長谷川豊 の American Journey

まったく英語の出来ない長谷川元アナの珍アメリカ奮闘記!

2010年11月

デアニオー

このタイトル、何のことかわかるだろうか?


以前から適当に英語を聞き流していた長谷川、

つい先日もカフェにスタッフと行ったとき、


「ピンクレモネード、プリーズ」とご機嫌で注文したら、


「パードゥン???」

と嫌な顔をされました。


ピンクレモネードも通じないのか、俺?

そのときは、英語力がもはや「神」の域にいるスタッフが

「ピンクレモネードよ」と

注文しなおしてくれた。

そんなに発音、違ったか?

あっさり注文、通ったぞ。


まぁ、その店、ピンクレモネード、無かったが。




で、だ。

先日の『Tの人権』の話ともかぶるのだが、

はっきり言って、発音が難しい。

理由は簡単だ。


日本語に無い音が多いからなのだ。

もうひとつ言うと、日本の英語教育がかなり的を射ていないからだ。



先日、9歳の息子にこんな問題を出された。

「お父さん、『ハット』の逆は?」

帽子?????

まさかスキンヘッドか??




『コールド』だった。

息子たちは毎日2時間のESLの授業を受けている。

耳から本物の発音を吸収している。


『暖かい』は『ホット』ではないのだ。

こちらでの発音はまちがいなく『ハット』だ。


そこで、冒頭のタイトルだ。

勘のいい人はもうお分かりかもしれないが、


そう、僕は息子にこう聞いたのだ。


「アメリカ人のお友達、出来た?」

「出来たよ。マイコーと、デアニオーと…」



息子よ、

日本では…日本では…



マイケルとダニエルだ。

自己紹介

そうか、自己紹介はしないのか。

知らなかった。



ええ。

長谷川、日本人ですから、自己紹介、大事です。

「相手に名乗る前にまず、自分から名乗れ」

と言うセリフ、いろんな漫画で読みました。


漫画ですが。


誰に自己紹介したのかって?




Amazonの人にですけど、何か

先日、本棚を買ったのです。

本棚のことをBook shelfと言うことを知らずにBook houseと表現してましたが、それは置いといて、

あれって、結構重いんですよね。

なので、通販で買おうと思ったのです。

こっち的に言うと、オンラインショッピングってやつです。

早速、通販大手のAmazonで購入。



でも、見つけたんですよ。

一度買ったに、もっと、安いやつを。

ターゲットの通販の方で。



キャンセル決定じゃないですか。そりゃあ。



で、電話したのです。キャンセル電話を。

「ハーイ、ぺらペーら、ぺらぺらペーら、ぺらぺら…アイム アンジー」

想像するに彼女はAmazonの電話応対の女性です。その名はアンジー。

様々な電話対応のプロフェッショナルで、きっと年齢は30歳前後。

髪は意外とブラウンで、瞳はブルー。スニッカーズとかが好きなキュートな女性のはずです。想像ですが。



女性が先に名乗ったのですよ?

名乗るじゃないですか。

日本男児として。

「ハーイ、アンジー(←カタカナ英語)。

 マイネーム イズ、ユタカ、ハセガワ(←カタカナ英語)

 アイカム フロム ジャパン ジャスト トゥーマンスアゴー(←カタカナ英語)

 え~~っと…ところで………(←日本語)

 マイオーダー、キャンセル アウケィ(←カタカナ英語)?」


アンジーは少し間があってから、

「OK  Your order's Number Please」

と優しい声で言ってきました。


まぁ、ここから先は哀れみの視線で僕を見つめていた隣のN女史に受話器を渡したので、よく分かりませんが、

鮮やかな英語でキャンセルをしてくれたN女史を初め、

皆さん、


爆笑。



香織子さんにこの話をしたら、くすくす笑いながら

「自己紹介から入ったのねー」

とこちらも大笑い。


「きっと、アンジー、職場の人に今頃『今日、とっても可愛い人から電話をもらったの』って話題にしてるわねー」



ううむ、

Amazonの人には

日本から来てまだ2ヶ月とかは必要なかったか。


やはり、次は好きな食べ物の話題とかから入った方が…。
 

日本どうでした?

