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1〜2人分のお湯を沸かすのには唯一無二の商品!, 2013/1/14
本品には0.8リットル版と0.6リットル版があります。
僅か0.2リットルだけで商品を作り分ける必要があるのか…という点が、タイガー社の製品作りの拘りでもあるのでしょう。
容器内の空間(空気層)の多さは湯沸かしの効率化と比例します。
ケトルにおいて"大は小をかねる"ことはなく、必要に応じた大きさが最適と言えます。
電気ケトルで求められる点は、
1.早く沸く。
2.外側が熱くならない(熱の保持率が高い)。
3.お手入れが簡単。
4.容器の素材が水への臭い移りがしない。
などです。
早く沸くかどうかは、容量と電力に大きく影響されます。
容量が大きければ1杯だけ沸かす時の空白の空気層が多くなります。
家庭電源の1コンセントの最大許容ワット数は1,500ワットなので、本品の1,300ワットはほぼ安全上限でしょう。
*許容ワットを超えるのでタコ足配線は厳禁です。
容器の内側はフッ素コートで"保温機能はない"ものの熱の保持率は高く、沸かしたお湯をそのまま放置しても2時間は使える温度です。
満水で沸かして1時間後にカップに注いで温度を計測したところ72度ありました。これは"熱いと思える温度"です。
フッ素コートのため水への素材の臭い移りはほぼありません。(フタ部分などは樹脂素材なのですが、臭い移りがしたとしても数回使うと消えます。)
使い方はいたって簡単!
1.使用したい分量の水を入れて、スイッチON!
2.沸騰すると自動的にスイッチOFF
あとは注ぐだけです。
交換用のパッキンや洗浄用アイテムなども別売されており、メンテナンスも簡単です。
因みに実験で"直火ケトル"と"鍋"と沸き時間テストをしました。
700mlのお湯を沸かすのに、直火ケトル(これは早沸きケトルで底面がフライパンのように広いタイプ)で3分55秒、
鍋(5層構造の熱伝導が良い品)で5分40秒、
本品では3分50秒で沸きました。
僅かがですが直火より早く沸きます。(早沸きケトルでなければもっと差はあります。)
そして…
本品の一番の特徴は"蒸気が出ない!!"ことです。
一般的な同製品は煮沸の際に蒸気が上に出ます。
低い棚の間など蒸気が上に当たると困る…等という心配はなく安全度も高いです。
これ以上の機能のケトルはないでしょう。
正に究極のケトルです。
一日の終わりに水を切って乾かすといつまでも綺麗に使えます。