくらでも受け付けますが、全く違った立場からの批判は。受け止めることができません。

 もし共産党に批判があるなら、共産党へ批判してください。私のやろうとしていることは、共産党の枠内での改革です。中央は相当ダメになっていますが、私は現場には、まだ一生懸命頑張っている方がたくさんいると捉えています。

 日本の革新勢力の立て直しは、「これらの人にカにかかっている」というのが私の考え方です。

 あなたの投稿がこのような方向性に同意するものであれば掲載します。しかし日本共産党の政治方針と全く違う立場から介入されても、私はそれと戦う能力も気力も意思もありません。殺されて当然というような人と会話を続けることは無意味だと思っています。(おそらく貴方は相当優秀な方だと思いますが、そのような政治思想を持っている限りは、日本社会で生きていくことは難しいと思います。・・これは老婆心ですが_)

  なお、私はあなたの投稿を受け付けないと言っているのではなく、あなたが今後とも投稿されるのは自由です。しかし私のHPの趣旨を汚す投稿については掲載をしないことを通知しておきます。



   帝国主義侵略者に対する抵抗について述べます。    森永和彦 
                                          平成25(2013)年4月21日


>百歩譲っても、帝国主義者と、単なる企業戦士とは区別して考えるべきです。殺された多くの人は労働者であり、基本的には我々の仲間です。
 「単なる企業戦士」は確かに賃労働を搾取される労働者かもしれませんが、その階級意識を持ち、さらに血債の思想をもって、自国帝国主義と闘う立場に立たない限りは敵であり、処断の対象です。

  たとえばイラークで解放戦士に処断された韓国人の金鮮一は、会社員でありアラビア語通訳としてイラークに勤めていたわけですが、彼が米帝の占領に反対する意識をもたず、米帝の占領に統治する仕事をしていた以上、たとえ労働者であっても死刑に値する犯罪者であり、必ず殺さなければならないのです。

>あなたの言われる「アルジェリアにいた日本人会社員は、アルジェリアの資源を人民から強奪しようとしていた帝国主義侵略者であり、アフガニスタンやイラクに派遣された自衛隊員や外交官と同様に、殺されて当然です。」という主張を、日本の政治の中で主張すれば、それは政党として国民の支持を失い、壊滅してしまうでしょう。そのことを最も喜ぶのが、日本の反動勢力です。

  たしかに、現在の時点では日本の労働者階級は帝国主義思想に汚染されているので、「帝国主義侵略者は殺されて当然だ」と主張したら「国民の支持を失」うかもしれません。しかしマルクス・レーニン主義者は短期的な「国民の支持」を追い求めるものではなく、労働者階級を革命的階級意識に高めるために闘うのです。ですから、仮に短期的には受け入れられないような主張であっても、常に真実を語らなければなりません。

  トロツキーは次のように述べています。

  「現実を正視し、最小抵抗線をさがし求めず、事物をその正しい名前で呼び、いかにつらかろうとも大衆に真実を語り、障害をおそれず、大事にも小事にもともに真剣であり、自己の綱領を階級闘争の論理のうえにきずき、行動の時いたらば大胆であること、―以上が第四インターナショナルの掟である。」(『資本主義の死の苦悶と第四インターナショナルの任務――過渡的綱領』)

>あなたが今後日本でどのような活動を目指されているのかは分かりませんが、最近のボストンマラソンの爆発テロ(?)のようなものを目指されているとすれば、それは帝国主義との戦いでなく、日本国民(人民)に対する挑戦です。

  それはその通りです。テロリズムは、最良の場合ですら、大衆闘争を投げ捨てた小セクトの孤立と絶望の表現であり、最悪の場合では支配階級と警察の挑発・陰謀の土壌です。特に、無差別テロはいかなる場合もプロレタリア階級闘争とは相いれません。

  しかし、ルブナーン(レバノン)で米海兵隊員241名を処断したイスラームの戦士の殉教攻撃のように、帝国主義侵略者に対する血の裁きは全面的に正当です。

  テロリズムは拒否するが、帝国主義侵略者に対する正当な武装闘争は支持されなければなりません。


 共産主義道徳の教育ならば幼稚園から始めるべきです。 森永 和彦 
                                        平成25(2013)年4月22日


「幼稚園児に特定の国を敵視する教育は間違っている。」に返答します。

>資本主義あるいは帝国主義は絶対的悪であり、社会主義は絶対的善であるという思想の影響があったと思います。

  とおっしゃっていますが、私の立場は「資本主義国であっても、被抑圧民族の正当な領土要求は支持する」というものです。

 たとえば、Espana(スペイン)のGiblartar(ジブラルタル)返還要求は正当だし、Argentina(アルゼンチン)のIslasMalvinas返還要求は正当だし、バーラト(インド)がゴアを武力で奪還したのは正当だし、イラーク(イラク)がクワイト(クウェート)を武力で奪回したのは正当だと考えます。ですから、「社会主義は絶対的に善である」という前提から主張しているわけではありません。

>ロシアは、終戦のどさくさに参戦し北方領土を占拠しました。
とおっしゃっていますが、これはまったくの間違いです。ソ連の対日参戦は、連合国の要請をうけたものであり、また千島列島をソ連領としたのは、日帝に反ソの重要な軍事基地を与えないためでした。
  第二次世界大戦の戦後処理の原則は、何よりも戦争の火元となった、ドイツ・イタリアのファシズムと日本軍国主義を根こそぎ消滅させ、その再起を不可能にするような世界秩序をつくりあげることでなければなりませんでした。ですから、日本軍国主義の復活を阻止するために北方からのソ連の軍事的圧力が必要であり、日本の労働者階級はそれを支持しなければならなかったのです。

>中国は明らかにアメリカに対抗する勢力として、世界的に軍事的な支配を拡大していく路線を目指しています。
  これは明らかに間違っています。中国に米帝に対抗しうるような軍事力はないし、中国もそのようなことを本気で目指すほど空想的ではないでしょう。

>領土的野心を持っていない台湾とは、4月10日、台北市で沖縄県・尖閣諸島周辺海域での漁業権を巡る漁業協定に調印しています。

  「台湾」ではなく「中国台湾金馬地区」ですが、中国台湾金馬地区が「領土的野心を持っていない」というのは間違いです。中国台湾金馬地区は南沙諸島に対して明らかな領土的野心を示しています。

>自国の国民を単に日本国民への敵意でもって組織するやり方は政治として間違っていると思います。

  日本の侵略をうけた国のいずれも、「国民を日本国民への敵意でもって組織」などしていません。中国の歴史教科書を読めば分かりますが、日本の軍国主義政府と日本人民をきちんと区別していることがわかります。一部の暴徒が日本企業や日本料理店などを襲撃したのは、中国国内における社会矛盾の蓄積によりやり場のない怒りが蓄積しているからです。政府は「反日教育」を行っていません。これは韓国も朝鮮も同じです。朝鮮では、「日本帝国主義者は憎むべきだが、日本人民とは連帯していかなくてはならない」ということが教育で強調されています。

>幼稚園児に他国の悪口を教え、一定の思想で洗脳する社会って、怖くありませんか

  誤った思想で洗脳するのはダメですが、きちんとした共産主義道徳の教育ならば幼稚園から始めるべきです。道徳を重視せず、単に経済的決定論でことたれりとする傾向があったことはこれまでの共産主義運動の誤りとしてしっかり認識しなければなりません。

>私は共産党が衆議院選挙で尖閣列島の問題を争点にしたことには反対しています。いずれもナショナリズムを煽って国民を組織する手法は間違っていると思っています。

  レーニン同志の『社会主義と戦争』(1915年)を思い出してください。

 「たとえば、あすにでもモロッコがフランスにたいし、インドがイギリスにたいし、ペルシアまたは中国がロシアにたいして等々というふうに戦争を宣言したとすれば、それは、どちらがはじめに攻撃をくわえたかには関係なしに、『正義の』戦争、『防衛』戦争であろうし、社会主義者ならだれでも、抑圧され、従属させられ、同権をもたないこれらの国家が、抑圧者、奴隷所有者、略奪者である『大』国にたいして勝利をおさめることに共感を寄せるだろう。」



     共産党を辞めます。               中永 正吾さん 
                                          平成25(2013)年4月20日


 私も共産党を辞めます。所属は、X製作所です。共産党員はやはり思った通り狂った集団でした。


    「ニコニコ離婚」が理想ですが・・・             エガリテ
                                           平成25(2013)年4月22日

 
  共産党に包容力がなくなっているのでしょうね。私は「ニコニコ離婚」のようなものを求めています。共産党からは裏切り者と悪罵が投げつけられ、やめた方からも恨み辛みが残る共産党の現状は何かおかしいですね。共産党周辺の多くの人が去っていく、しかも大きな敵意を抱いて、私はこの勢力はバカにならず、着実に包囲されつつあると思います。

 出ていったものに憎しみを持つ、これもカルトの特徴ですね。立場が変わっても「お互い共に頑張ろう」という言葉が共産党からはなぜでないのでしょうか?



  「中国、幼稚園運動会での驚くべき姿」に反論します。   森永 和彦さん
                                           平成25(2013)年4月19日

  私は、中国人民の保釣運動を全面的に支持し、幼稚園児から保釣意識を植え付けようとする中国政府は全面的に正しいと思います。
中国人民は、日本をはじめとする帝国主義諸国の侵略で数千万の命を失っています。ですから主権の問題で敏感になることは当然です。この幼稚園の行事も中国人民の圧倒的多数の民意が支持していると信じます。
  日本共産党は、日帝が釣魚台列嶼を日清戦争で強奪したにもかかわらず、「『尖閣諸島』は日本の領土だ」などとヘイトスピーチをしています。これに対して浅井基文さん(元外交官、東京大学・日本大学・明治学院大学・広島市立大学教授)が批判し、志位委員長に公開討論を申し入れたにもかかわらず、これを無視しています。浅井さんに答えることができないからに違いありません。
  中国人民の正当な領土要求を支持することは日本人民の責務です。


  幼稚園児に特定の国を敵視する教育は間違っている。  エガリテ
                                          平成25(2013)年4月20日

 
  この問題は尖閣列島の領有権の問題が確かに根底にありますが、幼稚園の子どもに政治教育を行う事の是非を問題にしています。

 尖閣列島の問題で浅井基文さんがそのような主張をされていることは承知しています。さらにもっと言えば歴史学者である井上清も昔からその主張を行われており、私なども学生時代は井上清氏の歴史的認識が正しいと捉えていました。

 しかしこの背景には、資本主義あるいは帝国主義は絶対的悪であり、社会主義は絶対的善であるという思想の影響があったと思います。帝国主義(資本主義)は、常に領土的野心を持っているが、社会主義国は領土拡大の野心を持っておらず、万国の労働者団結せよ、あるいは世界の被抑圧人民の連帯を勝ち取ることが課題であるという思想に裏打ちされていました。

 現実は、ロシアは、終戦のどさくさに参戦し北方領土を占拠しました。現代中国も近隣諸国とほとんど領土問題を抱えています。中国がベトナム国境で戦争を行った事実は、社会主義は領土拡大の野心は持っていないという従来の考え方の範疇に収まらない現実です。

 現在中国は明らかにアメリカに対抗する勢力として、世界的に軍事的な支配を拡大していく路線を目指しています。その一環としての尖閣列島の所有権の主張を行っていると私は見ています。(軍事戦略上重要な位置)領土的野心を持っていない台湾とは、4月10日、台北市で沖縄県・尖閣諸島周辺海域での漁業権を巡る漁業協定に調印しています。

 すべて日本帝国主義が悪であり、中国が弱者であり被害者であるという国際情勢見方は時代遅れになってきていると捉えています。韓国の朴大統領は3月1日の「3・1独立運動記念式典」で「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わらない。」と言われましたが、中国も同じ考えで国民をこの思想で教育(組織)しています。果たしてこのような思想教育は正しいのでしょうか、日本の戦争責任は当然果たさなければなりませんが、未来志向の中で問題を解決せず、自国の国民を単に日本国民への敵意でもって組織するやり方は政治として間違っていると思います。

 尖閣列島問題が起こった際、中国が行った対応、愛国無罪を掲げ、日本の企業に殴り込みをかけ、商品を略奪する姿が、現在中国の反日教育の誤りを示した事例です。反日なら何でも許される。このような思想・文化で育てられる国民を悲劇だと思いませんか。これが本当に社会主義ですか。社会主義は経済的な平等を保障すするとともに、国民の思想や文化の豊かさも保障するものだと思っています。

 幼稚園児に他国の悪口を教え、一定の思想で洗脳する社会って、怖くありませんか、子どもの全面発達を本当に保障していますか、これは資本主義が軍国主義教育を行うのは悪だが、社会主義が、特定の国を敵視した教育は善だという極めて偏った教育論です。

 この番組が放送された際、コメンテーターに中国人の宋文洲氏(ソフトブレーン株式会社創業者であり、現在は同社マネージメント・アドバイザー。経営コンサルタント、経済評論家)がいました。彼はこんな報道は嘘だ、これは、たまたまおかしな教師がいて行われただけで、中国の国民の意識とは全く違う。この一部の例外を見て中国を判断するのは誤りだと主張されましたが、私はこの方の発言を支持します。もしこの幼稚園の映像が本当の中国の姿であれば、中国社会に未来はないと捉えています。

 なお私の他のHPの記事を読んで頂いておれば、ご理解いただいていると思いますが、私は共産党が衆議院選挙で尖閣列島の問題を争点にしたことには反対しています。いずれもナショナリズムを煽って国民を組織する手法は間違っていると思っています。


 4.14神戸討論集会へのご参加。お疲れ様でした。   手島 睦さん  
                                          平成25(2013)年4月18日


 エガリテ様
 集会へのご参加。お疲れ様でした。
 
 何よりも、集会の感想とエントリーで記載された主張に心からエールを贈りたいと思います。

 「広範な民衆の結集」や「対話」を謳いながら実はそれが仮面にすぎない事を日本共産党は証明してしまいましたね。

 主催者がこれだけ配慮したにも拘らずです。左翼の困難な現実を垣間見ました。私事では40年以上前から直面していた事と同じ問題ではあるのですが進歩しないというか民衆に学ばない政党です(苦笑)


  神戸市民の護憲への熱意があふれていました。  エガリテ
                                          平成25(2013)年4月20日


  メールありがとうございます。
  私は元々京都の人間で就職後大阪に来ました。さらに定年退職後神戸でアルバイトをしています。初めて神戸の集会に参加しましたが、神戸の護憲のための革新(護憲)勢力の統一の願いが強いことが分かりました。
  共産党はもっと現場の力を信頼しないとダメだと思います。社民党の代表とした参加された服部氏は(大阪の方であり)、大阪では統一は難しいが、神戸には統一の力があると言われましたが、そのような現場の努力を見ないで、中央がすべて決定するという共産党のシステムは、現場で頑張っている人に冷や水を浴びせることになる。
  大阪の人間から見れば神戸の人は違いをことさら強調するのでなく、統一への熱気が強いことが良くわかりました。81歳の代表が志位委員長にまで手紙を出されて訴えておられる重みが理解できないのは、国民の意見に耳を貸す度量が共産党には無いのでしょうね。



   京都まつりに参加してみて             『40代きょうこ』さん 
                                         平成25(2013)年4月18日

 エガリテ様

  4月14日(日)に行われた『京都まつり』に行きました。
  全体的な感想は『楽しくなかった。とにかく疲れたー』です。
  その日は、私はチケットは持っていたものの、朝から『行きたくないモード』でしぶしぶ地下鉄に乗り、お昼の12時前に会場に到着。

 すでに福引会場は黒山の人だかり。いきなり、昔の知人とバッタリ会い、『お久しぶりです。お元気でしたか?あれからどうされてました?』みたいなお互いの安否確認。

  一日中こんな感じで、行くところ行くところで、あいさつばかり。しまいには、面倒になり会釈に省略。

 目立つのは、やはり高齢者。そして親子連れとタスキをかけた各選挙の候補者に、場違いなスーツ姿の京都府会議員に市会議員と各候補者。 あーもう堅苦しいったら。『チノパンにポロシャツでいいヤンかっ!』と思う。『まつりを楽しむセンスってないんかな?』などと、連れとつぶやく。

 中央舞台も、さして魅力的な企画もなく、連れとなんとなくビールを飲んで、地元支部後援会のちらし寿司で、腹ごしらえ…しててもチラチラと顔見知りと出会うから『あ、久しぶりのあの人にご挨拶しなきゃー 会場広いし今でないと』で、お寿司もこなれず。
  舞台の大音響やら、呼び込みのハンドマイク音で、話し声も聞こえないから、なんだかヤケッパチになってイライラはつのるばかり。

 食べ物のトレーのプラスチックゴミや飲み物の缶を捨てようにも、今回は会場にゴミ箱はないようで『なんでなん?』と思ってたら『使用済みのトレーなどのゴミは買ったテントまで持って行って下さい』との掲示板書き込みを見つける。たまたま持参のスーパー袋に入れて持って歩く始末。正直カッコ悪い(~_~;)
 いつものことながら、参加人数の割には、座るスペースが少ないから、テントで食べ物を買っても、その場で食べられるのは、よっぽど図々しい人しかできないかと・・・

 エコを自認するわりには、なんの対策も取らない今回にいささか立腹。『ゴミの種類別に、ボックスを用意すればいいのに』と思った。

 トイレも長蛇の列・・・いつもだけど(怒) 女性や子連れの家族、高齢者からすれば『まつりに行っても、お手洗いがたいへんだから、行きたくない』となる気持ちが主催者はわからないのかなぁー その時点でマイナス100点

 原発ブースでなつかしの!吉井ひでかつ元議員の話しを聞いてたら(内容は、震災前の原発事情から今の状態のこと。相変わらず熱い人です。引退後のご様子がまったくわからなかったから、お元気そうで安心しました)向かいのテント企画の呼び込みハンドマイク音で、しばし中断。なんとなく『ムカー』とした。メインイベントやから、配慮はしてほしかった。

 文句ばかりになりましたが、今回は特に活動家の安否確認イベント場と化して、会場全体が一大居酒屋状態でした。

 食べ物も、価格が特に安くもなく『ここでないと手に入らない』ような買い物を楽しめる品物もなく、大きなフリマもないし、まったくお得感無し。毎年の所属地区の秋まつりのほうが、ずーっと楽しいかなと・・・

 福引以外は一般の人には、魅力もなさそうで、人間関係には入り込めないし、参加しづらいと思いました。
 懐かしそうに、党員のみがお互い、ただひたすらに盛り上がってたら、ほっとかれてるような気持ちになりそう・・・
 日常活動からして、そうだから、主催者、出店者に自覚がないのも無理はないかも・・・;と、ふと思う。
 数年前は40代きょうこも出店側だったから、反省するやら赤面するやら・・・

 まつりを通しての支持拡大もねらいのはずだと思うけど、そんな雰囲気ではなかった。
あれでは、党員以外のお友達は連れて行けませんっ。いつものことですがっ。
 私が中学生の頃は、会場でバッタリと共産党家庭でもない同級生と会ったりしたのに…
 文化企画も子どもからお年寄りのものまでたくさんあって、どれに行くか?迷ったこともありましたっけ。

 翌日の赤旗関西欄は、参加人数の発表もなく(いつものこと。一週間後の京都民報でわかる)なんのために行ったのか?よくわかりません。議員さんや専従さん古参党員さんや民青系の若者のヨイショに気を使っただけ。
 私達40代女性党員には、まったく『骨折り損のくたびれもうけ』のイベントです。

 二度と行きたくないです。と、言いつつ、また、行かないといけないのだろうな。


あーあ(泣)



  赤旗祭りの政治的意義は難しいですね。(割りきりが必要?)  エガリテ
                                         平成25(2013)年4月20日


 「40代きょうこ」さんメールありがとうございます。最初にお願いですが、メールに特殊文字を使うのは避けていただけませんか。私は70歳に近い老人です。顔文字はどう入力してよいのか分かりません。それとこのHPのソフトは、「“ ”」やきょうこさんが多用されている「・・・」もうまく変換できません。その点の理解をお願いします。なぜか「正直カッコ悪い(~_~;)」だけは、うまく変換できています。

  赤旗まつり、これも難しい題材ですね。私が学生時代、羽田かどこかで政治的な大きな課題がありました。その時、共産党は赤旗祭りの成功へ向けて全力投球を行っており、その政治的課題にあまり熱心でなかったことがありました。(記憶は定かではありませんが)、そのとき、学生運動の他の潮流の人たちから共産党は政治課題と戦わず、赤旗祭りに「うつつを抜かしている」との批判がありました。(こんなことしていて、大丈夫かなと思ったことがあります。)

 政治的課題と、このような祭りとどのように位置づけ戦うかは難しい問題ですね。やはり共産党員としては、政治的課題で汗を流したとき、精神的にはいちばん高揚しますね。祭りは、より多くの人に参加していただいて、交流をしていく、すそ野を広げていく効果があるのかもしれません。あるいは戦いばかりでは人間がギスギスするので、戦いを忘れたところでの人間てきつながりを求めているのかもしれません。

 祭りは楽しまないと意味がありません。祭りに参加することが義務感になってしまえば、やる意味があまりないのかもしれません。割り切って楽しむことが大切かと思います。

 私は赤旗祭りで二つの思い出があります。一つは、子ども(小学生だったと思う)を連れて行って、抽選会があり、その子供が1等を引き当てたことです。商品は50tのバイクでした。(10万円相当ぐらいの)このバイクは通勤に使っていました。

 もう一つは、赤旗祭りで写した写真を、大阪民主新報の読者が写した写真展に応募して、1席を取ったことです。(特選は該当者なし)これは大阪民主新報に相当大きく載りました。(はがき2枚分くらいの大きさ)この当時写真に凝っており、風呂場を現像所に自分で改造して、自分で引き延ばした写真でした。批評は「一人ひとりの表情もよく、非常に素直に撮れています。構成もしっかりしており、記念写真としてはすぐれたものになっています。あれこれいわなくても撮影した意図がわかり、気持ちよく見れることが、この写真の良さと言えるでしょう」と書いていただき非常にうれしかったのを覚えています。(家の裏が銭湯だったので、みんなで銭湯通いをしていました。)

 しかしこの二つの思い出にも、腹が立ったこともありました。バイクは輸送中にバックミラーが割れて搬入されました。(これは単なる事故ですが)、写真の方は1席には表彰状と確か金一封(?)が付いていました。しかしこれが、待てど暮らせど私の手元に届きません。6か月くらいたってやっと私の手元に届いた記憶があります。(どうなっているのか、問い合わせをした記憶があります。)何をしてもダメな党だなとその当時思いました。

 まあ、祭りは、祭りとして楽しまなくてはなりません。ただ本当に楽しめる企画が十分されているかはわかりませんが、私は何にでも一生懸命やることが好きです。遊ぶ時は大いに遊ぶこれも大切です。


  共産党の馬鹿ぶりには目を覆いたくなります。    中永 正吾さん 
                                        平成25(2013)年4月18日

 私は、茨木市在住のものです。よく書かれているので関心します。確かに、共産党の馬鹿ぶりには目を覆いたくなります。私は、X製作所で派遣をやっていたとき、共産党に入党しました。今も共産党の籍は、I製作所にあります。私自体今は無職です。共産党員の話し方は、必ずといっていいほど、志位さんが言ったということを言います。あとは上から言ったことをそのままいいます。今度、支部会議のとき怒鳴りつけてやりますよ。

 HPは誰が見ているか分からないので慎重さが必要です。   エガリテ
                                         平成25(2013)年4月20日


 メールありがとうございます。評価していただき感謝しています。確かに自分でものを考える力が劣化しています。議論を行っていても最初から結論が決まっているからです。私は古い経験ですので、誰かが「宮本委員長の言うととおりだ」と発言すればそれで議論は終わりです。いや宮本委員長の発言は間違っているとは言えません。それを言ったらみんなから白い目で見られます。

  しかし「宮本委員長の言う通り」と言うだけでで「ディベート」に勝てるのは党内の議論だけだけです。党外の人と議論するときは理屈が勝っていなければなりません。ここでの議論をする力が無いのです。他流試合に勝てる力を養う必要があります。

PS:会社名が具体的に書いてありましたが省略させてもらっています。すでに私のHPでの発言
   が漏れ、事故にあった方がおられます。今後とも発言が特定される投稿は避けてください。



    殺されて当然!                    森永 和彦さん  
                                         平成25(2013)年4月17日

 
 私は「極左」であり、あなたのような中道左派とは大きく意見を異にすると思いますが、書かせてもらいます。

  『無神経な赤旗記事―「人質9人無言の帰国」という見出し』という貴殿の記事に反論します。
アルジェリアにいた日本人会社員は、アルジェリアの資源を人民から強奪しようとしていた帝国主義侵略者であり、アフガニスタンやイラクに派遣された自衛隊員や外交官と同様に、殺されて当然です。
  「帝国主義侵略者は殺されて当然であり、多く殺せば殺すほど喜ぶべきだ」という意識を人民がもたなければなりません。 


  人命の尊さをどうとらえるかは重要な課題です。       エガリテ
                                          平成25(2013)年4月20日

 
  メールありがとうございます。なかなか厳しい意見ですね。私のHPは共産党の問題点を指摘し、その改善を求めることを主としていますので、あなたのような意見にはなりません。

 もともと政治とは何を求めているのかの問題です。基本はすべての国民が幸せに暮らせるような社会の実現だと思っています。

 その中で人命の尊さをどうとらえるかは重要な課題です。あなたの主張「「帝国主義侵略者は殺されて当然であり、多く殺せば殺すほど喜ぶべきだ」という意識を人民がもたなければなりません。」という考え方は、政治を目指す者がとるべき立場ではないと思います。(恐ろしいほどの人命軽視であり、この思想の怖さを感じます。)

 百歩譲っても、帝国主義者と、単なる企業戦士とは区別して考えるべきです。殺された多くの人は労働者であり、基本的には我々の仲間です。あなたの考えの延長線上には連合赤軍の悲惨な結末につながるものを感じます。(本来敵でない仲間まですべて帝国主義の思想にかぶれた堕落分子に見え、リンチして粛清していくという思想です)

 確かに帝国主義は、多くの人民から搾取や収奪を行い、イラクやアフガニスタンにみられるような殺戮を繰り返しています。しかし、これと戦う側が、同じように殺戮で対置するやり方は、勇ましいように見えても成功しません。(アフガニスタンンの戦場では、武力で戦うことが必要ですが)

 今議論しているのは、日本における政治革新です。いかにして安倍首相や橋下・維新の会などが推し進める、憲法改悪して国防軍をつくり、いつか来た道(他国への侵略)を行わせない戦いが求められているのです。

 この戦い(憲法改悪阻止)は、国民の過半数の支持を獲得することが重要です。単に「選挙の票を入れてくれ」みたいな戦いで成功はしません。大衆的な運動を組織して迫ることが必要です。

 あなたの言われる「アルジェリアにいた日本人会社員は、アルジェリアの資源を人民から強奪しようとしていた帝国主義侵略者であり、アフガニスタンやイラクに派遣された自衛隊員や外交官と同様に、殺されて当然です。」という主張を、日本の政治の中で主張すれば、それは政党として国民の支持を失い、壊滅してしまうでしょう。そのことを最も喜ぶのが、日本の反動勢力です。

 ただあなたの主張、アメリカ帝国主義の本質や、日本の企業が海外の資源を略奪してくるような面があるなら、それは糾弾されるべきだと思います。日本共産党が、アメリカ帝国主義に対する批判をやめ、ことの本質を曖昧にした世界の情勢論議をしている面は批判されるべきではあると思います。
 あなたが今後日本でどのような活動を目指されているのかは分かりませんが、最近のボストンマラソンの爆発テロ(?)のようなものを目指されているとすれば、それは帝国主義との戦いでなく、日本国民(人民)に対する挑戦です。

 政治を良くする戦いは、どのような戦いが最も有効か、冷静に考えてください。



  共産党の内向きとは何たることでしょうか?         弥生 さん 
                                         平成25(2013)年4月16日

 アメリカの外交も内向きだとかいう人も、ボストン爆発事件関連でいました。共産党の内向きとは何たることでしょうか?共産党には共産主義を究極的に目指すという意味で革命戦略があるだろうし、その戦略に基づく戦術もなければおかしい。共産党の戦略、共産主義、社会主義へ向かう戦略を喪失したということだろうか?となれば、人間平等、階級社会の廃止、国家の死滅といった目的を良しとして、入党した人たちはどうなるのだろうか?そういうものを共産党綱領というのだが、そこに戦略・戦術がないとでもいうのだろうか?いつから消されてしまったのだろうか?
 憲法が改悪されようとしている戦後日本最大の危機に際し、なんらの大衆運動を率先してそれこそ「前衛?」としてやらない共産党の存在意義はなんなのだろうと考えてしまいます。もしそんな状況だったら、内部からは、自己解体などは言い出さないから、外から鏡としてその現実の姿、本質、よって来る革命戦略の放り投げを皆の前で明らかにしてやる必要がありますね。


 赤旗の経営が党の存続につながっているから。           エガリテ
                                       平成25(2013)年4月20日
 
  資本主義社会の政党である共産党は、お金が無ければ勝負になりません。そこで考え出されたのが、赤旗を中心とした党建設、党活動です。うまく回っているときはこの手法は近代政党と優良児とほめたたえられ、各国の共産党との交流でも常に宣伝していました。しかし、赤旗が減り始めると、この赤旗株式会社の崩壊が党の崩壊につながり、今その危機に襲われています。