僕は毎日電車で40分ほどかけて通勤をしている。

電車の中でも色々と文化の違いを感じることが多い。

大人が平然とつめを噛んでいる。

シートに靴のまま足を乗せている。



多分、僕が日本人だから、これに違和感を覚えるだけで、

多分、アメリカで生活している人にとっては日本の方が異質を感じるんだろうなぁ。



先日、こちらで生まれ育った日本人のお嬢さんとランチを取った。

非常にお上品でどこからどう見ても日本人。

でも、

「私、日本に住んだ事はほぼ無いんです」とおっしゃる。

当たり前の話なのだが、英語がめちゃうまい。そらそうか。


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そんなお嬢さんが以前日本に遊びに行ったんだそうだ。

日本人のお嬢さんだが、ほとんど外国に行く感じ。



「日本はどうでした?」と聞いたところ、

真っ先に帰ってきた返事は



「電車に乗るときに、皆さんが列を作って並んで待っているのを見て、感動しました」


とのこと。

あぁ、そう言えば…日本では普通。



「しかも、電車が1分遅れただけで、大げさにアナウンスして、お詫びしているのも驚きました」

とおっしゃる。今日、僕が乗る電車は3分遅れてきました。

結構早めに来た気がしている僕はおかしくなっているのだろうか。



他にも鎌倉の大仏を見に行く際、

案内表示が親切にあることに感動したとか、なかなか面白い話が聞けた。


「だって、『エンパイアステートビル、こちらです』なんて表札、グランドセントラル降りてから、ずっとは無いでしょう?」


ないね。間違いなく。

マンハッタン、表札だらけになるしね。

こっちはエンパイアでこっちはセントラルパークだけど、あっちはクライスラーでその向こうは…って言い始めたらきり無いし。



こんな話、日本で生活してるだけではなかなか聞けない。

アメリカも面白いが、

多分、世界からみると、日本も面白いんだろうなぁ。


アメリカで生活するはずなのだが、ひょっとして、日本を発見する期間にもなるかもと思ったランチだった。
 

ランキング

最近、頑張ってることがある。

長谷川の隣のデスクに座るN女史にご指導頂いているのだ。


「この英語使ってたら、わりと英語できる人に勘違いしてもらえそうな英語ランキング」作り!


長谷川は以前ブログでも書いたが、まったく英語ができない。

ところが!

厄介なことに長谷川、結構見栄っ張りなのだ。

「長谷川さんって英語、結構できるんですねー」

と勘違いされたいのだ!

そして、勘違いされたまま、逃げ切りたいのだ!!


努力しろよ、という一言の反論も出来ない指摘はご遠慮いただきたい。


僕は今、何とか、超短いフレーズで

いかにもネイティブに話せてる風な顔をすることに精を出している。



ここで、日本でこのブログを見ている人たちの為に大公開しよう!

僕の作った、

これを使えば、ネイティブ風英語ランキングだ!


1位 I see(アイスゥィー)→意味「なるへそ」。

相手の目を見て、なんとなく間があった時にうなずきながら放つと効果大。

意味は分からなくていい。って言うか、わからない。



2位 Great(グレイッ)→ 意味「へーそうなんだ、(ありがとね)」。

相手が何か説明とかをしてそうな雰囲気の時に、ぶちかます。この際、全然偉大でなくても構わない。

って言うか、 日本の教科書で習ったように、グレートが「偉大」なんて使い方をすることの方がどちらかと言うと少ない。

頭に「アゥケィ(OK)」をつけて使用するとパ ワーアップ。



3位 How was going?(ハウズゴーイング)→意味「どーよ?」。

ハウアーユーに飽きた時に一発試してみる。ちなみに男性が使うことが多く、女性はHow are you doing?になるそうだ。

返事は聞き取れないが、取りあえず、「グッド」と言っておけば、満足されることが多い。



4位 Absolutely(アブソルーリィ)→渋谷の女子高生的に言えば、「マジ、それ、チョーわかるんだけどー」。的な雰囲気。

らしい。長谷川、まだ使ったことないです。使えるほど聞き取れたことないです。



5位 Like(ラ~イク)→意外なことに、「う~んとね、え~とね」と言う使い方らしい。あいづち的。

もしくは迷った時に。「好き」という意味以外に、こんな使い方があるんですって!

そんな使い方、日本の教科書では全然教えてくれなかった。



努力嫌いの方々、是非!!!





