JR鹿児島線熊本-川尻駅間に建設される新駅のイメージ図(熊本市提供)
建設地は南区刈草1丁目の県農業試験場跡地の一部。国道57号(東バイパス)から続く県道熊本港線とJR鹿児島線の高架が交差する南側に、高架駅と駅前広場を整備する。
駅前広場や駐車場などを熊本市、ホームなどの鉄道施設を同社が整備する予定。駅舎は同社が設計・施工するが、建設費約10億円(見込み)は全額市が負担する。市は本年度当初予算に、駅舎設計経費など1億800万円を計上。本年度に設計し、来年度の着工を予定している。
新駅建設地周辺は、都市マスタープランで商業や公共施設などの集積を図る15の「地域拠点」の一つ。市はバス停留所やタクシー乗り場などを備えた4600平方メートルの駅前広場も整備、東バイパスや国道3号を走るバスと結節して公共交通の乗り換え拠点として活用を図る。
建設予定地は、92年に駅前広場として都市計画決定され、市が土地を確保していたが、当時は需要が見込めず、計画は棚上げ状態となっていた。その後、周辺の宅地化などで一定の利用者が見込めることから、市は2010、11年度に再調査し、JR九州と設置に向け協議を進めてきた。(平井智子)
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