長谷川豊 の American Journey

まったく英語の出来ない長谷川元アナの珍アメリカ奮闘記!

2012年05月

すごくない?

先日のブログにも書いたが、

僕の着ているスーツは



安物だ。




いいんです。

どうせ、いろんな場所を駆けずり回るから。









で、先ほど、

再び事件発生。





はい。




また、ズボンが裂けました。




裂けるのねー。

あの場所。

え?

写真って?

はい。

着ている状態だと、

ブログの担当者から








「長谷川さん、放送禁止映像です」







と断られたので、

脱いだあとの写真を。




いやー…

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すごくない(涙)?

未来のない女

中華料理が好きだ。


みんながよく出前で頼む。

さて、アメリカで中華料理を頼むと

必ずといっていいほど付いてくる



フォーチュンクッキー。

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要は運勢占いクッキーですな。

中を開けると、

紙が入っててそこにいろいろ書いてあると言う…。





先日、とくダネ!で一緒に働いている

敏腕ディレクターのトモミちゃん。

可愛い。

スタイルもいい。

仕事も出来るが、

頭もいい。




そんなトモミちゃんがフォーチュンクッキーを

パキリと割って中をのぞいた。


何も入ってない(驚)!

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「これ、未来がないって事ですか!?」

慌てるトモミちゃんを

いやいやー、と大慌てでフォロー。




僕たちがほかのフォーチュンクッキーを割ると、

当然、占いシートは入ってる。

「逆に当たりだよー!」

とフォローするみんな。




トモミちゃん、

そうですよねーと、改めて、

もう一つのクッキーを割ってみたのでした。

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トモミちゃん
「…(絶句!!)…」

二つ連続で中身が入ってないとかありえるのね。

ドンマイ、トモミちゃん。

あんた可愛いから大丈夫だよ。







多分。

ワシントンパーク

ワシントンパークという所に行った。

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これがまた!






雰囲気の良いこと、良いこと!







近くに優秀な大学であるNYUがある。

あ、略してすいません、

ューヨーク ユニヴァーシティーね。

ユニヴァースィティー




お昼休みには学生さんが

ランチにやってきている。

なんて微笑ましい光景。

ちなみに、FCIで働く敏腕ディレクターのトモミちゃんも

このNYUの出身者だ。

優秀だなー。







春の陽気に包まれながら、

心地よい風を頬に受け、

バンドの演奏や子供たちの笑い声に耳を傾け…

ほんとにヒーリング…














「長谷川さんー!スタンバイ、お願いしますー!」







そうだ。

僕は今、めざましのロケ中だった。
毎週水曜日の世界の珍しいスポーツを紹介するコーナーの
取材中だった。





ふっ。まぁ、いい。

こんど、ゆっくり来よう。

今日はロケの為、











ナイキのジャージだし(全身)。

美味しすぎ

僕ははっきり言って、

あんまり「これがお勧めだよー」とか

「ここが素敵ですー」

みたいなこと、言わないようにしてる。

紹介するだけして、その人の感覚に合ってなかった時、

僕の信用を落とすような気がするから。




今、「信用」と打ったつもりが

画面を見直したら普通に「し尿」になってました。

たまにすごい間違いするよね。

パソコン打ってると。






でも、このお店はお勧めしたい。

前回のブログで書いたフラッシングで行った

「MAPO」

という韓国料理店。




相当人気がある、とのことだったが、

食べてみてびっくり!





MAPOカルビ。

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かなりうまかったです。



普通のカルビ肉って、

ある程度の薄さに切って、

それを焼いて食べるんだけど、

この店、自信があるのか、

ものすごく分厚い肉をまずジュージュー。





それをハサミで豪快にぶった切ってくれる。

サイコロステーキですか?みたいな感じになって、

それを特製のお味噌をつけていただくのだが、





異常なまでの柔らかさ。



なのにしっかりとした食感♪



お勧めします。

目茶混んでて、アホみたいに並ぶけど。

郷に入りては

マンハッタンの隣、クイーンズという地区にある

フラッシングという町に行った。




これが結構面白かった。




ある区画は




中国に占拠されたんですか?




と聞きたくなるほど、中国語しかない街。




中国系の銀行、

中国系の雑貨店、

中国系のレストラン。





そして、もう少し進むと、

今度はハングル文字しか出てこなくなる。



超韓国人街だ。



もはや街が韓国だった。

すごいなー。




そこで気付く。




あれ?