…英語の参考書、買ってこようかな…

自販機


自販機1


なんでこんな自動販売機があるんだ?

買う人っているのだろうか?

空港で見かけた。

摩訶不思議な自動販売機。

誰もいないと思うんだよなぁ。

自動販売機で…




DS買う人。


ちなみにiPhoneも売ってました。電話番号、どうするんだろう。


自販機2

JYJについて

想像通りの展開ではあるが、

JYJの独占インタビューについての反響がさすがに凄い。


在アメリカの人達に解説しておくと、

「東方神起」という韓国人グループが、数年前から日本では社会現象を巻き起こしていた。

あ、ちなみに読み方は「とうほうしんき」だ。

出すナンバーは当然毎回オリコンチャート1位。

ツアーを行えば、あっという間に5万人のドームを完売。

僕達フジテレビでも大人気アニメ「ワンピース」の主題歌を始め、

僕の担当していた番組「とくダネ!」にも出演してくれ、生歌を披露してくれたものだ。


が、だ。


一生懸命頑張っている彼らの決して預かり知らぬところで、

ファンにとっては必ずしも歓迎しにくい、少し残念な事態やトラブルに巻き込まれ、

現在、活動を休止している。

繰り返すが、彼らは本当に何も悪くない。むしろ懸命に頑張ってきたのだ。

当時、僕はとくダネ!の中で芸能コーナーをレギュラーで担当しており、

彼らを何とか盛り上げられないか、とスタッフと共に頑張ったが、

やはり、そこは大人の事情もあり、詳しい話は避けるが、

彼らは現在、なかなか日本での活動が思うようには出来ない状況にある。



そんな東方神起のメンバーである、

ジュンス、ジェジュン、ユチョンの3人が結成したのが3人の頭文字を取った「JYJ」だ。

そんな「JYJ」がアメリカデビューをする、

と言うことで、

FCIモーニングEYEでは彼らの独占インタビューを30分許されたのだ。



とくダネ!のスタジオ以来、久し振りに再会した彼らは相変わらずさわやかで

ちょっとお茶目、まっすぐで変わらぬオーラに包まれていた。


しかし、トラブルが発生した。

関係者の方がインタビューを「韓国語」で答えさせると言ってきたのだ。


もちろん、意地悪などではなく、その方が3人も自然に話が出来るし、

関係者の方なりの思いやりもあったろう。

こちらも納得するしかない。了解した旨を伝えると、

インタビューのセッティングをした状態で、

3人が、なにやら関係者に懸命に訴えているのだ。


10分ほど、その状態で待たされた後、インタビューを「日本語」で答えてくれることとなった。

小声でユチョンに聞くと、

なんと、彼らは僕たちの為に関係者たちを説得してくれていたのだ。



アメリカに住んでいるとはいえ、久し振りに日本のファンの方に話が出来る。

僕たちは一生懸命勉強した日本語で、拙くてもいいから答えたいのだ、と。


変わってない。


とくダネ!のスタジオで出会った、礼儀正しくてまっすぐな彼らのままだ。

オンエアに乗っていたジュンスの

「久し振りに日本語で答える事の方が緊張してます」

と言う答えは、インタビューの冒頭、そういう経緯から発せられた言葉だったのだ。



現在、FCIのスタッフは、忙しい中、

オンエアされた3分のコーナーのアップだけではなく、

何とか、しっかりとした尺のインタビューを特別編集して

HP上にアップ出来ないかと、頑張ってくれている。


もし実現したら、彼らの面白インタビュー、ぜひ皆さん、見てみてあげてください!

Tの人権

以前僕はこのブログでインスタントラーメンのまるちゃんの人権について訴えたことがあったが、

アメリカに来て、もう一つ訴えたいことがある。

「Tの人権」だ。

Tは日本ではなかなかのもんだ。

「たちつてと」を発音するに当たり、必要不可欠なあるふぁべっとなのだ。


しかし!だ。

ここアメリカでのTの扱いはなんだ!

ほとんど発音しないじゃないか!

何でアメリカ人たちは「熱い」のことを

「ホット」
と言わずに、

「ホッ」

と言うんだ!?
安心してるのか?



何でアメリカ人たちは「小さい」のことを

「リトル」と言わずに

「リル」

と言うんだ???

