試合情報

東京ヤクルトスワローズチーム名広島東洋カープ

 
  1 今村
  4 菊池
  9
  8 赤松
  6
  3 栗原
  5 堂林
  2 石原
  7 中東

球場:神宮 観衆:14,312人

 
  4 田中浩
  6 川島
  7 ミレッジ
  9 三輪
  3 畠山
  5 宮本
  8 上田
  2 中村
  1 山本哲
  0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
   
  0 0 1 0 0 0 0 2 X 3
東京ヤクルトスワローズ
村中、古野、江村、山本哲 - 中村
広島東洋カープ
バリントン、今村 - 石原
江村(3試合1勝0敗0S)
山本哲(8試合0勝0敗1S)
今村(11試合0勝2敗0S)
■荒木投手コーチ 「(スワローズ先発・村中投手について)独特のスピンの効いたストレートを投げることができているしフォアボールも多いし、村中のペースといったら村中らしいペースで試合に入っていけている」 ■池山打撃コーチ 「(カープ先発・バリントン投手について)ストレート系は速いしよく動く。狙ったからといってそう簡単にいくボールではない。いいピッチャーだし、正直チャンスは少ない。少ない中のチャンスで、どれだけミスをしない攻撃ができるかが勝負」 ■3回、先制の犠牲フライを放った森岡選手 「打ったのはツーシーム。若いカウントだったので、外野フライを打てる高さの球だけを待っていました。ランナーを還すことができてよかったです」 ■7回1/3を1失点、135球と力投した先発・村中投手 「チームの連敗を自分が止めるんだと強い気持ちをもって投げました。8回、先頭バッターをフォアボールで出したことが反省点です。8回を投げ切れなかったのは実力不足です」

新人・江村投手が初勝利! 8回にバレンティン選手が決勝打!

23日、神宮球場での広島カープ4回戦、森岡選手の犠牲フライによる1点を守り続けた村中投手ですが、8回に追いつかれてしまいます。ここで救援したルーキー江村投手が勝ち越しを許さず。直後にバレンティン選手が決勝二塁打を放ちました。スワローズは連敗が5でストップ! なお、江村投手がプロ初勝利、山本哲投手がプロ初セーブを挙げています!

5連敗中で迎えた9連戦の第1戦。スワローズ先発・村中投手は、制球に苦しんだ3回、丸選手のセンター前安打などで二死満塁とされますが、梵選手をショートゴロに打ちとります。

すると3回裏、先頭・中村選手がライト前安打で出ると、田中浩選手のレフト前安打でエンドランがかかり一死一、三塁に! そして森岡選手がレフトへ犠牲フライを打ち上げ、1点を先制しました!!

援護をもらった村中投手ですが、5、6回と先頭打者を出して得点圏に走者を背負います。それでも5回二死一、二塁では梵選手を再びショートゴロに仕留め、6回一死二塁では石原選手をサードゴロ、バリントン選手を146キロで空振り三振!

追加点がほしいスワローズ打線ですが、5回二死三塁で田中浩選手がピッチャーゴロなどヒットが出ません。

1対0のまま終盤へ。8回、125球を超えた村中投手が廣瀬選手に四球、代走・赤松選手に二盗、続く梵選手に送りバントで一死三塁のピンチ。ここで2番手・古野投手が神宮初登板となりますが、栗原選手にレフト線へ同点のタイムリー二塁打を許しました。なおも一死一、二塁で代打・前田智選手を迎えたところで、3番手・ルーキー江村投手がマウンドへ。フルカウントから死球となってしまい、場内は一時騒然となります。しかし、江村投手は二死満塁へ広がったピンチでも、ルイス選手から外のストレートで空振り三振を奪いました!!

直後の8回裏、カープ2番手・今村投手に二死まで追い込まれるも、森岡選手がセンター前安打、ミレッジ選手もライト線二塁打で二、三塁とします。ここでバレンティン選手が左中間へ走者一掃の決勝二塁打です!!

