中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

亜大・山崎が初完封 杉浦に投げ勝った

2013年4月24日 紙面から

4安打で初完封の亜大・山崎康晃投手=神宮球場で(小原栄二撮影)

写真

◇東都大学野球<第3週・第1日>

 亜大が1−0で国学院大に競り勝った。山崎康晃投手(3年・帝京)がリーグ戦初完封。今秋ドラフト1位候補の杉浦稔大投手(4年・帯広大谷)に投げ勝った。駒大は4−1で中大に先勝。今永昇太投手(2年・北筑)が1失点完投で今季2勝目を挙げた。古賀咲也内野手(2年・海星)、西村凌外野手(4年・聖望学園)が2回に、中大のトルネード左腕・島袋洋奨投手(3年・興南)から放った二者連続本塁打が効いた。

 エースが投げるカード初戦を初めて任された亜大の山崎が4安打完封。今秋のドラフト1位候補の杉浦にも投げ勝った。「最後までマウンドに立っていたのは自信につながる。杉浦さんに勝てたのも誇れます」。開幕週の青学大戦からの連続無失点も16イニングに伸ばした。

 帝京でセンバツ8強入り。期待されて入学したが、東浜(現ソフトバンク)、九里を超えられず、救援が多かった。今季は東浜が抜けた穴を埋めようという自覚も十分。キャンプでは、1日200球以上の投げ込みもこなした。「先発させたかったが、今まではチャンスがなかった」と生田勉監督(46)。開幕週にふがいなかった九里の代わりとして初戦に指名され、期待に応えた。

 入学当初は寮で東浜と同部屋。野球への取り組みから、技術までを学んだ。ツーシームもそのひとつ。ツーシームを見せて勝負球はこの日145キロをマークした直球。インステップするフォームも打者には打ちづらい。「いいものをもっている。今後が楽しみ」とオリックスの中川スカウト。来年のドラフト候補だ。

 前日は、同姓の明大・山崎が初完封した。同じ東京出身で、高校時代から意識してきたが、向こうは日大三で甲子園準優勝。ここまで水をあけられてきたが「同じ山崎として負けたくない」。青学大戦で2試合続けて失点したエース九里にも、後輩の好投はいい刺激。リーグ4連覇を狙う亜大に投手陣の柱ができた。 (小原栄二)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