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宮古馬“完全復活”へ疾走 サニツ浜カーニバル2009年7月20日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

岡部さん(6番)も騎乗した宮古馬の浜競馬=18日、与那覇湾のサニツ浜

 【宮古島】広大な砂地の干潟でスポーツやレクリエーションを楽しむ「第19回サニツ浜カーニバル」(宮古島市など主催)が19日、同市下地・与那覇湾の通称「サニツ浜」であった。絶滅が危惧(きぐ)され、増頭計画が進む県指定天然記念物「宮古馬」7頭が出走した浜競馬は中央競馬の元トップ騎手・岡部幸雄さん(60)も騎乗し会場を盛り上げ、増頭へ弾みをつけた。
 農耕や馬車として利用されてきた宮古馬は1950年代に1万頭を超えたが、農業や交通手段の機械化で飼育数が減って一時は10頭を下回った。宮古馬保存会の増頭計画で4月までに33頭に増えた。
 自ら育てた「次郎号」を乗りこなし6回連続13回目の貫禄の優勝を決めた勝連清さん(80)=市城辺=は「プロと一緒に走るのは夢だった。気持ちよかった」と満足そうな表情を見せた。
 岡部さんは絶滅が危惧される日本各地の在来馬を訪ねるテレビ番組で宮古馬を取材するため来島した。荷川取牧場の「タケ原」を楽しそうに乗り3位に入った岡部さんは「競走馬と違い難しく、勝連さんぐらいのベテランでないと乗りこなせない。砂地の競馬は初体験で楽しかった」とにっこり。
 さらに「宮古馬は少しでも増えてほしい。33頭だと小さな島で感染症など何かあった時には心配なので100頭はほしい。来年も出たい」と汗をぬぐった。


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