NHK関西のニュース 大阪放送局
元世界チャンピオン傷害で逮捕
ボクシングの元世界チャンピオン、徳山昌守容疑者が兵庫県三田市の路上で男性2人を殴りけがをさせたとして、きょう、傷害の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのはWBC=世界ボクシング評議会スーパーフライ級の元チャンピオンで、飲食店経営の徳山昌守容疑者(38)です。
警察によりますと、徳山容疑者はきのう午後6時すぎ、兵庫県三田市の路上で男性2人の顔を殴り、軽いけがをさせたとして、傷害の疑いが持たれています。
徳山容疑者は車を運転中にガソリンスタンドから車線に出ようとした会社員の男性(24)とトラブルになり、「危ないやないか」などと言って顔を2、3回殴ったほか車を誘導したガソリンスタンドの店長(53)にも「誘導の方法が悪い」と顔を殴ったということです。
いったん、現場から立ち去りましたが、約1時間後に警察署に出頭したということで、調べに対し、「急ブレーキをかけたら後ろに乗っていた子供が顔をぶつけて泣いたので腹が立った」などと供述し、容疑を認めているということです。平成12年にWBCスーパーフライ級のチャンピオンになった徳山容疑者は8回連続で防衛に成功し、平成17年に再び同じ階級で王座に返り咲いて初防衛に成功したあと、みずからタイトルを返上して現役を引退していました。
04月23日 12時32分