NHK東海のニュース 名古屋放送局
弘道会幹部の一部無罪取り消し
暴力団員であることを隠し、ゴルフ場を利用したなどとして詐欺の罪に問われた山口組弘道会のナンバー2の男に対し名古屋高等裁判所は、一部無罪とした1審判決を取り消し、有罪を言い渡しました。山口組弘道会のナンバー2、竹内照明被告(53)は暴力団員であることを隠し、ゴルフ場を利用したなどとして詐欺の罪に問われ、1審は「暴力団員の利用が禁止されていることを把握していたとは認められない」と一部無罪を言い渡しました。
23日の判決で名古屋高等裁判所の柴田秀樹裁判長は「被告は暴力団員だとゴルフ場から利用を拒否されると知っていた」と指摘し、「ゴルフ場側に渡す紙に、被告の名前を判別しにくいよう、乱雑に書いたり、かな交じりにしたりした同伴者と共謀したと認められる」として1審の一部無罪を取り消し、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪を言い渡しました。
04月23日 19時50分