崎か?尾崎なのか??

こんな発音、日本人で認められてるのは天国へと旅立った偉大なミュージシャン、

尾崎豊くらいだぞ。

オーマイリルガー、万歳。


郷に入りては郷に従え。

本意ではないが、アメリカに来て一か月、僕もなかなかTを発音しないようになった。

そうしないと通じないのだ。


でも、Tよ、分かってくれ。

僕は君を忘れたわけじゃないぞ。日本に帰ったら必ずまた、はっきりと発音するから…!


そんな思いを込めて、

今日も僕は初対面の方々にこう言うのだ。

「ナイスゥミーンユー」

(↑Nice to meet Youのつもり。これはこれでなかなか通じない ) 
 

2ヶ月

ニューヨークに来て、ようやく2カ月になった。

全然まだ分からない事だらけだが、今のところ、楽しい。

スタッフも、アメリカ人も、実はアメリカ人ではないアメリカに住んでる人たちも、

優しいし楽しい。




着いて4日で国連の取材。

6日でカナダのトロントでイチロー選手の取材。



X JAPANの独占取材を許され、

ヨシキさんとトシさんにインタビューもした。



日本では社会現象も起こした元東方神起のJYJの3人とも、

ラーメンの話で盛り上がれた。



「バックトゥザフューチャー」の25周年記念イベントで、

世界で3台だけ許されたカメラに選ばれ、

マイケル・J・フォックスやロバート・ゼメキス監督にインタビューも出来た。




ハロウィンでは仮装パレードに参加。

アメリカのパワーに圧倒された。




迎えた中間選挙。

オバマ大統領と握手も出来た。




って言うか…

まだ、ほんとに2カ月?と思う。

それくらい密度が濃く、ヘビィな2カ月だ。



もうすぐ、サンクスギビング。

「サンクスビギング」だとずっと思っていたが、

先日、「始まらないよ」とさわやかに訂正された。

七面鳥って、美味しいのだろうか?




寒くなってきた。

これから初めてのニューヨークの冬を迎える。



よし。今日も頑張ろう

なりちゃん

スタッフを紹介したい。

インターンでFCIに働きに来ている

なりちゃん だ。

なりちゃん




韓国で生まれ、米国に養子に来て、

アメリカ人だが、韓国人だ。

って言うか、別に何人でもいい。


この子が、とってもキュートなのだ。

毎日、ニコニコしていて、

接していてとても気持ちがいい女の子だ。



そんななりちゃん、現在日本語を猛勉強中。

その理由は

「『嵐』が好きだから」

日本で今、一番勢いのあるジャニーズの嵐。

彼女はその中でも特にイケメンの「マツジュン」が大好きだ。

なりちゃん、結構面食いなのだ。

そして、マツジュン好きが高じて、彼女は日本語をかなり話せるようになっている。


しかし、そこはまだ勉強中。

会社の上司に笑顔で「元気?」と聞くなど、

まだまだ難しい日本語の習得には至らず、


「なり、今の日本語、少し汚い言葉よ」

と、職場の人間から注意を受けたりしている。



先日、そんななりちゃんと一緒にロケに行ったときに通勤の話をした。

「僕の住んでいる場所からマンハッタンは、40分ほどだよ」

「あ~~それは………『よくない』ですね

「え?よくないかな?」

「え~~~~~~~~~~~あっ!!『悪くない』ですね~


うまい。

スタッフも大笑い。

こうしてみると、面白話なのだが、彼女の努力はやはりすごいと思う。

僕も3年後、これくらいは英語を話せるようにはなるのだろうか?

尊敬。

青空

取材でテキサスとオクラホマに行った。

驚いたのは「空」


日本の青空はこんな色じゃない。

なぜか?湿度が高いので、地表近くが多少もやっているのだ。



でも、アメリカの空気は違う。

乾燥してるせい?

こんなにも青いのか、と感心。



ニューヨークの空は狭い。

気付かなかった。

別に空マニアってわけじゃないけど、

アメリカに来て、今までのところ、

一番感動したかも。

青空


写真で伝わるかわかりませんが、

皆さんにもぜひ見せたいとアップしてみました。

冬時間

なるほど、と思った。

こう言うことか、と。

久しぶりにこの歳で全力で走った。



ニューヨークには冬時間がある。

今年は11月7日だった。

日本のみんなはよく意味が分からないだろうが、

ニューヨークでは、11月7日の午前2時に時間を1時間戻すのだ。


???

