長谷川豊 の American Journey

まったく英語の出来ない長谷川元アナの珍アメリカ奮闘記!

2010年10月

B級

先日、カメラマンのコシミズ氏が話した言葉に心から同感した。


「ニューヨークで困ることなんスけど、『B級』がないんスよねぇ」




コシミズ氏曰く、

日本では当たり前のようにある、ちょっとした時間をつぶせる場所。

なんと言うか、人間のだらしなさやあほらしさを肯定した場所がニューヨークにはないというのだ。




例えば、パチンコ、雀荘・ゲーセン…。


本当だ。

マンハッタンにはパチンコがない。



「海物語で八連チャン、カマしちゃったYo。グレートだよ~」

と談笑しているニューヨーカーを見たことはない。

景品でどっさりとM&Mを持ち帰り、子供たちのヒーローになるお父ちゃんもいない。




ゲームセンターもプリクラもない。漫画喫茶もない。

ニューヨーカーたちは時間を潰す時、毎回、スターバックスなのか?

コンビニでワンピースを立ち読みしてる様子もないぞ。




マンハッタンには素敵な建物やショッピングが出来る場所が立ち並ぶが、

確かに、そういういろんな意味で


「くだらない場所」



があまりないように感じる。

でも、僕は信じてる。ニューヨーカーだって人間だ。絶対にかっこ悪いシーンもあるはずなんだ。




もし皆さんが知っている、

「アメリカのB級スポット」


ありましたら、ぜひ教えてください!いつの日か体験リポートします(笑)。

キムタク

日本で人気ナンバー1。

いわずと知れたSMAPの木村拓也さんは「キムタク」と呼ばれている。




いわゆる略語だ。

呼ぶ回数が多いので、みんな、略してるのだ。




ニューヨークに来て、1ヶ月。

ニューヨーク在住の日本人たち、いや、ひょっとしたら、

FCIで働くスタッフ限定かもしれないが、

彼らの使う略語に違和感を覚えている。



ニューヨークの玄関口。

「グランドセントラルステーション」

壮大な彫刻がいたる所に施された見事な建物だ。

1日の利用者はおよそ50万人。


われらがFCIの人間たちはこの偉大なステーションをこう呼ぶのだ。

「ぐらせん」

せんべえか、と。




ニューヨークには南北に道が走っている。

東から大体、1アヴェニュー。2アヴェニュー、3アヴェニューだ。

なんというわかりやすさ!

マンハッタンの交通の要であり、生活の大動脈だ。


このグレートな道路にに対し、われらがFCIスタッフの御仁たちはこう語る。

「いちあべ」「にあべ」

マリア様か、と。



そんな略し好きのスタッフたちなのに、

何故か「タイムズスクエア」も略さないし、「セントラルパーク」も略さない。




僕はこの3年間でこのFCIに革命を起こすのだ。



3年後、この建物に、「タイムズスクエア」なんて、長ったらしい単語は存在しない。

「セントラルパーク」なんて、競馬の馬の名前みたいな公園は存在しない。


そう、みんなでこう会話が弾むのだ。


「ねーねー、昨日、みんなで『タイスク』行っちゃってー」

「まじー?『センパー』の近くじゃん~」



銭湯パーマか、と。

かぼちゃのお菓子

もうすぐハロウィンだ。

アメリカがお祭りになる日だと聞いている。


個人的には仕事の一日だが、

家族は楽しみにしているようだ。



ところで、先日、そのハロウィン特集、ということで、

朝の「FCIモーニングEYE」の中の人気コーナー、

「気軽にクッキング」を担当させてもらった。



当然のように担当した回の食材は「かぼちゃ」だ。

詳しくは内容を見てほしいが、

出来あがったスイーツはかなり美味しかった。

作ってくださったのはニューヨーク在住のミシュラン二つ星シェフ、



精進料理「嘉日」の西原料理長。


去年は星ひとつ。

今年のミシュランではついに二つ星を獲得。

しかも、まだ33歳という若さの天才シェフだ。



全然気軽じゃないし。

朝のワンコーナーで出てもらっていい人なのか?


しかし、実力は本物。

通常は栗などで作られる「きんとん」を今回はかぼちゃで作ってくれている。

レシピを見れば奥様方にも作る事は出来るはず。

ご近所の話題になりたい方は是非!


