「長谷川さん、すごいですね!センターですよ!」
そら探すよね?
センターですよ。
先月行ったアメフトスーパーボウルの取材。
僕は幸運にも試合終了直後のフィールドで取材できたわけだ。
日本人で、この取材は初めての事だろうとのこと。
名誉なことだ。
で、
僕は日本でとくダネ!のリポーターをしていた。
ん?
話がつながってない?
おっしゃる通り。
えーつまり、
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とくダネ!って番組は原稿がない。
全くない。
信じられない話だが、
「じゃ、長谷川さん、中継、4分ほどで!」
と言って現場に放置。
そのまま中継が始まる、なんて、普通。
もちろんフリートークで4分しゃべるが。
アメリカに来て、めざましテレビの中継を担当して驚く。
相槌に至るまで原稿が用意されている。
なんて「大事にされてる感」!
さすが、めざましテレビ♪
で、とくダネ!のリポーターをする以上、
MCの小倉さんに常々言われていた事がある。
「リポートする以上、プレゼンする以上
そのニュースに関しては日本一詳しい人間でいろ」
スパルタすぎだ、と言いたくなるが、
実際問題、それによって鍛えられたアナウンサーやリポーター陣は
フジテレビにおいてもしゃべりとリポートに関しては
他の追随を許さない自負はある。
取材に関してもそう。
とくダネ!の取材陣は日本一でなければいけない、と思っている。
先輩方も素晴らしかった。
僕もその歴史に傷をつけてはいけない。
相手がだれであろうと、現場でひるむことは許されない。
一番良いポジションをとり、
一番良い質問をし、
一番伝わるリポートをするのがとくダネ!のリポーターだ。
僕はそのリポーターを11年以上担当してきた。
その魂はアメリカにおいても当然発揮しているつもりだ。
アメリカのメディアに負けるわけにはいかない。
ケーシーアンソニーの取材において
アンソニーウィナー議員の取材において
僕はたびたび他のメディアがうらやむポジションをとってきたつもりだ。
アメリカのメディアにも、たびたび映り込んでしまっているのは
そのポジションにいないと、リポートできない
取材対象の表情やしぐさを見逃したくないからだ。
これまでにすでに
Time紙や、New York Times紙、News Week紙に取り上げられてきたが、
もちろん、名誉なことだと喜んでいる。
で、先日送られてきたのが
N女史からのこんなメールだった。
「長谷川さん、すごいですね!センターですよ!」
写真を見て驚く。
センターと言うか…
なんでQBのマニング選手(MVP)が後ろ姿なの(悩)??
N女史に聞くと、
「スポーツイラストレイテッド」という有名な雑誌の
アメフト特集の
1ページ目だという。
あぁ、なるほど。
注目されてましたよ、さすがスーパーボウル、
世界中から記者が来てましたよって写真ね。
アジア人の僕がいた方が
確かに注目度合いは伝わるよね。
名誉な写真だ。
光栄に思うし、何より嬉しい。
で、探したわけだ。
グラセンで。
どこだ?
スポーツイラストレイテッド???
ほんと…久々にやっちゃったなぁ…(涙)。
【続く】