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【孝政日記】


浜田よ打者抑えた時の快感思い出せ 4月16日〜21日

2013年4月23日

4月9日のウエスタン・広島戦で先発して力投する浜田=ナゴヤ球場で(池田まみ撮影)

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 4月16日(阪神戦・ナゴヤ、△0−0) 試合後、浜田が監督室を訪ねてきた。この試合ではベンチ入りメンバーから外れ記録係を担当。記した配球表を届けるためだ。せっかくの機会、しばらく2人で話した。

 「野球が好きか?」と聞けば「好きです」と答えた。でも「何で好きか?」と聞くと浜田は答えに詰まってしまった。

 私ならこう答える。「得意だからです。打者を抑えた時に、たまらない気持ちになるからです」

 もう40年前の話になるが、初めて長嶋茂雄さんを抑えた時のうれしさは忘れない。テレビで見ていた人を、自分の力で抑えたんだから。後日、パネルにサインをもらって「いい球を投げるねえ」と声をかけられた時は、最高の気分だった。

 浜田にも、早くそんな気持ちを味わってもらいたい。いろいろ悩んでいるようだが「高校時代より強打者が少し多い」の気持ちでいいのだ。

 4月17日(阪神戦・ナゴヤ、●2−7) 阪神の平田監督に「きょうは9回打ち切りでお願いします」とお願いした。10回までが規定だが、故障者続出で投手がいない。前日は、元投手の赤坂に「投げられるか?」と聞いたほど。結果的には完敗。延長戦の心配は無用だったが。

 4月18日(阪神戦・ナゴヤ、●3−4) 朝、井上が1軍のヤクルト戦でプロ初勝利を挙げた記事が出ていた。9日、1軍昇格が決まってあいさつに来た時のことは忘れられない。最初は神妙に話していたが、途中からほおの筋肉が緩み、笑顔になった。うれしくてたまらなかったんだろうね。それから1週間あまりで勝利投手。今の2軍メンバーには最高の刺激になるだろう。

 4月19日(ソフトバンク戦・ナゴヤ、●4−6) 先発の岩田は、5イニングで11安打の5失点。印象は悪いだろうけど、それなりに投げてた。この試合の結果だけで上には評価してほしくない。

 4月20日(ソフトバンク戦・ナゴヤ、●1−3) 7回無死二塁から緊急登板した新人の若松が2イニングを無失点。新芽がすくすく、タケノコみたいに成長している。

 4月21日(ソフトバンク戦・ナゴヤ、●2−14) 大敗も、右脇腹を痛めていた川井が3回まで無失点は収穫だった。 (次回は5月3日に掲載します)

(毎週火曜日の紙面に掲載)

 

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