あ、レシピなどはFCIのHPに載ってるそうです
(↑知らない)。

www.fujisankei.com/pickup/punpkin.html
 

忘れられたカレーライス

アメリカに来て驚いたことだが、コメが売ってる。
 

いや、昔のイメージの細長いカリフォルニア米ではない。

日本のコシヒカリが売ってるのだ。

 
作ってるのはカリフォルニアらしいが、味は全く落ちない。

しかも値段もほとんど変わらない。

 
日本食も日本製品も、多少高いが、日本スーパーに行けば、大概のものは手に入る。

日本人にとって、ニューヨークは決して、住みにくい街ではないようだ。
 
 

 
だが、気付いたことがある。

なんでアメリカ人は気付かないのか。

 
美味しいのに。

 
寿司はある。ラーメン屋さんも少ないがある。

 
日本食はほとんど売ってるのに、

これだけは無いのだ。

 
なので、この間、日本食スーパーに行ったとき、安売りしてたので、

まとめ買いをした。

 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
100食ほど。


カレーライス、おいしーーーー!!!!うひょー♪

カレー

いないだろ

リスがいるんです!


リス


日本のみんな、聞いてくれ!

ニューヨークにはリスがいるぞ!!

普通の公園にリスが歩いてる!

多分アメリカに住む人にとっては常識。

しかし、僕はディズニーのアニメでしか見たことがなかった。




そう言えば、皆さん、ブログに対して、

暖かいコメントを寄せていただいて本当にありがとうございます。



その中のお一人megさんも

こんなコメント、寄せてくれてたなぁ…。



「ニュージャージーでは、青空の下を、リスやアライグマやスカンクや…たくさんの動物達が駆け巡ってますよ」



へーそうなんだぁ。

ニュージャージーにはリスや…アライグマ…………














スカンク?

ナルホド



と思った。

そう。昔から、思っていたのだ。


 
開いてくるんですよ!

シールで止めてても!

3分間しっかり熱することだ大切なのです。

熱を逃がしてはいかんのです!

おはしを乗せたり、色々工夫をするのですが、

おはしの乗っていない部分が浮いてくるんですよ!

日清さん!


 
と。
 
 
 
ニューヨーク、2週間目。

ものすごく食べたくなって、買ったのだ。

日清のカップヌードル。


 
「ホッワーラープリーズ」(←ホットウォーターをノリノリで頼んだ)
 


お店のお姉さんはお湯を入れてくれた。

そして…
 


ザクッ!!!

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…うん…

まぁ、止まるよね。

間違いなく。

開いてもこないし。
 
 


お姉さんは表情一つ変えず、カップヌードルを差し出して次の人のレジうちに取り掛かっていた。

CNタワー

 
少し前のことになるが、カナダのトロントに取材に行った。

トロントに行ったのは実に13年ぶりだ。

当時付き合っていた女性とカナダ、トロント~ニューヨークの旅を友人達と共に行って以来だ。

トロントから喧嘩しまくっていたが、そんな話はどうでも良い。



僕はイチロー選手の10年連続200本安打という冗談のような記録の取材に行ったのだが、

ご存知の通り、イチロー選手はあっけないほどに簡単に記録を達成し、

長谷川は日本のめざましテレビやとくダネ!と言う朝の情報番組でレポートをした。


で、


時間がどう考えても余ったので、球場の真横にある、とてつもないタワーに登ることにした。



その名はCNタワー。

ギネスに乗ってる「世界一高いビルディング」だ。

高い。何メートルだったかよく覚えていないが、とりあえず、雲は下にあった。

超高層ビルは屋上しか見えなかった。


天空の城あたりで、悪いおっさんが

「ぬはは、ごらん、人間がごみのようだよ」と大笑いしていたが、間違いなく見えない。

人間なんて絶対に見えない。

おっさん、視力、いくつだよ、と聞きたい。

ほぼ、車もマメのようにしか見えない。



いや、ゴマのようにしか…もとい、摩り下ろしたゴマのようにしか見えない。


トロントの夜景は面白い。

高層ビルがある。

湖(海にしか見えない)がある。

住宅街も見える。

大きな鉄道も見える。


平地が多いカナダだけある。

お勧めの場所だ。

もし、トロントに行かれる方はぜひ


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まるちゃん

スーパーに行った。
安い。
って言うか、安いところを選んでいった。

日本のインスタントラーメンが売られている。
まるちゃんだ!