 そのため共産党は様々な政治的課題と戦うより、赤旗拡大を最大の課題として全党に号令をかけています。しかし、これが成功しません。なぜ成功しないのかそれは大衆運動を組織して大衆とのつながりを大切にするという、共産党の力の源泉を見誤り、赤旗を拡大すれば、それを読んでくれた読者の政治意識が高揚し、確固たる共産党支持勢力を維持できるというとんでもない勘違いをしてしまったところにある。(政治的意識の成長は、戦いの中から生まれる者であり、戦いを基本にせず、赤旗を読んでも何の効果もないのです。)

 赤旗はどう見ても、他の一般紙に劣り、面白くもないし、政治的水準も低い、この新聞を読めば思想改造ができるとういうのが全くの幻想であった。赤旗は共産党の財政を支える側面しか機能していない。

 さらに赤旗の部数の減少は、財政面で逆に足を引っ張り、赤旗拡大が至上命令なり、他の政治的課題は、保守との共同などを掲げ、わけが分からなくなってしまった。

 党中央が全く勘違いしているのは、共産党の力の源泉がどこにあるのか、また個々の党員の頑張りはどこから来るのか、全く分かっていない。

 まず党の活力の源泉は、赤旗拡大ではなく、政治改革を願う国民大衆と一緒に戦い、そのエネルギーを吸収することである。党の歴史が物語っている。党が大きくなったのは、安保反対闘争など大きな大衆運動の盛り上がりと共にあるのである。

 次に党員の頑張りの源泉はどこにあるのか、それは日本の政治勢力の中で、共産党こそが最も正しい方針をだし、国民大衆の為に自己犠牲をもってもっとも戦っているという自負があったからである。

 しかし、現在の共産党は、こうした党員の善意に依拠し、赤旗拡大こそが世の中を変える壱丁目一番地と言われ、何か違うなと思いながら馬車馬のように働くが満足感が得られなのが現状である。

 この間の共産党を見れば、理論戦線で、他の政党に比べて優位性を保てない。これでは自信と確信がわいてこない。政治勢力が成功するのは、理論戦線で優位に立った時だけである。(原子力政策の失敗も大きい。)

 何が問題か、それは革新の統一戦線を発展させるという政治課題を第一次的に掲げられないところにある。「保守との共同」などというスローガンが本当に末端の党員の支持を得ているのか、私なら恥ずかしくて言えない、共産党がここまでダメになったのかの最大の「証」でしかない。

 なぜこの勘違いが起こるのか、それは共産党と言えば、今まで常に「はみご」であり、「日陰者」であった。ところが保守との合同方針を取れば、その地域、地域の有力者が対等に扱ってくれる。いつの間にか偉くなった感じがする。こんな簡単なトリックにはまっているに過ぎない。私の地元高槻でも、自民党・公明党・民主党と一緒になって市長選を戦い、勝利して、与党に入れてもらってから共産党のビラは、市役所の広報紙に代わってしまった。一番馬鹿げたビラは、第二名神反対の理由が宮内庁の篳篥(ひちりき)の使用する葦群を破壊するから反対という記事である。ここまで「ボケ」てしまって共産党の存在価値はあるのであろうか。

 この「保守との共同」路線で全く駄目になった共産党の政治路線は、一番大事なアメリカ帝国主義と戦う旗を下げ、護憲勢力の結集には背を向け(4.14神戸の集会など)、保守との共同路線の具体化と思われる「安全優先の原子力政策」などを掲げ、現場で戦う党員に戦えと言われても立ち上がれない、これが共産党の実態だと思っている。

 話がだいぶそれましたが、「中国は本当に社会主義を目指すのか」の回答の中で党中央は、「私たちはそもそも、日本を「社会主義をめざす国」にすることを、現在の問題として呼びかけてはいません。」と答えています。また、将来の日本で社会主義への前進が課題となるというのは、あくまで、日本社会の内発的な発展の方向についての、史的唯物論と剰余価値学説からの理論的帰結にもとづく提起です

 現在の日本共産党が求めているのは、アメリカ帝国主義の世界戦略と戦う事でもなく、過去に主張していた2段階革命論でもなく、保守との共同を通じてルールある資本主義なのです。資本主義の枠の中で、弱者の救済を行うことを主目標にした政党に宗旨替えしているように見えます。

 4.14神戸集会で、共産党との共闘の難しさを語られた方が、「あたたかい政治」という言葉を語られ、これは共産党が多用する言葉ですが、と言われたのが印象的でしたが、大阪のダブル選挙でも「安全・安心・やさしい大阪」でした。これら敵を明確にすることをやめ、何か口当たりの良いフレーズで国民の支持を獲得しようとする姿は、詐欺的手法の気がします。しかもこのフレーズは国民に全く受けていないのも皮肉です。小泉氏や橋下氏のように、敵を明確にするフレーズの方が国民受けをしています。

 政治はあたたかい言葉で国民を包み込むのではなく、国民の怒りを結集し戦いを組織していくことが重要です。スローガンは国民の心を揺さぶるものでなくてはなりません。共産党は政治のイロハが分かっていません。



   危機意識が薄い共産党                      弥生さん
                                             平成25(2013)年4月8日
 
  エガリテさんの示唆をもとにさざ波通信に跳んで、クマ氏の投稿を読みました。確かに的確で痛烈な共産党批判が展開されていました。それもこの危険な現実社会に対するために共産党の今のありようではだめなんだという痛苦な思いが込められていると受け止めました。
 さて、北朝鮮を包囲する米韓日連合と、引いて傍観する中国との危機的構図が今や単にどうせ北の瀬戸際策だろうなどと安閑としていられない状況が我々を促迫していますね。尖閣やこれをも外圧として安倍は、元A級戦犯岸のDNAを継いで名誉回復するかのように憲法を改悪し、集団自衛権を行使し、天皇を元首とする国民統合・ナショナリズムの高揚を可能にするための策動を一挙に高めています。
 本日のNHK世論調査では、共産党をはじめ社民の支持率がまた漸減しました。憲法改悪に反対だという国民に強くアッピールするものが出ていないからだと思います。危機意識が薄いことにそれは起因すると思います。アホノミクス(浜教授)の行く末が、国民の貧困格差と奈落であることの宣伝がほとんどないからだと思うのです。

 私たちが、改憲反対の声を強く広げる以外ないと思うのです。


  内向き思考になってしまった共産党(赤旗の維持で精一杯)  エガリテ
                                           平成25(2013)年4月13日


 共産党は大きく勘違いしています。現状の情勢を打開していくには、共産党が先頭を切って国民にその打開の道筋を示すことが大切なのです。それが「前衛政党」(?)の役割です。
 共産党は常に、世界の情勢、国内の情勢を人民や被抑圧民族の立場から分析を行い、それらと戦う上での課題を明確にして人民(国民)に訴えていくことが求められています。
 しかし最近の共産党の方針は情勢分析が無く、今どのような戦いが求められているかを明らかにしていません。
 今共産党が出している方針は、如何にすれば、赤旗が増えるか、あるいは選挙の票読みができるかが最大の課題にしており、そのための方針作りになってしまっています。「マイ名簿をつくり、国民の中に溶け込んでいく」(6中総)はまさにこれです。

  しかし情勢は、アメリカ帝国主義が日本に対して、さらなる軍事基地の提供を求め、TPPへの参加を通して、日本の農業に対する壊滅的な打開をもたらし、さらには日本の文化でもある国民皆保険制度の破壊などを狙い、まさに経済的にも植民地化を押し付けてきています。
 また安倍首相は、こうしたアメリカの理不尽な要求に応え、憲法の改悪を行い国防軍の創設を狙っています。

  このような情勢下、共産党に求められえいるのは、国民の過半数を占めるという憲法改悪反対派を組織し、運動化することです。3月31日の赤旗4面に、憲法会議全国総会での市田書記局長のあいさつが載っています。その内容は「思想・信条・党派の違いをこえて草の根から憲法守る世論と運動を」と書かれています。しかし、この記事のすぐ下に、全く別の立場を表明している共産党の姿(記事)があります。そこには、「4.14神戸討論集会」建設的な意見交換とは無縁、共産党 実行委員会不参加の回答」という記事が載っています。

  4,14集会は、「止めよう壊憲!護憲結集!討論集会」です。この集会を企画した実行委員会は、共産党・社民党・新社会・緑の党日本に参加呼びかけがなされています。このような集会こそ、共産党のいう「思想・信条・党派の違いこえて草の根から」という呼びかけ(市田書記局長の発言)に合致する集会であり、共産党から見て歓迎すべき集会と思われるのに共産党はその参加を断っています。(猜疑心の塊となった共産党参照)

  共産党は「革新(憲法改悪反対)統一戦線の結成」には無関心であり、赤旗が何部増えたか、個々の党員が国民とのつながりを深めたか等、参議院選挙での議席獲得のみに勢力を注いでいます。(この活動は参議院選挙勝利に直結し有効な活動に見えますが)、事実はそんなに甘くなく、国民の先頭に立って戦う姿を見せない限り、選挙では勝てないのです。(この基本的法則が共産党には分からなくなってしまった。)

  これは革命政党としては致命的な誤りです。国民大衆とともに戦うときに初めて党勢が拡大できる。ここに共産党の力の源泉があるのです。すべての党員を、赤旗拡大のセールスマンや、配達などに組み入れ、国民大衆の戦いと無縁なところで孤軍奮闘してみても、それは何ら力にはなりません。(国民大衆の戦いとは無縁である)それは共産党という赤旗株式会社の延命を図るものであり、残念ながら、赤旗株式会社の利益で生きている共産党幹部の生活保障でしかありません。

 話はコロッと変わりますが、さざなみ通信もまた方向性を見失っています。さざなみ通信の大スターである原仙作さんは、小沢立つべしという論文をだし、2012年12月1日には、「『日本未来の党』の結成と総選挙への参戦を歓迎する」を発表しています。(注1)また、最近一番正論を吐いておられるクマさんまで、同年同日「原発が「国難」なら、選挙区は“卒原発”の議席確保を」(注2)を発表されています。
 さざ波派の主要メンバー2人が同日に(12月1日)の今回の選挙では日本未来の党への投票を呼び掛けています。

注1:共産党が目標とする18議席を取ったところで脱原発への実効あるプログラムが進むはずもなく、一
    人でも多くの脱原発派議員・候補者や脱原発政党との連携でそれらの議員を国会に送り込む選挙
    戦術が求められていることは素人でもわかることである。
      共産党幹部も“実感”としてわからないはずはない。しかし、他の政策が違えば国政選挙共闘は
    できないとかいう馬鹿げた教条に相変わらず拘泥しており、実際にも連携しても受けるメリットはな
    いと考えている。 そもそも、他の少数野党の動きに志位らは関心がない。

注2:党は、今回総選挙の全小選挙区立候補の方針を直ちに中止し、党の比例選挙と小選挙区では
   「日本未来の党」など脱原発を明確に公約の第一に掲げて議席獲得を直接争う勢力当選のために
   全力を上げるべきであり、原発推進勢力の議席を阻止するたたかいだ。

 ここで私の主張(恨み辛み)を一つ、さざなみ通信は共産党の間違いをただし、共産党の健全な発展を望む者の集まりと理解してきたが、すでに共産党は取るに足らず、他の政党あるいは運動を支援しようまで様変わりしている。(ところがさざなみ通信は自らの変質に気が付いていない。)

 さざ波通信が、「リンクを希望する方は申し入れしてください」とあったので、私はリンクを希望しましたが、私のサイトが「建設的な批判サイトだとは思われない。そこでリンクを張ることはできない」と断られた。私は共産党の批判はしているが、共産党以外の政治勢力に選挙の票をいれよという呼びかけはしたことはない。あくまでも共産党の改革(こうあるべきだ!)が目標である。

 さざ波通信は一歩踏み出した。さざなみ通信は、「自由な討論の場であり、さざなみ通信が、原仙作さんやクマさんの立場を支持しているものでありません」と言い訳するであろうが、その言い訳は通らない。私の「大津・中2自殺事件」の投稿はボツにし、さらに私が抗議したら載せてはくれたが、注釈を入れて載せた。「私の意見は間違っているし、さざなみ通信はこの議論と立場が異なる」と。

  原仙作さんや、クマさんの文書に「注釈が無い」以上これは、さざなみ通信の立場である。(初心から完全に逸脱している。)そのことに気付かないさざなみ通信も、どうかしている。



  米韓日の挑発、北の応戦に反対して大きな統一戦線を!   弥生 さん
                                              平成25(2013)年4月5日

  北朝鮮がミサイルを鉄道移送して戦闘配置を変えていることが報道されています。アカハタは北朝鮮の核兵器の恐怖を挙げて、北を非難しています。
 しかしこれは、米韓合同軍事演習という挑発に対して、北も軍事的反応をして恐怖心からの、応戦をしているのが現実だと思います。したがって、朝鮮半島の戦争の危機を主客の交互応酬という視点でとらえなければならないと考えます。米韓のダブルスタンダードと恫喝をおいて、これに批判を加えながら、北朝鮮の挑発的瀬戸際政策をも批判するのが当然だと思いますがどうでしょう。
 米国の狙い目の対中国を想定して、核搭載ステルスや原子力潜水艦、第7艦隊、MDミサイルなどもてる軍事力のすべてを動員しています。ある人は、「核抑止力」があるから核保有国同士では戦争にならない、などと楽観的過ぎる″姿勢をとっています。アベノミクスが早晩奈落へ落ちる際に日米安保の力をバックに、国防軍日本軍を排外主義的に尖閣がらみの対中攻勢へと日本軍国主義も発動しかねません。そうならないためにも反戦の立場から、米韓日の挑発、北の応戦に反対して大きな統一戦線を創っていくのが、喫緊の平和運動の課題だと思います。アカハタの拡大のための宣伝用「北朝鮮の核兵器使用反対」だけでは絶対ダメだと思います。
 アカハタは、今や情勢認識においても一方的に片寄り、したがって当然その指針も、アメリカや日本の政権を支えかねないものになっているようです。

   二つの敵が「ゆがみ」に変わった時点でアウトですね!  エガリテ
                                               平成25(2013)年4月6日


  そうですね共産党(赤旗)は、基本的にはアメリカの世界戦略に反対しない立場を取っていますね。二つの敵(アメリカ帝国主義と日本独占資本主義)が二つの害悪あるいは異常に変わり、さきの選挙では「ゆがみ」になってしまいました。

  もはや、アメリカ帝国主義は死語になり、世界の被抑圧民族の連帯の呼びかけもなくなり、基本的には日本福祉党のような党になっています。これが共産党の衰退につながっています。共産党は党の基本的性格(優位性)を覆い隠し、大衆迎合主義で党勢の拡大を狙っていますが、そこには大きな壁があります。政策で大衆迎合を演じても、党組織の官僚体質を維持したままでは、国民の支持は得られません。このギャップが埋められない限り、共産党の躍進は絶対にありえません。6中総のように、小手先の改革では何ら役に立たないことを、なぜ共産党は分からないのか、ある意味信じられないほど、政治的劣化をしています。

 北朝鮮の狙いは唯一体制維持です。しかし本当に暴走してしまう可能性も無きにしはあらず。国民大衆が飢えているとき、北は核兵器でもってアメリカと対等の立場を獲得するという、核神話に陥っています。北朝鮮にも弱点はありますが、制裁一辺倒(安倍氏や共産党の主張)のやり方は何も生み出しません。近隣の国家として、手を差し伸べ、平和裏に北朝鮮の軟着陸を目指すのが日本の取るべき道だと思っています。

  弥生さんの言われる反戦の立場から、「米韓日の挑発、北の応戦に反対して大きな統一戦線を創っていくのが、喫緊の平和運動の課題だと思います。」はその通りだと思いますが、これだけアメリカを敵視しない政策を取り続けてきた共産党には不可能な課題になっています。また中国の軍拡路線も見逃せないものがあります。そういう意味では、昔のように米韓日の軍拡路線反対」では、国民の支持は得られないのではと思っています。中国をどうとらえるかが、日本の政治を考えるときに重要な課題となっています。(帝国主義=悪、社会主義=善) という図式主義で世界は語れなくなっています。)

  現状では(参議院選挙に向けては)、原発反対・改憲阻止の統一戦線の結成を求めていくのが現実的かと思います。



   党を自己崩壊させつつある幹部            元党員 B さん
                                            平成25(2013)年4月5日


1.エガリテさんの指摘された討論集会不参加記事のすぐ上に「憲法会議全国総会」での市田書記局長挨拶が掲載されていました。曰く「国民生活を守るあらゆるたたかいと結んで、思想・信条・党派の違いをこえて憲法を守る世論と運動をまきおこし、改憲派を圧倒する世論形成に全力を尽くすことが急務・・・」。
上下の記事を見比べて、これが同じ政党の公式見解なのか不思議でした。まるで悪い冗談です。

2.広原氏との討論の場に出ないのは、同じような党内の疑問を無視し続けているためでしょう。(党員の疑問に内部で回答せず、党外でのみ討論するわけにも行かない。)党幹部の体面と、平和憲法と、どちらを守ることがより緊急課題か、判断が出来ていません。

3.4月2日の9面に、3月の党勢拡大結果が載っています。機関紙読者数は後退だそうですが党員については新入党員数のみで増減が記載されていません。同面で「党員拡大の抜本打開」を掲げていることから見て、6中総後離党者続出の可能性があります。


大事なのは「思想・信条・党派の違いをこえて憲法を守る世論と運動」 エガリテ
                                             平成25(2013)年4月6日

 
 言われる通りですね。実は「猜疑心の塊となった共産党」は投稿者から教えてもらった指摘で書き始めました。書いている途中でまた他の投稿者から、共産党が批判している広原氏は京都市長選挙の候補者だったと教えてもらい、そこへポイントを合わせて書きました。

 あなたが指摘される通り、当日の赤旗の他の記事との対比でも批判すべきでしたね。よい情報を二つもらったので、そちらに目を奪われ、そこまで気が付きませんでした。

 6中総の「マイ名簿をつくり、国民の中に溶け込む」という指導を強めれば、党の活性化が行われると思う党幹部の思想性の劣化は、いかんともしがたい状況ですね。

 党の活性化は小手先の手法で達成されるものではなく、根本的な政治姿勢の問題だという事が分からななくなった共産党とは一体何なのでしょうね。

 私が一斉地方選挙でM候補のビラを見たとき、本当にこいつはぼけたなと思いました。(失礼ながら、大学時代から良く知っていましたので)、その後よくよく調べてみるとそれが現在の共産党の指導だと分かりました。

 党全体で退化しているため、内部にいる人間は気が付かないのでしょうね。さざなみ通信でも(党員欄で)一番鋭い議論をされている「クマさん」は、何かの都合で党活動ができない期間があったと言われています。この間たまたま第一線で活動しなかったものに、党の正当性の議論ができるのかもしれません。 

 党中央は「みんなで渡れば怖くない」ですべてが呆けてしまったのかもしれません。6中総の映像を見て、百何十人いる中央委員は、いったいどのような役割を果たしているのかな?と思いました。ただ単に総会に参加して、拍手しているだけでの人かなと・・・たとえば自民党などは、すべてが政治家で、自分で金を集めてくるし発言もする人たちの集まりですが、共産党の中央委員は金食い虫であり、そのために赤旗拡大が必要になる?それぞれの中央委員がどのような活動をしているのかもっと公開しないと、なんかこの集団本当にいるのかな?と思ってしまいます。



       天皇制の精神構造と同じですね。           弥生さん
                                          平成25(2013)年3月31日

  そうですね、感性的27才が現実に対し無関心であるはずがない、という私の過去を想起すれば、ほとんどアジアの危機などに言及しない、つまり危機意識が鈍磨している現状の共産党に、何の疑問も持たない投稿の27才はガセかもしれませんね。
 それはともかく、MJ氏は、「批判、反批判で対応しないのは典型的な『スターリン主義』」だといわれてますが、もう少し言うとどうなりますか?
 ソ連のスターリン主義、中国のそれなどありましたが、もうスターリン主義は死んだという人もあります。まだ亡霊として生きているということでしょうか?
 確かに共産党の上意下達の方針伝達のやり方は、官僚主義的で、下からの意見を吸い上げて方針を練っていく作風がない、と感じました。だから日々の問題について個々の党員が自身の頭をめぐらして判断し、どう考え、どう対処するかを自身に突き付ける真摯な必要がないのだと思いました。
 天皇制の精神構造と同じですね。日本には、下からの市民革命の伝統がないからそうなる、という人もいましたが、そうも言えます。

    確かに共産党に似ていますね。                エガリテ
                                           平成25(2013)年4月6日


 またまた難しい問題提起ですね。確かに言葉の概念は正確に使わないとレテル貼りになってしまいます。Wikipediaでは、スターリン主義の本質を、党官僚とその権益を防衛する秘密警察の支配を背景に恐怖政治や大規模な粛清などを特徴とする全体主義を指す。また、それに通じる思想・体制である。としています。

 この定義から見れば、この27歳の女性は、権力も何もない女性ですから、スターリン主義というのは酷かもしれません。MJさんの言われたのは、言論を力で踏みにじることを容認するという点でスターリンに相通じる側面があるという意味ではないかと思います。

 弥生さんの言われる「天皇制の精神構造」、これもインターネットで調べてみました。「天皇制と日本人の行動様式」というサイトで以下のような説明がありました。

 天皇制は日本人の行動様式となっている権威主義と深く関わっている。ことさら説明するまでもなく、権威主義とは権威に従う行動様式を言うのであって、権威を権威としなければ、権威主義は成り立たないのは言うまでもない。それが成り立つというのは、権威の上下を基準として、下が上に従う形式の構造的従属性が社会の上層から下層に向かって、階段状に重なり合いながら、あまねく張り巡らされた状態となっていることを示す。

 また、権威主義は権威に従う行動様式だから、自分の意志・判断に立って、自ら責任を持って行動する主体性とは相反する精神構造を持つ。

 私は今まで全然気づいていませんでしたが、確かに共産党に似ていますね。天皇制にもっとも反対する共産党が、天皇制の精神構造に似ていることは意外でした。

 これは面白い発見ですね!(私が無知だったのかもしれませんが)

 



   「ジレンマを感じる国政選挙」                      辰巳 孝太郎ファン さん

                                             平成25(2013)年3月29日


  私は民商支部で活動していますが当支部において国政選挙では「比例を軸に」との方針のもと、選挙区の候補者の名前を言うことが禁止されています。つまり選挙の際は「日本共産党」とだけしか叫んではならないのです。私が支部会議で毎回比例区より選挙区の方が得票が多いこと、選挙区の得票が伸びれば比例区も相乗効果が見込めること、確かに選挙区での勝利は困難かも知れないが現在の力量でも得票率一割は頑張り次第では見込めること、そうすれば供託金も戻り財政的にも助かることなどを挙げて提案しましたが、返って来た反応は「このゴーマン野郎!異質分子!選挙区は維新でも自民党でもええねん!比例に死に票はない!」などという科学的でない口汚いものでした。
  私は「比例に死に票はないとおっしゃいましたが四国ブロックでは比例も死に票になったではないですか」と事実を挙げて反論しましたが「お前は党の結束を乱す分派や!」などと全く話になりませんでした。念のため匿名で党本部に問い合わせましたが回答は「比例を軸にというのが確かに方針だがだからと言って候補者の名前を言うなとは一言も言ってない。維新でも自民党でもええねんという発言はそれはそれで問題や」というものでした。この程度の政党だったとは民商に入る前は想像だにしませんでした。
  選挙勝利のためなら死力を尽して貪欲に勝ちに行く。その姿とは正反対でした。最近私は民商が共産党の道連れにされることだけはゴメンだと思うようになりました。他民商の若手職員からも責任を取らない委員長や書記局長に対する怨嗟の声が高まっています。他でもこんな感じで選挙運動を行っているのでしょうか。教えて下さい。


   選挙は個々の政治家の資質を競い合うもの            エガリテ
                                            平成25(2013)年4月6日

  確かにおかしな指導ですね。私は現在具体的活動に参加していないので、質問にはお答えできないですが、このサイトに時々投稿してくれている「623さん」が確か呉の民商の方だったと記憶しています。(キンピー 共産党で検索すれば、HPがあります。そこに良く出没されていますので連絡をとられたら・・・)私が共産党はなぜ選挙に勝てないのかの中で指摘したように他党派の立候補者はみんな自分が受かりたい人です。(政治的野心を持った人です。)共産党はあなたが候補者になって党の前進の為に戦えという指導の下に立候補した候補です。ですから候補者活動というのは自己犠牲の姿です。(党の為に戦っているのです。)

 ここに共産党の選挙の弱さがあります。他政党の候補者は必死です。得票数の多くは自分で獲得しているのです。それに対して共産党は候補者本人の獲得した票はほとんどありません。組織(多くの党員)が票を集めているのです。

 国民の過半数は、選挙戦では人物を見て投票行動を行っています。国民の目で確かめられた人が選挙で当選するのです。
 たとえば大阪10区では、共産党の候補者は、自分で獲得した票は967票ですが(比例区の1.07倍)、辻本清美は自分で37706票獲得しています。(比例区の2.36倍)獲得しています。(注1)

注1: 大阪10区(高槻・島本)

比例区

小選挙区

比例区

得票数

前回

前回比

今回比例

   率

小・比の差

倍率

共産党

14706

7.48%

18425

79.82%

13738

6.96%

968

1.07

自民党

45261

23.03%

85106

53.18%

41682

21.11%

3579

1.09

公明党

0

0.00%

0

 

20907

10.59%

-20907

0.00

民主党

65411

33.29%

109693

59.63%

27705

14.03%

37706

2.36

維新の会

71117

36.19%

 

 

68379

34.64%

2738

1.04

みんなの党

0

0.00%

0

 

11676

5.91%

-11676

0.00

未来の党

0

0.00%

 

 

8497

4.30%

-8497

0.00

社民党等

0

0.00%

0

 

4835

2.45%

-4835

0.00

合計

196495

100.00%

213224

 

197419

100.00%

-924

 

 大阪10区(高槻・島本)の分析である。

  選挙で勝つためには、共産党は候補者を育てる必要があります。全国を比例区にして、政党の獲得数に応じて議席数を配分する。これをやれば、政治家は育ちません。やはり政治家というのは、自ら強い意志を持った人たちでなければなりません。全国一律比例代表にすれば、政治家は単なる投票ロボットになってしまいます。

  そういういう意味ではあなたの言っておられるように、選挙戦は小選挙戦を中心に戦わない限り、政党として育たないと私も思います。



     「27歳の日本共産党員」氏へ                  MJ さん
                                             平成25(2013)年3月28日

「27歳の日本共産党員」氏へ
 自組織の存在を絶対化して,批判に対して反批判で対応するのではなく,あくまで封殺しようとする,典型的なスターリン主義者の姿ですね。共産党に政権を取らせたら,政権批判も出来なくなること,よくわかりました。
 批判には全てそれなりの理由があるのですよ。批判を拒否するのではなく,いったん受け止めて考えてみませんか。その上で,間違っていると思うなら,反批判すればいいではありませんか。結局,批判を受け入れれば,共産党が間違っていることを知ってしまうのをうすうすわかっていて,それが怖いから,「反共攻撃」「名誉毀損」「侮辱」などと低レベルなレッテルを貼って合理化しているのでしょう。あなたの姿勢こそ,日本共産党が,カルト団体であることを鮮やかに自己証明しています。
 27歳ならまだやり直せます。現実を受け入れて,やり直しましょう。
 エガリテ様,共産党の目でしかものを見られなくなったかわいそうな党員の目を覚ますためにも,ぜひぜひ,ひきつづきがんばって批判してください。お体にどうぞお気を付けください。

  未熟さと真面目さが裏目にでることも           エガリテ
                                              平成25(2013)年3月29日


 メールありがとうございます。残念ながらこの27歳の女性党員は共産党の弱点をそのまま体現しており、私の文書よりも彼女の対応こそが共産党を貶めていることに気付いていないのだと思います。おそらくまじめな党員の中で同じような視点で見ておられる方もおられると思いますので、できるだけ丁寧に反論をしていきたいと思っています。
 すでに弥生さんの投稿で言いたいことは書きましたので、ここではこの辺にしておきます。



 党を信者のように物神化していればまさに「カルト的」ですよ。    弥生さん
                                              平成25(2013)年3月29日

 27才党員さんのエガリテさん「批判」は、トリヴィアリルです。エガリテさんやほかの人から「志位さんはカルト的」となぜ言われたかその根拠に触れず、単に「カルト」という言葉に反発してるだけですね。名誉棄損なんていうブルジョア法的基準ではなく、共産主義、社会主義的基準に照らして、今の共産党はそういうものとは違う政党になっている、「保守共同」という反人民の方向になっている、原発(原子力平和利用論)、尖閣、いじめ問題、自衛隊の利用論などなど具体的問題でエガリテさんや投稿者は、指摘しています。こうした点27才はどう見ていますか?そんなことはない、といいますか?
 知ってましたか?初めてみますか?知っていながらそれを無視したり、ありえないと党を信者のように物神化しているとしたらまさに「カルト的」ですよ。


   「カルト」の定義に照らして見ると、該当する項目が多くあります。  エガリテ
                                              平成25(2013)年3月29日


 メールありがとうございます。27歳の女性から勇ましいメールをいただき、困惑していますが、彼女の姿勢そのものが、共産党のカルト化の一面を表していることに気付いていなのでしょうね。(まあ本当に27歳の女性共産党員がいるのか疑問な点もありますが、一応真剣に投稿していただいたことを前提に、私なりの意見を述べていこうと思っています。)

  共産党は「カルト」かは、難しい命題です。まずカルトの特徴とは何でしょうか?議論を整理する場合、私はよく Wikipediaを使います。Wikipediaは全く信用できないという人もいますが、大体の概念をつかむには便利なサイトです。
 Wikipediaでは、カルトの特徴として以下のようにまとめられていました。

マイクル・シャーマーによれば、一般的に以下のように性格づけられる。

  1. 指導者に対する崇拝
      聖人、あるいは神格に向けられるものとさして変わらない賛美。

  2. 指導者の無謬性
      指導者は絶対に間違いを犯さないという確信。

  3. 指導者の知識の広さ
      哲学的な事柄から日常の些細なことまで、指導者の信条や口にすることはなんでも無条件に受け入れる。

  4. 説得のテクニック
      新たな信徒を獲得し、現状の信仰心を補強するために、寛大なものから威圧的なものまで手段はさまざま。

  5. 秘密の計画
      信仰の真の目的と計画が曖昧としている、あるいは新規入信者や一般大衆にはそれらが明確に提示されていない。

  6. 欺瞞
      入信者や信徒は、その頂点に立つ指導者や集団の中枢部に関してすべてを知らされるわけではなく、また大きな混乱を招くような不備や厄介事に発展しそうな事件、あるいは状況は隠蔽されている。

  7. 金銭面および性的な利用
      入信者や信徒は、その金銭およびそのほかの資産を差し出すよう説得され、指導者には一人かそれ以上の信徒との性的関係が許されている。

  8. 絶対的真理
      さまざまなテーマにおいて、指導者、あるいは集団が見いだした究極の知識に対する盲信。

  9. 絶対的な道徳観
      指導者、あるいは集団が確立した、組織の内外を問わず等しくあてはまる、思考および行動に関する善悪の基準への盲信。その道徳の基準にきちんと従えば、組織の一員としていられるが、そうでない者は破門されるか罰せられる。

注1:マイケル・ブラント・シャーマー:Michael Brant Shermer、1954年9月8日-)は、アメリカ合衆
   国のサイエンスライター、科学史家。The SkepticsSociety(懐疑派協会)の創設者であり、雑誌
   Skeptic疑似科学超常現象を科学的に調査・追究することで知られる雑誌)の編集長である
   The Skeptics Societyは55,000人以上の会員を有する

  これを見てみますと、共産党に対して「カルト」という悪罵を投げつけなくとも、私が批判している視点は、ほぼここでまとめられていることです。

 このほとんどが共産党の特徴として当たっていますが、例えばF金融面および性的な利用という項目で、「入信者や信徒は、その金銭およびそのほかの資産を出すように説得され」という前半の部分は、私が指摘した1000万円の寄付の話に似ています。さすがに後半の性的な関係の要求はないと思いますが、余談ですが公明党はこの点でも批判された経過があります。

  さらには、@指導者に対する崇拝性、A指導者の無謬(むびゅう)性なども、この間の共産党の原子力政策や、中国は本当に社会主義を目指しているのかなどの議論で明らかになっています。

  原子力政策については、共産党は帝国主義の核と社会主義の核の役割を区別してきました。さらに核という物に反対せず核兵器は反対だが、原子力の平和利用は賛成してきました。それが3.11震災後の選挙で現れた「安全優先の原子力政策」です。このわけのわからない政策の根幹にあった、「核の平和利用の概念」を、震災で原発がメルトダウンして、国民の命が危機にさらされている状況でも払拭できず、「原発反対」が打ち出せなかったのです。(注2)

注2:前にも引用しましたが、毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊

      ザ・特集:共産・志位委員長と社民・福島党首、反核の「老舗」対談

        ◇「脱原発」どう進める

           粘り腰で「脱原発」を訴えた菅直人首相とともに2011年の夏が過ぎていく。ポスト菅を狙う民主
       党代表選の候補者たちはフクシマを語らない。小さくとも「原発ノー」を掲げてきた政党の思いはどう
       か。共産党委員長の志位和夫さん(57)と社民党党首の福島瑞穂さん(55)。2人の「脱原発」は
       どれくらい本気? 語り合ってもらった。【司会・鈴木琢磨】

       (この記事の内容は前にも引用していますのですべて省略し、最後の数行ほどを引用します。)

    志位 私たちは核エネルギーの平和利用の将来にわたる可能性、その基礎研究までは否
             定しない。将来、2、3世紀後、新しい知見が出るかもしれない。その可能性までふさ
             いでしまうのはいかがかとの考えなんです。

     福島 共産党は極めて安全な原発なら推進してもいいんですか?

