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巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(77)と、巨人、ヤンキースなどで活躍し昨季限りで引退した松井秀喜氏(38)の国民栄誉賞授与式が行われる5月5日の巨人―広島戦(東京ドーム)で、右中間スタンド上部にある長嶋氏の広告看板を直撃する本塁打への賞金が、当日限定で、100万円から355万円に増額されることが22日、分かった。スポンサーの警備会社大手セコムが受賞を祝福し、2人の現役時代の背番号にちなんで発案。阿部ら巨人の看板打線のプレミアム弾に期待が高まる。
栄光の背番号3、怪物の象徴となった背番号55―。2人のスラッガーを祝福する日に「ミスター看板弾355万円」のメモリアルプランが用意される。関係者を通じて伝え聞いた長嶋氏は「面白い企画ですね」と喜び、自らの看板を直撃する一発を心待ちにしている。
お祭りに花を添える、心躍る試みだ。ファンが待ちわびる「5・5」は、松井氏の引退セレモニーに加え、グラウンド上でミスターとゴジラの2人に安倍晋三首相から国民栄誉賞が授与され、両者による始球式も検討されている。そんな「国民的行事」に、またひとつ見る楽しみが加わった。
東京ドームでは1988年の開場以来、公式戦で外野スタンド上部にある広告看板を直撃する一発を放った打者に、当該スポンサーから賞金100万円と副賞の自社商品を贈呈。94年に登場したセコムの「ミスター看板」も、98年の松井氏の一発を含む14本の直撃弾を生んできた。今回は賞金100万円という規定に準じながら、255万円を副賞として上乗せ。計355万円が贈呈される。
賞金だけではない。「5・5」に向けて看板デザインも一新。5月3日からは、ミスターがほほ笑みながら「ここまで打ってこい」と要求するかのようにグラブを構えたビジュアルに変更される。5月中は「国民栄誉賞おめでとうございます」とのメッセージも添えられる。
確率は低いが、今季の巨人打線の好調さが期待を高める。統一球が導入された2011年以降の2年間、ドームでの本塁打は平均約1・3本と激減したが、今季ドームでの公式戦15試合(うち巨人戦は12試合)では36本(うち巨人打者は20本)と量産。1試合平均約2・4本とほぼ倍増だ。特に阿部は17日の阪神戦で放った3号がもうひと伸びで長嶋氏の看板に達する特大弾だっただけに、最も可能性を感じさせる。
渡辺恒雄球団会長(86)=読売新聞グループ本社会長・主筆=が「長嶋さんの天覧試合と同じくらいの価値があるだろう」と評する「5・5」。59年、ミスターの天覧サヨナラアーチから半世紀超。国民栄誉賞を受賞するミスターの目の前で、奇跡の看板弾が生まれた時、その放物線は永久に不滅の伝説となる。
巨人・阿部慎之助捕手「お世話になった松井さんの引退試合だし、何とか勝って花を添えたいね。巨人でプレーしていた時は、4番として何度もチームの窮地を救ってくれた人。同じ4番打者として尊敬しているし、成長したところを見てもらいたいね。長嶋さんは自分が入団当初の監督。1年目から開幕スタメンで使ってくれて、今の自分があるのも長嶋さんがいたからこそだと思う。本当に感謝しています」
◆28日から新CM 〇…「5・5」に先立って、ミスターの“CM現役復帰”も決まった。「セコム、してますか?」のコピーで知られる同社の新CMは、04年に脳梗塞を患って以来初のコマーシャル撮影に臨んだもので、長嶋氏の今の姿が見られる内容だ。28日から放映され、5月5日の広島戦のテレビ中継でもオンエアされる予定。イニングの合間に東京ドームのオーロラビジョンに映るタイミングもありそうだ。
(2013年4月23日12時03分 スポーツ報知)
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