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経済
【開業グランフロント大阪】(中)NYやパリよりすごい梅田の潜在力 浮沈握るナレッジキャピタルの成否
駅を一歩出ると未来都市を思わせる高層ビル。カジュアルな衣装に身を包んだ学生やデザイナーが、街角のカフェでくつろぎ、その横を、スーツ姿の外国人技術者やビジネスマンが行き交う-。7年前、JR大阪駅北側に広がるコンテナヤードを見下ろしたオリックス不動産会長の西名弘明は、貨物列車の向こうにこんな風景を思い描いた。
「ニューヨークやパリにも、駅前でこんな広い土地は残されていない。大きなポテンシャルを秘めている」-。西名が夢想した街が、26日に先行開業するグランフロント大阪の産学連携施設「ナレッジキャピタル」だ。
西名は、最先端の技術や産業が集う“知の集積地”を再開発の核に定めた。ヒントを得ようと、シンガポールに足を運び、情報・コンテンツ産業の振興を図る「メディア開発庁」などを視察した。その上で西名はこう考えた。「日本独自のオリジナルを作りたい」
(次ページ)好アクセス立地に創造拠点「iHUB」
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