     志位 そうじゃない。現在の科学と技術の発展段階では、「安全な原発などありえない」と言
             っています。いま問われているのは、原発ゼロの日本にしようということでしょ。

     福島 安全な原発はないし、核の平和利用と言って原発を肯定するのはおかしいです。

     志位 そこでは意見が違っても原発ゼロでの協力は可能だと考えています。

     この議論で重要なのは、福島氏が「核の平和利用と言って原発を肯定するのはおかしいで
     す。」と突っ込みを入れたのに対して、志位氏はそれを否定せず、「意見が違っても原発ゼロ
     での協力は可能です」と答えているところです。

     つまり志位委員長は核の平和利用を否定しなかった。

 ところが共産党は、原子力政策について「共産党の一貫した政策が国民に支持されている」と言い切った。(2011年5月23日付け赤旗)これは全くの嘘であり政党としての誠実さが問われています。なぜこのような姑息なことを行うのか、それは、「共産党は科学の党であり、常に真理に到達できる。」という「信仰」によって党員を組織しているからです。誤りを認めれば「無謬性」が崩壊し、党幹部に対する信頼が失われると幹部は思っているからです。

  しかし、すでに国民は、共産党のご都合主義を見破っており、このような姿勢こそが国民から支持されないのです。 

 もう一点「中国は本当に社会主義をめざしているのか」で、社会主義か否かは共産党の幹部や政府の「誠実さやまじめさ」が判断基準になると答え、そういう意味では中国は「誠実でまじめだ」と不破さんが言っていると、不破さんの判断がすべてを決定することを紹介している。これなんかも上記Gの絶対的真理に非常に良く似ている。

 これらを克服しない限り、共産党は「カルト化」している批判を受けても仕方がないであろう。
他者を批判する前に、もう一度自らの組織の可笑しさにしっかり目を向けることが大切だと思いますが・・・・・



  カルトなんて侮辱罪にちかいでしょう       日本共産党支持者 さん
                                             平成25(2013)年3月24日


  私は、27歳の日本共産党員です。貴方のしていることは、日本共産党に対する名誉毀損や侮辱罪にあたると思います。こういう記事を書くにあたり、日本共産党に許可得ていますか?あなたは、報道デスクに所属する報道関係ではありませんよね?あまりにも行きすぎた報道は、訴えられる場合もありますよ。

  カルトって、貴方が、もし党員なら、言われたらいやだと思いませんか?しっかり頑張って日本共産党応援している方もいます。私は、こういう記事書く人の気がしれません。ジャーナリストぶって、誰かから訴えられたらしりませんよ。カルトなんて侮辱罪に近いでしょう。


 私の批判は具体的な手法や行動に対する批判、全面否定はしていません。 
                                           エガリテ
                                             平成25(2013)年3月25日


  メールありがとうございます。あなたの怒りは純粋に共産党を愛されているところからきていると思います。

  私も10数年間は私の人生すべてを打ち込んで共産党の為に戦ってきました。大学に入りましたが、授業などはほとんど出ていません。来る日も来る日も共産党の為に戦っていました。しかし就職後どうしても共産党の持っている問題点の克服ができず、最終的には組合の決定よりも党の決定を優先させ、私にそれを強いて、私の職場での立場を厳しくしたことに対する不満から去りました。(それは、決定に従った者には人生がかかっているのに、指導した者は深く考えず、党は絶対だという判断だけで押し付けてきました。しかもこの指導者は職場に電話してきて指示されました。・・・仕事中であり、周りの人が聞いている中で、私が反論できない状況でなされました。)この時の指導者は府会議員でしたが、私はこの人物を全く信用していませんでした。なぜなら私が就職してから、数か月後に、先輩から、この家の調査に行けと台帳を投げつけられました。(なぜこのような行為が行われたのか不思議でしたが)それはこの府会議員の家の調査でした。その府会議員は、私の課の課長に「去年建てた家を今年建ったことにしてくれ」と圧力をかけていました。(1年間の税を逃れようというものです・・・これが地方議会の共産党の姿かと私は思いました。)
  しかし、私は共産党が伸びなければ、日本はダメになるという確信だけは持ち続けました。定年退職後も、共産党の事務所に手伝いに行くことも選択肢のひとつと考えていました。

  あなたが私のHPの記事をどれだけ読まれた上での抗議か分からないので、少しだけ経過説明を行います。

  3.11震災後の一斉地方選挙の府会議員候補のビラを見て。私はあぜんとしました。そのビラには母一人子一人で非常に苦労し、母親は担ぎ屋をして私を支え、私は努力して京大を出ました。というような内容でした。

  私は、この一斉地方選挙の課題は、原発反対と橋下・維新の会との戦いが最も重要だと捉えていました。ところが彼の主張は選挙公報でも、原発反対も、橋下批判もありませんでした。そこで私はこれではダメだと思って、共産党に意見を挙げました。(この府会議員は私の大学時代の親友であり、職場の後輩でもありました。)その気安さもあり、早く方向転換しないとこの選挙はとんでもないことになると思い、私は意見書を挙げつつけました。
   しかし、共産党は何ら反応せず無視し続けました。選挙の結果は、一斉地方選挙でも、大阪ダブル選挙でも惨敗しました。

  よく私の主張と共産党の主張を見てください。共産党は一斉地方選挙では、「安全優先の原子力政策」と言っていましたが、今では「原発即時ゼロ」です。橋下・「維新の会」に対する評価も、私は、橋下氏の独裁的な側面と戦わない限り勝利しないと訴え続けましたが、共産党は、告示日前後に初めて橋下氏の独裁体質を批判しました。選挙のポスターは間に合わず、「安全・安心。やさしい大阪」のままでした。

  衆議院選挙でもそうです。私は原発反対が最大の課題だと言いましたが、共産党は消費税反対を最大の課題に設定しました。それが来るべき参議院選挙の争点(6中総)では、消費税反対が争点に入っていません。私は、こうした具体的事実を告発し続けています。

  この私の告発を共産党に許可を取っているかとの質問ですが、私は意見書を20011年の4月12日から6月6日までに15通出しました。同年8月23日には、9月30日を期限にした最後通告を出しています。確かに許可は得ていませんが、挨拶はきちっと行っています。(闇討ちのようなことはしていません。)

  少し引用が長くなりますが、最後通告には以下のように書いています。

  国民のための党であるべき共産党が、一市民の意見に対して全く無視を決め込む態度は、民主主義社会の政党としては、その存在意義すら失われる行為だと思っています。

 私としては大阪府委員会に何度も言っていますが、「無視」を決め込むなら今回の経過を全て公にすると前から申し上げています。当初の回答期限は7月末ですが、9月末まで回答期限を延ばしますので、党中央を始め、大阪府委員会、高槻市委員会の回答を求めます。
 9月末を持って回答の無い場合、私はこの間の経過をホームページを立ち上げ広く国民の中に知らしめていきます。これは私の共産党に対する決別宣言です。私の人生を大きく支配してきた共産党との関係を私なりに決別しないと、残された人生にくいが残ります。

 今後は共産党ウオッチャーとして、現在の共産党の問題点をインターネットの上で展開して行こうとおもっています。私の信頼してた共産党が、日本の他の政党に比較しても民主主義の理念からほど遠く、いつの間にか、民主主義国家における政党としての要件を備えていないことが判りました。私は気がつくことがあまりにも遅かったですが、今回の「意見書」を上げて見て、共産党の民主主義に対する感覚が良く分かりました。

 最後に再度お願いです。私の「意見書」に回答をいただけませんか、回答がない以上、私は共産党と決別します。(形式的な回答は受け付けません。私の質問に対して真摯な回答をお願いします。)   以上引用

  この私の「お願い」を共産党は見事に裏切ったのです。それに対して私は告発を続けています。

  以上、私は礼を尽くしていることを長々と説明しましたが、あなたの大きな勘違いは、共産党が国民政党である限り、どのような批判も敢えて受けなくてはならないのです。自民党や公明党は批判されても、共産党の批判は許さないというあなたの考え方は、日本の民主主義社会では通用しません。(中国とは違うのです。)

  それと私が「カルト化」していると言ったことに反発されているようですが私が「カルト化」という言葉を初めて使ったのは、平成24年11月22日の、「日本の命運かかった総選挙「全国は一つ」で必ず躍進を」という記事に対する批判記事の中です。この中に志位委員長の以下のような発言が載っています。
  以下引用します。

 今回の総選挙への同志のみなさんの思いを示す象徴的な出来事を報告したいと思います。最近、わが党の神奈川県委員会に、ある女性党員から1000万円のカンパがよせられました。この同志は、自らの思いを次のように語りました。

 「日本共産党への募金の準備を始めたのは20年前。自分は、共産党に1000万円募金をするのが夢でした。金額の問題ではないけれど、自分の思いが本当に託せるのは共産党だけです。自分は、仕事で毎日精も根も尽きるような厳しい状況です。子どもたちも若者も、みんな大変な状況に置かれていることを、自分は職場で毎日実感しています。今の社会を変えなくてはならないと強く感じています。だから今度の選挙で必ず勝ってほしい。最近になって1000万円に到達しました。うれしくなって走ってきて届けました」(大きな拍手)

  私は、こういう同志たちの心によって支えられて党の一員であることに、心からの誇りを感じます。そしてこうした気持ちに必ず応えねばという決意を新たにしたいと思います。(拍手)

   私はこの志位発言に嫌悪感をかんじます。これは「カルト」集団の手法・話術です。この女性は、マインドコントロールされた状態にあると思われます。常識ある共産党の幹部なら、この献金は断るべきだ。今後のその女性の生活設計などの話をして、最高にもらっても10万円位にしておくべきだ。

  私は、このような具体的手法に対して「カルト化」と語っています。むやみやたらに共産党を「カルト」だと批判していません。

 最近では「中国は本当に社会主義を目指すのか」の中で、その判断基準が相手の党の幹部や政府の「まじめさや誠実さ」が大切だとしながら、その「まじめさや誠実さ」をだれが判断したのかは、すべて不破氏がそういっているという説明に対してです。
 これをおかしいとは思いませんか。共産党が相手の党の幹部や政府が「まじめで誠実」だから中国は社会主義を目指していると判断するのは勝手(これも完全に間違っていますが)ですが、「まじめさや誠実さ」の価値判断を不破氏一人が行うという手法は、明らかに間違っており、「カルト化」しています。(言葉を言い換えればスターリンかしています。)つまりその組織の指導者(一人の判断が)すべてを決定する。このことに意義を挟まない組織は一般的に言ってカルト化した組織です。(民主主義社会の日本にはなじまない組織です。これでは国民の支持はえられません。)
 私は党内でこの可笑しさに気付きながら、それを言えば裏切り者という烙印を押されることを恐れ黙っている人たちの代弁をして党の改革を行おうとしています。現にこのサイトには、党内からも多くの人が見に来てくれています。その中で苦情を寄せたのはあなたが初めてです。

 昨日もあなたと前後して党内の女性からメールをいただいています。その方はここに載せることは拒否されているので、ここに載せられませんが、長い文章の中の一行だけ引用させていただきます。

  その内容は」、「こちらのサイト様の、立ち位置が、私の考えととても近く、親近感をおぼえ感激しています。」という物です。この方は党のあり方にいろいろ疑問を感じておられます。「自分の人生が、人として『本当に正しかったのか?』と、疑いはじめ」、とも言われています。私が言いたいのはなぜこの悩みが党内で解決できないのかという事です。私のようなサイトにそれらの声が入ってくるのは、党内民主主義に問題があることを示しています。それらを真剣に受け止める努力を行わないと本当に共産党は、日本の政治から取り残されます。

  あなたの勘違いは、脅しでもって言論が封殺できると思っていることです。言論には、言論で対決しなければなりません。それを力で封殺を行う姿を共産党が見せたとき、日本共産党は結局スターリン主義的な政党だと国民は認識し、ますます国民から遊離します。

   あなたは、愛すべき共産党の為にと思って、私に抗議のメールを送られたと思いますが、あなたの行為は、結局は共産党が権力を握った際に、言論弾圧を考えているという一般的認識の後押しをするものでしかありません。
  「カルト化」しているという批判に腹が立つなら、1000万円の寄付を取る行為が正しい、あるいはこれをほめたたえ、他にも高額の寄付を求めることが正しい党の指導だと説明しなければなりません。
  あるいは「中国が社会主義を目指している」のは「まじめで誠実」だと不破氏が判断したことのどこに正当性があるのか説明をしなければなりません。いくらこの判断が共産党内で認められても、国民はこの判断を支持しません。科学的社会主義だと言いながら、不破氏の判断がすべてに優先するという共産党の立場は、国民から見れば「カルト化」した集団です。

  なぜなら多くの国民は、尖閣列島の問題を通して、中国を日本にとって危害を及ぼす恐れのある国だと認識し始めているからです。社会主義社会は領土不拡大が基本的方針です。(レーニン)

  あなたの批判いくらでも歓迎します。しかし周りの共産党幹部に聞いてください、このサイトを攻撃する最大の戦い方は「無視」することです。あなたのような挑戦はこのサイトに活気を与え、ますます力づきます。(もともと共産党が無視したのですから・・・その方法が一番良いと判断されたのですから)

  このサイトの閲覧者は月に3000人ほどです。もし共産党が赤旗で取り上げ批判して頂ければ、最低日に数千人は見に来てくれます。私の最も望んでいることは共産党が私を批判してくれることです。

 すでに先例があります。さざなみ通信は共産党から批判され、そのことによって社会性を得ました。私もまだまだ弱小サイトです。共産党が批判してくれれば、一気に有名サイトになります。

  あなたの行為は、共産党のトップの意向とは違います。共産党の考え方は、「このような不良サイトに近づくな、近づいても勝手に論争するな」です。よく考えて行動してください。個人的にはここで議論をしていただくことを歓迎しますが、あなたのような忠実な共産党員が、道をはずすことになりますよ。

  これはあくまでも老婆心ですが。



 貧農。失業者が広範に存在しているのに社会主義でないでしょう   弥生さん
                                           平成(2013)25年3月19日

 今日は、一挙にブログ更新がありましたね。
 さて私の12日付メールは、すべて荒木國臣氏の文章の紹介コピペです。すみませんわかりにくくて。   
  「いつから日本共産党は『中国を社会主義を目指している国』と規定したか」という議論にもなっていますが、本当にその区切りがはっきりしていませんね。単に時間的問題もそうですが、「中国が社会主義だといっているから社会主義」とするというのも本当に非社会科学的ですね。
 このことははじめてエガリテさんの紹介で知りました。そもそも社会主義ということは、一定の基準をクリヤーして初めてそういう呼ばれ方をするのではないでしょうか?
  たとえば、国家が死滅するとか、生産力水準が高度で人が欲しいものを必要な時必要なだけ受け取れる、とか、したがって階級の廃絶がなければならない、とか。
  だから中国は当然社会主義なんかではなくまだその前提すらに至っていない、のではないか、と昔教わった覚えがあります。
  中国革命は、毛沢東周恩来が抗日戦争から、国共内戦を経て共産党の権力を樹立したのは確かですが、それから苦難の国内経済建設を必要としている段階ではないでしょうか。
  その過程でむしろ貧富の格差が拡大し民族主義を主張しないと国内の統治が不可能となっている現状なのではないかと思います。
  大資本家を国家が育てていて彼らを共産党員に組み入れ、他方貧農、失業者が広範に存在しているのに社会主義はないでしょう。なんかしっちゃかめっちゃかの混乱があるようですね。
 党員学者は発言しないで疑問もないのですかね。


    中国を批判できない共産党に未来はない。           エガリテ
                                                                                            平成25(2013)年3月22日


  実はこの間、更新ができなかったのは、「中国は本当に社会主義を目指しているのか」をまとめるのに時間がかかったためです。私はこの質疑応答はとても価値のある内容を秘めているとみています。この「質問回答係」(こんな役職が党中央にあることも知りませんでしたが)、が非常にまじめな方であり、現在の共産党の考え方をつまびらかに説明しています。
 おそらく、中国問題に対する共産党の考えがこれだけ整理された形で出たのは初めてでないかと思っています。質問が多岐にわたりまた質問も回答も長文であり、3回にわたってラリーが行われており、なかなか理解しにくいので、これを分かりやすくして世に出せないものかと思って取り組んでいました。私の能力の問題もあり、その整理が結構難しく、プリンターの故障で文書も打ち出せず、何回も見直しながら整理しましたが、結果は原文より分かりやすくなったのかそれともかえって難しくなったのか自信はありませんが、少しでも理解が深まれば幸いです。(原文を書かれた荒川様に了解をいただいた作業でないので、怒られるかと今もドキドキしています。)

 私はこの荒川さんと共産党中央の質疑応答は往復書簡として本にして発売(仮題:中国は本当に社会主義をめざしていりのか? 日本共産党の見解)するくらい値打ちがあると思っています。現在の共産党の姿が非常によくわかります。この党中央の回答者は非常にまじめな方であり、共産党の現在の考え方を非常に丁寧にわかやすく説明されています。おそらく4回目の回答を求められた際、上司に「私の名前を出してよいか」と聞かれ、それを見た党幹部がこの回答あまりにも党の内情をバラスものだということに気が付き4回目の回答をストップさせたとみています。(頭の固い党幹部が)

 よりうがった見方を伝えれば、荒川さんが共産党の本音をここまで引き出したことに共産党は危機感を抱き、今後はむやみやたらに回答するなと指示が出たのではと思っています。

 「中国が本当に社会主義を目指しているか」(注1)という論議の場で、社会主義を目指しているかの判断基準は、「その国が社会主義を目指していると言っていることがまず大前提、その次はその国の共産党や政府のまじめさが判断基準になる。そういう意味では中国の幹部はまじめで誠実だから、社会主義を目指している国だ。」という共産党の主張は、笑えるほどおかしな議論です。その中国幹部のまじめさや、誠実さはどこで担保されているのか問われ、「それは不破さんの本に書いてある」とまじめに答えている党幹部の姿は、滑稽ですらある。いつもドリフのギャグで申し訳ないが「こりゃダメだ」というのが率直な感想である。
 たとえばキリスト教などでは、よく聖書のどこに書いてあるからそれが真実だという論理展開をしているが、共産党もそこまで来たかと思うぐらい情けない議論である

注1:「中国は本当に社会主義をめざしているのか」(参照

 あなたが言われる、社会主義。共産主義とは何かの学問的切り口も大切だが私は3つの点で中国は社会主義に向かっているという判断は絶対に違うと思っている。

 一つ目は、人民に優しい政府か・・・格差社会が進行し、公害が垂れ流しで人民の生きていく権利(生
        存権を)完全に犯している。

 二つ目は、党が国民大衆に奉仕する政党でなければならない。党幹部が利権をあさり、自らの身内
        を優遇し、腐敗堕落している。

 三点目は、多民族の弾圧や、他国への侵略性を前面に押し出し、軍備拡張路線に走っている。

 すべての面で社会主義と全く相いれない、帝国主義国家の様相を示している。

  不破氏はどこを見て、中国共産党の幹部が、「まじめで・誠実」だというのか、中国の共産党の堕落について一般紙はよく伝えている。昨年11月の第18回中国共産党大会(十八大)で最高指導部入りが有力視されていた薄熙来氏は、妻・谷開来(グー・カイライ)による英国人実業家ニール・ヘイウッド氏殺人事件により失脚した。膨大な資材の蓄積を行っていたことも報道されている。

また多くの幹部の子ども達はアメリカに留学し、資本主義国の最大の堕落した文化に埋没している。高級外車(フェラリー)を乗り回し、ほぼ全裸の女性2名と壁に激突し、死亡した中国共産党幹部「令計劃氏」の息子事例など、幹部(の子弟)の腐敗と堕落は著しい。

 日本国内の政治では「政治とお金」を最大の課題として、小沢失脚に手を貸した日本共産党が、中国共産党の幹部の腐敗堕落には目をつむり、尖閣列島問題でも、相手に理をもって話せば解決すると、あたかも現在の中国共産党に領土的野心が無いかのような宣伝を行なっている。共産党が自慢の科学の目は、すでに国民大衆の立場からものを見る目ではなく、不破哲三という政治家あるいは学者の名誉と野心の前にみんながひれ伏している目(姿)だ。これをおかしいと思わないのであれば、すでに共産党は、国民大衆のための政党であることを放棄した政党になっていると言わざるを得ない。
 全く不謹慎な話だが、いつかフルシュチョフがソ連共産党第20回大会で行ったような不破氏の間違いに対する秘密報告(注2)がおこなわれる時が来るように思われる。

注2:スターリンの死去から3年が経過した1956年2月、ソ連共産党第一書記フルシチョフは、第20回
    大会において、外国代表を締め出し、スターリンの個人崇拝、独裁政治粛清の事実を公表した。
    特に、全領土で吹き荒れた大粛清の契機となったキーロフ暗殺に至る陰謀について詳細に明かさ
    れた。

  先の「中国は本当に社会主義を目指しているのか」の質疑応答の中で、「中国は天安門事件の総括をしっかり行わない限り本物の社会主義にはなれない」との回答があったが、共産党も民主集中制という組織原則で、「党内の権力が特定の物に集中し、すでにおかしいとは思いながらそれを批判して克服することができていない。それが今日のような共産党の停滞を招いた。」という総括がされる日が必ず来ると思っている。そうでなければ共産党は本物の国民政党としての資格はないし、国民の支持を得られないであろう。

  この私の批判に対し、共産党は「反共攻撃」だと騒ぎ立てると思うが、どちらが歴史的真実を見ているかは、ここ10年以内に証明されるであろう。私はそのためにこのHPを開設している。必ず国民はどの政党が国民の利益を守ってくれるかを見抜くであろう。

   不破さんが、中国共産党の幹部は「誠実でまじめだ」と言っているから、「中国は社会主義を目指す国」だというようなばかげた主張をする政党に未来があるはずがない。日本国民はもっと賢いという事を共産党は完全に見誤っている。



    党幹部の怠慢5:本当にただの怠慢?           元党員B さん
                                           平成25(2013)年3月19日


1.前回までに、私が党幹部の怠慢と感じるものを列挙しました。いずれも、「近い将来の民主連合政府
  実現」にブレーキをかけるものであり、かつ「是正可能なのになぜ放置するのか」理解に苦しむためで
  す。
    掲げている政策は大筋では優れているのに、また、各分野で支持者、党員、赤旗記者、議員さんた
     ちが国民の生活と権利を守り、民主主義を定着させるために日夜奮闘しているのに、幹部がなぜ石
     頭なのか?