日本人、なんで、

かたまらないんだろう?



アメリカ国内に、



もう、あんた、ここの地区、日本じゃないっすか!?



みたいな地区、あるのかなぁ?



道の通りには

みずほ銀行と三菱東京UFJがあって、

ローソンとサークルKが立ち並び、

向かいにはツタヤがあるような…。



その辺り、アメリカ人、ほとんどいないっすよ、みたいな。



実はフラッシングは本当にそんな感じの場所になってた。

もちろん、アメリカ人も住んでるんだが、

街は本当に中国人と韓国人が占めてた。

オキュパイしてた。




印象として、

アメリカに住む日本人は

そんなに群れてないというか、

ちゃんとアメリカというクニを尊重してる気がする。




まぁ、それが日本人のいいところか。



言うもんね。



郷に入りては郷に従え。



いい教えだと思う。

春眠について

前回のブログについて…

ペンネーム、MASAさんからご指摘を頂きました。



「春眠~の意味って

『冬から春になってくる3月~4月は夜明けが早まることでいつもは暗い時間に起きていたが、

(3月・4月は)同じ時間に起きても、朝が来てしまっている。

寒い冬より(暖房のない時代)春の暖かさで寝坊してしまった』という意味では・・・・!? 」



おお~~!

ありがとうございます。

とても正しいご指摘です!





はい。

MASAさんのおっしゃる通りなんです。

「春眠、暁を覚えず(しゅんみん、あかつきをおぼえず)」

と言う言葉は、もともと漢詩からきています。

孟浩然と言う人の「春暁」と言う漢詩ですね。



その漢詩上の意味は

「春の夜はまことに眠り心地がいいので、朝が来たことにも気付かず、つい寝過ごしてしまう」

が正解です。


日本でも、国語の授業などでは上記した意味が正解ですね。

ちなみに僕が前回のブログで書いた

「あったかいよね~~眠いよね~~(だらだら)」

と言うニュアンスは

最近の日本で使われている

少し崩した使い方ですね。




春のこの季節、

会社で転寝(うたたね)をしている人間や

少しぼーーーっとしてしまってる人間に、



「おいおい、春眠暁を覚えずか~?」



みたいに言うことがあります。

ひょっとしたらこっちの方が

今は多く使われてるかも知れませんね。

ボーっとするなよ、みたいなシーンで多く使われます。



「虎穴に入らずんば虎児を得ず」や

「四面楚歌」といった

漢詩をもとにした日本のことわざ、多いですよね~。

ご指摘、ありがとうございました!

春眠

日本語は偉大だ。

美しい。

情緒がある。

だから僕は日本語が大好きになったのだ。







最近、暖かい。

まさに



春眠、暁をおぼえずだ。





え?

意味ですか?














あったかくて眠いよね~~(だらだら)

ってことです。

要は仕事に集中してない言い訳ですな♪

最大級にお洒落に言ってるけどね。





今日も春眠モードで行こう♪

バッファローチキンウイング

バッファローチキンウイングが好きだ。

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牛なのか、鳥なのか、

はっきりしろ、と言いたくなるが、

とにかく、アメリカの代表的な食べ物である、

バッファローチキンウイングは、





辛い(←違うのもある)。





僕は辛いものに目がない。

お台場に勤めている時も、

定期的にチンマーボー(←激辛)を食べに行っていた。




…あのチンマーボー、つぶれたって風の噂で聞いたけど(涙)。




そんな辛いもの中毒の僕が

アメリカで出会ったバッファローチキンウイング。

要は手羽先。

鳥の空揚げですな。

それが結構辛い奴があって、おいしい。




先日、懇意にしてくださってる方がゴルフに誘ってくださり、

その帰り道に行った

「ハリケーングリル」

というレストラン。





アメリカ在住の皆さん、

もし、ロングアイランドに行く機会があれば、

お試しあれ。

そこで、

「カテゴリー5でお願い」

と注文あれ。







まーね、


ほんとね…











辛いって言うより、痛いから(涙)。



たぶん、今までの人生の食べた全てのものの中で、

一番辛かったです。



※ちなみに辛いだけです。コクとかは全くありません。

 並みの人はやめた方が良いです。先に言っときますが。

ぬおっ! 後編‏

ズボンが




破れとるーーーー(涙)!






