長谷川豊 の American Journey

まったく英語の出来ない長谷川元アナの珍アメリカ奮闘記!

2012年02月

スポーツイラストレイテッド

事の始まりはN女史のメール。
 
「長谷川さん、すごいですね!センターですよ!」
 
そら探すよね?
 
センターですよ。
 
 
 
先月行ったアメフトスーパーボウルの取材。
 
僕は幸運にも試合終了直後のフィールドで取材できたわけだ。
 
日本人で、この取材は初めての事だろうとのこと。
 
名誉なことだ。
 
で、
 
僕は日本でとくダネ!のリポーターをしていた。
 
 
 
ん?
 
話がつながってない?
 
おっしゃる通り。
 
えーつまり、
 
 
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
 
 
とくダネ!って番組は原稿がない。
 
全くない。
 
信じられない話だが、
 
「じゃ、長谷川さん、中継、4分ほどで!」
 
と言って現場に放置。
 
そのまま中継が始まる、なんて、普通。
 
もちろんフリートークで4分しゃべるが。
 
 
 
 
アメリカに来て、めざましテレビの中継を担当して驚く。
 
相槌に至るまで原稿が用意されている。
 
なんて「大事にされてる感」!
 
さすが、めざましテレビ♪
 
 
 
 
で、とくダネ!のリポーターをする以上、
 
MCの小倉さんに常々言われていた事がある。
 




 
「リポートする以上、プレゼンする以上
 
 
 
そのニュースに関しては日本一詳しい人間でいろ」

 
 



 
スパルタすぎだ、と言いたくなるが、
 
実際問題、それによって鍛えられたアナウンサーやリポーター陣は
 
フジテレビにおいてもしゃべりとリポートに関しては
 
他の追随を許さない自負はある。
 
取材に関してもそう。
 
とくダネ!の取材陣は日本一でなければいけない、と思っている。
 
先輩方も素晴らしかった。
 
僕もその歴史に傷をつけてはいけない。
 
 
 
 
 
相手がだれであろうと、現場でひるむことは許されない。
 
一番良いポジションをとり、
 
一番良い質問をし、
 
一番伝わるリポートをするのがとくダネ!のリポーターだ。
 
僕はそのリポーターを11年以上担当してきた。
 
 
 
 
その魂はアメリカにおいても当然発揮しているつもりだ。
 
アメリカのメディアに負けるわけにはいかない。
 
ケーシーアンソニーの取材において
 
アンソニーウィナー議員の取材において
 
僕はたびたび他のメディアがうらやむポジションをとってきたつもりだ。
 
 
 
アメリカのメディアにも、たびたび映り込んでしまっているのは
 
そのポジションにいないと、リポートできない
 
取材対象の表情やしぐさを見逃したくないからだ。
 
これまでにすでに
 
Time紙や、New York Times紙、News Week紙に取り上げられてきたが、
 
もちろん、名誉なことだと喜んでいる。
 
 
 
 
 
で、先日送られてきたのが
 
N女史からのこんなメールだった。
 
「長谷川さん、すごいですね!センターですよ!」
 
写真を見て驚く。
 
センターと言うか…


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なんでQBのマニング選手(MVP)が後ろ姿なの(悩)??
 
 
 
N女史に聞くと、
 
スポーツイラストレイテッド」という有名な雑誌の
 
アメフト特集の
 
 
1ページ目だという。
 

あぁ、なるほど。
 
注目されてましたよ、さすがスーパーボウル、
 
世界中から記者が来てましたよって写真ね。
 
アジア人の僕がいた方が
 
確かに注目度合いは伝わるよね。
 
 
 
名誉な写真だ。
 
光栄に思うし、何より嬉しい。
 
で、探したわけだ。
 
グラセンで。
 
どこだ?
 
スポーツイラストレイテッド???
 
 
 
ほんと…久々にやっちゃったなぁ…(涙)。
 
 
【続く】
 

ミルクとクリーム

こちらでコーヒーを頼むとき、
 
僕は必ずミルクを入れる。
 
しかし、
 
「キャナイハブ ミルク」
 
とは頼まない。
 
そう。日本ではミルクとは
 
あの、トロっとしたやつをイメージする。
 
ネスカフェあたりのCMでコーヒーに入れられるアレだ。
 
 
 
 
こちらの呼び名は
 
「クリーム」
 
こちらでミルクを頼むと
 
本当に牛乳が出てくる。
 
 
 