2.自己保身で精一杯だから?無能だから?そもそも依拠する思想自体が時代遅れだから?
  でも、党幹部の皆さんは、強い決意を持って入党したはずの30万党員からの選良です。科学的社会
    主義の運動体は、人類の営みの成果を取り入れつつ自己変革を繰り返して成長するところに生命力
    の根源があることを、理解されているはずです。たった数十万人の組織を民主的に運営できずに、国
     を治めるのは不可能なことも、自明でしょう。

3.ある時点から、私は「党本部に不純分子が入り込み、意図的に党を非効率化させているのでは?」と
    の疑念を持ちました。そのほうが、最近の幹部の言動を理解しやすいのです。わざと独善、排他的に
    ふるまい、支持者を遠ざけ、戦略不在で党員を疲弊させる。さらに、無知を装い、情報管理不備で敵
     に攻撃の糸口を提供する。いつの日かWikiLeaksで真実が明かされるかも。・・・私の妄想であること
    を祈ります。


 共産党の最近のマヌケさは、組織原則の持つ欠陥から必然的に生まれている。                                          エガリテ
                                                    平成25(2013)年3月22日



  党幹部の怠慢シリーズありがとうございます。ご指摘の内容は私も15通の「意見書」で述べています。一番最近の「共産党は天邪鬼」もそうした立場から書いています。

  あなたが、「党本部に不純分子が入り込み、意図的に党を非効率化させているのでは?」と書かれていますが、私も+この間の共産党の選挙の争点は、すべて間違っていることを捉え「天邪鬼」という表現を用いましたが、言わんとすることはなぜこんなに争点をはずすのだ、よっぽど政治的に鈍感な人の集まりになったのかという事を皮肉ったものです。さらに、どこで書いたか忘れましたが、あなたと同じ疑問をすでに発しています。共産党の中にスパイが潜り込み党の発展を阻害しているのかと思うほど現在の党の政策・方針はおかしいです。

  きついことを言えば。3.11の震災後の一斉地方選挙で、それぞれの候補者は原発反対を掲げていたのに、投票日前日の赤旗の「主張」で、共産党の原発政策は「安全優先の原発政策」だと主張したことです。(完全に運動に水をぶっかける行為です。)

  私は長く活動から遠ざかっていますが、活動家の血は流れています。3.11の震災で原発がメルトダウンしている時に、命を守る政策と掲げながら、原発には反対しない共産党は、ネズミを捕らない猫です。
(注1)なぜこんなばかげた政策を出しながら、誰一人反対しない、これは政党としての自殺行為です。
  この共産党の姿を見た国民は、すでに共産党に三行半を突き付けられているとみています。確かに政党も誤りを犯します。しかし、共産党はその誤りを認めず、共産党の原子力政策は一貫していると宣伝しています。この状況は「嘘つき政党」と言われても反論できない状況です。

注1:「黒い猫でも、白い猫でも、鼠を捕るのが良い猫だ。」ケ小平の発言、実利主義的な発想、「できる
     だけ速くかつ容易に農業生産を回復させ発展させる方法があれば、それを採用すれば良い。民衆が
     望む形式を採用するべきである」という考え方
         この言葉は文化大革命期に「主義と方針を持たない実用主義的観点」として毛沢東からも批判さ
     れ、 ケ小平失脚の理由とされました。
         その後、ケ小平が復活し、中国経済の「改革開放路線」が本格化すると、教条主義的な姿勢を
     排除するための号令として積極的に用いられ、広く知られるようになりました。

  何かがおかしい。その原因がスパイが潜り込んでいるのか、民主集中制という組織原則の限界にあるのか現状ではわかりません。
 しかし、当面は民主集中制という組織原則に問題があるというアプローチから入るべきだと思っています。
 上位下達(実質上)という組織原則は軍隊の組織原則であり、政党政治の今日、言論の自由を保障した民主主義的な組織の方が、良いことがこの間の経験で痛いほどわかっています。現実の政治の世界で民主集中制を組織原則とした政党が成功した事例は一つもありません。先の「中国は本当に社会主義をめざしているのか」議論の際、議会で多数を取った政権があるなら教えてくれという質問がありましたが、同じように民主集中制を組織原則とした政党が多数を握って成功した事例があるかです。結局はすべての政党が独裁的な組織になり、民主主義と相いれないものとなってしまい、国民大衆から見放されてきたのが歴史の教訓です。



         「高飛車な一面」                    辰巳 幸太郎ファン さん
                                             平成25(2013)年3月12日


 エガリテ様にはお忙しいなか回答を毎回頂き感謝しています。若干意見の相違はありますが共産党が真に信頼される国民政党に生まれ変わるよう願う思いは共通していると考えております。
 私は近畿のある民商支部で活動しています。選挙の度に中央委員会は「共産党の値打ちを理解してもらう」という発言をしていますがこの言葉に違和感を抱かざるを得ません。 私は多くの業者様と関わっていますが自らの品物を「値打ちがありまっせ!」と言いながら売っている人は皆無です。物を売るときは普通他の店の品物とどこが違うのか、その上でどういうメリットがあるのか説明するのが普通と思うのです。そもそも値打ちがあるかどうか決めるのは客であり国民です。皮肉を込めて言えば「値打ち」がないからここまで支持を得られていないのではないでしょうか。「値打ちを理解してもらう」などという言い方は高飛車で絶対すべきではない。もう少し謙虚にならないと。


  確かに「誠実さ」や「謙虚さ」に欠けますね!            エガリテ
                                              平成25(2013)年3月16日


 メールありがとうございます。ご指摘の「真に信頼される国民政党に生まれ変わるよう願う思いは共通していると考えております。」ですが、いくら手を差し伸べても、自分たちが絶対であり、こちらのメールに対して、受け取ったとの反応もありません。

  より実務的なことを言いますと、高槻市委員会が出した選挙結果のビラの数値がすべて間違っていると電話しましたが、それに対する反応は全くありません。このビラはすべての支持者に配られています。当然修正版を送る必要があります。それもほっかむりしたままやり過ごす政治的」センスがうかがわれます。
  何が欠けているのか、まず誠実さが欠けていると思っています。さらに謙虚さがありません。党の前衛性を否定しながらプライドだけは残っており、自分たちが一番だという意識が支配しています。もうすでに一周遅れのランナーになっていることに気付いていません。あるいは気付こうとしていません。どうしようもない政治的鈍感さです。  

  最近では、13日国会で日本維新の西田譲議員が福島の復興の問題でとんでもない発言を行いました。原発事故による住民の避難指示を「憲法第22条第1項に違背する居住権の禁止、故郷選択の自由のさんだつ」だと非難し、「広範に飛散したのはセシウムのみ。そのセシウム線量は微量で、個人の外部被ばく線量は年間累積でわずか数ミリシーベルト」と非科学的主張を展開しました。
   この発言で維新の原発再稼働反対という党の政策がすべて嘘だったことが明確になりました。しかし共産党の赤旗はこの記事がベタ記事扱いです。もし逆にこの質問が共産党であれば、橋下氏なら、共産党はこれで原発問題に対する発言権を失ったと、100回でも喚き散らすと思います。この辺の政治的感性の差が選挙結果の明暗を分けていると私は思っています。



 朴氏の父親を免責する位置に加担してはならない。        弥生さん
                                           平成25(2013)年3月12日

 
 エガリテさん、辰巳幸太郎さん、次の荒木国雄氏による投稿をご覧ください。

◆哀しい朴演説
 韓国の朴大統領は、3月1日の「3・1独立運動記念式典」で次のような内容の演説をおこないました。3・1独立運動とは、日本の植民地支配下の朝鮮で起きた独立運動で、ソウルのパゴダ公園で独立宣言文が読みあげられ、約200万人が独立万歳!を叫ぶ民衆運動となって全国に広がり、日本軍によって7500人以上の死者が出た事件です。朴大統領は、この事件を記念して次のように日本に呼びかけています。

 「歴史は自己省察の鏡であり、希望の未来を開く鍵だ。日本は歴史を正しく直視し、責任をとる姿勢をとらなければならない。韓国と日本がつらい過去を一日も早く治癒し、共栄の未来にともに進めるように、日本政府は積極的な変化と責任ある行動をとらなければならない。歴史に対する正直な省察がなされるとき、共同繁栄の未来もともに開ける。加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わらない。日本が歴史を直視し、責任ある姿勢を示したとき、両国間に固い信頼が重ねられ、真の和解と協力も可能になる。両国の未来の世代まで歴史の重荷を負わせてはならない。われわれの世代の政治指導者の決断と勇気が必要なときだ。・・・・」  

 じつに堂々たる品格のある演説であり、日本政府の卑しい低劣な演説とははるかに異なる格調の高さがあります。ドイツの過去の記憶にも匹敵する質をもっており、演説起草者スタッフの知性の高さがうかがえます。日本政府の演説がなぜ低劣かというと、精神生活を支える知的認識が貧困であるということに尽き、いまは過去の遺物となった修身の教科書に手本を求めるなど、依拠すべき信念体系を確立し得ず、重量感ある歴史そのものへの深い洞察がないからです。

 しかし朴演説には、韓国の近現代史の哀しい光と闇が隠されています。朴大統領の父親は、朴正煕(日本名・高木正雄)という軍事独裁者であり、日本の陸軍士官学校を卒業して日本軍人となり、祖国の独立運動を弾圧した民族の裏切り者であり、戦後は軍事クーデターによって独裁者として君臨し、多くの民主運動家を拷問にかけて虐殺した人物です。 私の大学時代の知人である徐勝氏(立命館大学教授)も、ソウル大学留学中に逮捕され、拷問を受けて苦しさに絶えかねて灯油を浴びて自殺を試みました。格調ある朴演説の背後には、こうした血塗られた韓国現代史の闇の世界があり、彼女は父親の独裁を漢口の奇跡と呼ばれる高度成長によって肯定し、基本的には同じ路線を歩んでいます。歴史の闇に消されていった犠牲者たちは、どのような思いで娘の軌跡を見つめているのでしょう。 娘の朴氏は父親の恨みを買って、暴漢からナイフで刺され、いまも顔に鋭い傷跡が走っています。たしかに娘は父親とは独立した人格であり、父親の罪責をどこまで負うかは議論があるでしょうが、少なくとも父親の犯罪を謝罪し、いまも反共法で一生牢獄に閉じ込められている無実の囚人たちを無条件で釈放しなければならないでしょう。従って朴演説は、独裁者の娘としての自己自身に対する再審を呼びかける逆説的な意味を含んでいます。

 日本は娘の朴氏の大統領としての公的な立場と、個人の人格を厳格に区別して遇しなければなりませんが、少なくとも日本の変革をめざす立場の人は、朴氏の父親を免責する位置に加担してはならず、ある距離を置くことが求められます。朴演説にあるように、「加害者と被害者の歴史的立場は千年の歴史が流れても変わることはない」のですから、韓国内において加害者であった人物の娘の大統領就任を無条件に祝賀することはできません。こうした点で日本のある革新政党の委員長が、歴史の過去の責任から離れて、就任式典に参席して祝意を捧げるなどという行為は、歴史の許すところではありません。こうしたふるまいは、歴史の記憶を風化させ、現実へのマキャベリステックなふるまいを蔓延させていきます。(2013/3/2)


   「戦争の被害者・加害者論に潜む問題点」            エガリテ
                                            平成25(2013)年3月16日


 弥生さん、申し訳ないですが、この文書どこまでが荒木国雄氏の主張で、どこからがあなたの主張かよくわかりません。さらに荒木氏の主張のどこにポイントを置かれているのかも把握しにくいです。

  上記主張について、多くの点で同意しますが、私は「被害者・加害者」論の見直しが必要と思っています。「差別するものと差別されるもの」あるいは「戦争加害者と戦争被害者」この議論の見直しを行わない限り、韓国とも真の友好の確立は得られないと思っています。以下に私の大学時代の知り合いであった部落解放同盟の運動家の住田一郎氏の主張を紹介します。この文書の原文を持っているのですがどこに仕舞ったのか分からないのでインターネットから引用します。

     「歴史と国家」雑考
━━辻本武のホームページにようこそ━━
  糾弾する朝鮮人と反論できない日本人   差別を受ける側のエゴイズムの度し難さ
 『新コペルbS』に住田一郎氏が、詩人である金時鐘氏の次のような発言を京都新聞より引用して紹介している。

「(差別の)本当のひどさは、そのことで(被差別者)が自分を省みる内省力がなくなっちゃう事なんだね。(略)
 心ある日本人ほど在日朝鮮人を、いたわるんだよな。つまり、向き合う関係でなくて、ごもっともと言い分を認めちゃうというのか‥‥。あの人たちは差別されているから、民族的受難を経ているからというだけで、意識の深い人ほど対朝鮮人という論議を一緒にし合う対象にならないんだよな。

 エゴイズムは差別する側のものだけでなく受ける側にもある。むしろその度し難さは受ける側にこそあるというのが私の持論だが、こんなのは随分見てきているし、良く知っている。」
 この文書は、私の記憶では、なぜ日本人は我々に、跪くのか、お互いが会い向かっていくときに一方が跪いていれば、真の連帯はありえないのではないかとの問題提起をなされていた。
 この金時鐘氏の主張こそが真の友好の為に必要だと思っています。朴大統領が述べた「加害者と被害者の歴史的立場は千年の歴史が流れても変わることはない」との主張は見直されるべきだと思っています。
 少し長くなりますが、以下の文書も参考に読んでください。

      糾弾する朝鮮人と反論できない日本人
  この「加害責任論」は、作家である本田靖春氏の次のような考えにもつながるものである。彼は従軍慰安婦問題で異議を唱えた上坂冬子氏に対し、
  「上坂氏の父上は戦時中に長野県の特高課長をしておられた。‥‥父上は上坂氏がお書きになっているように、個人として立派な人物であったろう。そのことは私はいささかも疑うものではない。しかし、特高が国家権力の中枢機構として行なった思想弾圧、人権蹂躙などの非道の数々から、上坂氏の父上だけを免責するわけにはいかない。‥‥特高課長の娘であるあなたは、どう間違っても従軍慰安婦として中国大陸や旧満州(中国東北部)を転々とする羽目に陥ることは絶対になかった。最低限に見積もっても、あなたの基本的人権はその範囲内で完璧に守られていたのである。その上坂氏が、あたかも朝鮮人慰安婦と同じく戦争の被害者であったかのような言辞を弄する。なんたる厚顔無恥ぶりであろうか.(略)

 私の亡父は、初め朝鮮総督府の役人をしていて、後に新設の重工業会社へ移り、敗戦時には本社の筆頭課長をしていた。その次男である私は植民地支配に直接手を下したわけではないが、自分のことを朝鮮への侵略者であり、朝鮮民族に対する加害者であったと思っている。
 その罪は四十七年間くらいでは消えない。私の子も、そして孫も背負うべきであろう。それが歴史認識というものではないか。」
                                                                   (『時代を見る眼』講談社)

 と、父親の職業如何によって本人の発言する内容が問われると批判し、さらに、父や祖父の罪は子孫が受け継ぐものだと説く。上坂氏はこの主張に対し、

  「私は思わずウッソウと口走った。お節介にもこのとき私は、本田家の子や孫に同情したのである。オレさまの孫だから、お前も四十七年前の罪を背負えなどといわれて、彼らとしては迷惑至極ではないか。子や孫の人権はどうなる?と初歩的な質問もしたくなるものだ。その昔、犯罪者を出した家系は罪は類九族に及ぶとして、ひとりの悪人によって一家眷属が滅びるとされたが、まさか二十一世紀を迎えつつある近代社会でこんな気炎を吐く人が実在するとは思いもよらなかった。
                                      (『思い出すだに腹がたつ』光文社)

  私はこの上坂氏の主張を支持します。

 長くなりますが、もう一点引用します。

     日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約(日韓基本条約)
  
  昭和40年条約第25号)は、1965年(昭和40年)6月22日に日本大韓民国との間で結ばれた条約。通称日韓基本条約。日本の韓国に対する莫大な経済協力、韓国の日本に対する一切の請求権の解決、それらに基づく関係正常化などの取り決めがあります。(効力発行1965年12月18日)

     12.18日、韓日協定批准書交換に際しての大統領談話

  親愛なる国民の皆さん! 今日ソウルでは,韓日両国の全権代表の間で韓日協定批准書が正式に交換されました。14年という長い歳月にわたり、その処理過程において,相当の陣痛を経ねばならなかったこの問題がとうとう解決され,ここに両国間に批准書が交換されることに至ったことで,私はいくつかの所信を明らかにし,国民の皆さんの協調を得ようと思います。 (中略)

 かつて36年間のわが国と日本との関係についていうならば,それは明らかに仇敵関係だったといえます。しかしそれは,あくまでも過去であります。それはわれわれの現在でもなければ,また未来がそうでないであろうことはあらためていう必要さえないことであります。今日,国際的連関を離れたわれわれだけの独存とか繁栄はあり得ないことであります。 (中略)

 親愛なる自由世界の市民,とくに日本市民の皆さん!今日韓日協定の批准書が交換されたことに際して,韓国民は自由世界の大義とアジア反共態勢の整備のために,万難を排してこれを受け入れることを私は闡明にしようと思います。しかし,韓国のこうした決断が真に自由世界のためのものであり,極東反共態勢の強化のためになるためには,今やその鍵は日本国政府と国民の友好に満ちた善隣意識に立脚した韓日両国相互協力体制と反共態勢の強化にあるといわざるを得ません。私は,日本国政府と国民のこうした国際的信義を信じるとともに,また自由世界の友情にあふれる協調が継続されることを確信しないわけにはいきません。 (中略)

 親愛なる自由世界市民の皆さん,韓国と日本は今や新しいアジアの歴史を創造する一歩を歩み出しました。侵略ではなく協力が,また一方的なもので相互利益が,そして結局は一つになろうとしている世界の中で,まずわれわれだけでも互いに信じ,助け合いながら純粋な友邦として新しいアジアの歴史を創造しようとするものです。私は韓日両国のこうした新しい出発に,自由世界の緊密な協調のあることを期待してやみません。(後略)
 
                                                          1965年12月18日 大統領 朴 正煕

 すでに1965年日韓基本条約発効に対して、朴 正煕大統領は、上記のような大統領談話を出されています。大統領が変わるたびに、日本の加害者責任を追及するのは、私は国際間の友好という面で問題があると捉えています。



    党幹部の怠慢4: まとめのリスト                 元党員B  さん
                                             平成25(2013)年3月10日


 エガリテさんはじめ、ほかの皆様も発言されていますので、ダブりますが項目のみ記します。

 @情報管理不備 A政党助成金実質横流し B政策説明の拒否  以上既報
 C社会性欠如。(メールに返信せず。挨拶されて無視するような、横柄な態度。)
 D民主集中制の形骸化。(上部方針の改善=修正=に継がる疑問や意見は、その存在自体を無視。)
 E科学的情勢分析&戦略立案の放棄。(戦略の基本無視。竹槍戦法。元支持者からも学ばず。)
 F選挙協力志向なし。(未来の党出現時も、政策確認前にまず批判。)
 G選挙敗北責任を党員に転嫁。(党幹部は責任取らず、自己反省もせず。)
 H機関紙活動局長のネット音痴。(「党員の動きが悪いから、党本部に機関紙購読申込が来る。」)
 I超大口寄付の粗末な扱い。(選挙経費に消えた?受取るなら、形が残るように使うべき。)

 以上、いずれも党中央にメールして、ごくたまに、「指導部に報告します」レベルの回答。きりがないので、このへんで。


  党首の持つ役割は政党間の戦いで重要な位置を占める。   エガリテ
                                              平成25(2013)年3月16日


 メールありがとうございます。指摘されている事項、私もほぼ同じ指摘を行なっています。すでに党内外の批判のポイントは固まりつつあるのではないでしょうか。共産党はこれらの批判から謙虚に学ぶのではなく、むしろ敵対しています。

 たとえば私は6中総に向けて、選挙戦の総括のためにはこの視点が必要と多くの文書を送りましたが、受け取ったという返事さえしません。(この段階で国民政党として失格です。通常ならそう考えます)

 党中央は自分たちだけがエリート集団であって、戦略・戦術を考えるのは中央の仕事、末端の党員は自主性など必要とせず、ただ上からの命令に対して身を粉にして働けという役割分担論です。(昔日清食品のCMだったと思いますが、女性に対して私作る人、僕食べる人というCMを流して批判されたことがありますが、党中央もこの考えです。)

 政党間の争いでは党首の力量が大きく左右します。ですから、他の政党は党首の首をよく挿げ替えます。これは政治を知っているからです。共産党は基本的には終身性です。人間としての基本的能力を維持している限り、指導者の位置にとどまります。このやり方が、党内の政治家を育てず、魅力のない党になっています。

 志位委員長は1990年から2000年まで日本共産党書記局長、2000年から日本共産党委員長。20年以上も特定の者が責任者である政党に、国民は魅力を感じるでしょうか、この20年間の間に志位委員長を追い抜く政治家が育たないことに共産党の大きな弱点があります。(これは民主集中制という組織原則の持つ弱点です。)

PS:余談ですが、同じ組織原則を持つ中国が、幹部の交代を定期的に行なっています。こ
   の点は中国にぶべきです。



  政権放送は学芸会以下の内容             辰巳 幸太郎ファン
                                              平成25(2013)年3月6日


  総選挙時の政権放送は学芸会以下の内容で本当に失望した。硬い、古い、元気がない。共産党の友人もこんなんようゴーサイン出したなと言っていた。本当に躍進しようと思っているのか疑問に思わざるを得ない。この政権放送を見て共産党に入れようと感じた無党派層がいたのだろうか。

  公明党の政権放送は面白かった。共産党の政権放送を見て負けを確信した。正直だめだこりゃというドリフのセリフが脳裏をよぎった。もう少し自分達がどのように見られているのか社会人として認識がないのだろうか。こんな政権放送なら放送する必要などない。入社の面接でも元気のない者はまず採用されないのだから。ナンボ正論を主張しても。


  党首力のなさ、情報発信力のなさ に問題あり          エガリテ
                                             平成25(2013)年3月7日

 
  ご指摘の通りです。選挙では党首力というのが勝利の大きな要因になります。共産党は6中総でも見られるように、末端の党員が赤旗を拡大し、大衆と結びつくことが勝利のカギとみています。ですから党首に魅力がないし、候補者も魅力がありません。

 私は選挙は言論の格闘技だと言いましたが、国民大衆は言論でだれが勝利しているか見ています。橋下・維新がなぜ強いのか、それはこの言論戦で勝っているからです。確かに彼の言っていることは詭弁です。しかし勢いがあります。
 共産党の勘違いは政策が正しかったら勝てるとみていますが、各党の政策をじっくり見て比較して投票する人は少数だと思っています。

 最近のイタリアの選挙でも「道化師」グリッロ氏率いる政党が、反緊縮策と既成政党批判を展開した五つ星運動が上下両院で中道左派・右派の二大政党連合に肉薄する議席を獲得、単独政党別では下院において民主党に次ぐ第二党となりました。
 演説を見ましたが、何を言っているかは分かりませんが、身振り手振りで全身で訴えています。政策も反権力で優れているらしいですが、やはり彼の情報発信力が大きいと思います。



  志位委員長は国会中心に考えているから・・・          弥生さん
                                             平成25(2013)年3月5日
 
辰巳さん、幸太郎ですか、柳太郎じゃあないですか?

 それはともかく、朴新大統領が「そんなにタカ派にみえない」、国民の反共の声も収まっているし、といわれてますが、安倍もそんなにタカ派には見えない、ただし参院選前の今は、と同じだと思います。外見ではわからない、その戦略・方針を検討する必要があります。親父の「漢江の奇跡」を再び、ということの意味、安倍が日中戦争は「大東亜聖戦」だった、というのと同じではないですか?「漢江の奇跡」を起こすには、労働者・弱者を犠牲にして、反対するものを押さえつけて、しゃにむに大独占企業を中心として活かしていくしか道がないのは、グローバル資本主義の必然でしょう。微笑みのファッショという段階ではないですか?気が付けば「茶色の朝」というのがちょっと前の本にありました。志位委員長は国会中心に考えるから韓国もそうして選ばれたから、危険ではないと思っていると思います。

  誰と手を結ぶべきか、見失っています。              エガリテ
                                                              平成25(2013)年3月7日

 
  共産党は野党外交を行い、政党間で優位に立とうと思っています。韓国には、朝鮮王朝(1392年〜1910年)の国家行事を記録した「朝鮮王朝儀軌(ぎき)」の返還に際しての共産党の果たした役割が評価され、ソウル市と東北部・江原道で記念式典が行われた際、日本の国会議員の中で式典に招待されたのは日本共産党の笠井亮衆院議員だけだったことから、関係を深めています。

 しかし、野党外交はいいのですが、例えば志位委員長がアメリカで、共産党はアメリカと敵対しないと確約したように、結局は時の権力者との関係の中で問題を捉えるようになってしまいます。

  中国問題もそうです。中国が「社会主義を目指す国」という位置づけは多くの国民が疑問に思っていると思いますが、共産党は幹部が中国にわたり、接待を受け、中国が社会主義へ向かう意思を強く感じたから、中国は社会主義に向かっているというのが共産党の評価です。中国の大衆が本当に社会主義に向かっているという確信を持っているかではありません。ここに共産党の物の判断基準がずれてしまっています。(注1)

注1:さざなみ通信に「日本共産党中央へ質問と回答、(2009年6月から9月にかけて、日本共産党の中央に対して行った質問とそれに対する党中央の質問回答係からの回答)、それに対する批判」 荒川岳志50代(2012/2/15)が掲載」されている。この文書は、中国が社会主義を目指す国という共産党の立場を説明したものとしてきわめて興味深い内容になっている。(必見です)



  中国が社会主義を目指す国  何を基準に判断?       U3 さん
                                            平成25(2013)年3月5日

 エガリテ様 u3より

 いつも新しい文章を待っています。共産党が国民をミスリードせず将来展望へ力ある方針を掲げてほしいと(かなり諦めながらも)期待をまだ持っています。
 党が期待を失わせる理由はいくつもあり、溜飲を下げるには大部の一冊が書けるほどですから、今回はその一項目だけ言わせてください。

「中国は社会主義を目指す国」。
 社会科学研究所を有する政党が現存する国家を観察し交流までしながら「社会主義を目指している」と認識しているのです。私の認識と相容れないのはもちろん、日本の大半の常識ある人の認識とも大きくずれています。
 将来に社会主義の到来を願う身として考えると、「あれが私たちの目指す」姿なら、「社会主義」そのものに対する認識がずれています。むしろ「社会主義でない」ほうが良いとさえ感じてしまいます。
 当初、あの国には言論が保証されている「はず」でした。少数民族の諸権利を大切にする「はず」でした。農民や労働者は社会的に大事にされる「はず」でした。
 ところが2008年、08憲章の起草者が逮捕投獄され、今も獄中です(2020年6月21日まで)。一党独裁でなく国民の意見が民主主義的に反映される制度を提唱することは、そんなに重罪ですか。そもそも憲法に照らしてどこが罪なのですか。
 夫人には裁判(従って判決)があったわけでもないのに、市民世活を自由に送れない状態(軟禁)になっています。また夫人は日本の知識人に向かっても(口頭で)不当な刑を受けている夫への援助を呼び掛けておられます。
 私は何もできません。力になる何もありません。そのことが口惜しくて仕方がありません。
 綱領の末尾には「二一世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人類史的な前進の世紀とすることをめざして、力をつくすものである」と明記する共産党が、何の援助もないばかりか、抑圧者への厳しい指弾もないことを残念に思うどころか、信じるに足りない……いや、ウソつきではないか、と思います。

 政治集団として信用を得られない理由は第一にここにあります。 譬えれば、事あるごとに声高らかに「お経」を読むが、仏心は身に付いていないなまぐさエセ坊主です。僭越ですが、素人の私の方がずっと「仏心」を心得ている、と自負しています。 だから臆せず物が言える、と自分の行動に納得しています。
 これもエガリテ様のお陰です。勇気をありがとう。


 中国が「社会主義を目指す国」の判断は、不破さんの感触が基準  エガリテ
                                              平成25(2013)年3月7日

 
  中国問題は私も一貫して批判しています。「中国を社会主義を目指す国」という位置づけを行うから、日本国民にとって社会主義は全く魅力のないものになります。このひとつ上の弥生さんのコメントに対する返礼で、さざなみ通信の文書を紹介しましたが、これをぜひ読んでみてください。共産党の中国問題に対する可笑しさが完全に浮き彫りになります。少しだけ触れますと、まず「社会主義を目指す国」とは、当事者国がそういっている国をそう呼ぶことにした。しかし、北朝鮮の蛮行が重なりこれではダメだと判断し、どう見ても社会主義に向かっていない国を外した。というのがまず最初の位置づけです。次に中国が社会主義か否かは不破氏が中国に行って幹部と話を行い、中国幹部の誠実さを肌で感じたので、中国は社会主義を目指している国だと判断しているという行があり、さらに日本国民の中に中国の評判が悪いという批判に対しては、日本で評判が良いか悪いかで、中国が社会主義化違うのかの判断を行うのではないと言い切っています。

 こうなれば不破教です。不破さんが中国は社会主義に向かっている国だと判断しているから中国は社会主義だ、日本の国民が中国はおかしいと言おうが、そんな外野の声は打ちやっておけというのが共産党の方針だと言っています。

 日本共産党の中国問題に対する考え方が良くわかりますし、同時に重要な決定は不破さんが一人で決めるという党内手続きもよくわかります。最近不破さんは、スターリン批判に力を入れていますが、「あなたのやっていることも、スターリンに似ていますよ」と言いたいです。だれが見ても中国は社会主義になんか向かっていません。それを不破さんがいうから社会主義に向かっていると、すべての共産党員がいう姿はすでにカルト化しています。

 上記のさざなみ通信の要約は、きわめておおざっぱで正確性に欠けますので、ぜひ原点に当たってください。ただ私はこの共産党の回答はきわめて重要な文書であると思っていますので、一度正確な要約を行い、HP上に発表したいと思っています。文書量も多く、うまく要約するにはなかなか難しいのですが、ぜひ挑戦したいと思っています。


     
  永住外国人参政権について(補足)   元党員B
                                                                     平成25(2013)年3月5日


  エガリテさん、いつもお世話になり有難うございます。本件、私の書き方がまずかったようですので、補足させてください。

1.前回投稿の「この政策に思い当たりました」は「この政策の訴求不足に思い当たりました」と書くべきでした。尖閣問題が大きくなる中で安倍政権が誕生し、党は憲法9条を守れ、と声を大にしています。永住外国人参政権についても、(従来だんまりを続けていたからなおさら)どこかで丁寧に説明すべきです。でないと、二枚舌に見えます。

2.本件で私が問題にしたのは、せっかくHPを持っているのに、政策説明に十分活用していないことです。他の事柄については、その事柄自体への私自身の賛成や反対ではなく、党中央が疑問や反対意見の存在自体を無視していることを問題にしています。党内にどのような少数意見がどの程度存在するのかは、全く判りません。党本部で全容を把握し、それなりの判断をしてくれているのならよいのですが、それが感じられないのです。
ただし、情報管理については、私自身が企業で同種業務を経験したこともあり、改善が必要と断言できます。

3.本件については、私自身は基本的に賛成です。(被選挙権については、段階的に考えたらと感じています。)ただし、上述のとおり、私が賛成か反対かは、問題ではありません。



  まずは、地方議会の参政権の付与を            エガリテ
                                              平成25(2013)年3月7日

 
 メールありがとうございます。実はこの問題については私の思い入れが強く、厳しい意見になったかもしれません。あなたが言われるようにこの問題に関して共産党は明確な主張をしていません。むしろ小沢氏の方が積極的です。
  私は子どものころ、クラスの生徒の3分の1ぐらいが朝鮮人の子どもである学校へ通っていました。そこで子どもながらにいろいろ差別があることに気付き、いやな思いをしてきました。
  子ども同士のけんかの際、日本人の子どもは喧嘩で朝鮮人の子どもに負けると最後に「朝鮮人のくせに」という言葉を吐きました。私はこの対応にものすごく違和感を持ちました。(ずるい、卑怯者と)

