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JAXAにまた不正アクセス
4月23日 18時18分

JAXAにまた不正アクセス
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国際宇宙ステーションなどの情報を扱うJAXA=宇宙航空研究開発機構のサーバーが、外部から不正な侵入を受け、情報を盗まれたおそれがあることが分かりました。
JAXAでは、おととしから去年にかけて、新型ロケットや宇宙輸送船の情報を保管したパソコンも相次いでウイルス感染しており、情報セキュリティーの甘さを改めて露呈した形です。

不正な侵入を受けたのは、JAXA内部のサーバーで、国際宇宙ステーションにある日本の実験棟「きぼう」の運用に関する情報や、「きぼう」の関係者のメールアドレスなどが保管されていました。
JAXAによりますと、今月18日、このサーバーの通信記録の定期検査を行ったところ、筑波宇宙センターに勤務する職員のIDとパスワードを使って、何者かが不正に侵入し、情報を盗み出したおそれがあることが分かったということです。
このため、JAXAでは、サーバーをネットワークから切り離し、ほかのIDとパスワードでも侵入を受けていないか調べるとともに、IDなどが漏れた原因を調査しています。
JAXAでは、おととしから去年にかけて、職員のパソコンが相次いでウイルス感染し、ことし夏ごろの打ち上げを目指している新型ロケットや、宇宙輸送船「こうのとり」の情報、それに職員などおよそ1000人分のメールアドレスが流出したおそれがあることが分かっており、情報セキュリティーの甘さを改めて露呈した形です。
これについて、JAXAは、「情報セキュリティーについて対策を取っている間にこうした事案が発生し、遺憾に思う。迅速に原因の究明を進めたい」としています。

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