春野の茶畑地割れ 6世帯24人に避難勧告 浜松

(2013/4/22 14:43)
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地割れ(白矢印で示した部分)が発生し、崖崩れの恐れがある現場=22日午前10時15分ごろ、浜松市天竜区春野町(本社ヘリ「ジェリコ1号」から)

 21日午後10時ごろ、浜松市天竜区春野町杉の茶畑の斜面で地割れが断続的に発生した。市危機管理課は崖崩れの危険性が高まったとして、同日深夜、高杉、久原地区の一部、6世帯24人に避難勧告を出した。避難所の久原公民館には22日午前10時半現在、1世帯2人が避難している。県浜松土木事務所などが原因を調べている。
 同事務所によると、地割れは幅が最大150メートル、段差が最大30センチという。3月21日に地元住民がこの茶畑の斜面で地割れを発見し、同事務所が伸縮計を設置していた。伸縮計の変動が1時間当たり4ミリ以上になったため、市が避難勧告を発令した。公民館で一夜を明かした久原地区の茶農家の男性(73)は「もともと地盤が弱い地域なので、自宅や仕事が心配。早く避難勧告を解除してほしい」と不安を募らせる。
 現場は国道362号の久原橋から北に約100メートル。国土交通省の地滑り防止区域に指定されている。

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