  話は飛びますが、民主党の前原氏が朝鮮人の焼き肉屋のおばさんに、年間5万円の政治献金をもらっていたことが発覚した際の赤旗の記事は、暴力団関係からも献金という大きな見出しを掲げ、その横に外国人から献金という記事を掲げました。(この件はすでに2回ほど書いています)
  私はこの記事にものすごく腹が立ちました。外国人に地方選挙での参政権を与えることを主張しているのなら、その立場からコメントすべきだと。確か市田書記局長は、議員辞職に値する重大な事件だと言いました。
  ここが共産党の最大のばかなところで、政治とお金を最優先して、大局的に物事が見られない、この赤旗や市田氏の発言は、外国人の排斥をあおるものであり、私としては許せない共産党の主張でした。

  アメリカなどは多民族国家であり、そのことが活力を生んでいると思います。日本は一民族だと、自民党の偉い人が何人も今まで失言していますが、こんなところにこだわっていては、世界の流れに取り残されます。すでに若者は、外国人と結婚する人が増えています。さらに韓国の人が帰化されても、朝鮮名をそのまま名のられる方も増えています。また、外国人と結婚された方が、外国人の氏へ変更される場合も多くあります。(昔は帰化した方は、韓国籍であったことを隠される方が圧倒的に多かった。)すでに社会は大きく変わりつつあります。
  外国人と地域で共同して生きる、多文化共生の考え方が大切だと思っています。



  韓国大統領就任式志位委員長出席は、妥当な判断!  辰巳幸太郎フアン
                                            平成25(2013)年3月3日
 
 韓国大統領就任式出席は新大統領がそれほどタカ派とは思えません。韓国国民の間にも極度の反共意識は一時に比べれば薄まっていますし、大同団結を唱えるなら様々な国の政権と窓口を開いておくことは重要であると思います。米ソ対立のもとでも地下で互いに手を繋いでいたのですから。隣国なのですから儀礼的であっても委員長の判断は今回は適切であったと思います。


    日本の戦争責任追及に利用されるのでは?           エガリテ
                                             平成25(2013)年3月4日

 メールありがとうございます。この件については賛否が分かれると思います。私は韓国側が自らの主張の正しさ(従軍慰安婦等日本の戦争責任)に、「日本共産党も言っていると利用する意図があるとみています。

 この間の朴大統領の演説は、日韓関係は、正しい歴史認識の上に構築されなければならないと主張しています。この中身、落としどころがよくわかりません。一方では、侵略した者と侵略された者の立ち位置は1千年の歴史を経ても変わらないと主張しています。ここに彼らの主張の問題点があると思います。常に日本を目下の同盟者として扱うというこの発言は、見逃すことはできません。

  先にも書きましたが、解放同盟が主張した「差別する者と差別される者」あるいは「差別とは、差別されたものが差別と感じたら差別だ」という主張に瓜二つです。この主張を受け入れれば、日本は一生韓国に頭が上がりません。
 戦争責任の追及も客観的な立証の下でなければならないと思っています。



    党幹部の怠慢3:政策説明の拒否                   元党員B    
                                                                                             平成25(2013)年3月2日


1.日本共産党は、永住外国人への地方参政権付与を主張しています。民主、公明、社民など他党も賛成ですが、同党は@相手国における日本国籍住民の処遇に関係なく、A被選挙権も付与する、という点で最先端です。他党の先を行く政策を出す以上、その理由を説明すべきです。ところが、同党はこの政策を在日本大韓民国民団の集会などで何度も宣伝しながら、国民向けには口をつぐんでいます。総選挙政策に記載されていませんし、ホームページにも解説が見当たりません。

2.非正規雇用などで苦しめられている若い人たちに共産党支持が増えない理由の一つとして、前回参院選挙後、この政策に思い当たりました。このため、国民新党HPの地方参政権付与反対論などを示し、党見解を同党HPに掲載するよう要望しましたが、不要との判断でした。

3.本件、2010年の世論調査で付与反対が4割程度です(被選挙権付与を含む調査かは不明)。尖閣・竹島問題悪化後は、反対者が増えているでしょう。首記政策が不変なら、こういう時こそ丁寧な解説をHPに載せるのが、党本部の仕事。だんまりを続けるなら、その理由を説明すべきでしょう。


  外国人とは共に生きると言う考えが大切だと思います。  エガリテ
                                             平成25(2013)年3月4日

 
 メールありがとうございます。いつもメールをいただき感謝しています。ただし、この件だけは、私は意見が違います。

 あなたが言われるように、外国人に地方参政権を与えることに反対する人が多いことは私も承知しています。取り分けてネトウヨといわれる人はなぜか「在日特権」の糾弾を最大の課題にされているように見えます。
 しかし、私は日本で生まれた在日朝鮮人の方に、地方における参政権を与えないのはおかしいと思っています。
 私は40年近くも前に、共産党高槻市委員会のビラに在日朝鮮人の選挙権を与えることは反対というビラを見て、それならPTAにも入れないのかと迫ったことがあります。(この件については数年後に誤りであったと認められました。)
 同じ地域で生活している以上、共に生きる(多文化共生)の考え方が必要だと思っています。この考え方は世界の常識であり、外国人を排斥する国は少ないと思っています。(注1)今後世界に羽ばたいていくうえでも、日常的な外国人との交流は大きな財産になります。
 それぞれの考え方は多種多様であり、外国人の思考を学ぶことも大切です。

注1:たとえば、フジモリ大統領など、日本人が大統領になった事例もあります。最近ではチェコの大統領選挙
    に、日系人の国会議員、トミオ・オカムラ氏が立候補を表明した事例もあります。(最終的には認められま
       せんでしたが)アメリカではダニエル・ケン・イノウエ、という議員が50年近く上院議員でした。

 日本人は、選挙権が当たり前のように与えられているから、その重要性に気が付かず都会では5割前後の人が棄権しますが、外国人は被選挙権を求めています。地方自治体の運営が議会の意向を大きく反映したものであり、選挙権がないとその人たちの要求はなかなか、市には届きません。

  阪神大震災の際、最後まで取り残されたのは外国人住民の方でした。それは行政が多言語で発信する力量がなく、情報が十分伝わらなかったことに起因しています。震災後多文化共生の運動に取り組む人が増えています。
 また少子高齢化社会の中で、外国人の移住をもっと増やしていくという考え方もする人もいます。そのようなことを推し進めるのであれば、外国人の基本的人権をどう守るかは重要な問題であり、選挙権は住民としては大切な権利です。
 やはり共産党は正義の党ですから、一般的に支持がなくても、何が正しいのかは常に主張すべきだと思っています。



 イジメ問題に見られる共産党の力量の低下            辰巳 さん
                                            平成25(2013)年2月28日


 イジメ(実際はリンチ)や体罰問題に対し赤旗は何の対論も示せていないのが非常にもどかしい。隠蔽組織と化した教育委員会の公選や学校ヘの警察OBの配置とか、もちろんそれだけで解決するとは思えないがそうした具体策が全くないのが異様でならない。この問題だけではないが正直赤旗の質が明らかに落ちた。4200円の価値は絶対無い。党内教育をもっと重視しないと組織の衰退はこれからも続くと思う。手遅れかもしれないが・・・


 教育委員会の無能さは目に余るところがありますが、良さもあります。エガリテ
                                            平成25(2013)年3月4日


 大津・中2自殺事件、この問題に私も大きな関心を寄せています。いわれているように共産党はこの問題で、党独自の見解を出していません。赤旗は長期に沈黙を守り、最初に出た記事は、無責任な扇動を行っているマスコミの後追い記事でした。この問題に対するマスコミは、犯人がだれかに焦点を当て、どうすればイジメをなくせるかの主張がきわめて弱いものでした。

  第三者委員会の報告が出た翌日の毎日新聞は、「やっぱり学校が見殺しにした」でした。「学校」というような「存在」が殺したような表現を行い、これは先生を指すのか、友達を指すのか、それとも学校に存在するすべての人を指すのか分からない曖昧な概念で、センセーショナルな見出しをつけています。

 赤旗の記事に、この見出しがなかったので、私は評価しましたが、その後発行された日曜版は、一般紙と同じ視点でした。

 私は、大津・中2自殺事件で、一番腹が立っているのは、越市長が教育委員会に責任を擦り付け、あたかも自分も被害者のようにふるまっていることです。確かに教育委員会には問題があります。能力もありません。そもそも危機管理能力など全く持っていませんでした。そうした無能ぶりが明らかになったのは事実ですが、だからと言って教育委員会制度をなくして、行政の長が直接教育を握るのは危険だと思っています。
 逆説的に言えば、教育委員会の無能さが、日本の民主教育を守ってきたのではと私は思っています。

  話は飛びますが、政治が教育を握ることはきわめて危険だと思っています。それは戦前の教育がそうであったし、現在の中国の教育がそうです。もし橋下氏に教育の権限まで与えれば、とんでもない教育が行われると思っています。東京でも石原氏が知事時代、新しい歴史教科書をつくる会の教科書採択を策動しましたが、一部(東京都養護学校用)にとどまりました。これが現在の教育委員会制度の良いところだと思っています。



 韓国大統領就任式に志位委員長参加・・断ればよかったのに!  弥生さん
                                                                                 平成25(2013)年2月26日
 
 いろいろ寒いです。
 韓国大統領就任式に志位委員長、笠井議員が招待されて、議員団に入って参加したと赤旗が報じた。
 どうなんだろう。女性大統領、招待、麻生をはじめほかの議員も行くから、議員だから・・という理由だろう。朴大統領は、周知のように死者も含む弾圧を厳しくやってきた父を尊敬し「漢江の奇跡を再現」するという、いわば自民のタカ派と同じような部類だろう。断るという選択をするのでもなく、もう招待されれば、喜んで参加するというのが身についてしまったようだ。
  国会議員だからといったって、野党なのだから、意見が真反対である、と拒否すればかっこよかったのに、と感じた。「健全な野党」というのは民主党に対してそう言ったのでのではなかったかな。まったく何を目指して国会に進出したのかもすっかりなくなってしまったのか。韓国でも若者層を中心として失業者が多量に存在し、反政権反政府のムードが蔓延している、と一部では報じられている。そういう側に立っているのかと問わねばならないですね。


 すべての根源は、「万国の労働者よ 団結せよ!」にあると思います。エガリテ


  弥生さん鋭い指摘ですね! 弥生さんの指摘は、昔の赤旗に必ず書いてあった共産主義の原点「万国の労働者よ 団結せよ!万国の労働者と被抑圧民族団結せよ!独立中立平和繁栄の日本を!」という思想が欠落したということだと思います。

 弥生さんの指摘を見て、今日の赤旗を見ましたが、そのことが端的にわかります。今日(2月27日付け)赤旗には、海外の代表と会った記事が四つ載っています。それらの記事を見れば、現在の共産党の立ち位置がよくわかります。
 第一の記事は、一面に「韓国新大統領とあいさつ」、志位委員長外国来賓夕食会でという記事です。この記事は2面にも関連記事があり「韓国国会議長と懇談」「志位委員長が表敬訪問」と載せています。
 第二の記事は、「緒方副委員長がICAPP事務局長と懇談」という記事が、韓国の記事の下に小さく載っています。
 第三の記事は、7面に「ロシア共産党幹部田川書記局員懇談」という小さな記事があります。
 第四の記事は、「キューバ在日特命全権大使と大阪AALAが懇談」その中で大使が「大阪AALAがキューバ国民と友好、連帯を深めたことに謝意を表明。」「キューバは世界各国の友好団体の大切さを知っています。関係をいっそう強化し、キューバからもみなさんに協力したい」と語りました。と書かれています。

  これに対して、一面の記事の中身は、志位氏は朴氏に「大統領就任おめでとうございます」と祝辞を述べ、「新政権の下で貴国と日本共産党の交流関係が発展することを願っています」と伝えました。これに対して朴氏は「ありがとうございます」と謝意を述べました。と形式的な挨拶しか書かれていません。ところがこれがトップ記事であり、他の党と党の交流や、民主的な団体の交流などはベタ記事扱いです。

  この一面の記事(韓国大統領とあいさつ)と他の三つの記事のどちらを重要視するかが、現在の共産党の立場を表しています。おそらく共産党が一面で扱った記事は、韓国の新聞には一行も載っていないのではないかと思います。

<韓国は大統領就任式になぜ共産党を招待したのか>

 そもそも韓国がなぜ共産党を招待したかですが、韓国は、従軍慰安婦の問題や竹島問題で日本との対決姿勢を強める際に、共産党が利用できると考えているからです。この辺の韓国の読みを理解しないで、喜んで参加していれば、日本国民からの支持を失うことを共産党は気付いていません。

<中国や韓国の主張は正しいのか? 再度検証が必要では>

 少し問題が複雑で誤解を生むかもしれませんが、中国や韓国は対日本に対する戦争責任の追及を、自国の国民に対する不満の解消に利用しているところがあります。この中国や韓国の姿勢を右翼だけでなく、多くの国民は不快感をもって見ていると思います。

 戦争責任の問題は、日本国がしっかりとけじめをつけていないところにその根本原因があるとは思いますが、しかし中国の歴史教育の全体の三分の一が反日教育だというのは、異常であると思っています。先の尖閣列島の問題が浮上した際の中国での反日デモは常軌を逸しており、すべては日本が悪い的な中国の姿勢を容認することはできません。(最近神戸で春節祭が行われ、私も行きましたが大変な賑わいでした。日本国民は、この祭りを妨害するような行動には一切出ていません。)

  もともと共産党の平和運動が、「帝国主義が悪であり、社会主義は善」であるという概念で組織されてきており、中国や戦争被害者の朝鮮の主張は正しく、日本の軍国主義がすべて誤っていたという概念で長い間取り組まれてきましたが、この間のソ連をはじめとする東欧の社会主義の崩壊と中国や北朝鮮の変質が明らかになってきた現状の下で、論理の見直しが必要なのではないかと思っています。

  私が高校生の時に沖縄返還運動の戦いに参加していた時、周りを取り囲んだ人たちの中から、「北方領土を返せ」とヤジが飛んだことがあります。その当時は悪質な妨害としか受け止めることができませんでした。(ソ連は社会主義国であるから絶対に正しい、それに異論を唱えるのは反共攻撃だと捉えていました。)

<解放同盟の運動がもたらした「善と悪」の中に多くの教訓が>

  私は戦争責任の問題を見ていく場合、解放同盟のもたらした運動論が大きな参考になるとみています。解放同盟が主張した差別論「差別する者と差別される者」という国民を2分する議論は、戦争責任論でも、中国・韓国は、被害者であり、日本国民は加害者であるという考えにつながります。さらに差別か否かは、被害者が差別と思えばそれは差別だという議論は、最近ではセクハラ議論にもつながります。女性がセクハラだと訴えれば、男性はその段階でほとんどアウトです。(最近では、男性側が無罪を主張し勝っている裁判もありますが)

  現在までの平和運動は、中国や韓国の主張(被害者側の主張)を全て正しいとの立場から取り組まれてきました。(これは基本的には正しいのだと思いますが、しかし、この立場の弱点に付込み、被害を意識的に拡大して主張するとか、必要以上に追及するとう者も現れます。これらに対する注意を払わないと、運動は、差別するものと、差別される者、戦争加害者と被害者という形で分断されていきます。)

<平和運動の原点が揺らいでいる>(平和運動の理論的再構築が必要)

  平和運動は、「万国の労働者よ 団結せよ!万国の労働者と被抑圧民族団結せよ!」との視点で戦われるべきであり、中国も昔は、毛沢東や周恩来氏は、日本を敵視せず、「中国を侵略して多大の被害を与えたのは、A級戦犯等の戦争を指導した者であり、一般の日本人民は中国人民と同様、戦争の被害者である。我々人民は連帯してアメリカ帝国主義及び日本独占主義と戦い勝利しなければならない。」と主張していました。

 <最近の中国や韓国の反日は正しいのか>

  現在の中国や韓国を見た場合、こうした視点があるでしょうか。彼らは国内の政情不安を抑えるため、日本悪玉論をあおり、戦争責任を追及している側面があります。
  江沢民は、被抑圧民族の団結という理論を投げ捨て、反日をテコとする愛国主義教育や愛国主義運動(愛国無罪)を展開してきました。(これが尖閣列島問題で中国人の起こした蛮行です)共産党の一党独裁は堅持しつつ、外国企業の誘致、国営企業の民営化を推進してきました。毛沢東の労農同盟による社会主義国家の建設から、国家社会主義による偉大な中国の建設に転換させました。このため、中国人の愛国心を煽り高めるため、いかに日本人が悪逆非道であったかと繰り返し宣伝し、日本に対する憎悪心をかきたてています。

  こうした彼らの反日運動(愛国無罪)は、平和運動とは無縁だという立場を取らないと、永久に中国と日本、韓国と日本の関係は改善されないし平和へ向けたお互いの国民の連帯も生まれません。(最近では、李明博前大統領の竹島上陸なども)注1

  この主張(反日運動は平和運動とは無縁)をしっかり持って、中国や韓国と交流を深めないと、いつの間にか彼らの主張の補完勢力になってしまいます。(中国や韓国の日本の戦争責任の追及は、必ずしも平和を目指したものではありません。)

<中国共産党や韓国政府は、日本共産党を利用しようとしている>

 共産党が気を付けなければならないのは、韓国や中国が日本共産党を評価してくれるからとひょこひょこ出かけていけば、結局は彼らの主張の正しさの補完勢力として利用され、日本国民から見放されることに気付くべきです。

 戦争責任の問題を真正面から捉えるとともに、必要以上な追及や同じように被害にあった日本国民を敵に回すような議論にはくみすべきでないと思っています。(たとえば、従軍慰安婦の問題では、安倍氏がいう、「その事実を立証する書面が見つからない。だから事実でない。」という論議は間違っています。敗戦時日本に不利な書面は全部焼却しています。しかし同時に韓国の主張は正しいか歴史的検証が必要です。中国の主張する南京大虐殺も事実が誇張されていないかの見直しも必要だと思っています。)

<北朝朝鮮への制裁を加えよと唱えるのも誤り>

 上記と全く逆の議論になりますが、北朝鮮の場合は、拉致問題という不幸な問題はありますが、やはり先の大戦に対する日本の責任から、経済援助を行い、北の国民が餓死するような状況の克服には手を貸すべきであると考えています。
  北の核やロケットを取り上げ、制裁ばかりを口にするのは、やはり「万国の労働者よ 団結せよ」の考え方から逸脱していると思っています。制裁を加えれば苦しむのは人民です。我々国民は国家的な利害を優先せず、被抑圧された人々の連帯を図るべきです。

注1:韓国の朴(パク)槿(ク)恵(ネ)大統領は、朝鮮半島の日本統治に抵抗して1919年に起きた「三・
   一独立運動」から94年にあたる1日、ソウルで開かれた式典で演説し、日本について「われわれの
   同伴者として21世紀の東アジアの時代をともに導いていくためには、歴史を正しく直視して責任を負
   う姿勢を持たなければならない」と述べた。(中略) 朴氏は日韓関係を「加害者と被害者という歴
    史的立場」と表現。「(この立場は)千年の歴史が流れても変わることはない」と語った。
    =1日、ソウル(共同


   党幹部の怠慢2: 政党助成金実質横流し        元党員Bさん
                                            平成25(2013)年2月24日

 
1.日本共産党は、政党助成金を憲法違反とみなして受取っていません。受取らなかった金額は累計3百数十億円に上るそうです。政党本来のあるべき姿を追及している姿勢自体は、高く評価できると思います。しかしながら、同党が受取らなかった分、国庫支出が減っている訳ではありません。丸々、他党への助成金に上乗せになっているのは、皆様ご存知のとおりです。同助成金を申請した上で受取らなければ他党には流れませんが、「憲法違反の政党助成金制度」を認めることになるから申請しないそうです。

2.私は、下記疑問を持ち、党中央に何回かメールを出しました。
@支持政党のない国民の税金を政党に助成するのが憲法違反なら、共産党支持者の税金を他党に流すのはより悪質な憲法違反ではないのか。
A「政党助成金反対」を言うのみで、他党への横流しを止める努力を全くしないのは、利敵行為ではないか。
B「消費税収入が大企業減税の穴埋めに使われてきた」との主張に照らして考えると、大局的に見て「共産党へのカンパは、他党への資金援助の源資になっている」とも言えるのではないか。

3.この程度のメールにも党中央は具体的回答をしてくれません。「盗みは道徳に反するから、我がチームは絶対に盗塁しない」、と負けても負けても1人頑張る野球監督みたいに見えてしまいます。聖人君子かもしれませんが、政治戦の指揮官としては疑問符がつきます。


   政党助成金の問題は、「独りよがり」だと見ています。         エガリテ
                                            平成25(2013)年2月26日  


 政党助成金の問題、私はもらうべきだと思っています。共産党が政党助成金の問題でいくら頑張っても支持が増えないことは、この間の選挙結果が教えています。

 これは、言っていることは正論でも、例えば3.11の震災で原発がメルトダウンしているときに「安全優先の原子力政策」や「安心・安全・やさしい大阪」などと叫べば、他党派は共産党に対して「独りよがりで言いたいことを言っていてね、蚊帳の外で騒いでおいてね、我々は共通の土俵の上で政治論議を行うから」と、除け者にされることになぜ気が付かないのか不思議です。

 確かにどの政党もお金に困っています。ふんだんに市民から寄付が集まるような政党はありません。日本に民主政治を発展させるためにお金がいるのなら、国民はコーヒー一杯ぐらいの負担なら仕方がないと思っています。

 一人だけ抜け駆けで「私だけが正しい」というような論議は受けません。さらに何よりも政治を倫理にすり替えても支持は集まりません。

  政治戦線で切り結ばず、「政治とお金」の倫理の問題で戦うのであれば、それは「刺身のつま」みたいなものであり、少しあればよいとの扱いを受けることに早く気付くべきです。

 すべては国民生活を破壊しているのは誰か、その敵を明確にして、見方はだれなのかを見極め戦う中でしか勝利はないのです。今の共産党は「敵も明確にしないし、見方も明確にしない」政治の世界に倫理で入り込み、すべての敵に回してしまう、ヒステリックな人にしか見えません。

  たとえば、戦いの基軸を定め(それを憲法や原発反対にすれば)おのずから敵がだれで見方がだれかは見えてきます。憲法では社民党は明らかに護憲です。そうすれば社民党は味方です。しかし共産党は社民党との共闘を全く求めていません。

 倫理を中心に考えれば、共産党から見れば、政党助成金をもらっていないのは我々だけだということになり、だれとも手を組めません。政治と倫理を取り違えているところに共産党の最大の誤りがあります。


  共感するところが多々あります。                 Fさん
                                                                                        平成25(2013)年2月26日


  党員になって3年余りたちました。私は教えられた事をただ学ぶだけでしたが、このサイトを拝見させて頂いて共感するところが多々ありました。入党した時からいつも感じていたのですが、党幹部の考え方が余りにも硬いというか自分たちの考えが一番正しくて露骨に指示を出す印象でした。都合に悪い意見書に対して無視するなんて共産党には有るまじき行動だと思います。

  これからも拝見させていただきます。


  ありがとうございます。 科学の党とは何か? 見つめなおす必要あり。  エガリテ
                                           平成25(2013)年2月26日

ールありがとうございます。あなたのような党内からの意見を歓迎しています。党員のかたも多くの方が意見を寄せてきてくれていますが、そのほとんどが公開「ノー」のため残念です。私は、筆坂さんが「党員の駆け込み寺」と確かいわれていると思っていますが、私もそのような内容を狙っています。一歩引いてみると見えてくるものもあります。

  科学の党と標榜する以上、それは他党派と何が違うのか明確にして、それが着実に根付いているかの点検が必要だと思います。

  たとえば、衆議院選挙で650万票、18議席を獲得目標にしながら、結果は、得票は約370万票、議席は1議席後退したにも関わらず、最悪だった平成9年の参議院選挙の結果と比較して、それより良かったと総括している非科学性、さらには、7月の参議院選挙での目標を650万票に改めて設定し、その勝利の保証をすべて末端の党員に課す選挙戦術の可笑しさは、非科学といわざるを得ません。

  衆議院で獲得できなかったものが、なぜ参議院では取れるのか、個々の党員が国民と溶け合う中で得られるのか、私はばかげているとみています。

 なぜ支持が増えないのかは、共産党が「立ち位置を見失い、立場性を明確にできない」ところに最大のものがあります。橋下・「維新の会」にあれだけの票が集まるのは主張が分かりやすいからです。政治的戦いに勝利するものは政治戦線で勝利した者です。個々の党員のつながりで勝てるのではありません。旗印が明確になり、敵陣営と切り結んで戦っているときに、初めてつながりが生きてくるのです。

 戦いを組織せず、趣味の仲間の中へ支持を広げようなどという方針は邪道であって、必ず敗北します。それは、まさに溶け込んでしまうからです。(趣味の世界の方が楽しいなと思う者が出てくるからです。・・これが今日までの戦いの経験です。)


                             
  北朝鮮・中国問題に対する あらたな平和運動の構築を!     弥生さん
                                             平成25(2013)年2月18日


 18日ネットニュースを見ていたら、中国戦略文化促進会・羅援少将が「中国の領海で日本がまだ審判をするなら、レーダー照射をして断固自衛する」といい、在日米軍司令官アンジェレラは、「中国のレーダー照射は、射撃用だった」と発言してます。
 連日北朝鮮の核実験、ミサイル発射のニュースに隠されていても、東シナ海での緊迫は予断を許さずむしろエスカレートしてきてますね。

 これに何とかするのは、人民の立ち上がりを促進するしかないと思います。共産党は、この事態に拱手傍観ではいけないと思います。両国政府に争いをやめるよう大衆運動を起こし、反原発で出遅れた分反戦の運動を戦前のようにやるべきではないでしょうか? 