思わず手を伸ばして絶句した。

日本ではどんなに安売りしてても70円くらいだ。

まるちゃん

20セントて!!!
日本円で17円くらいじゃないか。
僕は言いたい。


まるちゃんに人権を認めてやってくれと。


カメハメハ

ニューヨーカーはおおらかだ。


レジうちをしているお姉さんは人が長蛇の列を作っているのに、隣の人とおしゃべりを楽しんでいる。

でも、みんな怒らない。


電車は平気で遅れてくる。

5分くらい本当に普通。

でも、みんな怒らない。


ようやく家が決まった。

シャワーを浴びた。しかし水が流れない。

トイレを流した。最後まで流れない。

カーテンを引っ張った。

針金ごとカーテンが落ちてきた。


でも、僕はニューヨーカーになったんだ。

怒らないぞ。

日本では毒舌で知られた人間だったが怒らないぞ。





車を購入しに行った。

アメリカでは車社会だ。安い車でも、ないと不便というより生活が出来ない。

やっと納車。

中古車屋さんに行ったら車が来てない。

中古車屋さんの日本人曰く。

「いや~昨日クリーニングに出したら、雨が振ってるってんで、洗車場の親父が明日にしてくれってんですよ~。はっはっはっは」







怒らないが、ニューヨーカーたちに一言言いたい。


お前らは


お前らは    


カメハメハ大王か。

レストラン

大事なお客様を案内するため、ちょいとこ洒落たレストランにやってきた。

おっと、こりゃまずい。

メニューが全部英語だ。わかるかなぁ。ん?



素晴らしい!
日本語の表記もある!さすが一流!助かりますね~~~。

レストラン

ところで、僕には未だにわからないことがある。

一番下に書いてあった、これって一体。。。

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天空の城

って言うか、空が狭い。
ビル、高すぎ。
 
「人間は土を離れたら生きていけないのよっ」
 
天空の城でシータという三つ編みの女性が叫んでたことをニューヨーカー達は知らないのか?
 
宮崎駿先生、万歳。
 
 
 
さらに言うと、雲が低い。
 
そんな訳で、昨日、ちょっと面白い光景を見た。

ビル[1]


ビルをライトアップしようとしてる照明が雲を照らしてるのだ。
大空に白い壁があるみたい。
 
多分パズー的な少年はこの上空にはいないと思うが、
一応、小声で『バルス』と言ってみた。
 
 
そうです。
言葉が通じないから結構さみしいのです

デリ

ニューヨーク初日の朝。
「デリ」という、まぁ…なんというか…ちょっとした軽食も食べられるコンビニのような雰囲気の場所に行った。
 
「ホッコッフィープリーズ」(←ホットコーヒーを頼んだ)
 
ダイエットコーラが出てきた。
 
「コ」しか合ってないし。
 
 
3日目、くじけずにデリに行った。
 
多少軽快にメニューを頼む、
店のお兄ちゃん「サクランボっ」
 
???
サクランボはチェリーだろ?
 
出てきたのは「スクランブルエッグ」だった。
 
はい、皆さんでちょっと大したFM局ではないラジオ局のDJになった気持ちで御一緒に。
 
「スクランボッ」
 
 
 
僕は英語ができない。
 
昔、フジテレビのゴールデンタイムの番組で、
 
「12を英語で書いてください」と言われ、
 
『tuerub』
 
と書いて恥をかいたことを思い出した朝だった。
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに7月の事をジュライだと知ったのは4週間前ですが何か?

ニューヨーク

ニューヨークにやってきた。
 
13年ぶりだ。
大学4年生の夏、当時付き合っていた女性や仲間たちとともに旅行に来て以来だ。
 
登ったエンパイアステートビル。
 
何という高さ。
何という雄大さ。
 
感動して、「すごいなぁ」と一言。
 
「そう?こないだマエカレが連れて行ってくれたヘリの遊覧飛行の方が綺麗だったけど」と当時の彼女。
 
まぁ、お嬢様だったしね。
 
ただ、こりゃないな、と。
ニューヨークから帰国して、3日で別れた。
 
僕のニューヨークの唯一の思い出。
 
 
 
 
あれから13年。
今、僕はエンパイアステートビルのふもとにいる。
摩天楼のビル達に囲まれている。
 
あの時のような雄大さを今はなぜか感じない。
 
この街で色々なものを見て、いろんな音を聞いて、新しい体験をしよう。
 
さぁ、ニューヨーク生活、スタートだ。