名古屋グランパスのDF石櫃洋祐(29)が24日のナビスコ杯グループリーグ鹿島戦(カシマスタジアム)で今季初出場することが23日、濃厚となった。石櫃は開幕直後の3月5日に右足首三角骨の切除手術を受け、1週間ほど前に全体練習に合流したばかり。いきなりの抜てきとなったが、「自分の特長を出せたら」と健在をアピールする大暴れを誓った。
勝たなければグループリーグ突破が厳しくなる難敵・鹿島とのアウェー決戦が、ムードメーカーの復活の舞台となりそうだ。前日のフォーメーション練習で田中隼に替わって主力組の右サイドバックに入った石櫃。飛び跳ねるようにはつらつと持ち味の積極的な攻撃参加を見せては、右ウイングの矢野と連係しながらチャンスメーク。「手術して足首の状態も良くなった。ストレスなくできている」と笑顔で額を光らせた。
不運なスタートだった。オフは充実した自主トレを行い、万全の状態で始動。しかし、タイキャンプ中に右足首をひねり、帰国してからさらに痛みは増した。診断は三角骨障害。手術という決断は難しかったが、同様の手術を経験したFW玉田に相談し、「早めにやった方が良い」というアドバイスで骨片の切除を決めた。
矢野とはこの日初めて右サイドでコンビを組んだが、不安はない。矢野は攻守のバランスをしっかりと取ってくれるため、石櫃も得意の攻撃参加に出やすい。「プレースタイルはわかっているし、今日の練習でも確認できた。いい感じでできたので、前に行くときは攻撃でも自分の特長を出せたら」。全体練習合流からわずか1週間での先発抜てきには「やっとというか、いきなりですよ」と苦笑いした右サイドの仕事人。それでもこのチャンスを逃すつもりはない。 (宮崎厚志)
◆望月&牟田、2新人ベンチ入り
高卒ルーキーのMF望月(野洲高出)が鹿島戦の遠征メンバーに入った。20日のリーグFC東京戦で退場処分となった主力MF田口が出場停止で、望月にチャンスが巡ってきた。「緊張はしてないですよ。早く試合に出たいです」と望月。3月23日のナビスコ杯鳥栖戦では遠征メンバー入りしながら出場機会がなかっただけに、静かに闘志を燃やしていた。また、同じく新人DF牟田も鳥栖戦以来の遠征メンバー入りとなった。
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