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「核のゴミ」処分見直しへ
4月24日 4時5分

「核のゴミ」処分見直しへ
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原子力発電最大の課題である「核のゴミ」、高レベル放射性廃棄物の最終処分が行き詰まっていることから、経済産業省は、今の取り組みを抜本的に見直すとして、来月から具体的な検討を始めることになりました。

原発から出る「核のゴミ」、高レベル放射性廃棄物については、国が法律で地下深くに埋めて最終処分する計画を決め、平成12年から処分場の候補地選びを始めましたが、10年以上たっても候補地は決まっていません。
計画が事実上行き詰まるなか、経済産業省は今の取り組みを抜本的に見直す必要があるとして、来月から有識者による委員会で具体的な検討を始めることを決めました。
最終処分を巡っては、日本学術会議が去年、地震活動が活発な日本で数万年以上にわたって安定した地層を確認することは難しいなどとして、今の国の方針を見直し、回収が可能な形で数十年から数百年程度、地上や地下に暫定的に保管すべきだと提言しています。
経済産業省は、こうした提言も踏まえて最終処分の方法の見直しも議論するとしており、自治体任せの処分場の候補地選びの方法や、国の関与の強化などについても検討するとしています。
そのうえで、全国の都道府県が参加する協議会を設置し、原発が立地する自治体以外からも核のゴミの処分計画について意見をもらい、原発最大の課題の解決につなげたいとしています。

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