と思われた日本在住の方、当然です。

僕も同じです。


しかし、ニューヨークでは当然の常識。

みんなが優しく教えてくれた。

「11月6日の夜に寝るときに、時計の針を1時間戻しておけばいいのよ」


真に受け過ぎて、時計の針は戻したが、

オーブンの上のデジタル時計は戻さなかったが、そんなことはたいした問題じゃなかった。


僕はニューヨークで主に3つの仕事をしている。

①日本の朝4時台に放送されている「めざにゅ~」と言う番組内の中継。

②日本の朝6時台に「めざましテレビ」内での中継。

③そして、毎朝7時~8時のアメリカ国内向け日本語放送「FCIモーニングアイ」

だ。

③は問題ない訳だ。

③は。


しかし、①と②は違う。日本には冬時間なんてない。


そこで、走ったのだ。


アメリカでは勝手に時間を戻してるが、

そのそも、①と②は日本の時間に合わせての放送だ。


今までこちらの午後3時40分に対応していた「めざにゅ~」は

午後2時40分に対応しなければいけないのだった!


気付いたのが15分前

そこからメイクと原稿チェック。

何とか対応できたが、バタバタだった。



駄目だなぁ。まだまだ、アメリカ初心者だ。

アンディーのプロポーズ 後篇

引っ張るほどの話でもないのだが、前回のおさらい。


報道プロデューサーのアンディーは超キュートな彼女にプロポーズしたのだが、

電光掲示板に「marry me」

という字を浮かび上がらせ、見事、彼女のハートをゲットしたのだ。


そこで、よく話を聞いて納得したのだが、

この電光掲示板…

よく考えてみると、その電力はどこから持ってきているのか?



電気がなければ光るわけがない。

しかも、見る限り、結構な電力が必要だ。

アンディーもその点を苦労したという。

悩んだ結果、FCIの技術専門の人間に相談。

FCIには電力供給装置の電源バッテリーがある事を知る。



しかし、そのバッテリーが持つのもそれほど長い時間ではない。

アンディーはかけた!

彼女が電話をしてから、すぐにベランダに顔を出してくれることを!



いよいよプロポーズ。

アンディーは電話をかける。彼女の好きなツリーの下で。

「君の好きなツリーの下を見てごらん」


ここでバッテリー起動!

リハーサル通り、電光が光を放つ。

アンディーはその掲示板を高く掲げる!


しかし、別にプロポーズされるなんて思っていない彼女、

よりによってなかなか顔を出さない。


その間、2人の通行人が通りがかる。

間違いなく注目の的。

アンディーくじけない。


そして…彼女が顔を出した。

アンディー、プロポーズ!

まだバッテリーは持っている。

成功だ!


…と思ったら、彼女、なかなか返事をしない。

感動しているのか、

想像外の展開に絶句しているのか…。

時間が長く感じる。

彼女の返事の前にバッテリーが切れたりしないか??

「イエス」

って言ってる間に電気が消灯したら間違いなくブラックジョークだ。




結果、見事アンディーはプロポーズに成功。バッテリーもちゃんと持ったそうだ。

もちろん彼女は喜んでくれていたそうだ。


格好いいプロポーズってのも、大変。

でも、その苦労の分まで、きっと彼女も感動したんだろうね。

おめでとう!アンディー!


聞いているこちらも幸せになるような話をありがとう!

アンディー

アンディーのプロポーズ 前篇

FCIには報道セクションがある。

チリの落盤事故をはじめ、なにかニュースがあると、

真っ先に現場に駆け付け取材を行う、まさに現場のスペシャリストたちだ。


そんな報道のプロデューサーとして7年以上働いてくれているのがミスターアンディーだ。


ところで、この写真、何の写真かおわかりだろうか?

「marry me(結婚して)」

そう。

バリバリの報道マンとして働くミスターアンディーが

実は先日、プロポーズしたのだ!

