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中国の監視船8隻、領海に侵入 尖閣国有化以降では最多

 23日朝、沖縄県・尖閣諸島の魚釣島沖で、中国の海洋監視船「海監」8隻が相次いで領海に侵入した。海上保安庁が明らかにした。昨年9月の尖閣諸島の国有化以降、一度の侵入としては最多の隻数。第11管区海上保安本部の巡視船が退去を求めている。

 海保によると、8隻は午前7時25分から同8時25分ごろまで、船団を組んで、魚釣島の北西付近で領海に入った。巡視船が無線で退去を呼びかけたところ、「中国の管轄海域をパトロールしている」との返答があった。領海の外側の接続水域でも、中国の漁業監視船「漁政」2隻が航行しているという。周辺海域では同日午前、日本の団体のメンバーが乗る漁船が航行していたが、海域を離れつつあるという。

 国有化以降、中国公船の領海侵入は延べ41日。これまでは、国有化直後の9月14日の6隻が最多だった。接続水域への入域は延べ152日にのぼる。

     ◇

 安倍晋三首相は23日の参院予算委員会で、中国公船の領海侵入について「上陸となれば強制排除するのは当然だ」と述べ、中国側を強く牽制(けんせい)した。閣僚の靖国神社参拝が原因ではとの指摘には「日本の漁船に反応したのではないか。他国に文句を言われる筋合いはない」と語った。

 菅義偉官房長官は23日午前の記者会見で「尖閣諸島は我が国固有の領土だ。誠に遺憾で受け入れられない」と語った。河相周夫外務事務次官は程永華(チョンヨンホワ)駐日大使を外務省へ呼んで厳重に抗議し、領海からの即時退去を要求。程大使は尖閣は中国領だと主張した。

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