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ぼくが会社員よりフリーランスを選ぶ、たったひとつの理由

2013/04/24


尊敬するNPOマーケターの方とディナー。そのときに出てきた雑談の内容をアウトプットしておきます。


採算度外視の仕事が自由にできる

何度か書いていることですが、フリーランスの最たるメリットは、「採算度外視の仕事」に、自分の裁量で自由に取り組めることだと考えています。

ぼくはライフワーク的にNPOのマーケティング支援をしています。ほとんど無償で行っているので、これは採算度外視の仕事です。NPO支援に割く時間をビジネス向けコンサルティングに使っていれば、年間の売上は+300〜400万円程度になるでしょう。ブラフではなく、リアルな話です。

が、ぼくはそんな目先のめんどくさい小銭稼ぎをするより、お金にならなかろうが、自分が楽しいと思える、NPO支援に時間を割きたいと考えます。そんなわけで、実際に採算度外視の仕事に日々取り組んでいるわけです(マーケティングにお困りのNPOの方はお気軽にご連絡ください→nubonba@gmail.com)。


こうした「贅沢」は、一般的な会社員には許されません。少なくとも、ぼくが在籍した大企業、ベンチャー企業では、許可されていない行為でした。許可を乞い願っても、せいぜい許されて業務時間の3%程度でしょう。

無論、会社である以上、採算度外視の仕事にリソースを割けないのは当然の話なので、会社が悪いという話ではありません。「採算度外視の仕事はしてはいけない」という規律は、会社というかたちを取る以上、ほとんど必然的に導き出される帰結でしょう。


世の中には、短期的にはお金にならないけど、社会的に意義のある仕事が山ほどあります。たとえばぼくが手伝っているビッグイシュー基金(ホームレス支援)や、NGO/PLAS(エイズ孤児支援)などはその一例です。彼らの仕事はその性質上、決して大儲けできるものではありませんが、間違いなく社会に必要です。


もしもみなさんが、そうした「短期的にはお金にならないけど、社会的に意義のある仕事」に取り組みたいと考えるのなら、「会社」という組織形態では、十分に欲求を満たすことはむずかしいことを覚えておきましょう。どこかで「短期的にお金になるけど、社会的な意義を感じられない仕事」に自分の人生の時間を費やすことになります。

もちろん、そうした状況を甘受しながら、土日や朝・夜の時間に「短期的にはお金にならないけど、社会的に意義のある仕事」に取り組むという選択肢もありえます。実際に、大多数の志ある人は、こうしたコミットの仕方をしています。

ぼくは、あまり器用な人間ではないので、結局飛び出してしまいました。平日9時5時を縛られることを、どうしても息苦しく感じるのなら、ぼくのようにフリーになることも選択肢の一つかもしれません(当然、高い専門性は求められますが)。


散漫な記事になってしまいましたが、要点は下記です。

・会社員は原則的に「採算度外視」の仕事に取り組むことが許されない(許されても業務時間のごく一部に過ぎない)
・フリーランスは自分の経済状況が許すのなら、いくらでも「採算度外視」の仕事ができる

・世の中には「短期的にはお金にならないけど、社会的に意義のある仕事」が存在する
・会社員を続ける場合は、ある程度器用に折り合いを付ける必要がある
・「短期的にはお金にならないけど、社会的に意義のある仕事」に本気で取り組みたいのなら、独立することは選択肢の一つになる


もっともっと、多くの人が「採算度外視」で活動するようになればいいと思うんですよね。本人のためになるのはもちろん、それはもちろん社会のためになります。ぜひ、みなさんも積極的に「採算度外視」の仕事を増やしてみてください。


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