3対1で迎えた9回、守護神を任された山本哲投手が上位打線を三者凡退に仕留めプロ初セーブ。スワローズは連敗を5で止め、江村投手がプロ3試合目で初勝利を挙げています。

先発・村中投手は、7回1/3を被安打5、奪三振4、与四死球5の1失点。
2番手・古野投手は、1/3回を被安打1、与四球1の無失点。
3番手・江村投手は、1/3回を奪三振1、与死球1の無失点でプロ初勝利。
4番手・山本哲投手は、1回を三者凡退でプロ初セーブを挙げました。

打線は5安打でした。

■次の試合…4月24日(水)東京ヤクルト-広島(神宮)18:00

ヒーローインタビュー

■8回、左中間を破る勝ち越し2点タイムリー二塁打を放ったバレンティン選手
「アリガトウゴザイマス! (8回、勝ち越し打の場面について)勝負してこないんじゃないかなというふうに思ったんですけれども、ピッチャーがワンストライクとれたんでこれは勝負してくるなと、すぐに勝負に切り替えました。あの打席は100%集中してなんとかランナーを二人還そうという気持ちで打席に立ちました。本当に結果が出てチームに勝利をもたらすことができてうれしいです。(二塁ベースで大きく手を叩いていたが)チームが苦しい状況だというのは分かっていましたので、あのヒットでなんとかいけるんじゃないかという気持ちが興奮してしまってああいうポーズが出ました。(チームは連敗ストップ)チームは連敗しているということで今日の勝利というのはチームの欲しい勝利だった。今日の勝ちが明日からの連戦にむかっていい弾みになればよかったと思います。(日本語でメッセージを)アシタガンバリマス!!」

選手コメント

■小川監督
「やっと連敗が止まりましたね。(8回、相手がバレンティン選手との勝負を選択)状態が良くないからじゃないですか。いずれにしても4番が打ってくれた。(村中投手について)よく粘った。最初はいいと思ったけど、2回から毎回ピンチ。でも、今年の彼のピッチングはそれでも点数を与えないのがいい。ただ、あれだけ走られるなら次のカープ戦では工夫をしないといけない。8回は代えるつもりはなかったが、先頭打者に四球ではね。(江村投手に交代した場面)度胸がいいと聞いていたので。ああいうところで投げてもらわないと、この先も厳しくなる。(打線は7回まで2安打)今年はカードに偏りがあり、同じピッチャーと当たりやすいのでこれからの課題です」

■バレンティン選手
「ああいうチャンスでまわってくることを望んでいるし、いつも毎回チャンスでまわってこいと思っている。打つことができて、チームに貢献できてうれしい。負けているときはきつかったが、今日勝てたのは大きいし、明日からの連勝のいいきっかけにしたい。戦って戦って戦って前に進むしかない。(7回、前田智選手に死球を与えたことについて)死球になるのはお互い集中してやっていて、それも野球の一部だ。僕はピッチャーも一生懸命だったし、何とかしないといけないという気持ちが大きくなってすぐに切り替えた」

■一打逆転の場面で救援、プロ初勝利のルーキー江村投手
「(プロ初勝利)うれしいのはうれしい。でも、勝ち星にはこだわってないです。ホールドとか確実に抑えることです。(二死一、二塁で代打・前田智選手に死球)ずっと見ていた選手なのでわくわくしていたが、ああいうことになって申し訳ないです。インコースに投げた結果です。外角一辺倒だと打たれる。僕はすごいボールを持っているわけではないので、コースを突かないと抑えられない。頭が真っ白になって帽子を取って固まっていた。周りからは“大丈夫、思い切っていけ”と言われました。(続くルイス選手を空振り三振)ビビって投げるのはダメ。しっかり腕を振ろうと思った。1点もあげるつもりはなかったが、できることをやろうと思いました。(小川監督は度胸があるタイプと話していたが?)度胸があるとは思わないけど、できることをやろうという気持ちは持っています」

■守護神として初登板、プロ初セーブの山本哲投手
「同点でも行く予定でした。いつも通りの気持ちでした。今日はどうしても勝たなくちゃいけない試合。セーブはうれしいが、勝てればいい」

■荒木投手コーチ
「江村は前回は良くなかったけど、前々回は良かったし、今日も状態は良かった。(対ルイス選手にも続投)左バッターだし、メンバーからして代えられない。本人には思い切っていけと伝えた」

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