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ヒップホップ、資格で自信を 28日、仙台で指導者向け検定
中学1、2年生の保健体育で必ず学ぶようになった「ダンス」の中でも、特に生徒の人気が高いという「ヒップホップダンス」の指導者資格取得検定が28日、仙台市宮城野区の仙台育英高宮城野校舎で行われる。東京以外で検定試験が実施されるのは仙台が初めて。 ダンスの授業は2012年度に必修化され、「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」から教師が一つ以上選んで教える。ヒップホップダンスは「現代的」に含まれる。人気と裏腹に、ステップや体の使い方を実演して指導できる教師は限られるとされる。 検定は厚生労働省認可の財団法人職業技能振興会(東京)が主催する。公的資格「ヒップホップダンス基本技能指導士」の取得検定で、振興会の委託を受けたワールドリズムダンス技能協会(同)が運営する。 試験は筆記と実技の2部構成。筆記では指導者に求められる心理学やマナー、法務などが出題される。27、28の両日には実技を含む試験対策講習も用意されている。 振興会は過去に、東京で試験と講習を3回開催した実績がある。今回初めて学校教員専用のコースも設け、こちらは教育現場での実践を前提に審査する。 資格取得は指導者の自信につながると期待される。振興会は「東日本大震災からの復興をけん引する子どもたちをダンスの力で励まそう」と呼び掛けている。 受検料は2万5000円。対策講習も受講する人はテキスト・DVD代込みで5万円。27日には18歳以下対象の「子どもダンス検定」もある。連絡先は職業技能振興会03(3353)9181。
2013年04月23日火曜日
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