濱 砂水の等々力徒然

小沢第一公設秘書逮捕は国策操作であるという状況証拠が幾つかある。

自民党議員が逮捕の一方を聞いたとき確認をしていたが、麻生は確認をしなかった。
しかも、一般には使わない権力を示す司直と言う言葉を発している。
漢字も読めない男が、司直と言う言葉の意味を知っていたとは思いにくい。
用意していて発言したものと思わざるを得ない。

自民党内には、捜査が森喜郎など党員には及ばないと言う話がある。
これについてはかん口令が出されているようであるが、特捜と繋がっていることの査証である。
西松および関連政治団体から献金を受けている自民党議員の言い分は小沢のそれと全く同じである。
政治資金規正法に則って処理していると言うものだ。
しかし、道義的責任があるから返金すると。
昨年の６月以来西松の不明朗会計は問題になっており、今それを言うのは理解しにくい。
いずれにしても小沢が有罪であれば、森喜郎、二階、藤井、山口などは有罪である。
西松と当該団体の関係を知らなかったと言っているが、そんな嘘は通用しない。
そんな世の中に疎い政治家があってはならない。
そう言った批判を拭おうとした、自民党の軽薄な発言であった。
まさか、こんなことを憶測で発するわけがない。
やはり、検察と麻生政権はつながっていると言わざるを得ない。

この逮捕劇の裏には、創価学会の影がちらほらする。
事実、家宅捜索に入った捜査員の中に、創価大学出身がいる。
彼は幹部ではないが、検察幹部に創価大学出の者もいる。
小沢と創価学会の険悪な関係は周知のごとくである。
ならば、検察はもっと慎重を期すべきであった。

最後に、物的証拠に繋がらない情報を盛んに特捜幹部はリークしている。
請求書の存在を示唆した件などは、実体のない情報のリークなどはもってのほかである。
秘書が献金の調整をしていたと言うが、こんなものは自民、民主を問わず皆やっている。
二階のように即座に否定する方がおかしい。
ことにこれらの自民党議員の中には簿外不正献金があるという話ももれ伝わってくる。
このリークは逮捕の正当性を国民の力を借りて構成しようと言う姿勢の現われだ。
見方を変えれば、物的証拠なき民主党たたきである。
勿論、逮捕したからには訴追しなければならないと言う焦りもあろう。
しかし、ことがことだけにリークは慎重にしなければならない。
司法の権威が失墜して、人民裁判になってしまう。

本事案について、不正がなかったか、特捜は捜査すべきである。
それがなければ、いまや、公正な特捜とは言いがたい状況である。
そして、司法の公正さを示すために、党派をいとわず、金額の多寡に係わらず、捜査をする姿勢を示すべきである。
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