 
薄いんだよねー。
 
比べてみると、…ちょっと分かりにくいが…こんな感じ。


ミルク

 

日本の皆さんで、コーヒーは必ずミルクを入れる、という方、

 

こちらで頼む時は

 

「キャナイハブ クリーム」

 

でいって下さい。牛乳だと、最初は薄く感じるかも。

布団が吹っ飛んだ

アメリカには
 
日本語をすでに超え、
 
世界共通語になった「元」日本語が多数ある。
 
 
 
例えば震災のときにも大きく報道されたが
 
 
TUNAMI(津波)
 
 
まぁ、これは常識だが
 
 
SUSHI(寿司)
 
 
 
 
 
 
先日街で見かけた看板に驚いた。
 
あぁ、これも世界共通語になってるんだー。
 
 
 
 
 
 
 
FUTON(布団)!

灰の水曜日

テレビを見ていて驚いた。
 
ん?
 
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んん??

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画面が汚れてるのか?
 
いや、何かついてるのか??
 
 
 
 
 
そう。今日はアッシュウェンズデー(灰の水曜日)。
 
カトリックの信者の皆さんは
 
教会に行き、神父様に額に十字を切ってもらう。
 
 
 
街中にもたくさんいる訳です。
 
額が黒い人。
 
へー
 
知らなかった。
 
 
 
 
聞くと、今日からイースター(復活祭)まで
 
禁欲生活に入るらしい。
 
何を禁欲するのかはとりあえず自由。
 
 
 
「甘いもの」
 
でもいいし、
 
「肉!」
 
でもいいし
 
「ゴルフ」
 
でもいい(はず)。
 
 
 
 
あのキャスターさん、何を禁止したんだろう。
 
しかし、テレビ上でも普通なほど、
 
信仰の自由が認められている国、アメリカ。
 
面白いなー。

お片づけ

僕は日本男児だ。
 
どうも…苦手なのですよ。
 
え?何がって?
 
いや…
 
 
おままごと。
 
 
 
無理だろ、あれ。
 
 
 
 
ウメ子は3歳(もうすぐ4歳)。
 
そろそろ始めてるわけです。
 
おままごととかいう奴を。
 
 
 
はい、〇〇ですよー
 
 
ありがとうございます~パクッ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
何の羞恥プレイだよ、それ。
 
 
 
 
演劇部のみなさんとか上手そうだが、
 
長谷川、嘘つくの、嫌いだ。
 
無理だろ。もはや遺伝子的に。
 
 
 
 
 
 
しかし、ウメ子はそんな父の想いを知ってか知らずか
 
部屋とかに持ってくるわけです。
 
自分のおままごとセットを。
 
基本的に極めてクールに対応していたのだが、
 
先日、食事を食べに下に行くと
 
ウメ子が満面の笑顔で降りて来て言うわけだ。
 
 
 
「ちゃんとこーひーだけじゃなく、こうちゃも飲むんですよ~」
 
 
 
紅茶もコーヒーも一緒に飲んだら
 
カフェインの過剰摂取だと思われる。
 
何を言ってるかわからないが、
 
ほぼ無視して二階に上がると、
 
机がこうなってた。


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片付けなさい(怒)。
 

普通の冬

雪…降らないですね…。
 
 
 
あ、ニューヨーク以外に在住の皆さん、
 
今年のニューヨーク、
 
雪、全然降りません。
 
 
 
やる気、無い感じです。
 
 
 
 
「今年のニューヨークの冬は異常だよねー」
 
 

 
という声、いたる所で聞く。
 
別に「普通のニューヨーク」、知らないけど。
 
 
 
僕はニューヨークで2回目の冬を迎えている。
 
去年は
 
「歴史的な豪雪!」
 
「観測史上7番目の降雪量!」

 
と言うニュースを見た。
 
いや、見たって言うより、
 
自分で読んだ。
 
 
 
 
 
 
去年は雪、降りすぎの冬。
 
今年は雪、降らなさすぎの冬。
 
 
 
 
自由の女神に頼む。
 
歴史的もいいけど、
 
帰るまでに
 
「普通のニューヨークの冬」
 

体験させてね(切実)。

日本男児の恩返し

そういえば…
 
 
 
 
 
 
スーパーボウルって人気あるんだよね~~
 
 
 
とくにアメリカ人に大人気だよね~~
 
 
 
お土産とかあげたら喜んでくれるかな~~
 
 
 
 
 
