4月20日、午前8時に起きた四川省雅安市蘆山県の地震では、08年5月に発生したで同省内の地震に比べて被害は小さいようだ。また、前回は四川省の山岳部にある核施設が爆発を起こし、山が切断され、地下からコンクリートの塊が噴出するなど、核施設の爆発を思わせる映像が多かったが、大紀元や唐人テレビが配信している現場写真を見る限り、特異な現象は見られず、「普通の地震」だといえよう。 08年の地震では、死亡が約7万人に加えて行方不明者が約1万8千人と発表されたが、その中には、核技術者や放射能汚染で死亡したものが含まれているのではないのか、との観測もあった。 また、前回は、地震地域への出入りは禁止されるとともに、報道統制が敷かれ、そして、救助へ向かう兵士は防毒マスクなどで身を固めていたが、今回はそのようなこともないため、核施設とは関係なし、ということだろう。 〈今回の四川省現場写真〉 20日には、李克強首相が現地入りし、がれきの上に立っている写真が配信されている。雅安市の人口は約154万人。いくら無謀な中国でも、これだけの人口を抱える地域の近くに、核関連施設は建設していないのだろう。 もともと、四川省に核施設を建設したのは、核戦争を想定してのことであり、そのため、敵の爆撃も想定している。そのため、核施設の安全体制も強化されているため、放射能被害は、軽微なものであったのだろう。 それでも、震災から3周年にあたる2011年5月、米国で活動する中国キリスト今日民主党メンバーが、核爆発が被害を拡大するとともに、放射能汚染があるとの調査報告書を発表。核爆発の後遺症について、証拠を列挙するとともに、中国政府に対して、真相を公開するように求めている。 鳥インフルエンザでさえ国家秘密で、情報の公開をしないほどだから、核関係の情報を公開するはずもないが、それにより国民の政府に対する不信、反発は高まるばかりで、中国の隠ぺい主義は悪循環に拍車をかけるばかりだ。 なお、サンケイの電子版(4−20)は、「中国四川地震、5年前と同じ活断層帯で発生」と題して、東大地震研究所の加藤照之教授(測地学)のコメントを掲載しているが、それによれば同教授は、『「竜門山断層帯の南西の端で起きた地震だ。 メカニズムも08年と同じ逆断層型で、一連の活動と考えられる」と指摘する。この断層活動は地球規模の地殻変動と関係がある。』と指摘するとともに、四川省周辺で、今後も地震活動が活発化するという。 四川省での核施設の建設は、毛沢東時代に始められたが、地震多発のとんでもない地域に集積させてしてしまった。これでは、敵に攻撃されるのではなく、地震で自滅する。 中国の核施設が問題を起こすのは、日本などにとっては、悪いことではないが、ただ、中国の原発施設は、沿岸地域に建設されるため、その事故は、日本にも影響する。 「世界のガン」である中国は、自滅するにしても、その過程で周辺国に多大な迷惑を振りまいていくようだ。 四川省の地震に関する記事は、08年から何度か扱っている。 以下のところでー。興味のある方は、ご覧下さい。 中国・四川省地震は地下核爆発との報道、中共への攻撃材料か http://kb-news.at.webry.info/201205/article_4.html 中国四川、ついに地下核施設が爆発の可能性! http://kb-news.at.webry.info/200806/article_1.html 中国地震、四川省に核基地疑惑で二次被害か http://kb-news.at.webry.info/200805/article_7.html |
<< 前記事(2013/04/16) | ブログのトップへ | 後記事(2013/04/21) >> |
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2013/04/16) | ブログのトップへ | 後記事(2013/04/21) >> |