  平和運動の基本的概念を喪失した共産党に運動を組織することは困難 エガリテ
                                             平成25(2013)年2月21日 


 現状で平和運動を起こすのは難しいですね。なぜなら平和の概念が、共産党になくなってしまっています。(現在の共産党の主張は「安全・安心・優しい大阪」に代表される「敵」なしの論理です。)
 そもそも共産党の平和論は、アメリカ帝国主義の世界戦略と戦うところが基本的な立場でした。ですから絶対主義的な平和論を批判してきました。核との関連では、核と人類との対置(たとえばさよなら原発派が主張する「核と人類は共存できない」というような主張を共産党は。「敵を見失ったお人よしの理論」として批判してきました。)そこから生まれたのが、「いかなる国の核実験反対」という社会党や総評の主張に対して、共産党は、「帝国主義の核は侵略のための核だが、社会主義の核は平和のための核だ」と言って、対立してきました。

 しかし現状では、そもそも社会主義国というものが存在せず、共産党は社会主義を目指している国を、中国、ベトナム、キューバなどを列挙していますが、北朝鮮は社会主義を目指す国にも挙げていません。

 そこで核兵器反対の戦いをどのように組織するかですが、赤旗を見ている限りでは、「いかなる国の核実験反対」の立場にいつの間にか宗旨替えしているように見えます。(自己批判なしに立場を変える・・これでは信用されない。)

 しかも過去に共産党が指摘していた、帝国主義国の核の本質に触れず、平和運動を推し進めた場合、アメリカの野望を側面から援助する面もあり、この運動は正しいのか疑問が残ります。

 たとえば最近の赤旗では、北朝鮮の批判を満載していますが、アメリカの核につては何も触れていません。北の核の危険性だけを大騒ぎし、もっと危険なアメリカの核を覆い隠す役割をはたしています。
 平和運動は、その辺の視点がないといつの間にかアメリカの世界戦略の中に組み込まれてしまいます。
 そういう意味で共産党は運動を組織できないとみています。もしアメリカの核よりも北の核を前面に出した運動を行えば。明らかにアメリカの枠の中での平和運動に成り下がります。

 次に中国問題ですが、先に挙げた社会主義を目指す国に共産党は位置付けています。そういう意味では、対中国をあおるような平和運動の組織は難しいと思います。共産党が唯一できることは、友党関係にある党として、中国共産党と話し合い、この問題を武力でもって解決することは行わない。という共同コミュニュケを出すことだと思っています。
  共産党はこの問題で日本政府は十分自らの立場を主張してこなかった。ここに問題の本質があると主張し、日本の立場を丁寧に説明すれば解決すると主張しています。それならそれを自らが実践することが大切だと思っています。

 ただ私は共産党のこの主張をお人よしだし、中国の本質を見抜いていないとみています。

  そもそも論ですが、中国が社会主義に向かっている国だという共産党の主張には根本的な誤りがあります。共産党は何を尺度としてその判断を行っているのか全く分かりません。
 文化大革命の際に北京に派遣されていた共産党の幹部が暴力で排除され日本に帰国した当時、共産党はありとあらゆる悪罵を中国共産党に投げかけてきました。中国共産党は、日本共産党を自らの影響力のある政党へ変質させる対応してきましたが、それが成功せず破たんすると、今度は改めて共産党に近づいてきました。これは彼らが、自らの指導できる政党づくりに失敗したから近づいてきただけで、中国自身が変わったわけではありません。

  共産党は中国が誤り、改めて友党として付き合いたいと申し入れがあったとたんにはしゃぎまわり、今まであれだけ批判してきた中国を「社会主義を目指す国」と評価しています。

  中国共産党が、日本共産党と仲良くするか否かでもって中国の評価を変えるご都合主義が、国民大衆に受け入れられるはずがありません。文化大革命の時代に共産党は。中国は「社会帝国主義」だと位置付けましたが、現在においてもこの評価が正しいと思っています。

  そこで尖閣列島問題で平和運動を立ち上げる視点どこに置くかですが、右翼は中国の侵略性を批判して戦えばいいのですから簡単ですが、共産党の場合、中国を敵にもできず、さりとて安倍首相を攻撃する平和運動を行えば、共産党は中国手先と批判され、大きなダメージを受けるでしょう。どちらも武力を使用しない、絶対的な平和運動は、核兵器や原発のように、人類そのものの危機という考え方から成り立っても、尖閣列島の問題で絶対主義的平和運動は、ノンポリの人たちなら組織もできますが、共産党には難しいのかとおもいます。

  やはり、中国に対する評価を定めない限り、運動の構築は難しいのではと思っています。そもそも平和運動は、「敵を定め、何を勝ち取るかの設定」が大切であり(たとえば超大国の核を標的に、すべての核兵器廃絶を!)「平和が好きだ」みたいな運動は盛り上がらないと思っています。(北の核反対運動は、アメリカに利用されるだけです。)

  尖閣列島問題も、アメリカ、中国、日本の出来レースかもしれません。結局アメリカの武器商人が日本に武器を売りつけるための策動しているのかもわかりません。そもそもオスプレイ問題が大きな話題となった時に尖閣列島問題が出てきました。オスプレイの配備を日本に押し付けるための目くらましだったのかもしれません。(この話はある飲み会で元新聞記者の85歳の老人が、なぜ尖閣で騒いでいるかわかるかと問われ、私が有効な回答ができなかった時にその老人から、教えてもらいました。)

 世界情勢は複雑で難しいです。

PS:中国問題については、一度整理したいと思っています。



  党幹部の怠慢1: 党員名簿漏洩?               元党員Bさん
                                            平成25(2013)年2月18日

1.党員名簿が漏洩しているとの昨年11月付けインターネット書き込みを見つけ、党本部に通知しました。その後一週間強経ちますが、返信はありません。普通の組織なら、「直ちに調査します」などと回答します。(2ヶ月以上前の書き込みですから、すでに調査済みがあたりまえ。)
  機関紙読者名簿、後援会員名簿などが、党員名簿以上に厳重に管理されている保証はありません。善意の支持者の個人情報が危機にさらされています。

2.私は情報管理の不備を知ってから党本部に改善を要求し続けてきましたが、未だまともな回答は得られていません。昨年3月に訴願委員会に対策を要求した時には、「新たな対応不要」との原子力安全保安院なみの無責任な回答をもらっています。
  具体的事象を示した改善要求に何もしない党幹部は、私の感覚では党を内部から破壊する犯罪者です。

3.内部では改善不能と判断し、離党しました。40年以上在籍した後に初志貫徹できずに離党するのは残念ですが、支持者をないがしろにする幹部の存在は許せません。
このWEBは、以前から拝見していましたが、党規約があるため黙って見ているだけでした。今後、党幹部の怠慢に関し、何点か報告させていただきたく思います。


    党の組織防衛重要なことですね                     エガリテ
                                            平成25(2013)年2月21日

 
 党員名簿流出実態が分からないのでコメントできませんが、事実なら組織防衛上問題ですね。
 実は私も学生時代、わが学部のキャップが鞄を落としたことがあり、ゾッとしたことがあります。私的なことで申し訳ありませんが、これで就職は不利になるだろうと思ったことがあります。さらに私のこれも個人的ポリシーですが、私は党員であった際、宴会などで泥酔したことは一度もありません。それぐらい気を使っていました。(この習性は今でも続いていますが)
 時々酒を飲んで平気で党内問題を大声で話している党員を見かけます。緊張感が失せているのでしょうね。まあそれだけ天下泰平になったのかもしれません。



  若者を組織できない共産党の前途は暗い       弥生さん
                                             平成25(2013)年2月12日
 さざ波通信でも言われているように、
 共産党の退潮、衰退はひどい。其れは影響下にあった民青が、もう2万を切ったとのことだ。これでは、全国を統括できない。若者を阻止化する基盤だった民青がこれなのか、と驚くばかり。社青同というのも社会党にあったが、三宅坂とともに転がり落ちた。しかし民青は、そうではないと思っていたら、やはり、若者も、勉強せず、理論性を欠く、年齢と官僚主義だけ増えている高齢共産党では、自戒を込めれば、最初から入る気が起きないのかもしれない。やることは政府と同じことを言い(領土、アルジェリア、核の平和利用政策、オバマは常識の通ずる人)、政権をとるなど遠くへ押しやってる状態では、さっぱり活気も湧いてこないというもの。
 「戦前共産党は、弾圧にも負けず反戦を貫いた伝統」など宣伝するけれど、問われているのは今だ。
どしどし自公維新が戦争に向けて突っ走っているというのに、全労連、革新懇、民商、9条の会、原水協、日中友好協会ほかいろいろ団体、組織の数・量は増やしてきたが、その質たるやどうだろう。演芸、映画、講演会、カラオケ、などそういった無難なことは数あるけれど、反政府反権力の志向があると平和ボケしているのか、立ち上がれなくなった。戦争反対で、反原発で、反貧困で全労連の労働者、諸団体の市民達を走力あげてデモや運動に参加するよう喧伝したのか?赤旗拡大だけに行動範囲を狭めて、党員の視野を極小化してしまった結果、エネルギーを喪失してしまっているのではないか、と日々感じます。


 6中総はそうした弱点の克服を打ち出さなかった。   エガリテ
                                                                                             平成25(2013)年2月14日

 民青の問題は、やはり運動と選挙・赤旗拡大をごちゃごちゃにしてしまったことに最大の問題があるとみています。私は学生時代、党員占有率の高い文科系のサークルにいましたが、日常的なサークル活動は結構厳しくしんどいものでした。(まさに党活動でした。)そこで脱落していく人も多くいましたが、学園闘争が起こり、全学封鎖に走る、トロキスト系の諸派と民青系の対立になりました。まさに毎日学校に泊まり込み机の上で寝ていました。夜中に何回か襲撃があり、たたき起こされ、風呂もない生活を送っていました。私はこの戦いが、だい嫌いでした。(この戦いで夜間、屋上から投げられた墓石で顎の骨を折る負傷もしました。)

 ところが不思議なことに、サークルを去って行った多くの仲間がこの戦いに参加してきて生き生きと戦っています。向こうから石が飛んでくるのを上手によけて張り合っています。私はこの現象を異常だと思いましたが、若者はこうした自分の力を思い切り発散できる運動が好きなのだなとその時つくづく思いました。

 私が就職後、新日和見主義批判という論文が出ました。この時我々の学生運動の盛り上がりに党は否定的見解を持っていたのだと思いました。共産党は議会を通じた革命へ路線の舵をきり、過激な運動を収束しようとしました。その際、今までの学生運動が足かせになると考えたのだと思っています。「学生の本分は勉強することだ、」とか、「パッション(情熱)みたいなものを否定し」、こつこつと赤旗拡大を行い、議会で多数を占め、権力を握ろうと考えたのだと思います。

 当初は運動の成果もあり、赤旗拡大はそれなりに成功しましたが、運動がなくなり、大衆とのつながりが薄れるにつれ、赤旗拡大は困難になりました。

 この時点で運動に飛躍こそが赤旗拡大につながるという方針を出せばよかったのですが、最初は2本足の活動といい、どちらも大切といっていたのが、いつの間にか、赤旗拡大は独自に追及することが大切、運動で結びつきを広げ拡大するという段階論を徹底的に攻撃し、今日の姿(赤旗1本)になったとみています。

 参議院選挙はおそらく敗北するでしょう、その時しっかり総括せず、また6中総なような総括しかできなければ、共産党の再生は相当困難になると思っています。

 党中央は一人残らず、今の方針に賛成なのか、時期を見て立ち上がろうという者がいるのか分かりませんが、おそらくゴルバチョフみたいな人間が立ち上がったら、いや私もそう思っていたと手を上げる者も相当いると思います。要するに、自分が中央委員であり続けることが、名誉と報酬が得られるため、6中総に参加していても、形式的に拍手しているのが現状ではないかと思っています。

 インターネットの中継を見ましたが、盛り上がりに欠け、形式的に拍手している姿が見えました。もう無気力な人の集まりになっているのではと思われます。

 国民は議員同士がやりあう姿を見た時の方が、活気がある、やる気に満ちている、と感じると思います。あの覇気のない拍手は、見ているものに何も訴える力がありません。

 6中総を見ていて、志位委員長は、ほとんど原稿を読んでいました。しかし「今回の敗北ではいまだ政策的な発展という面では弱さがあった。」という説明だけはフリーで話していました。その内容はばかげており、「二つのゆがみを共産党が批判するため、大企業で働いている労働者は、会社あっての自分だという気持ちがあり、共産党を支持してくれない。そこで我々は大企業を敵視しているのではない、大企業そのものは発展してもらい、ルールあり資本主義をもとめていることを理解してもらうことが大切だ」というような趣旨の発言をしました。この発言をしているときの志位委員長は一番元気で、得意満面でした。そして最後に昨日の笠井議員の国会での発言がこの立場にたったものだったと紹介し、「皆さんどうでした」と拍手を求めました。

 志位さんは有頂天でしたが、私はこの共産党の考え方こそ共産党の最大の堕落を表しており、すでに共産党は弱者の立場に立つという立ち位置を完全に放棄した姿だと思いました。

 今日(13日)赤旗を見ていたら6中総の志位委員長の結語が載っていました。(しまったこれを見たから6中総批判を書けばよかったと思いました)

 そこで結語を見て一番腹が立ったことを書きます。大阪府委員長の発言です。大阪では自民の得票率が20.9%全国47位、民主党は9.2%で全国46位です。自民、民主への審判は全国一明瞭です。維新の会は35.9%全国一となりましたが、その投票の動機を詳しく調べてみると、政策・路線を支持するものはあまりなく、政治を変えたいという思いがあふれています。この気持ちにかみ合って改革ビジョンを語ることが重要な課題です」と発言したと書かれています。まさにその通りです、そのことを私は言い続けてきましたが、大阪府委員会が出したこの間の方針は「安全・安心・やさしい大阪」でした。この方針が間違っているという私の批判に一切答えず、衆議院選挙後も市会議員選挙などで負け続けています。

  政治の改革を願うほぼすべての票が維新に取られている現状を、どうすれば克服できるのかを語らない限り、絶対に維新に競り勝つことはできません。おそらく現状では政治の革新を願う人々の票を維新が9割以上とっています。共産党はこれらの人々と全く波長が合っていません、そのことをきちっと総括すべきです。

  6中総の中に、自己批判した例を載せ、賛美していますが、このようなカルト的なことは行わず、むしろ「安全・安心・やさしい大阪」というスローガンが間違っていたという総括を行う方が、よっぽど活動にメリハリができて、戦いやすくなる。この「安全。安心・やさしい大阪」が党の方針である限り、共産党の大阪での発展はありえない。(東京ならいざ知らず、少なくとも大阪のおばちゃんにはまったく受けないスローガンである。)

 思いつくままに書いているので、あまり筋の通った文書ではありませんが、適当に読み飛ばしてください。



  情勢のもとめている戦いの組織化を期待しているのだが・・・   弥生さん
                                          平成25(2013)年2月8日
 
  日本の軍国主義からの「解放」を目指していた筈、戦前は「反戦」を目指して獄中15年もいとわず頑張った徳球や宮顕、しかし彼らはその後報われたのか?野坂の最後は、アメリカのスパイであり、マッカーサーは日本解放軍のドンとして共産党からも歓迎された。おかげで戦後革命の展望を開くとされた2・1ストは直前中止の憂き目を見て、流産した。
 しかもソ連核実験には、「社会主義国の核実験は米帝の死の灰とは違って、人民のため」と、核にも体制の違いがあると宣言した。
 こうして共産党の歴史をたどれば、数々の人民に明らかにできない誤りが多い。今季の総選挙と同じむしろ過去の事実に触れないようにしている。だから反省、総括などは無縁になっているのだと思う。
 やらないことが当たり前の歴史になっている。
 日本政府が戦争責任を取らない、反省しない、謝罪しない、ということを共産党の口から本気で真剣に言えない体質になっているようだ。
 沖縄基地撤去とか、中国の戦争プロパガンダ、強気の言動に対しても、あるいは日本政府の反共宣伝、軍拡の衝動についても、どうして全労連、9条の会、原水協、日中友好協会、新婦人の会、民商、土建組合、・・いろいろ自らが宣伝するように共産党の強い組織があるのに、これらを指導して平和運動としてデモぐらいやらないのかと思う。 

  敵を見失い、自らの立ち位置が分からなくなってしまった       エガリテ
                                              平成25(2013)年2月9日

 
 弥生さん、いつも投稿ありがとうございます。以下に私の雑感をかいてみます。
 
 非常に多岐にわたり、対応が難しいですが、共産党は今までの歴史の中で多くの誤りを行ってきた。ただ、その時々のものの捉え方には歴史的制約もあり、現時点から批判することはあまり生産的でないと考えている。

 野坂氏の件は、私も勉強不足だが、問題はあったかもしれないが、最初からスパイとして潜り込んで一生を終えたのではないのではと思っている。宮本氏は共産党という政党を一人前の政党に育て、本人としては十分満足されたのではと思う。

 2.1ストは、共産党は自己批判しており、これについては誤りを認めているが、やはり共産党は昔から官僚政党であり、労働運動出身の幹部が少ないところにも問題があるのではと思っている。私も組合運動を行っていたが、「政党支持の自由」が最大の課題であり、具体的な闘争という面では弱かった。(地区等組織に労働組合を指導する力が全なかった。)

 私が違和感を持ち始めたのは、政治的課題の集会でも、壇上には共産党の議員が並び常に選挙運動が中心の集会になり、大衆運動が全く面白くなくなった。(仲間が決起するという雰囲気がなくなった。)

 党の方針を優先し、労働組合で民主的に決まったことも従うなという指導が行なわれ、労働組合内の自分の立場が悪くなり、これではダメだと思ったのが、私が去った理由だった。(しかもその指導には論理もなにもなく、ただ党の決定に従えというものであった)

 原爆の問題は、ソ連の核実験成功の際、共産党の参議院議員であった岩間正男氏が国会で歓迎演説を行ったが、これについては、あの時点では正しかったのではないかと思っている。私はその立場から、北朝鮮がロケットを上げ、核実験を行っている姿を、ある意味では批判できないのではと思っている。北朝鮮では、アメリカ帝国主義に国家そのものがつぶされるという危機感を持っており、ロケットと核を持ってアメリカに対抗し、国家体制の維持と国民を守ると彼らが考えることにも一理あると思っている。(日本という地点から見ればその誤りは明確だが、北の置かれた立場からそのような選択をするのは、必ずしも誤っていないように思える。・・・こんなことを言えば笑われるかも知れないが、すべての国がアメリカに屈服し、日本共産党もアメリカの国際戦略に同意している中、一国ぐらいアメリカ帝国主義を脅かす国があっても良いのではと思っている。)・・・参照:マヌケな姿をさらし、立場性を失った赤旗

 共産党の原子力政策、一斉地方選挙での「安全優先の原子力政策」は、3.11の震災後原発がメルトダウンしている状況でこれを掲げたことは、私は2.1スト回避に向けて動いたのと同じぐらい重要な誤りだと思っている。この方針に対する自己批判を行わない以上今後大衆運動の中で共産党は信頼されないと思っている。さよなら原発10万人集会の内容を伝えた赤旗報道は、検閲されたような記事であり、共産党の大衆運動に対する無知・無能を表した記事になっている。(正義の味方真実のとも参照)

 選挙については、今のままでは、確実に負け続ける。参議院選挙の敗北(予想ではあるが)を受けて解党的出直しを行わない限り、共産党の未来はないと思っている。共産党は6中総で選挙戦の総括を党外の意見も受け入れ総括すると宣言した。私はこのサイトで選挙関連の記事すべてを中央委員会に送ったが、相変わらず受け取ったという返事すらよこさない。こんな態度で選挙に勝てるはずがない。

 参議院選挙は尖閣列島問題もあり、共産党はますます苦しくなる。共産党のいう「話せばわかる」という方針はこの状況下全く受け入れられない。

 政府・自民党が意識的に対立をあおっているという立場で論陣をはるのなら、まだ受けるが、中国が一方的に「ロックオン」したと日本政府の発表を前提に戦うのであれば、そこに共産党の勝機はない。(政府・自民党の方針を後押しするような主張では、活路は全く開かれない。)

 大衆運動が立ち上がらないのは、党の方針が目まぐるしく変わり、同時に階級的視点を失っている状況では立ち上がれない。現状では、選挙のための運動としか見えない。そんなご都合主義は国民にとっくに見破られている。

 最後の私がこだわっている問題、「大津・中2自殺事件」。これについても共産党は議論を全くリードできない。私は「大津・中2自殺事件第8弾」で、一般マスコミに比べ、赤旗の報道がよかったとほめたが、今日の赤旗日曜版を見てがっかりした。

 商業紙と同じように「いじめが直接的要因」という大きな見出しを掲げている。この結論を望んでいるのはだれか、それは被害者の父親と越市長と野次馬である。共産党はいじめや体罰と日夜戦っている現場の教師(労働者)子ども達・保護者に対するにメッセージを発信する必要がある。

 いじめや体罰問題を現場が取組む上での課題を明確にし、取り組まなければならない。毎日新聞が掲げた「やっぱり学校が見殺し」これに対して戦わない限り、現場の教師は組織できない。

 越市長は最初から、教師を切り捨て、自殺した子どもの父親と妥協し和解を模索している。彼女はこのことを通じて現場教師と教育委員会の無能ぶりを宣伝し、自らが権力者として踊りだすことをえらっている。(橋下氏と瓜二つである)
 共産党はこれをたたき、現場の教師を励まし、子どもたちや保護者が納得できる方向性を示す必要があるのに、「犯人捜し」の流れに呼応し、三流週刊誌と同じ次元で語っている。ここに共産党の凋落がある。(大津・中2自殺事件 第8弾・9弾参照・・・9弾は今日にもUPする予定)

 以上長々ととりとめないことを書きましたが、こんなことを考えています。



 アルジェリア問題− 赤旗の報道は米仏など帝国主義国の視点   弥生さん
                                            平成25(2013)年1月31日
弥生です。
 人質事件。私は赤旗の記事をみて、これで労働者や、弱者の立場から事態を見ているのか、と感じました。
 スリムによる9・11以後ブッシュは、復讐を決め、ありもしない大量破壊兵器なるものをでっち上げて、イラク戦争を起こしました。
  
 マリーでフランス軍は、反政府軍を爆撃し、アルジェリア事件になりました。アルジェリアでは、諸国独占企業が石油を収奪してアルジェリア政府と取引きしてますが、人民には恩恵もなく、これに反発するゲリラをテロと規定し政府軍と一緒に、ゲリラや人質を虐殺しました。
 そう見るとゲリラが単に米仏や諸帝国主義が言うようなテロリストではないことがわかります。 
 しかし赤旗は、「テロリスト」と帝国主義者や独占企業とおんなじ風にゲリラを扱います。1930年代中国を侵略し満州を蹂躙した日本軍国主義と軍隊そして満蒙開拓団と順番は逆ですが、同様な事態ではないでしょうか?アルジェリアを経済的に侵略しているのが、石油企業ではないでしょうか?

  鋭い指摘ですね、そのとおりだと思います                エガリテ
                                            平成25(2013)年2月3日
  すでに、アメリカの世界戦略を容認する対応をしています。北朝鮮のロケット問題もそうです。安保理決議を絶対化して、北朝鮮にそれに従えという主張を出しています。
 弥生さんのご指摘どおり、海外の事件もすべて欧米の視点で問題の把握を行うようになっています。さざなみ通信でシリア問題を捉え、共産党の見方は全く欧米の視点だと一貫して批判されている方がいます。その方の主張をかりれば「赤旗はデマばかり流している。その行為は米帝、フランス帝国主義の支持につながり、歴史的汚点を残す」と言うものです。これらの行為がマヌケからきているのか、すでに確信犯なのか私には良くわかりません。ただ水準が落ちていることは事実だと思います。


    沖縄・労働者、市民サイドからの報道でない赤旗        弥生さん
                                                     平成25(2013)年1月30日  
 こんにちは、毎日緊張を強いるニュースが飛び込んできます。安倍首相が訪沖して「建白書」を出した首長たちを説得して、誤解を解こうというらしい。
 沖縄集会が都内で開かれた。復帰後最大の規模の集会だったが、これをアカハタは写真入りで報じたが、危機感が切迫感がなく、客観的に記事にしているだけだった。どんなに沖縄がオスプレイ配備増配置に反対しているのか、首長たちがほとんど自民系であるのに「直訴・平成の一揆」として上京していることを、大きく伝えてほしかった。安保にも、日中の戦争の危機にも触れず、商業紙と同じ扱いだった。沖縄・労働者、市民のサイドからの記事ではなかった。そういう精神が喪失されてきている。いよいよピンチだ。それをなんら感じない編集とは何だ。

   正義の味方真実の友の目が曇ってきていますね          エガリテ
                                           平成25(2013)年2月3日
 赤旗の質の低下は如何ともしがたい所まで落ち込んでいます、すでに自分で考える力を失い時事通信の配信記事をそのまま流しています。私が一番驚いたのは一斉地方選挙のさなか、赤旗は原発反対で闘っている候補者を取り上げていました。ところが、4月9日投票日前日の赤旗で、共産党の方針は「安全優先の原子力政策だ」と言い切ったところに赤旗の最大の誤りがあります。あの主張を赤旗が独自に書けるはずがありません、おそらく不和さんか、志位さんがそれで行けとゴーサインを出していると見ています。
 赤旗の写真では私が一番問題を感じたのは3.11以降の震災報道でした。一般紙に到底及びません。市会議員が避難所に慰問している写真ばかりでした、しかも場違いにピンクのすばらしいマフラーをした議員や、志位さんの写真もせっかく避難者と対話しているのに、目は確実にほかの事を考えている陰険な目付きでした。

           
  保守との共同で、社会主義の倫理は投げ捨てたのか?       弥生さん
                                              平成25(2013)年1月28日
凄いですね。30年もの空白があってからの今のこの精力的ブログ。
 ところで昨日オスプレイ反対沖縄集会があり、参加した人からの話では、共産党団体が全くなかったということです。この大事な政府への行動に対し、「オスプレイ反対の1点で」とか運動を呼びかけている党が、例えば全労連、例えば9条の会、母親大会などへの指令を下ろさなかったようです。これでは参加者や、関心のある人々の共感が得られないのは当然です。まして、沖縄の怒っている人々や、基地を撤去するために闘っている人にあきれられてしまいます。選挙の時だけニコポンで赤旗購入を迫っても不信が高まるだけです。
 保守との共同とかって、社会主義の倫理はもう投げ捨てられているんでしょうかね。社会主義を捨てたのならそういって共産党などという名前を変えなければダメでしょう。中国共産党と一緒にされても嫌でしょうからね。もう保守といっても権力をもつタカ派ばかりで、護憲保守など力ありませんがね。
 そっちに力注ぐのではなく、自公維新を選択してしまう民衆を何とかチェンジして社会主義を目指す人民の方向へ導くのが「前衛」なのではないでしょうか。 

   なぜ、革新統一戦線でなく保守との共同なのですかね?     エガリテ
                                             平成25(2013)年2月3日
  私も今の共産党の姿は全く分かりません、昔路線論争で右派的な部分を切り捨ててきた共産党が、それよりずっと右へ舵を切っている。社会党もいつも右派との戦いをしていましたが、大事なときに左翼バネが働いて持ちこたえて歴史がありましたが、今の民主党の赤松氏が書記長になって、完全に右派転落してしまいました。それでも社会党内での戦いが見えて面白かったですが、共産党はなぜ右へ右へ行くのか、その内実が見えないところが問題です。だれが右への旗振りをしているのか、反対している者はいるのか全く分かりません。
 今度の参議院選挙後の総括が大事になってくると思います。参議院選挙でまけても、現在の方針を続ければ党内に相当の不満分子を抱えると見ています。
 私としては、何が正しいのか、アンチテーゼを徹底的に叩き付けたいと思っています。
 今年から週3日になりましたが未だ勤めていますので、HP維持がしんどくなっていますが、見ていただいている方がおられる以上、がんばって維持したいと思っています。


  弱者の立場から物事に対処することが大切!               弥生さん
                                                 2013/01/25  21時

 
 エガリテさんが、共産党は、「尖閣・領土」問題を中心にして選挙をしたから負けたという点について。

 そうでしょうか?原発や環境問題、職場生活問題で国民を引っ張る考え方に乏しい、と見透かされたからではないですか?尖閣問題では、時の政府のお先棒を担いで中国大使館などへ出かけ、あるいはTV出演で政府の代弁をするかのように、「歴史的にも国際法上も日本の固有の領土」などと公言して、対中国敵視を先導する一角を担っている、と理解されたのではないでしょうか?

 それでは政府に反対する人からは見放されます。
 もちろん「固有の領土」などというのは世界どこの国にもありません。歴史上国家が形成されたのは、ほんの120〜30年前からのことです。それまでは近代国家などはありませんでしたから。

 問題は正しく現実を見て、弱者人民の立場から物事に対処することこそ道を開く方向だと思います。


  私も、「弱者の立場から物事に対処するに賛成です」    エガリテ
                                           平成25(2013)年1月26日

 「尖閣・領土」問題を中心にして負けたとは見ていません。石原慎太郎の狙いに乗って「バカ踊り」をした、政治的センスのなさを批判しています。

 ご指摘のとおり、党は選挙の争点が何かこの設定ができませんでした。まさに原発問題の方針のゆれと、消費税問題も単に税率アップに反対しているだけの姿勢では戦いになりません。また環境問題に至っては極めて弱いと思っています。 瓦礫処理の問題でも有効な発言はできず、京都の大文字の薪使用でも、議論をリードできていません。除染除去問題も弱いです。

 尖閣列島の問題は複雑ですが、中国は軍事大国を目指しており、海軍力の増強と尖閣列島の所有権をリンクしていると見ています。共産党の言うように歴史的経過をつまびらかにして説明すれば、話がつく課題であるとは見ていません。
 共産党が中国共産党を友党というのであれば、中国に乗り込み話をつけることが、この問題を選挙戦の争点として浮かび上がる唯一の方法だと見ています。

 しかし、中国はそんなアマちゃんでなく、日本の共産党と話をして、分かった、われわれは手を引くなどと絶対に言わないと思っています。

 「固有の領土などどこにもありません」という主張、確かに面白いですね。実は朝まで生テレビで、ホリエモンが、国家と言うものを領土で捉える考え方がすでに古いと主張しました。このグローバル経済に中、領土問題で争うことは無意味だと(領土問題で戦争するのは20世紀の思考であり時代遅れだと)、中国がほしければやればいいと、必要なら金で買えばよいとも、面白い主張だと感心して聞いていました。国とは何かという概念規定から考えることも必要かも知れません。

 ただ私は中国の対外政策は危険だと見ています。尖閣列島を中国に譲り渡すことは、中国に軍事的に包囲され、日本にとっては不愉快な状況になると見ています。現行の実効支配を維持すべきだと思っています。

 最後に書かれている主張「問題は正しく現実を見て、弱者人民の立場から物事に対処することこそ道を開く方向だと思います。」私もそのとおりだと思っています。保守との共同などは全くのピンとはずれであり、共産党は票を追い求め漂流しています。まず原点に返るべきです。(立ち位置を定めるべきです。)


 仲間との会話を起こし、仲間意識を共有化しなければ・・・   弥生
                                                  2013/01/25  7時


 新年好、総選挙の総括をしない、尖閣問題で方針が出ない、原発では平和利用方針からなし崩しでゼロへと転換した。今党員とその周辺は、本当に困っています。職場の一般の組合員は、こうした論議を作ることができなくて、下からの疑問に答えることができません。私たちの生存が問われています。きっと全国全党員がこのおんなじ現状に留め置かれているのでしょう。
 外部からは、公務員への攻撃、労働組合への弾圧が強まっている中で、仲間との会話を起こし、仲間意識を共有しなければならないのに、これでは決してできません。エガリテさんは、どうアドバ イスしてくれますか?誇りある戦前の共産党はどこへ行ってしまったのでしょう。


  志位委員長の党旗びらきの挨拶、「国民に溶け込む」・・「溶け込んだら」ダメです
                                   エガリテ  平成25(2013)年1月26日

 ご意見ありがとうございます。私はすでに定年退職をしており、職場から離れているので、職場の現状を教えていただきありがとうございます。おそらくこのような状況になっているのだろうと思って書いていました。

 党は議論の整理が必要だと思います。さらに「誤りは誤り」で認めるべきだと思っています。まさに原発問題は完全なし崩しです。過去の誤りを清算し出直さないといつまだたっても胸を張って主張できません。
 卑近な例で申し訳ないですが、最近駅頭で衆議院選挙の候補者であったA氏が、「原発問題は5年から10年かけて解決する」と演説していました。また「原発即時ゼロから、原発ゼロに戻ったのか」と思わず突っ込みを入れたくなりました。

 私がアドバイスのような大それたことはできませんが、私の信念は、「活動は楽しいものだと思っています。仕事はやりがいがあるものだ」と思っています。仲間を大切にし、その輪を広げていくことが重要です。党は赤旗と言う媒介を通して人をつかもうとしていますが、これでは運動がセールスマンになり、拡大ができないと、一人で落ち込んでいくような気がします。
 もっと運動を楽しく組織する(なぜ楽しいのか、それは仲間を実感でき、自分の成長が確認でき、成果が見えるからです。)これをすべてほかしてきたところに党の衰退があると思っています。我々の若いときには燃えていました。未来は我々の手で切り開くと言う確信であふれていました。話はぶっ飛びますが、たとえばベトナム戦争の記録映画などを見ても、極めて悪条件のなか、ベトナムの若者は生き生きと戦って(生きて)いました。この姿が励ましになりました。