 
程度にスーパーボウルを考えていた長谷川。
 
何気なく、取材中に思い出したのが
 
ななめ前の家に住んでるジョニー君(朗らかな6歳)。
 
 
 
 
次男坊と同い年。
 
お母さんのデビさん(←キュートでチャーミング)や
 
お父さんのボブさん(←ちょっと太めのナイスガイ)と
 
家の前でよくアメフトやって遊んでる。
 
 
 
 
僕たちはこちらに来て、右も左もわからない頃、
 
このデビさんたちにはとても温かく接してもらっていた。
 
僕はいつの日か、彼らに恩返しをしたいと思っていた。
 
 
 
 
 
家の前でアメフトやってるんだ。
 
好きだろ。
 
最低限、興味あるだろ…
 
と、いうわけで買ってきてあげたわけだ。
 
 
 
 
 
 
スーパーボウル限定


BlogPaint

 
 
 
ロゴ入りアメフトボール(レアものらしい)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あげたら
 
デビ、絶叫してました。
 
 
 
すごいね。
 
スーパーボウル。
 
よくわからない英語叫びながら
 
とりあえず喜んでました。
 
アメージングらしい。
 
意味不明だが。
 
 
 
 
 
 
日本男児として、
 
恩は倍返し出来た模様。
 
グッジョブ、俺。
 
 
 
 
 
まぁ、言えた英語、
 
ユーアーウェルカム(←カタカナ英語)だけだったけど。

去年のバレンタイン

今年もこの季節が来た。
 
バレンタイン。
 
そう。一年に一度…
 
 
 
【アメリカ在住の方はこちら
 
男性たちが愛する女性たちにバラの花などを贈る一日…。
 
 
【日本在住の方はこちら
 
女性たちが大切な男性たちにチョコレートなどを送る日…。
 
 
 
 
 
 
 
そう、去年も書いたのだが、
 
日本とアメリカ、バレンタイン、全然違う。
 
で、
 
長谷川はそれを知らずに去年はかなりの期待をしてこの一日を迎えた。
 
 
 
 
 
 
小学校時代とか、
 
ほんと、女って生き物は…と愚痴の一つもこぼしたくなるほど、
 
 
 
 
女って、ニ・三人の男に集中するよね(怒)?
 
 
 
なんなの?何で足が早い人に集中するの(怒)?
 
とか思ってたが、
 
まぁ、そんな(足の遅い)僕にとって、社会人になって反撃のチャンスが訪れたわけだ。
 
 
 
そう、その名も必殺!義理チョコ(ずーん)!
 
 
 
女性が多い職場だと、
 
女性陣は(嫌々)チョコをくれる訳だ。
 
 
 
子供時代、不毛な時間を過ごしていたバレンタインも
 
決して空しいだけの時間ではなくなった。
 
こちらに来る前は
 
毎年、4~5個ほどのチョコをもらっていた僕。
 
ま、チョコ、食べないけどね。
 
甘いから。
 
 
 
 
 
 
 
FCIに来て、驚いた。
 
FCIは女性ディレクターが多い!
 
話には聞いていたが、7割は女性だ!
 
これは期待、大だ!
 
(義理)チョコも沢山もらえるのではないか?!
 
行くのか、人生、最高記録!!
 
 
 
 
 
 
 
去年のバレンタイン、そんな期待はあえなく崩れ去った。
 
 
 
 
 
 
 
女性陣、ボクのこと完全無視!
 
 
 
 
そらそうだよね。
 
そんな文化、ないし。
 
アメリカ在住のヤマトナデシコ達は
 
FCIにおいては完全にアメリカンギャルになってた。
 
 
 
 
 
アメリカで迎える2回目のバレンタイン。
 
今日はアメリカにおいては
 
男性陣が頑張る日。
 
そんな訳で、
 
僕は会社の先輩と
 
 
 
 
 
 
 
 
 
徹夜マージャンの予定です(涙)。

スーパーボウル取材後記

今回、ディレクターたちの頑張りによって
 
スーパーボウルの取材に行けた僕。
 
ちょっと感じたことがあった。
 
 
 
 
 
 
 
スーパーボウル、
 
アメリカ中が文字通りわいていた
 
日本にいる皆さん、ホントにすごいのですよ、マジで。
 
 
 
だって、近所のお友達の家とかに集まって、
 
みんなでワイワイやりながら見たりしてるらしい。
 
 
 
 
昭和の時代の力道三の試合ですか?
 
