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下請け会社が線量計つけず 東電を指導4月19日 23時54分
福島第一原発で、汚染水の移送作業に当たっていた下請け会社の作業員14人が、線量計を定められたとおりに身につけずに作業をしていたとして、労働基準監督署は19日、作業員の被ばく量の管理を適切に行うよう東京電力を指導しました。
これは東京電力が19日夜、記者会見をして明らかにしました。
それによりますと、今月6日から8日にかけて、福島第一原発で、水漏れが見つかった地下の貯水槽から汚染水を移す作業をしていた下請け会社の作業員のうち、14人が線量計を作業の指示書で定められたとおりに身につけていなかったということです。
指示書では、手の指と胸に2つの種類の違う線量計を身につけることになっていますが、14人はいずれも指につけるバッジ型の線量計をつけていなかったほか、このうち6人の作業員は、胸につける電子型の線量計についても別の種類のものをつけていたということです。
東京電力からの報告を受けて、富岡労働基準監督署は19日、作業員の被ばく量の管理を適切に行うよう東京電力を指導しました。
東京電力などは、作業員たちが線量計をつけずに作業をしていたいきさつを調べています。
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