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【グラニュース】


藤本、復帰慎重

2013年4月23日 紙面から

実戦形式の練習に参加した藤本(左端)=トヨタスポーツセンターで(宮崎厚志撮影)

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 名古屋グランパスのMF藤本淳吾(29)の復帰が、目前に迫っている。3月20日のナビスコ杯のC大阪戦で右太もも裏を肉離れし、全治4週間と診断された。地道なリハビリを続けてきた藤本は、21日に控え組のゲーム形式の練習に参加。27日のリーグ広島戦での公式戦復帰を見据えているが、再発防止を最優先に、慎重に進める考えを明かした。

 FC東京に苦杯を喫し、仕切り直しとなったグランパスに、頼れるレフティーが帰ってきそうだ。藤本は21日の控え組の練習にフル参加。特に8対8の実戦形式の練習では運動量は多くなかったが、自身の体と対話するかのように、丁寧なプレーで試合勘や動きを確かめた。

 しかし、藤本の感触は良くはなかった。「100パーセントでやってみたわけでもないのに痛かった。火曜日から完全合流する予定だったけど、どうなるかわからない。恐怖心もある」。右太もも裏の肉離れは4度目。自分の体のことは誰よりも知っている。重要なのは復帰直前で焦らないことだ。「リハビリのときは行けると思ったけど…」と表情を曇らせた。

 公式戦復帰も見えてきたが、あくまでも再発防止が最優先だ。「水曜日の試合はない。土曜日はメンバーに入れるかどうか」と藤本が話すように、27日のホーム広島戦でのベンチ入りも微妙な状況。現実的には5月3日のアウェー川崎戦が濃厚だ。

 チームはFWケネディ、DF石櫃が復帰を果たし、藤本が復帰すれば目立った故障者はいなくなる。昨年の同時期と比べれば、チームコンディションの良さは明らかだ。昨年王者・広島に始まり、川崎、仙台と強敵との対戦が続くゴールデンウイーク。上位戦線に食い込むためには、万全の状態の藤本が必要だ。 (宮崎厚志)

◆小川、絶対負けられない

 MF小川が、24日のナビスコ杯鹿島戦(カシマ)をグループリーグ突破の天王山と位置付けた。勝ち点6で並ぶ3位鹿島は1試合消化が少ないため、敗れれば自力突破の可能性がなくなる。FC東京戦では3失点目につながる痛恨ミスを犯しているものの好調は維持しており、「アウェーだけど勝たないといけない試合。いるメンバーでしっかり戦いたい」と気合を入れていた。

 

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