 仕事もそうですが、公務員労働は、市民のために如何に働くかを突き詰めていけばやりがいがあるし、楽しいと見ています。組合運動がその時点まで水準を上げることができず、スケジュール闘争に陥っていることが、魅力を失なわせています。私は個人的には解放同盟の戦いが持っていた弱点を自治体の運動も持っていると見ています。我々の若いときは、春闘で必ず賃金が上がりました。だから組合も元気が出ましたが、最近は勧告通りが良いほうで、それ以下に切り下げられる、それに有効な戦いができない状況では、組合員の士気は上がりません。このような状況下での組合運動を支える力が無いと見ています。

 党の衰退振りは目を覆うばかりです。私は早くからこのやり方(赤旗拡大中心の党活動)はだめだと思ってずっと抵抗してきましたが、どうしようもなくなり、手を引きましたが、私の予測どおりであったという思いです。参議院選挙はおそらくこのまま突き進むでしょうが、敗北の結果が出るようであれば、一度解党的出直しが必要でないかと思っています。(悪く言えば党内にスパイがもぐりこみ意識的に党を解党しているのではという疑いすら持っています。)



     党のいう 「社会主義を目指す国」の実態はおそまつ                   U3さん
                                            平成25(2013)年1月21日

 
  エガリテ様 代弁をいただいおり、感謝しております。
 党の言っていることで、「そのとおり! がんばろう!」と声を発したくなることばを、まず申し上げます。

1、日本の政治にはスジ通す党が必要です(ホームページ)

2、・・・・・党は、・・・・・二一世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人類  史的な前進の世紀
  とすることをめざして、力をつくすものである(綱領の末  尾、2004.1.17)

 上記の2文章に、具体的な主語がつき、その実態を知るにつけ、「羊頭狗肉」、看板に偽りありとばれてしまいました。指導部は内部に向けては「看板通りの内容を意図している」と決議や文書で信じさせようとしていますが、外の常識世界では、すでに実態は明白になっていると理解されているといえば言い過ぎでしょうか。少なくとも私にはそう見えています。そして過去の半世紀、私が信じた物が価値ある実態ではなかったこと知り、責任ある者への憤りや怒りと、それを最近まで見抜けなかった不明な自分への慚愧とを感じています。

 大まかですが、真理というものは複雑ではありません。天動説や万有引力は、数式に通じない人にも疑われることはなくなっています。社会科学の観点から言えば、どの国からは亡命者が出、どこが受け入れているか、普通の情報に接していれば、現今の日本の常識の世界では、さほどの大きな見間違いがありえない時代になっています。
 ところが私には、この党だけが違った見解を内部に通用させようとしている、と見えます。(この先は、ぐっと省略)

 1例を言えば、「社会主義を目指す国」と党が認定している国です。(例を挙げると長くなります。一つだけ申します)

 5年も前になります。私と妻がする旅行は、大理=昆明=南寧==ハノイ、列車の旅が好きですが、長距離バスで行くところもあります。留守宅の息子への連絡はインターネットでしております。ホテルのフロントでパソコンを使わせてもらうか、町のインターネット喫茶で、ほんの一言、元気に旅していると、と書けばいいのです。

 その時、大理の宿では「どれだけでもお使いください」と言っていただき、y*JP*を呼びましたが、出ないのです。コンピュータに問題はなく、呼んでいでも出ないのです。

 昆明でも南寧もだめ。ハノイの宿には部屋にパソコンがありました。y*JP*は、私が家でやっているのと少しも変わらず、画面に出てくれて、「無事にハノイに着いた」とメールできました。

ただしローマ字で。

 対外的な情報出入遮断がどうなっているか、私は調査を敢行する勇気も意欲もありません。で

ももし、「社会主義を目指す国」として望ましいのはどちらか、と問われれば、私は即座に答えることができます。

「百聞は一見如かず」とは漢書のことばだそうですが、こういう当然のことを普通の善良な常識人は信用します。私もそうです。

 筋の通らぬことを平気で言い、抑圧や弾圧に厳しい抗議を寄せようとしない団体の看板だけを信用するのは、少なくとももう私にはありません。

 願わくば、まだ党を信用している善良な方々が、自らの眼力と判断力とを発揮なって、いかがわしい決議文を安易に信用なさらぬことです。


  党の「ゆがみ」は相当深刻です! 「二つのゆがみ」より根は深いです   エガリテ
                                          平成25(2013)年1月26日
 ご意見ありがとうございます。現在の共産党の姿は相当ひどいものがありますね。私も活動から30年以上遠ざかり、今浦島みたいなものですが、一斉地方選挙で府会議員(大学時代の親友であった)のビラを見て、ビックリしたのが事の始まりです。(原発反対も橋下・「維新の会」に対しても言及していなかった)そこでおかしいと党の各級機関に文書をあげましたが、全く回答せず、受け取ったことすら認めない対応を見て、その重症さに気がつきました。

 私は年寄りであり、こだわりも強いほうですので、「人をバカにしたらどういう結果になるか思い知らせる」ことを目的でこのHPを立ち上げました。共産党が「参った、もうやめてくれ」と言うまで共産党の問題点を追及していきます。 これは私の青春を取り戻す戦いでもあります。正しいと信じて、大学時代および就職後も党を去ってからも職場内では党員とみなされ、一定の迫害を受けてきましたが、「党員でない」と言うような宣言は行わず、党を最後までまもってきたという思いがあります。(私の大学の先輩は、「亀田得治(社会党)を支持する」というビラを撒いて立場性を表明した人もいます。)

 U3さんが言われている「そして過去の半世紀、私が信じた物が価値ある実態ではなかったこと知り、責任ある者への憤りや怒りと、それを最近まで見抜けなかった不明な自分への慚愧とを感じています。」という内容は私の思いと共有するところがあります。しかし、私は発想を切り替え、この偉大な組織を敵に回して戦いを挑むことに情熱を燃やしています。まさに私の老後の楽しみです。

 たった一人の戦いで何ができるのか全く先は見えませんが、ここに多くの人が集まり、党改革に少しでも成果が出れば面白いとみています。まず一番簡単な獲得目標は、メールをもらった際、「ありがとうございました」とメールを返すことを党にやらせようと思っています。

 党は2月に6中総を開き総選挙の総括を党外の意見にも耳を傾け実施すると宣言しています。そこで私はこの間書いた選挙関係の記事をすべて党中央に送っています。(1月26日現在受け取ったと言うメールはありません。)しかし、党がこの態度を続ける限り、党の復調はありえません。ずっと圧力をかけ続けます。このしつこさが私のとりえです。

 中国問題については、党は「社会主義を目指している国」と位置づけいくつかの指標をだしていると思いますが(指標は忘れました。)しかし、この国が社会主義を目指している国であれば、今後世界で社会主義を目指す国はなくなるでしょう。少なくとも高度に発達した資本主義から社会主義を目指す国はあらわれないと思います。社会主義の概念、目指すべき課題等の現代的整理が必要だと思います。

 少なくとも社会主義を目指すものであれば、アメリカ帝国主義の世界戦略に反対しなければなりません。1月20日の赤旗の主張、北朝鮮への「国連安保理決議」を読む限り、共産党はアメリカの世界戦略の枠の中で物事を見ていく方向転換を行っています。(これは後で批判しようと思っています。)嘆かわしい限りです。



   共産党は、中国派ではありません。            乃村 善二さん      
                                             平成25(2013)年1月17日 
 よく頑張ってますね。多くの党員や周辺が言いたくても言えないことを代弁してると思います。
1月13日の中国問題で、一言。党は、中国派ではありません。むしろオバマの「核なき世界」を
評価したり、オバマは良識の通ずる人、と持ち上げたりする一方、尖閣問題では、「日本固有の
領土」と言って中国共産党の「我が国の固有の領土」を否定してますね。中国大使館に押しかけ
大使と直談判してました。これは日本国家の立場から、中国共産党に物申していることですね。
中国にあまりものが言えないのは、過去の歴史が党を束縛していて、負い目となっているからで
す。戦争に反対した唯一の党である共産党は、当時中国解放軍に党員が参加したり、亡命してま
したよね。その後アメリカ占領軍を解放軍としたり、本当に定まらない党になっています。時代
の空気を読めないという点では、「労働者人民の前衛党」とはとても言えなくなっています。日
中友好協会という中国との架け橋をつくっている中では、大っぴらに反中国的あるいは悪口、批
判はこれまで友好を賛美してきた手前言えな
い状態ですよ。しかしなし崩し的に救国愛国的論調になっていくでしょう。それは尖閣での対立
が、原発と同様国民のナショナリズムを煽動するのに応じてそうなります。しかしそれはかつて
辿った戦争への道です。

  ご指摘ありがとうございます。                    エガリテ

 少し私の文書に舌足らずの面がありました。確かに中国派といえる状況ではないですね。ただ中国共産党が社会主義の道を歩んでいると言うのは公式見解だったと記憶しています。今の中国のどこに社会主義の理想があるのか私は不思議でたまりません。中国が社会主義と認めてたとたん、共産党の目指している社会が国民に受け入れられないことに共産党は気づくべきだというのが、私の主張です。尖閣列島の問題でも、領土問題として紛争があると認めれば、中国と話し合う状態が生まれるという共産党の判断は間違っていると思っています。
 中国は明らかに海洋大国を狙っており、尖閣列島をどうしても必要としています。何十年かけても日本から奪い取ることを考えていると私は見ています。
 共産党はオバマ派という議論は一考に価しますが、私が言う中国派という議論と同じくらい不確定要素を持っていると思います。二つの敵から、二つの「ゆがみ」に変わったのは確かに不可思議ですが・・・


   中国報道について                            常識人さん
                                            平成25(2013)年1月15日
 エガリテ様
 いつもお世話になり、有難うございます。
 中国関係報道ですが、南方週末に関して全く記事なしでもありません。ただし、事実報道のみで党見解はありません。
 1月8日付け、7面に「改ざん否定 記者憤る」の記事が掲載されています。中国の腐敗に関しては、たまに記事が載ります(下注)。私が腑に落ちないのは、過去何回も日中理論交流の記事をのせながら、昨年9月20日付け以前に、中国と尖閣問題で直接話し合った形跡が見られないことです。中国の軍拡も批判できないようです。
注:
 12月1日 中国、インターネット利用者に実名登録を強制。
 11月13日 中国共産党大会にあわせ、チベット族男性がまた焼身自殺。
 11月9日 中国共産党大会開催。腐敗に危機感
 10月21日 中国共産党、腐敗などで66万人処分
  9月30日 中国共産党、薄氏の党籍を剥奪 など

   情報提供ありがとうございます。                       エガリテ
                                             平成25(2013)年1月16日
 ただただ脱帽です。正確な情報提供ありがとうございます。私はいい加減な人間であり、このように情報の正確な管理ができていません、自分の記憶に頼って、あとはインターネットで検索して書いています。
 大きな記事なら検索に引っかかりますが、小さな記事は引っかかりません。赤旗の切抜きを行うような事務能力もありません。今後とも間違いがあれば指摘をお願いします。指摘されることは大好きであり、すぐに修正します。
 余談ですが、共産党高槻市委員会に選挙の総括の数字がみんな間違っていると電話で告げましたが、私に対する回答も、修正の資料も出していません。常識人さんが言われる常識に全く欠けています。
 話がそれましたが、中国の軍拡路線は日本とって脅威であり、安倍さんの「国防軍」の後押しになっています。


 「ジミニ係数」でなく「ジ二係数」です。               速水 彰さん
                                             平成25(2013)年1月15日
----- ご意見ご感想 -----
 「ジミニ係数」ではなく「ジニ係数(Gini coefficient)」ですよ。

    ご指摘ありがとうございます                     エガリテ
                                             平成25(2013)年1月16日
 赤旗が中国が最低賃金制度を導入し、日本よりも労働者に優しい政治を行っているように描いていることを批判するため、インターネットで「中国格差社会」と検索すると、この記事に接しました。格差社会を証明する有力な情報だと思って引用しましたが、私の知識が足りず、間違って引用してしまいました。
 早い段階で指摘を頂きありがとうございました。間違った情報の拡散が少しでも抑えられたことに感謝します。
今後ともよろしくお願いします。


 党のいかなる組織や個人に対しても批判することができる。     常識人さん  
                                             平成25(2013)年1月12日
  エガリテ様
  党規約第五条の(六)に「党の会議で、党のいかなる組織や個人にたいしても批判することができる。また、中央委員会にいたるどの機関にたいしても、質問し、意見をのべ、回答をもとめることができる。」と立派に規定されています。「届いた質問や意見を読む義務」は規定されていませんが、常識的には中央委員会にいたるどの機関も、党員からの質問、意見が届けば、それを読み、何らかの返答をすべきものと理解されます。この党の幹部には規約の前提となる世間の常識がないため、規約に忠実に「読んで返答する義務はない」と解釈しているのかも知れません。

          ご指摘ありがとうございなす。                      エガリテ
                                             平成25(2013)年1月16日
 私は党中央は「神聖して侵すべからず」と教わってきました。それでも私は意見書を出しましたが、たまたま他の用事で市委員会の事務所に行った際、私の意見書に朱書きで取り扱い注意とあったのにショックをうけました。
 積極的な意見をだしても、党の方針に異議を唱える者は危険分子扱いだなと、そのときつくづくおもいました。
 常識人さんが言われるように、党の規約をかざして、反論するなどということは、その時点では思いもつきませんでした。

 ★2012年度分です。

 共産党は「願望(妄想かも)的社会主義」の「日本共産教」に変質したようです。
                                            匿名 さん
                                           平成24(2012)年12月30日
  エガリテ様

  精力的な、ご発言にお礼申し上げます。私は入党して十年余になりますが、「科学的社会主義」に立脚していたはずの「日本共産党」は「願望(妄想かも)的社会主義」の「日本共産教」に変質していたようです。なんとか幹部を覚睡させたいものです。

        日本共産ですか・・・・                            エガリテ    
                                           平成25(2013)年1月1日
 少なくとも赤旗至上主義の現在の姿は、「科学的社会主義」でないことははっきりしています。さらにカルト集団と同じような言い回しや主張が目立ってきました。宗教というには、志位委員長にカリスマ性はありませんし、信仰する対象物がはっきりしません。ただ個々の党員が社会を良くしたいという意思の下に団結している集団ではあります。すべては幹部の問題だと思います。国民の要求や思いがどこにあるのか、党員の党に対する要求や意見が何であるのか、知ろうとせず、具体的な活動の経験に学ばず、赤旗拡大だけを主張する集団になぜ変質したのかの究明が必要です。不破さんがスターリンの変質を前衛に連載すると予告されていましたが、スターリンより、日本共産党がなぜ変質したかの方がよっぽど重要です。不破さんは、もはや実践家でなく、学者になっています。


  劉暁波さんは、11年の実刑で獄中にあります。          U3さん
                                             平成24(2012年12月22日
 劉暁波さんのことですが、自宅軟禁ではないと理解していますが、間違いでしょうか。11年の実刑で 獄中にあります。
 奥様は、自宅で、いわゆる行動制限、この間までのアウンサンスーチさん状態、だと理解しています。

  ご指摘ありがとうございます。毎日の記事の読み違えです。     エガリテ

 ご指摘を受け、インターネットで確認しました。以下の記事を見つけました。獄中にあるようです。
 
 【12月29日 AFP】今年のノーベル平和賞に選ばれた中国の民主活動家・劉暁波(Liu Xiaobo)氏が28日、服役中の中国東北部の刑務所で55歳の誕生日を迎えた。誕生日にあわせ、人権団体からはあらためて同氏の釈放を求める声があがっている。


  他人の異なる意見に耳を貸さず、
    一方通行の宣伝しかできない了見の狭い政党になってしまいました。 U3さん
                                            平成24(2012)年12月23日
 U3より ムッシュ・エガリテへ。 
 「なぜ勝てないか」との助言をもらいながら耳を貸さず、国民に期待感を与えられませんでした。我が家にはチラシが二度入れられました。一見すれば「ほんとかいな」と感じます。「草の根で国民と結びついた党」とは「草の根」の表現をどんなイメージで使っているのでしょうか。「消費税増税をストップ、所得を増やし、内需・経済を元気に」は誰しも望むところ。でも「260兆円の内部留保」が「大企業に眠る」から、それを吐き出させる政策は、国際競争の現実、特に同名政党が牛耳る隣国での理不尽で非人道的な扱いなどをまったく考慮していない。これが「改革のビジョン」だと大書しても、グローバル時代に抗して「鎖国」する経済政策にしか見えません。
 他人の異なる意見に耳を貸さず、一方通行の宣伝しかできない了見の狭い政党になってしまいました。残縁至極です。
 最近、機関紙に隣国の記事など遠慮がちに出るようにはなりました。「しんぶん」なのか「機関紙」なのかケジメをつけ、「聖域無く批判できる」メディアに生まれ変わること、と綱領の末尾にあるように「抑圧」を罪悪と認識できない政権党を、「人民の側」からきっぱりと、「社会主義の理想」の観点から厳しく、批判することです。尖閣問題は、「富国強兵」政策への見解が問われています。党の内部ではほんとうの民主主義の建設が問われています。
 もう遅いですが、反省は犯した過ちを軽減することはできるでしょう。隣党にも自党内にもヒューマニズムを。
 「たたかい」のことばが好きな人が多いようですが、これがほんとうの戦争なら、この党は「戦死者累々」と報道されているでしょう。

 もう一度「意見書」を出して見ようかと思っています。            エガリテ

 共産党は選挙の総括を党内外からの意見を聞いてやると宣言しています。これが本当か嘘かを見極めるため再度「意見書」を出すことを考えています。おそらく反応は無いと思いますが、彼らの動きをつかむ上で重要かと思っています。


  重要な誤植があります。                 K.S さん      
                                              平成24(2012)11月24日
いつも関心を持って読んでいます。
赤旗読者です。
以下に誤植がありましたので連絡いたします。

(転載貼り付け開始)
 今回の総選挙への同志のみなさんの思いを示す象徴的な出来事を報告したいと思います。最近、わが党の神奈川県委員会に、ある女性党員から10000万円のカンパがよせられました。この同志は、自らの思いを次のように語りました。

 「日本共産党への募金の準備を始めたのは20年前。自分は、共産党に10000万円募金をするのが夢でした。金額の問題ではないけれど、自分の思いが本当に託せるのは共産党だけです。自分は、仕事で毎日精も根も尽きるような厳しい状況です。子どもたちも若者も、みんな大変な状況に置かれていることを、自分は職場で毎日実感しています。今の社会を変えなくてはならないと強く感じています。だから今度の選挙で必ず勝ってほしい。最近になって1000万円に到達しました。うれしくなって走ってきて届けました」(大きな拍手)
(転載貼り付け終了)

この中の一億円カンパは、一千万円カンパの打ち間違いではないでしょうか。
最初読んだとき何が何だか分かりませんでしたが、「赤旗」にて確認いたしましたので間違いありません。     

  ご指摘ありがとうございます。             エガリテ
                                            平成24(2012)年11月25日
 重要なご指摘ありがとうございます。自分では1000万と書いたつもりで全く気がついていませんでした。このまま放置しておけば、関係者から抗議されるところでした。いつ共産党から全面的な批判が行われるかビビリながら書いています。そのようなときに「嘘ばかりついているHP」と彼らに口実を与えるところでした。
 もともと人間が「おっちょこちょい」の所があり、正確な文書を書くのが苦手です。自分で点検しても流し読みしてしまいしっかり確認ができていません。先日も大震災が「台震災」になっているとご指摘いただいたばかりです。
 今後気をつけますが、またやらかすと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
 今回は本当にありがとうございました。命拾いしました。


  エガリテさんの,政治路線中心の分析は,非常に新鮮で,かつ,日本共産党が,政治的な面でももはや使命を終えていることを意識させられます。  何 ろく さん
                                           平成24(2012)年11月20日
 いつも楽しみに拝見させていただいております。共産党の組織面での悪質さは,ネット上でも,多くの元党員・関係者の方々の証言が出ているところですが,エガリテさんの,政治路線中心の分析は,非常に新鮮で,かつ,日本共産党が,政治的な面でももはや使命を終えていることを意識させられます。いま,共産党のあり方に疑問を持ちつつも,活動に参加しつづけている党員の多くは,党の政策が正しいと信じてのことだと思いますが,そうした党員にも,目を覚まさせるものとなることでしょう。「綱領の生命力」なんて大嘘です。

 ところで,反原発運動における党と大衆運動の関係について。以下のようなとらえ方をするべきではないでしょうか。
 「実態は,すでに,共産党に運動を指導する能力も権威もないことを示している。それに,もともと道理もない。しかし,それでも,共産党は,運動を指導しているという格好をつけようと小手先で取り繕っている。もう悪あがきはやめて,これまでの党と大衆運動・団体とのつきあい方を総括し,やり方を変えるべきだ」と。現在のエガリテさんのとらえ方は,現実と理想が逆になっているのではないでしょうか。党が大衆運動を指導できていないことが問題なのではなく,党がそれでも大衆運動を指導しようとすることが問題なのです。
  また,原発ゼロと脱原発について。「原発ゼロ」ばかり使い,意識的に「脱原発」という言葉を排除する共産党のセクト的な姿勢には心から憤りを覚えるものです。原発を本気でなくそうとしている姿勢だとは思えません。それに対して,一般社会で,原発ゼロと脱原発という言葉は,ほぼ同義として使われているように思います。社民党も原発ゼロと言うことがありますし,民主党も脱原発依存と言うことがあります。むしろ,他の政党や一般社会が,どちらの言葉も分け隔て無く使っているのに,共産党だけが脱原発という言葉を避けているその狭量さを強調するべきではないでしょうか。

  ご評価いただきありがとうございます。        エガリテ

 ご指摘ありがとうございます。指摘されているような捉え方に私はまだ踏み切れません。私は基本的には党の再生を願っています。ソ連におけるゴルバチョフのような人物が出てこないかと期待しています。ですから本来こうあるべきだという視点で批判しています。
 たとえば今回の選挙の争点でも共産党は揺れています。私は原発が最大の争点と主張していますが、共産党は、ビラ等で見る限り、消費税、および尖閣列島問題を重視しています。しかし今日(24日)の赤旗で初めて「即時原発ゼロ・TPP反対を貫く党(市田書記局長の演説から)という記事を載せました。私の指摘との因果関係は全く分かりません。しかし私は、一斉地方選挙、大阪ダブル選挙で、全て私の主張が共産党の主張より早かったことに自己満足しています。その主張の対比から、現在の共産党の知的水準の劣化を明らかにしていきたいと思っています。(共産党に「あの時点では誰もそれを思いつかなかった」というような逃げ口上を言わさないために、あらかじめ楔を打っています。)
 脱原発問題は、共産党の平和運動の理論の破綻との関連で追求すべきだと思っています。きれいな核と汚い核に分けたところに根本問題があります。共産党は「きれいな核に」未来を託していたのです。ですからこのきれいな核の論議を清算しない限り、共産党は「脱原発」を主張する資格は無いと見ています。(最近赤旗にも時々脱原発が出ますが、私は過去の運動論の総括なしに、共産党は脱原発を語るべきでは無いと捉えています。)
 今、現れた多くの政党が「脱原発」という言葉を使っていますが、これほど厳格に考えて使っていないと見ています。「原発ゼロ」は基本的には行政用語です。「脱原発」は運動の中から生まれた言葉だと理解しています。


  大罪は力作ですね。               植田 与志雄さん
                                                平成24年11月9日
大罪は力作ですね。
私も問題意識は殆ど同じです。
党への愛情をもった多くの方が同じように感じて、考えていると思います。
なぜ、この思いが届かないのでしょうか。
指導部でなく、個々の党員に賛同してもらえないのが本当に悲しいですね。
今は党内での生活(専従ではなくても)が長い方は殆どが上からの指示や方針に疑問を持たない人間になってしまっています。大変残念ですが、率直に言って、そういう人間しか残っていないと思います。
自力なき人間だけの集団になってしまった。
これは明らかに組織の経営に責任がある問題です。
さて、この前提でどこからどう改革できるのかを探るのが我々の役目ですよね。企業なら市場からの外圧で変革できない場合は倒産や市場からの撤退となりますが党は外圧を感じない集団と成り果てていますので、外圧頼みとは行きません。内圧をどう育ててゆくのか。私の残り少ない人生、少しは何かやってみたいと思っています。お互いも少し頑張ってみましょう。

 問題点を浮かび上がらすことが大切だと思っています。エガリテ

 いつもいつも感想ありがとうございます。私はこれらの問題点(特に組合の決定より党の決定を優先させることに疑問を感じて)早くから活動から手をひきました。ただ市役所内では党員という扱いを常に受けてきましたが、それを受け止めてきました。定年退職後、こうした問題点とは距離を置きながら、事務的な整理を行うため共産党の手助けを行うことも一つの選択肢としていましたが、一斉地方選挙の戦いを見て意見書を上げ、党内で議論をしてもらおうとしましたが、全く無視され、党に対する幻想が一気に崩れ去りました。
 話は全く変わりますが、中国の共産党は派閥があり、それぞれの主張が分かって面白いですが、日本共産党には派閥がなく、今の赤旗拡大を通じて革命をという路線を批判している勢力があるのかないのか全く分かりません。さざ波通信も貸し看板屋みたいなもので、自由な討論はいいのですが、運営管理者の主張が全く見えません。あのやり方では、一定の潮流を作るのは困難ではと見ています。私もそんな大それたことはできませんが、一定問題点を常に指摘し、その声が広がることを期待しています。


     大罪シリーズの企画、拍手             U3 さん
                                                 平成24年11月6日
U3からエガリテさんへ
 大罪シリーズの企画、拍手。1、問題の整理、抜群。2、実体の分析、抜群。3、エガリテさんの志向するあるべき政治、明解。じっくりなんども読ませていただきます。
 物事を科学的に認識する、とは、よくよく実体を観察、分析、吟味した上で可能なことです。これができない政党が政治を語ってはいけません。例えば、某国が「社会主義をめざしている」とは、科学的な認識なのでしょうか。人が人を抑圧することのない来るべき社会を目指す政党が、こんな認識では、自らの綱領さえ読解できていないことになります。極めて残念です。近い選挙には、どこへ投票するか、私は初めて迷っています。
 今年になって、私の地方の「政策(雇用を生み出す政策、だと言ってますが)」が発表されたので、精読の上、疑問や意見を書いて送りました。反応は全くなし。また予定候補の「あいさつ」文にミスがあり、指摘しましたら、訂正はされましたが、お礼の一言もありません。
 選挙に惨敗するのは、反共が理由ではありません。もう関心を呼ぶこともなく、信用を失っているのです。
 大胆な発言を許していただけば、こんなていたらくの政党が社会主義を、共産主義を志向していると称し続ければ、ほんとうの「社会主義、共産主義」が汚れます。

 「科学の党」が気恥ずかしい今日の共産党の実態ですね。 エガリテ
                                                 平成24年11月8日
  大罪シリーズは、15通の「意見書」を私なりに整理しなおしたものです。共産党はこの克服抜きに国民大衆から支持を拡大できないと思っています。学生時代赤旗の無署名論文が出るたびにむさぼるように読んだことを思い出します。あのころの党の輝きはどこに行ってしまったのかと思います。
 私の大学の責任者が、この党の決定を10回読んで自分のものにするという話を聞いたとき、すごいなと関心しましたが、最近の共産党の主張は読む前から分かっている同じ主張の繰り返しです。魅力も何もありません。


  お馬鹿なのは「ネット活用をFAXで」        623さん
                                                 平成24年11月2日
 するどい指摘ですね。それにしてもお馬鹿なのは「ネット活用の報告をFAXで」
そして「国政選挙の候補者に限定」したものを赤旗紙面で。というところ。人の意見を聞き入れないことが、どれほど時代に乗り遅れるか解らないのでしょう。

某民商の事務局員は未だにフロッピー使ってます。
笑いが止まりませんw。

  ネット問題は、私が最初に気づいた問題点です。    エガリテ
                                                 平成24年11月8日
 15通の意見書を出して、何よりも驚いたのは、受け取ったと言う返事さえも拒否したことです。私はこの事実ひとつをとってみても、共産党に未来は無いと思いました。いろいろ問題を抱えながらも、一生懸命がんばっている姿を応援してきました。しかし共産党の傲慢さの中にスターリン主義との決別ができていないと思い腹が立ちました。
 このホームページを立ち上げた理由です。しかし未だに分からないのはひょっとしたらネット社会に大きく立ち遅れメールの返信すらできない、前時代のロートルな人の集まりになっているのかとも思っています。東ドイツが蓋を開けて見たらダンボールで車の車体を作っていたと同じような状況ではとも思っています。
 今回の赤旗の記事は、そのような時代錯誤を象徴するような記事です。


  尖閣列島問題の解決は、国際共産主義運動の理念の中で解決する。
     私も賛成です。                         (Y.Yさん)
                                                  平成24年9月24日
 [尖閣列島問題で国民の支持を得る唯一の方法は、友好関係にある中国共産党とさしで話をして、国際共産主運動の理念の中で解決する。(共産主義者は他国の領土不拡大が原則)と大見得切った時だけである]
エガリテさんの仰るとおり。国際共産主義の精神を見失わず、志位さんが乗り込んで「これでは本物じゃない」とそれこそ「堂々と」「道理を尽くして」習近平副主席に言うことです。