 
 
 
でも、ちょっと羨ましかったことも事実。
 
 
 
 
 
 
 
 
僕は今36歳。
 
同じ世代の皆さんは分かるだろうが、
 
僕の子供の頃、テレビはすなわち、文化だった。
 
テレビとは、生活だった。
 
 
 
子供の頃、
 
「なるほど・ザ・ワールド」
 
を見ないことはありえなかった。
 
 

 
中学校に上がって、
 
「101回目のプロポーズ」を見ないで、
 
翌日の学校での友人たちの会話には入っていけなかった。
 
 

 
大学時代、
 
「HEY!HEY!HEY!」を見て、
 
TMレボリューションの西川さんのトークを元に、
 
すべての会話が始まっていた。
 
 
 
 
巨人戦は軒並み視聴率30%超え。
 
皆さん、絶対に経験あるはずだ。
 
テレビのチャンネル争い。
 
お父さんたちも巨人戦を見ないと、
 
翌日の会社で会話についていけない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつから日本はテレビがタダのテレビになったのだろう。
 
今は、巨人戦の視聴率はガタガタになり、
 
中継をしない局も多くなった。
 
 
 
 
テレビを見なくても、
 
何にも困らない。
 
話題にも困らない。
 
なんだか冷めた感じで、
 
ネットで文字情報だけを見て知った気になって。
 
 
 
 
 
アメリカはスーパーボウルの前後は
 
本当にスーパーボウル一色になっていた。
 
本当にみんながスーパーボウルを愛していることが良く伝わってきた。
 
 
 
スーパーボウルとは、すなわち、アメリカの1日になっていた。
 
 
 
 
 
 
スーパーボウルを誘致できたインディアナポリスは
 
誇らしいのだろう。 

街をあげて僕たちメディアを歓迎してくれた。
 
 
 
 
ホテルに入ると、部屋にプレゼントが置いてある。
 
クッキーとメッセージ。
 
地元の子供たちが焼いてくれたクッキー。
 
メッセージには僕たちへの歓迎のコメントが書かれている。

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その自画像はどうかと思うぞ…?
 
子供だろ?
 
もうちょっと…その…可愛く書いたらいいのでは…?
 
という第一印象は持ったが(笑)、
 
なんだか、とても嬉しかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
文化の違いといえばそれまでだが、
 
国が一つになっている姿はやはりなんだか羨ましい。
 
今回の取材と体験は僕の中でも大きなものなった気がする。
 
 
 
 
 
 
 
世界最高のスポーツイベントとまで称される
 
アメフト頂上決戦、スーパーボウル。
 
ぜひ、いつの日にか、また行きたいと思う。

 
 
え?チケット、高いって?
 
ぐむむ。。。確かに…(汗)。

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スーパーボウル観戦記~②~

 
スーパーボウル、今年の対戦は
 
ジャイアンツ対ペイトリオッツ。
 
 
 
 
どうでもいいが、
 
B級カメラマンのコッシーは
 
モテたい一心で
 
学生時代バンドを組んでいたそうで、
 
その時歌ってた曲の中に
 
「パトリオット」って曲があったらしい。
 
あ、ペイトリオッツって、日本ではパトリオットですな。
 
意味を聞いたら
 
「愛国心を持ってる人たち」みたいな意味らしい。
 
なるほど。
 
道理で、チームカラーが星条旗のそれと重なる。
 
 
 
 
4年前、
 
ペイトリオッツはプレーオフまで全勝できていた最強チームだった。
 
ジャイアンツはついに最後の最後、スーパーボウルで
 
そのペイトリオッツの全勝優勝を阻止!
 
もう、そのときの興奮ときたらあんた…
 
 
 
 
などなどの解説(頼んでない)を
 
横から敏腕ディレクターのトモミちゃんが語り続ける中、
 
試合が進む。
 
皆さん、もうご存知の通り、一進一退の攻防。
 
盛り上がる、盛り上がる。
 
 
 
 
 
そしてハーフタイムショー。


 
皆さん、見ました?!!
 
あのマドンナの登場シーンを見て
 
紅白歌合戦の
 
 
 
小林幸子を思い出したのは僕だけか?
 
 
 
美川憲一もびっくりな登場と
 
見事なステージ展開で相当に楽しめた。
 
 
 
しかも、椅子の上に、シートが置いてあって、その中にひそかにペンライトが入ってる。
 
有名な曲(←知らない)が流れると、
 
観客7万人がそのペンライトを振っている。
 
マドンナには太陽のスポットライトが。
 
そう。
 
スタジアムはマドンナという太陽を中心とした宇宙空間のような演出になってる。

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見事。
 
ほんと、見事だった。
 
 
 
 
 
 
で、試合終了5分前にピッチへ。
 
目の前で見ました。
 
あの最後のタッチダウン。
 
幸運な日本人だと思う。僕は。
 
 
それだけじゃない。
 
 
 
優勝が決まった瞬間、報道陣がピッチになだれこむ。
 
いいのか?行って?
 
