世界卓球パリ大会に出場する福原愛(24)=ANA=ら男女16選手が23日、東京都港区の東京タワー大展望台で記者会見した。ロンドン五輪で女子団体銀メダルを獲得した福原、石川佳純(20)=JA全農=、平野早矢香(28)=ミキハウス=はシングルスとダブルスにエントリー。再びメダルの期待がかかる。
戦いの地、パリのエッフェル塔に似ている東京タワーの大展望台。地上150メートルで開かれた会見で代表チームの愛称が「卓球NIPPON」と発表された。日の出をイメージしたロゴには、東京タワーでの会見と合わせて、世界の頂点で日の丸を掲げる願いが込められている。
女子の村上恭和監督は「目標はビートチャイナ。中国を倒してメダルを取る」と宣言した。福原も「わたしが初めて出場したのも10年前のパリ。10年前よりたくさんの方に応援していただいている。いいプレーを見せたい。まずは中国選手と戦えるところまで頑張る」。石川も「メダルを取るなら中国選手に1回は勝たないといけない。五輪後初の世界大会。準備を整えていきます」。打倒中国で世界一を目指す。 (岸本隆)