これはその時の写真。

まったく報道プロデューサーには見えないが、

これは実際に取られた映像だ。


アンディーは交際7カ月の超キュートな彼女に対し、

どのようなプロポーズをしようか考えていた。


そして、思いついたのがこうやって電光板を持ったプロポーズ。


マンションの下から電話をかけ、愛を告白。

結果はもちろんOKなのだが、

何というアメリカらしい話か、と感動した。


日本の男でも、最近はとても格好いいプロポーズをする人間はいると思うが、

やはり、アメリカ人がこういうことをすると、とてもスマートで無理してない感がいい。


が、だ。


よく聞いてみると、この写真には全然スマートでもないし、

わりと涙ぐまし努力もあったのだ。

写真を良く見てほしい。

なるほど、確かにこの写真には無理なシーンがあるのだ。


言われてみれば…という話を次回。

ハロウィン

人生初ハロウィンだ。

そんな初のハロウィン、長谷川はマンハッタンのパレードに参加した。

番組の企画で衣装を着て、仮装したのだが、

自分の中では結構頑張った方だったのだが、

…恥ずかしかった…。

【動画:www.fujisankei.com/video_library/event/post-40.html


仮装ではなく、仮装を恥ずかしがって、思いきらなかったために、

地味だったことが恥ずかしかった。



まさか、あんなめちゃな状態になるなんて…。


トコジラミ、チリの落盤事故から救出された33人、原油流出事故で油にまみれた鳥。

みんな、結構ニュースを見てる。

時事ネタが上手い。

しかも、みんな、本当に陽気だ。

踊りながら、周囲の人を全員友達にしながらパレードに参加している。

アメリカらしい、とても楽しい夜だった。


気温が一気に下がったので、少し寒かったが、

みんなは暑かったに違いない。

いや、もとい熱かった。

来年はもうちょっとちゃんとやろうかな?



ちなみにハロウィン当日、

仮面舞踏会の姿のままでテロのニュースを読もうとして、

本番3分前に着替えさせられました。

来年はヒーローの姿のままで殺人事件のニュースを読もうと画策しています。
 

ぷにぷに

中間選挙の取材に行った。

日本にいるときから政治取材はなぜか趣味のようにしょっちゅう行っていたので、

こちらの中間選挙の取材は楽しみだった。


しかし、アメリカ国民の政治に対する関わり方の日本との違いには驚いた。

長谷川はコネティカット州のオバマ大統領の応援演説の取材に行ったのだが、


まず、周辺は長蛇の列。人・

日本では広報発表で

「4000人が集まりました」

と言われることもあるけれど、あれは実は嘘だ。



新聞などは付き合いでそのまま書くが、

通りがかりの人の数を加えているのか、そもそもそんな文化なのかは知らないが、

「4000人」と発表されたのなら、実際の人数は大体400人いるかいないかだ。

しかも、そのほとんどは動員。



裏話だが、ある場所に取材に行って、次の場所に取材に行くと、

同じ人たちが前列を陣取っていたことは多々あった。

一般の人が集まってくることは本当にわずかなのだ。

ところが、少なくとも長谷川が取材に行った場所は

スタジアムがいっぱいになっていた。

2万人ほどいた。

ほとんど、心からオバマさんを見たいと思ってきた人たちだ。


ちなみに、なぜか知らないが、

警備にあたってる警官が普通に馬に乗ってる。

馬ってそんな機動力、あるか?

まぁ、威圧感はあるけど。


 

会場いっぱいの聴衆に迎え入れられて、

オバマさん、登場。

まぁ、お話の上手いこと、上手いこと。

あの話し方はアナウンサー的にいえば、「司会者のしゃべり」だと感じた。

盛り上げるポイントを知ってる。

引っ張り方を知ってる。


なるほど、2年前、圧倒的な支持を集めたわけだ。

ついでに、聴衆と握手をしていたので、

長谷川もせっかくなので、前に行き、厚かましく、握手もしてきた。

これは役得♪

日本にいる間は冷静で中立の立場でいなければいけなかったし、

むしろ政治家には敵対的な質問を投げかけることも少なくなかったが、

こちらではあくまで一取材者だ。

ちょっとミーハーだったが、がっちりと握手してきた。


ちなみに、オバマさんの手、ものすごく



ぷにぷにしてました。



これも日本とは違うのね。

(日本の政治家の手は普通がっちりしてて、かなり力強く握り返してくる)