行くみたい。
 
しょうがない。突っ込む。
 
 
 
MVPはどう見てもQBのマニング選手。
 
マイクを突っ込む。
 
の、長谷川の情けない姿が
 
 
 
日本ではNHKで
 
アメリカではNBCで
 
スタジアムではオーロラヴィジョンで
 
 
 
 
 
たれ流し(涙)。
 
 
言ってよ。
 
映すって。
 
 

スーパーボウル観戦記

その自画像はどうかと思うぞ…?
 
子供だろ?
 
もうちょっと…その…可愛く書いたらいいのでは…?
 
これが第一印象。
 
スーパーボウル、大変だったけど、楽しい取材だった。
 
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
 
2月3日。
 
金曜日。
 
スーパーボウルの取材のため、ラガーディア空港に向かう。
 
おいおい、何だ?この看板?

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どう見ても京都だろ?これ。
 
 
 
そんな看板を見ながら空路、インディアナポリスに向かう。
 
 
 
インディーカーレースで有名な街。
 
今年はここでスーパーボウルが行われる。
 
 
 

 
平均視聴率は50%近く。
 
アメリカの人口が3億人ほどだから
 
わずか3時間ほどのこの試合を1億5千万人が見るのか?
 
 
 
日本の人口より多い人数が見るスポーツってどんだけ?
 
 
 
2月4日。
 
土曜日。
 
スタジアムの近くのダウンタウンに行くと、
 
「スーパーボウルビレッジ」
 
が出来上がり、多くの人が詰め掛けていた。
 
」ですよ?
 
スポーツ1試合に村、作るなよ、と突っ込んでたら、
 
夜のニュースを見て、驚いた。
 
前日である、この土曜日の段階で
 
21万人ほどの人が訪れているらしい。


 我々報道陣に下りたクレデンシャル(取材許可証)も
 
6000枚近いそうだ。
 
それだけで21万6000人。
 
村ですねー。
 
すごいですねー。
 
 
 
 
とか、のんきなこと考えながら、
 
改めて考えてみて驚く。
 
 
 
報道陣、6000人ですか!!??
 
 

通常、日本でものすごいニュースが起きて、
 
報道陣、100人が集まればそれはすでにニュースになる。
 
 
 
「報道陣も100人が集まり…」
 
 
 
なんてナレーション、聞いたことがあるはずだ。
 
うわー、今回はものすごいなー
 
って時で、報道陣、300人です。
 
それ以上ってほぼ無いです。
 
 
 
それが 6000人。
 
そんなアホな、と言う人数だ。
 
 
 
 
 
 
 

空港も、スーパーボウルのためにお土産屋さんなどが立ち並び、
 
スーパーボウルグッズなどは文字通り飛ぶ様に売れている。
 
街全体がスーパーボウルのために沸き立っている感じだった。
 
 
 
 
 
 
 
2月5日。
 
日曜日。
 
いよいよ当日。
 
報道陣のために、ホテルは無料で
 
朝食やドリンクを用意してくれている。
 
それをつまんで、いざ出発。


 
ファンたちに絡まれながらリポートを撮り、
 
大騒ぎの中、スタジアムに。



 

長谷川には一般の観客席の一つが用意されていた。
 
贅沢な…。
 
お客さんに聞いた中では

チケットを一枚8000ドル(64万円)で手に入れて来てる人もいるのに。
 
 
 

 
試合開始が近づく。
 
大歓声が上がる。
 
それと同時に、今度は一転、完全に静寂の時間が訪れる。
 
 
 
アメリカ国歌斉唱。
 
みんな、アメリカ国歌、大好きみたい。
 
確かにいい曲だと思う。
 
こういう場面で聞くと、アメリカ国民でよかったなーとか思うんだろうか。
 
 
 
国歌斉唱中、エキシビジョン画面に
 
イラクだかアフガンだかの兵隊さんたちが
 
スーパーボウルを観戦してる様子が映る。
 
大歓声。そして拍手。
 
国歌斉唱中に。
 
うーむ。
 
ホントにヒーローなのね。
 
アメリカでは兵隊さんって。
 
これぞアメリカ。
 
イラクで殺されまくった
 
一般人たちのこととかは考えてはいけない瞬間だ。
 
大量破壊兵器とか、いまだに見つかってないよねー
 
とか言おうもんなら、射殺される雰囲気。
 
まぁ、それぞれの国の文化ですな。
 
 

 
とか余計なことを考えていたら
 
いよいよ試合開始の時間だ。
 
割れんばかりの大歓声が周囲を包む。
 
ニューヨークのジャイアンツ対ペイトリオッツ。
 
4年前のスーパーボウルと同じ因縁のカード!
 
