天の我が材を生ずるは、必ず用有り。
天が私という人間をこの世に送り出したからには
必ず使い道があってのことだろう。
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李白の「将進酒」の一節だ。
頂戴したK先生の著を友人のカフェで読む。
当時(先生は70歳後半)は
女性が研究者をして何の役に立つのかと言われた時代だったそう。
それゆえに、ただただ自信をなくしたこともあるという先生の実感がある。
だけれど、現在も実はまだある。これは私の実感だ。
だけれども、研究を続けてきたのは情熱ゆえ。
どう言われたって構わないと思ったし、これからもそうだ。
人の言葉には耳を傾ける必要はある。
しかし、鵜呑みにすることは自分の考えの抹消だ。
男女の差別どころではない。
自己と他者の完璧な違いを把握していないこと
それ自体が嫌悪の対象。
他者は自己の拡張ではない。
もうひとつ加えれば、
美しくない賛辞は
悪しき批判と同じ。
本質をとらえようとしていないから。
友人のカフェは指導教官や友人、仲間達とよく足を運んだ。
研究の合間に、一人でも過ごした場所。
心地よく過ごせる時間。
笑顔で「また」と言える場所。
当時(先生は70歳後半)は
女性が研究者をして何の役に立つのかと言われた時代だったそう。
それゆえに、ただただ自信をなくしたこともあるという先生の実感がある。
だけれど、現在も実はまだある。これは私の実感だ。
だけれども、研究を続けてきたのは情熱ゆえ。
どう言われたって構わないと思ったし、これからもそうだ。
人の言葉には耳を傾ける必要はある。
しかし、鵜呑みにすることは自分の考えの抹消だ。
男女の差別どころではない。
自己と他者の完璧な違いを把握していないこと
それ自体が嫌悪の対象。
他者は自己の拡張ではない。
もうひとつ加えれば、
美しくない賛辞は
悪しき批判と同じ。
本質をとらえようとしていないから。
友人のカフェは指導教官や友人、仲間達とよく足を運んだ。
研究の合間に、一人でも過ごした場所。
心地よく過ごせる時間。
笑顔で「また」と言える場所。