しかも、言い訳きかない感じで…。

これはまずい。

僕は頭を使うことにした。





ってか、頭使っても無理だし。

こんなの、ごまかしようないし。






考えてる間にグランドセントラルステーション到着。





もうしょうがない。

僕は必殺技を繰り出すことにした。

そう。我々アナウンサーに

代々伝わる、秘伝の奥義…






必殺!




いつも通り振舞っちゃえ作戦!!






解説しよう。

この必殺技は主に、

ニュース原稿を読むときなどに有効な技として知られる。

原稿をトチったとき、

慌てたら、そのまま、余計にミスが目立つのだ。



正解は



ん?今噛んだけど何か?

ってか、人間、噛むよね?普通。




的な顔でそのまま続けることの方が自然。

そう。

間違えなんて…

自分が気にするから間違えになるのだ(←良い子は真似しないように)!










電車を降りた僕は、堂々と前を向き、

口元には穏やかな微笑を携え、

歩き始めた。




ほらみろ!



誰も気づかない!




僕はアナウンサーとして、

数々の修羅場をくぐりぬけた自分を誇り、

こんな股間がスースーしてる事態にも

ほぼ動じない自分に胸を張った。





が!





その時、僕の真後ろに、

家族連れが電車から降り立った。

あぁ、これからどこかに行くのね。

家族で、お出かけ、嬉しいな~~~~ってか♪








って!!!

子供ですか!!!!!!








そのご家族は

子供が二人。

恐らく小学2年生くらいと4年生くらい。

この子達は身長の関係で

目線が…








僕のお尻の目の前になってらっしゃる(涙)!!!





ごまかせない!

ってか、この状態で、

堂々としてたら、逆に




タダの変態だ(涙)!!!





その時、目に飛び込んできた

ゴルフショップの広告。

そう。ほんと、ゴルフやってて良かった。
そうだ。

僕にはこの方法がまだある。

ゴルフで腰を痛めたのだ!

こうすれば





乗り切れる!




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




僕は会社までのおよそ10分間。

あいたたた…

ゴルフで腰痛めちゃったよー

的な顔しながら、

こんな感じで出社したのでした。
      ↓

IMG_0388[1]

ぬおっ! 前編‏

そうだ。

僕にはこの方法がまだある。

ゴルフで腰を痛めたのだ!

こうすれば





乗り切れる!







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







僕は日本で働いている時代から

「スーツ姿しか見ない」

とよく言われていた。




そう。

朝のとくダネ!と言う情報番組を担当しているときは

どんなときでもすぐに取材に出られるように

毎日スーツだ。




そして、週末の競馬実況においても、

基本はスーツ着用である以上、

僕は会社にいる間、または働いている間、

ほぼスーツなのだ。







渡米に当たって、

衣装さんからスーツを買い上げた。

全部でずいぶんな金額がかかってしまったが、

アメリカのスーツが自分のスタイルに合わないことは分かっていたので、

日本のずっと僕が着ているスーツを買い取って持ってきたのだ。





毎日、アメリカからニュースを伝えているし、

アメリカの皆さんはモーニングアイでごらん頂いているが、





あのスーツ、

僕の私物です。

もう、かれこれ、

一番古めのやつで





8年くらい着てます。






で、僕がそんな高級なスーツを着るわけもなく、

基本的に僕が着ているスーツは

1着が1万4800円のやつ。

いいんです。

どうせ、現場を駆けずり回る。

すぐにボロボロになるんだから。




ただ、生地は弱い。

それはしょうがない。

安いんだし。

で、こないだ、朝、出社の為、駅に着いたわけです。

ええ。

そこで事件発生。




取り出すわけですよ。

切符をね。




よっこらしょ。













バリッ!










??

何?今の音?

なんだか、お尻のあたりがスースーするんだけど。






まぁ、いいや。






電車に乗ってー

シートに座ってー

いつものようにのんびりと…







ピトッ!







何?この感覚?

裸でビニールシートに座った的な。




改めて、

見て驚く。

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ぬおっ!!!!!!!!!



