2013.4.24 00:25

阪神・能見4回4失点…鬼門ナゴヤで背信

爪を気にしながらマウンドを降りる能見(撮影・岡田亮二)

爪を気にしながらマウンドを降りる能見(撮影・岡田亮二)【拡大】

 (セ・リーグ、中日15-3阪神、4回戦、中日3勝1敗、23日、ナゴヤドーム)エースの背信投球が、4連勝で敵地に乗り込んできた阪神のいい流れを止めた。先発の能見が4回4失点のふがいない投球。左腕は「先制点だけは与えたくなかった。ゲームのリズムをつくることができなかった」とうなだれた。

 「鬼門」のナゴヤドーム。昨季までの3シーズン、先制された20試合で一度も勝てていなかった。だからこそ、味方の先制を待つ我慢のピッチングが要求された。

 しかし一回、大島を四球で歩かせるなど1死一、三塁とピンチを招き、和田に先制の犠飛を許すと、クラーク、井端には変化球を芯で捉えられて計2失点。二回には直球で藤井にソロ本塁打を浴び、四回も簡単に追加点を奪われた。

 早々と降板したエースの後を受けた2番手久保田も、往時の球威はなく、56球も投げ、1回8失点と試合を完全に壊し「球が高かった。申し訳ない」と下を向いた。

 能見について、和田監督は「だいぶ爪を気にしていたね。状態によっては1回(登板を)飛ばさないといけないかもしれない」と心配顔。つながっていたはずの打線は11安打を放つも3得点と効率が悪かった。

 9連戦の初戦。あまりにも内容のない大敗を喫してしまった。(産経新聞)

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