もはや、自分の声すらも聞こえないほどの
 
圧倒的な雰囲気の中、
 
ついに、試合が始まった!

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ナマで見てきます

 

行きましたねー!
 
ニューヨークジャイアンツ!!
 
 
 
 
 
さすがニューヨークのジャイアン。
 
ドラちゃんとのび太クンをいじめまくってるだけある。
 
え?そこから名前取ったわけでない?
 
 
 
 
 
 
 
アメリカに来て、驚いたのがアメフトの人気。
 
本当にこんなに皆が好きで熱狂するんだ、と感心している。
 
 
 
 
 
 
今年もプレーオフの取材に行ったが、
 
目の前で、ジャイアンツはフォーティーナイナーズを下し、
 
スーパーボールへの進出を決めた。
 
 
 
 
 
 
 
で!
 
一緒に取材に行っているアメフト大好きの敏腕ディレクタートモミちゃん…
 
 
 
なんと!
 
 
なんとぉ!!
 
 
 
半年以上前から粘り強く交渉を進めてくれ、
 
今年は去年は無理だったクレデンシャルをゲット!
 
ついに長谷川…
 
 
 
 
 
 
 
スーパーボウルの取材に行ける事になりました(喜)!!
 
 
 
 
 
いやー、
 
しびれますな。
 
アメリカ人でもなかなか生では見られないのにね。
 
 
 
 
 
とりあえず、
 
2月5日は決戦の地、インディアナポリスに行ってまいります。
 
どんな興奮なんだろうなー。
 
うきうき。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あ、日本在住の皆さん、
 
僕がはしゃいでる気持ちが
 
良く分からないでしょうが、
 
つまり、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アメリカ人の日本駐在記者が・・・
 
 
 
白歌合戦に取材に行く感じです(←微妙に違う)
 
 
 
 
 
 
ではでは、頑張って取材してきます!
 

奥さんとどうなの?

 

報道のスーパープロデューサーのアンディーは新婚さんだ。
 
かなり前のブログに彼のプロポーズは書いたことがあるが、
 
きっと熱々なんだろうなー
 
と思った長谷川、アンディーに聞いてみた。
 
 
 
「どうなのー?アンディ~~新婚生活は?(←前田忠明風)」
 
 
 
そのときのアンディーの反応があまりにも素敵過ぎたって言うのが今回のブログの内容だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
新婚生活について長谷川の質問を受けたアンディー。
 
まず何したと思います?
 
 
 
 
 
目を閉じました。
 
 
そして…
 
 
天を仰ぎ…
 
 
 
胸に手を当てました。
 

 
 
 
「もうね、本当に幸せで…」
 
 
 
 
その後、アンディーはどれほど
 
彼女が暖かく、自分が幸せものなのかを語った後、
 
 
 
「もうね、優勝だよ…残りの人生、他の女性を見る必要は無いね…」
 
 
 
 
 
 
 
 
ステキ過ぎる(汗)。
 
 
 
 
なんなの?
 
このアメリカ人の素晴らしき
 
奥さん自慢(感涙)。
 
 
 
 
あまり日本人には無い反応のような気がする。
 
少なくとも、日本人、天は仰がないだろ。
 
目も閉じないが。
 
 
 
奥さんについて聞いた瞬間目を閉じたら、
 
この人、目が乾燥したのかな?と思う。
 
 
 
 
でも、アンディーの言う
 
「不思議だね。日本人も自慢すればいいのに。
 
 ステキなことはステキと言えばいいんだよ」
 
 
は正論のような気がする。
 
話を聞いているだけで幸せな気分になる。
 
 
 
 
関西弁ペラペラのスコットも
 
奥さんのことを本当に大切にしていて、
 
見ていて気持ちがいい。
 
 
 
 
 
日本人も見習った方がいいのかなー。
 
まぁ、文化の違いだけれど。