続く

やっぱり分かってない

先日、野田総理がアメリカに来てた。



面白いもんだ。

オバマさんとの共同会見、

CNNで見てたが

少しづつだが、何言ってるか分かる様になってきてる。






なんて調子に乗ってた。

まぁ、言葉だけではすぐに全部は分からない。

でも、下に出てるスーパー表記を見れば

多少分かるぞ。




あー、北朝鮮ね。


あーあー、同盟強化ね。



ん?




「オバマが会見中 with JAPAN PM




PM??

あぁ、午後に会見やってるってか?











「長谷川さん、プライムミニスターですが?」








!!!!!!!(驚)!!!!!!!!!









親も大変なんです~後篇~

次男坊が小学校での学力的に問題がある、とのことで、

嫁さんが学校に呼ばれた。

知能的な問題がある可能性があるとのこと。

確かに、同じ時期に来た子どもたちよりも圧倒的に勉強が出来ない。






次男坊の問題はそれ以上に勉強のやる気が全くないことだという。

僕は次男坊を厳しく叱り、

授業をしっかり受けるように言った。




数日後、土曜日。

今度は日本の勉強を教えてくれる補習校から帰って来て、

習ったはずの勉強を全く理解していない事に気づく。





なんで先生の言う事を聞いていないんだ!?

僕はまた次男坊を叱りつけた。

「聞いてるけど、分かんない」

そう言う次男坊にそんな訳あるか、やる気がないんだ、と叱った。

あいつの将来が心配でならなかった。

本当に知的な部分の生まれつきの問題なのか?

だとしたら僕たちにもその責任はあるんじゃないのか?










次男坊は日本の幼稚園で年長だった。

現地校では入学が9月の関係で、転校するにあたって、

幼稚園に当たる学年に入れても

小学1年生に当たる学年に入れても大丈夫だった。

僕は次男を小学1年生に入れた。



しかし、ビザの関係で、子供たちが来たのは

10月だった。

現地校に入れたのは10月の中旬だった。

あれが間違いだった。

幼稚園の学年に入れるべきだった。

あの時期、もう、小学校の一通りの説明は終わってる。

いきなり、もう授業が始まっていた。







良く考えたら次男坊にわかる訳ない。







僕たち両親も全然サポートできない。

僕たちの渡米は割りと突然決まった状況だった。

英語の勉強なんて何もやってこなかった。

何も分からない。

音が聞こえてるだけ。

毎日毎日、昼の3時まで、

ただ座ってるだけ。





次男は「学んで」しまったのだ。





どうせ何言ってるか分かんないんだから、





先生を無視するしかない事を。







日本語で教えてくれる補習校の授業でもその価値観は踏襲される。

先生が必死に教えてくれてても、

分からないんだったら無視しとけばいいのだ。

そんな状況で

勉強なんて、出来る訳もなかった。







補習校で小学2年生に上がった次男坊。

学校の教科書もたどたどしくしか読めなかった。

遅れすぎてる。

僕は次男坊を一人、日本に帰すべきか迷った。

奈良の両親にこいつだけを預け、僕たちが帰るまで、日本の教育を受けさせるべきかと。






しかし、嫁さんがそれは可哀想だと反対した。

毎日、勉強を付き添って見てくれた。

基礎的な部分から少しづつ付き合ってくれていた。

すると少しづつだが、

マシになってきた。






考えてみたら幼稚園時代も、

別にほかの日本人と比べて、なにも衰えてなかったし、

会話も授業態度も

ごく普通の幼稚園生だった。

あまりにも何も分からなく、

あまりにも何も出来ないので、

子供として、

授業を無視することを学んだだけで、

しっかりやれば、やはり、ごく普通に出来始めた。







今日、次男坊の勉強を久しぶりに見た。

本をしっかりと読みはじめていた。

ドリルを開くと、

問題文を読み、その内容を理解し、答えを書きはじめていた。





「『フキノトウはなぜ芽を出さなかったんですか?』…まだ雪が残ってたからだよね?」


この発言を聞いた僕は驚愕した。

笑ってください。

そう。

こんな文章問題、こないだまで全く出来なかったんです。




嫁さんも次男坊も頑張ったんだろうなぁ。

ちゃんと出来てた。

日本に帰って、少しは苦労するかもしれないけど、

このままやれれば、きっと追いつける。

そう思った。








僕は

「ちょっとブログを更新してくる」

と言って、二階に上がった。

そして、今、ブログを書いてます。




ええ。

そうです。





今、若干…








泣きながらブログ書いてますけど、何か?