コンペ部門選出に大沢たかおら驚き　映画「藁の楯」プレミア試写会

　俳優大沢たかお（４５）、松嶋菜々子（３９）らが２２日、東京・新宿ピカデリーで、映画「藁の楯　わらのたて」（２６日公開、三池崇史監督）のプレミア試写会に登場した。凶悪犯を福岡から警視庁に移送するＳＰと刑事の葛藤を描く。大沢と松嶋がＳＰを、凶悪犯を藤原竜也（３０）が演じる。第６６回カンヌ国際映画祭コンペ部門に公式選出され、出演者は選出後初めて公の場で映画について語った。

　大沢は「こういうエンターテインメント作品が選ばれるということはあまりなかったと思うので、びっくりしている」、松嶋は「演じるということでは外国の人も変わらない熱い気持ちがある」と語った。伊武雅刀（６４）は「カンヌ無量です」とギャグで笑わせた。

　撮影は高速道路を封鎖して行うなど大規模なものとなり、大沢は「邦画では経験したことがないスケール感」とＰＲ。昨年夏、名古屋で猛暑の下で撮影を行った際には、松嶋が暑さ対策にキュウリの１本漬けを百数十本差し入れたという。三池監督は「松嶋さんが皮をむいていた。僕には回ってこなかった」とちょっぴり残念そうだった。