 共産党の主張:領土問題に関わる紛争問題が存在することを前提に交渉する。
     中国の野望を許す議論・・・国民からそう反撃を食らうであろう!  エガリテ

 私の提案に賛同いただきありがとうございます。共産党は中国共産党と友党といいながら、、対等平等の関係を築いていません。友党であるなら中国に乗り込み、中国の武力で威嚇しながら他国の領土を奪い取る行為は国際共産主義の理念に反すると堂々と説き伏せることです。(このような理念はとっくの昔に捨て去っているとは思いますが)揺さぶることも大切です。共産党が乗り込まないのは相手が話せる相手でないことを、共産党も百も承知しているからです。
 今日のタケシノのTVタックルでも、穀田議員の発言は、全体から反撃を食らっていました。またミソをつけました。


   見事な改装おめでとうございます。                      623さん
                                                  平成24年7月10日
エガリテ様
  見事な改装おめでとうございます。
   随分ご苦労された事と存じます。先日、リンク切れになったので驚いたのですが改装中だったのですね。今後が楽しみです。
  脱原発運動をあたかも共産党の成果であるかのように報じる赤旗は誰も信用しないでしょう。共産党が運動団体を支配しようとすれば反作用として運動を後退させるだけだと思います。
    暑くなって来ました。どうぞご自愛の上ご活躍くださいませ。

  ありがとうございます。年寄りなりに奮闘しました。まだ改善していきます。
    ・・・・せっかくいただいたこのメール見逃していました。スミマセン  エガリテ
                                                  平成24年7月21日
623様
 せっかく丁寧なメールをいただきながら見逃していました。どうも失礼しました。「50の手習い」ではありませんが、10年戦争に燃えています。HPを開設して、訪問してくれる方がいることが分かればとてもうれしいです。また応援メールとなるとさらにうれしいです。今回の改装で新たに宣言しましたが、他のサイトとの差別化をはかり、共産党の現在のあり姿そのものの批判を丁寧にやっていこうと思っています。どこよりも具体的に詳しくを狙っています。
 そのため文書は長文になり、嫌われそうですが、それでもこのスタイルを貫こうと思っています。今後ともよろしくお願いします。 


  先の投稿の私の発言の趣旨は・・・              植田 与志雄さん
                                                平成24年7月17日
  エガリテさんへ。エガリテさんが問題意識を持ってこのサイトを立ち上げて運営されている、その問題意識はよく分かっていますし、賛同しています。今回の私の投稿はそれとは外れたところでの私の感想、エガリテさんがふとお書きになった一言「お金次第でサービスが変わることは当然、、、」についての私の感想に過ぎませんから、エガリテさんにとって分かりにくいし、何言ってるのと思われたことで、スミマセンでした。あまり気にしないでください。このことについては、あらためて丁寧に議論、意見交換したいと思います。

  再度の投稿ありがとうございます。・・・非常に励みになります。   エガリテ
                                                平成24年7月20日
 植田様、再度投稿いただきありがとうございます。個人商店でやっていますと本当に読んでいただけているのか常に不安になります。この間長いだメールが途絶え、最初は志を同じくする人が挨拶程度に顔をだしていただいたのが、一巡してメールが来なくなったのかなと思っていました。こちらから何らかの発言をして、すぐさま反応があることは運営者にはものすごい励ましになります。
 植田様の主張相変わらず私は十分理解できません。私は単純な人間ですので、善悪のはっきりした議論しか展開できません。メールに書いておられるように、機会がありましたら、もう少し噛み砕いて説明していただけますか。またの投稿楽しみにしています。

共産党とスカイマークの議論に一言!     植田 与志雄さん
                                                 平成24年7月16日
  このページの趣旨から外れますが、エガリテさんがスカイマークのことを「安いけれど不親切/高いけれど親切、このどこに問題あるのか」と書いていたのが少し気になりました。マイケルサンデルの近刊「それをお金で買いますか、市場主義の限界」を読んでこういうことが気になっています。アメリカではロビイストが公聴会の傍聴席の列に並ぶ手間を省いて行列代行会社に行列並びをお金で依頼する。1000ドルで徹夜での行列に割り込むのと同じ、とあります。単純に肯定/否定できない大きな問題を含んでいると思いました。労働の成果を売買する、交換するのは社会の分業、文化の基本で否定はできません。しかし、金で売買するのが適当ではないグッズやバッズがあるのではと思っています。

 この記事でもっとも主張したかったこと。          エガリテ
                                                 平成24年7月16日
 投稿ありがとうございます。前にも投稿いただき2回目だと理解しています。前回も十分対応できず失礼しましたが今回も植田様の主張が難しすぎて、私には的確にお答えできませんことをお詫びします。
 私がこの記事で言いたかったことは、機内で苦情は受け付けないというスカイマークの主張を赤旗は2回に渡り攻撃しました。その認識があるならなぜ私の意見書に答えないのか、共産党にこの問題の発言権はないというのが私の主張です。
 それとサービスというものに対する考え方です。機内で赤ちゃんが泣いているから、「あれを泣き止ませ」と言われて「ハイ分かりました」と言って、そのお母さんに泣き止ますように言うのが人間的なのでしょうか、私はこれはお客側のわがままだと思っています。(これに対応しないというスカイマークの内規は立派だと思っています。)
 さらにお客様は神様ですと言うようなへりくだったサービスを私は求めていません。事務的に必要なことを伝えてもらったらそれで良いと思っています。(これはあくまで私のポリシーですが)
 植田様の批判のポイントが私の勉強不測から十分把握できません。的外れな対応になってすみません。


 記事の中に「ある言葉」を読んで思わず「その通り!」と心で叫んでしまいました。
                                             623さん 平成24年7月4日
 こんにちは。記事の中にある言葉を読んで思わず「その通り!」と心で叫んでしまいました。

>共産党は苦情メールに一切対応をしなくても良いが、スカイマークは許されないという共産党の独りよがりの判断はどこから来ているのか知りたいものです。

 これは共産党中央に限らす多くの場合、末端まで共通していますね。党員と会話がそもそも成立しないというか、弱点を指摘されると無視、無言、すり替えのオンパレードです。これでは広範な民衆の結集など夢物語、仏作って魂入れずでありましょう。

 今や多くの企業が社内コンプライアンスを遵守するよう勤めている時代です。共産党の感覚は一般民衆と時代認識さえ乖離していると思います。

 高度に発達した資本主義社会の中での共産党というものを考える必要がある。
                                            エガリテ  平成24年7月9日
 623さんが言われた指摘「社内コンプライアンスを遵守」という考え、私も大事だと思っています。意見書を15通出して無視された時、初めて共産党がなぜだめなのか気がついた思いがしました。正直言ってこのような扱いを受けるとは思っていませんでした。(私が甘いのかも知れませんが、私の青春をすべてささげた思いがあります。)
 雪印乳業や、京都吉兆が不祥事が露呈した際、まともな対応ができず、バカな人たちだとだなと見ていましたが、もっと身近な所にそれよりひどい対応をする人がいる。驚くとともに、共産党っていったい何なのか思いました。
視点を変えて共産党を見てみると問題だらけです。私は10年間この戦いを決意しています。またご意見をお聞かせください。

 ◆政府や「右」勢力同様の国家主義・排外主義に組みしてしまっている共産党
                                         田中 隆一さん 平成24年4月16日
 DPRK(北朝鮮)の衛星発射失敗をめぐる,日本共産党ーしんぶん赤旗報道の,一般商業紙と対比させての分析,よく整理されています。共産党の突出ぶりが浮き彫りになっていますね。
思うに,共産党指導部は国民から後ろ指を指されないよう汲々としている,と見て間違えないでしょう。
その結果,政府や「右」勢力同様の国家主義・排外主義に組みしてしまっている醜態を,党内外から批判していくことが必要になっています。

 右へ右へと舵を切っています。それが破滅への道だと気付かずに。 エガリテ
                                                  平成24年4月18日
 共産党の支持が増えない、逆に減っている現状です。党指導部はこの状態の挽回を目指し、ナショナリズムに走っています。始まりは、共産党のポスターに富士山が登場したときからです。最近では尖閣列島問題、今回の北朝鮮による衛星(ロケット)発射に対する声明等がその典型です。
 それぞれの政党には得意分野があります。私が若いころは沖縄を返せと戦っていたときは、右翼から北方領土を返せとヤジが入りました。今の共産党は、選挙での票の獲得のため、右翼的陣地にまで手を出そうとしています。しかしこれはバカな試みで、「ミイラ取りがミイラになる」何時の間にか共産党自身が立ち位置を見失ってしまっています。

 ◆共産党の現状は「他者を害する行為の上に成立している、弱者の虚勢」 不破さん
                                                  平成24年4月15日
エガリテ様
お久しぶりです。
さて、北朝鮮の弾道ミサイル発射が国際問題になっていますね。
 13日、あるニュースで脱北者で韓国初の国会議員の方がこう語っていました。
「あのミサイル一発の発射費用があれば、飢えている北朝鮮国民すべてに1年間食料を支給することができる」
 日本共産党では財政難から、専従者のリストラを全国的に進めていますが、当選が絶対に近いほど不可能な衆議院小選挙区の供託金300万円があれば、専従者一人分の一年間の賃金を捻出できます。
 日本共産党の小選挙区全区立候補と北朝鮮のミサイル発射は「他者を害する行為の上に成立している、弱者の虚勢」という点において同じではないでしょうか?

 全選挙区に候補者を立てる方針は現在の力量や財政問題を勘案すれば愚考ですね
                                             エガリテ  平成24年4月18日
 ご意見ありがとうございます。何度か投稿していただけると、リピーターの方がおられることが判ってうれしいです。
赤旗の減紙で毎月2億円の赤字が出る共産党が、全選挙区で候補者を立候補させることは無謀です。さらにはそれだけの候補者を抱えておらず、候補者の使いまわしになります。私の選挙区では、市会議員に立候補した人間(専従者)が、国政選挙にも出たりしています。これは国民を馬鹿にした行為です。議員にはそれなりの「格」というものが必要です。何でも良い、立てておけという発想は、議会制民主主義を冒涜するものです。
 その費用を専従者に回せとのご意見、確かに専従者の身分保障は大切です。ですが私の感覚では、そもそも専従者の選定が間違っている。(失業救済事業のような形で専従者が選ばれている)この点の改善が必要だと思っています。当然待遇改善が前提になりますが。


 ◆国民に背を向ける姿勢が共産党衰退の大きな要因 (623さん)
                                                     24年2月23日

 こんばんは623です。私の拙い質問状を掲載いただき感謝の念にたえません。本当にありがとうございます。私のたった2通のメールより遥かに多い、15通、50通のメールを無視し続ける中央の態度こそが日本共産党における衰退の大きな要因だと思います。時代の変化に対応できないまま閉塞した思考を自己主張のみで真摯に国民、末端党員さんの意見に耳を傾けないことが何を意味するか。自然の摂理だと思います。多くの困難に直面されるかと思いますが、これからもご活躍されることを祈念いたします。

 国民の意見を尊重する。・・・国民政党にとって基本的要件です。 (エガリテ)
                                                                                                                    24年2月25日
 励ましの返信ありがとうございます。老体に鞭打ち、あと10年頑張るつもりです。
 共産党は言うこととやることに乖離がありすぎます。例えば「消費税問題」で国民の意見を聞けと一番声高に叫んでいるのが共産党です。しかし共産党に向けられた批判には全く耳を貸しません。この姿勢を改めない限り、共産党の民主主義を守れという戦いは、色あせて見えます。


 ◆「戦後民主主義で培われた民主主義を守れ」・・的外れな橋下批判 (佐野さん)
                                                    24年2月21日
 「橋下本」を読み進めていて、大阪都構想についての対案を出そうとしているのは共産党だけ、という文章が気になり、検索してここにたどり着きました。さて、橋下氏の本が示していることは、戦後民主主義における地方自治がすでに形骸化し、利権の温床になっていることです。これは、色色と感じることが多く、また、共産党さんも共通の認識ではないかと考えます。その状況で、「戦後民主主義で培われた地方自治を守れ」では、余りにも的外れな橋下批判になるのではないでしょうか。すでにそんなもの、瓦解しているというのが多くの人の見方だと思います。
                                               
 「既得権益の打破」このスローガンが府民の共感を得ました。  (エガリテ)
                                                    24年2月25日
 府民は恐らく「既得権益者」を国の官僚だけでなく、公務員労働者も同じだと判断したのだと思います。その府民の感性はある意味では当たっているのだと思っています。食うや食わずの公務員労働者が、戦うことにより自らの労働条件の改善を勝ち取り、給料においてもこの不況下の中、多くの府民より相対的には恵まれている状況が作り出されました。この時点で公務員はいつの間にか「既得権益者」なっていたのだと思います。
 共産党はこうした公務員労働者に支えられている面が大きく、いつの間にか弱者の政党でなく、既得権益擁護の政党に府民には写ったのかも知れません。この問題は真剣に論議される必要があると思っています。


◆共産党中央委員会に公開質問状を出す。(民商内の党員の行動について) 623さん
                                                     24年2月15日

 はじめまして。623と申します。

 私は呉民商における数々の不法行為を追及しるものですが、昨年8月に共産党へ公開質問状を出し、返事がありました(実に無責任勝つ、不誠実なもの)のでご報告させていただきます。
*個人名は伏せさせていただきます。

日本共産党へ公開質問状

日本共産党中央委員会殿

                                  2011年8月13日 呉民主商工会 教宣部長

 貴党、党員による下記不当な行為に対し、どのような指導と処分をなされ関係被害者にどのような謝罪をされるのか公式な回答をお願い申し上げます。

1)広島県呉市在住の●●夫妻らによる呉民商での不正退職金問題

  民商の事務局員は従前より全商連事務局員退職金共済に民商の負担で加入していますが、●●らの私文書偽造(会長名で勝手に署名して加入申込み)で別途、中小企業退職金共済に10年も遡って加入し、さらに後日▲▲氏らにより掛金を勝手に増加している。

 これまでの調査で中小企業退職金共済に加入する正式な機関決定はされていないこと、すでに退職金制度は完備しているので、別途加入する必要性もないことから返還を求めたが、あつかましくも拒否している。

2)呉民商共済会理事長■■氏、●●夫妻らによるデマビラ配布の問題。

 呉民商教宣部長が「廃業した」という事実無根のデマビラを配布し、業務妨害を為したこと。これは、教宣部長が上記、退職金ニ重掛けを追求したことに対する報復と思われるが、本日現在、謝罪すらしていない。

  これに先立ち、本会郷原支部長△△氏が●●事務局員に全会員の会費未納リストを提出閲覧して、財政部長を落としいれようとしたこと。

 全会員のリスト閲覧を要求した△△氏はもとより、これを閲覧させた◎◎事務局員も個人情報保護法の精神を無視した常軌を逸脱した行為である。

3)その他、呉民商における日本共産党員の不当な行動は多くの会員により非難されているところ、それでも懲 りずに各支部会への□□氏らによる不当介入や、一般事務局員に対して不条理な要求、個人蔑視と思われるパワハラを平気で行っている。

4)日本共産党は呉民商に対して、「呉民商三役と断固闘う」と文書を郵送して来たが大衆団体に対する政党の露骨な介入であり、広く国民の反発を買うものである。これは、とうてい許容できるものではない。

貴党、党員らによるこれらの事実をどのようにお考えか。

日本共産党中央委員会殿の誠意ある回答をお願い申し上げます。

回答期限

2011年9月30日

回答送付先

737-0051 広島県呉市中央6-12-4
呉民主商工会 教宣企画部長宛

【日本共産党からの回答】
 先ほどの質問状に対する共産党の回答です。
 党員の不祥事にたいする党として当然の謝罪や責任(党員への指導、処分)も一切ないばかりか、何ら反省の言葉もありません。仲間もみんなあきれてました。

呉民商を守る会
http://kureminshou.blog102.fc2.com/blog-entry-4.html

【日本共産党からの回答】

呉民主商工会 教宣部長殿

 メールをいただきました。
 日本共産党は、中小業者の営業と生活を破壊する消費税の導入や増税、大店法の廃止など大企業本位の「規制緩和」、中小企業金融の改悪などに反対し、中小業者のみなさんの経営をまもるために尽力してきました。現在も、東日本大震災の被災中小業者のみなさんの二重ローンの解決のため、国の責任で中小業者の債務を凍結・減免し、金融機関から買い取る機構をつくるよう提案、実現をめざすなど、中小業者の利益を守るために全力をあげています。
 日本共産党は、民主商工会をはじめ、大衆団体が民主的に発展することを期待し、その団体に所属する党員は「その団体の規約を尊重して活動すること」(党規約)を大事な責務として定めています。
 みなさんの組織での個々の問題については、私たちがあれこれ申し上げるのは差し控えます。党員であろうとなかろうと、民商の会員の問題については、民商の規約、社会的道義や民主的常識にのっとって解決していくべきだと考えます。

 2011年9月21日
   日本共産党中央委員会・国民運動委員会

【不誠実な回答に対する返信】

 これには本日現在まで回答がありません。
これでは広範な民衆の結集ができないばかりか「反共」を自ら増殖するだけだと思います。

【以下、回答に対する私の返信】

日本共産党中央委員会・国民運動委員会 殿

  ご回答頂、感謝申し上げます。
残念ながら期待していた回答とは程遠いご返事でした。これでは、広範な民衆の結集はでき得ないと思います。

 お手数ではございますが、下記につき項目ごとに再度ご返事くださいますようお願い申し上げます。

1)呉民商の規約に違反する行為
ア)デマ、中傷ビラの配布
イ)自己の所属する支部以外の支部会への干渉
ウ)■■元事務局長の娘さんへの会所有のガソリンカード私的使用

2)●●夫妻、■■氏らによる退職金を重複して私文書偽造で勝手に契約した行為
3)「呉民商三役と断固闘う」と宣告してこられた地区委員会の行為

 これ等は下記貴党の定めに違反していませんか。貴党の党員が行った不当行為であり貴党の指導責任は当然に問われると思いますが如何お考えでしょうか。
 また、地区委員会による民衆団体への介入についてどう思われますか、前回実名でご連絡した貴党の党員への処罰はされないのでしょうか。

>大衆団体が民主的に発展することを期待し、その団体に所属する党員は「その団体の規約を尊重して活動すること」(党規約)を大事な責務として定めています。

  以上の行為は民衆の理解が得られないばかりか反発をかい、民衆団体の衰退を招き、ひいては貴党の信用問題にかかわる重要な案件ですので、貴党の発展のためにも誠意あるご回答をいただきたくお願い申し上げます。

2011年9月25日

呉民主商工会 教宣部長


 共産党員の不正、悲しいですね・・・私も体験しています。  (エガリテ)
                                                    24年2月15日
 私は就職してすぐに共産党の府会議員の税金に対する不正に遭遇しました。議員の権力を利用し自分に対する課税を有利にするよう働きかけてきました。私の先輩が私を共産党員だと知っていて、その課税台帳を私に投げつけ、「この件、お前が解決せよ」と言われたことがあります。非常に悲しいし、恥ずかしい思いをしました。


 ◆共産党の組織原則「民主集中制」の弊害について  (不破和衛門さん)
                                                    24年2月10日
エガリテ様
 丁寧なレス、ありがとうございます。
さて、専従社会においては、例えば地区委員長と勤務員とのあいだに、トラブルが発生し県委員会に相談した場合、県委員会は地区委員長の視点で物事を判断します。つまり、トラブル発生に至る過程で、地区委員長が何をしたかは、一切不問に付されます。
 これって忠臣蔵に出てくる松の廊下の裁きと同質の話だとは思いませんか?
 赤穂浪士の故郷、赤穂市議会において、日本共産党は、議会第一党です。これと党内で徳川綱吉もどきの裁きをする事とは両立しないと思います。
 こんな状況が続くなら、日本共産党は赤穂市から撤退すべきと考えます。

 常に上級機関が正しいという組織は発展性がないですね  (エガリテ)
                                                     24年2月15日
 共産党の組織原則は、上級機関の指導者が必ず下級機関の者より優れているという仮定を前提に成り立っています。しかし、現実には地区委員は、どこから「わいてきた」のか分からない能力の低い者が大半です。
 この人たちの指導を受け活動するジレンマが常に付きまといます。私は小田雄二の「踊る大走査線」がスキです。彼は必ず「事件は現場で起こっているのです」と叫びます。このことが共産党の幹部にも判っていないのだと思います。


  ◆黙殺は「公共の福祉に適合する私権の行使」か?  (不破 和衛門さん)
                                                      24年2月5日
 はじめまして。元共産党専従です。都合の悪い質問には黙殺。専従社会でも日常茶飯事です。しかし、民法1条2項「信義誠実の原則」によれば「私権の行使は、公共の福祉に適合するようにおこなわなければならない」とあります。黙殺と黙秘は別物です。黙殺は「公共の福祉に適合する私権の行使」なのでしょうか?また、たとえ地区の方針に異論を挟めば、忽ち村八分です。民主集中制が明示の組織原則ならば、腐ったミカンの方程式は、黙示の組織原則なのでしょうか?

 日本共産党が市民感覚をもてるまで告発を続けます。  (エガリテ)  
                                                      24年2月8日
 「都合の悪い質問には黙殺」このようなことが日常茶飯事に行われている事実を知りませんでした。15通も意見書を出し、全て「黙殺」されたことに非常に驚くとともに「バカな組織だな」とも思いました。「貴重なご意見ありがとうございました。今後の活動に生かしてまいります。」これぐらいのことがなぜ言えないのか、性根から腐っているのでしょうか。しかし私はあきらめていません。この常識を日本共産党が身に付けるまで戦うつもりです。


   ◆党と労働組合の関係について (S さん)
                                                     24年1月16日
 3年前に全労連加盟の民間労組に加入しました。前の職場は連合系でした。
連合に比べれば、役員はまじめで、集会への動員もみんな行ってますが、どうも役員人事などは党員組合員が仕切っていて、一般組合員の意思が反映されてない気がします
そこで、全労連加盟組合の党員活動家は、どういう方針で組合活動に取り組んでいるのでしょうか?

ご教示ください。

 難しい質問ですね。・・党の性格規定と関連があると思います。 (エガリテ)
                                                     24年1月16日
 共産党は2000年11月の大会で規約改正を行い、「労働者階級の党」であると同時に「日本国民の党」であると規定しています。それ以前は、「日本の労働者階級の前衛政党であり、はたらく人びと人民のいろいろな組織のなかでもっとも先進的な組織である」と規定されていました。
 この「前衛政党」という概念は、往々にして労働者階級に対する指導的役割があると理解され、労働組合の決定事項に党が介入して修正させる等の誤りを生みました。(最も有名なのが1964年の4.17のゼネスト戦術について、共産党は、「これは敵の挑発のにおいがあると」指摘し、スト中止を訴えた事件がある。)この件については後に共産党は後に誤りを認めた。
 2000年に規約が改正され、それらの克服を目指したと思われるが、未だに指導的役割があるという意識が強く大衆団体の自主性を認めないことがある。
 私は今回の3.11の地震に伴う原発の崩壊という危機の中、共産党は「安全優先の原子力行政」という政策を打ち出し、メーデー等のスローガンをその範囲に押さえ込む役割をはたしたと見ている。9月に行われた「さよなら原発5万人集会」は、党が主催した集会でなく、多くの有名人が発起人となり開催された。その会場のプラカードには様々な思いが表れており、私はこれこそが大衆運動だと思っている。党の指導性にしがみつかず、国民の多様な意見を汲み取ることが重要だと思っています。
 回答になったか分かりませんが、いまこのような記事を書こうと思って準備しています。党と大衆運動の関わりは共産党が乗り越えなければならない課題だと思っています。

   ◆「科学から空想へ 社会主義の後退」 (Kさん))
                                                     24年1月14日

 「空想から科学へ 社会主義の発展」でなく「科学から空想へ 社会主義の後退」今の党幹部のみなさんは空想的社会主義者に逆戻りしたようです。

 リップサービスを含めた「お褒めの言葉」に有頂天になっていて、支持と共感が広がっている、と思っているみたいです。

  中間機関には成績主義が蔓延し、中央の言葉「確かな野党」「読了、討議」等々オウム返しに並べ立て中央に喜ばれそうな感想文をよだれたらたら垂らしながら集め報告します。自らはなんの確信もなく 誰それが こう言っていた なんて喜ばれそうな感想、発言を集め お追従笑いを浮かべながら報告します。こうなると革命党ではありません。何とかしなければなりません!

 批判的な意見を文書にして配っていたら、党攻撃文書配布で規律違反の嫌疑をかけてきました。決定を批判したわけでなく、党や同志たちの医療、医学に対する認識の遅れを指摘した文書だから拘束の対象にはならないはずだけど。



  中間機関の力量・・・正直考えられないほど低いですね   (エガリテ)
                                                    24年1月14日
 私も中間機関の力量の無さには閉口しました。現在、市会議員が出す「市政資料」の点検を進めています。先の一斉地方選挙、震災復興が最大の課題、あるいは大阪ダブル選挙では「安全・安心・やさしさの大阪」を掲げて戦ったのに、「市政資料」の記事では、「共産党は市長に以下の内容を要求しました」の中に震災復興も「安全」の課題も何もありません。(これでは震災を選挙に利用したと批判されても仕方がないと思っています。)                                                     


  ◆過去に通算で50通近くの「意見書」を出しています(伊賀 篤さん)
                                                  24年1月13日
  私も、もう10年以上に渡り党中央には、過去に通算で50通近くの「意見書」を出していますが、その
殆どは無視されています。(例外的に返事が有ったのは意見書というよりも「質問」に近いメールだけで
す。

下記は私のブログで、表と裏の2本あります。

【表】…更新頻度は月に1回程度
勉強不足のJCP党員(伊賀篤)のブログ
http://blue.ap.teacup.com/nozomi/

【裏】…更新頻度は週に2〜3回程度
伊賀篤の日記
http://d.hatena.ne.jp/atsushi_iga/

  意見書やら(稀に頂いた返事やらは)、これらのブログの過去記事を遡って見て頂ければ、掲載され
ています。

 党の、国民に開かれた「民主的」かつ単なる自称ではない「科学的」な再生を願っている同志として、
連帯を込めて、挨拶を送ります。

  50通の意見書、すごいですね!    (エガリテ)
                                                    24年1月14日
 投稿ありがとうございます。私の15通の「意見書」記録ものだと思っていましたが、50通も出された先輩がおられることに驚きました。共産党はなぜ返事を出さないのでしょうね。答えられない、あるいは答える必用がないと思っているのでしょうか。もし、答える必要がないと思っているとしたら、国民政党として失格ですね。
 私は、うがった見方ですが、共産党は政党助成金をもらっていないから国民に答える義務がないと勘違いしているのではと思っています。政党が国民と向き合わなくなったら、おわりですね。(エガリテ)

◆以下は2011年投稿分

私もいろいろ同感するところが大です。(Uさん)
23年11月21日
 メールを受け取ったとの返事すら来ない、などは常識以前の、自力云々以前の哀しい現実です。現在の党の衰退は内部的要因としては民主集中制の運営が原因していることは誰が見ても歴史的にも議論の余地がないほどにはっきりしていると思います。民主集中制は規律重視、統一性重視で、これは現行体制を維持する保守的な運営原理と思います。一方、党は革命政党で乱暴に言えば、現状打破、謀反を起こす、現状に物申す、新しい社会を創造する、そういう性格が基本と思います。組織原理は超保守、性格は革命目的、この両者が相容れないのだろう。前者が勝って後者が負けてるのが革命政党の歴史で我が党もこれを脱せない、最近はこのように思っています。なんとかしたいですね。

コメントありがとうございます  (エガリテ)

                                                    23年11月22日
 初めて頂いたコメントです。お名前の記載がありましたが、本名か投稿名か分からなかったので「Uさん」にさせていただきました。
 ご指摘の「民主集中制の党運営」が最大のガンであることは私も認識しています。これについては優れた論文が多く出ていると思い、私は政策の誤りから攻めてみようと思っています。今の共産党の政策「安全・安心・やさしさの大阪」や「命を守る政治」等々は全ての人が反対できないスローガンですが、階級的視点が全くありません。ここに今日の共産党の最大の弱点があります。大衆を目覚めさせていくのではなく、大衆に擦り寄っていく政策作り、これでは何の効果もありません。原発問題でも、大衆が反対していることに気づき、初めて「原発ゼロ」を掲げました。これが現在の共産党の限界です。
 まだまだ書きたいこことは沢山あります。現在は選挙中のため更新はストップしています。選挙が終わったらまた覗いてみてください。

             同感するところ、多いです。(Kさん)
                                                     23年12月6日
 まだ、全部読んでいませんが、同感するところ、多いです。私は、共産党の町議会議員で、地区の常任委員もやっています。感想や、私の意見も随時、メールさせていただきます。

 貴重な意見ありがとうございます。また公開に同意していただき感謝しています。                                              (エガリテ)
                                                     24年1月14日
 コメントを頂きながら返答が遅れてすみません。私はこのサイトを共産党の再生に役立てばとの思いで立ち上げました。この私の意向が理解されるか心配でしたが、頂いているメールは皆さん党員の方です。投稿の掲載を拒まれるかたが多いので、その内容を開示できませんが、自分の考えていた疑問と共有する。元気を与えてもらったと言うのが多いです。共産党がこれらの意見を組み入れられない現状を悲しく思います。これら批判的意見の中に再生のバネがあることを共産党はなぜ理解できないのでしょうか。             
 ta