ロッテ４連勝　つなぐ意識でまたまた逆転

　ロッテが逆転勝ちで４連勝。１−４の４回、代打神戸の逆転打など５長短打に２失策が絡んで５得点。５、６回にも加点した。楽天は３連敗。マギー、ジョーンズが計３本塁打してリードしたが、ミスから崩れ、救援も粘れなかった。

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　３本塁打を放った相手とは対照的に、ロッテは一発こそなかったが、チャンスで集中力を発揮した。１２安打を浴びせ、９点を奪って快勝。３試合連続の逆転勝ちで、連勝を４に伸ばした伊東監督は「毎日違う人が活躍してくれている。後ろにつなごうという意識の表れ」と表情を緩めた。

　指揮官が「うまく隙を突けた」と振り返ったのは１−４の４回だ。２点差に迫り、失策で無死一、三塁の好機を得ると、鈴木が左前にはじき返して１点差に。さらに再び失策が絡んで迎えた無死満塁の絶好機で、代打の神戸が「逆方向に軽く合わせる感じで」と左前に２点適時打し、試合をひっくり返した。

　結局、この回一挙５得点。その後も効果的に得点を重ねた。ベンチでは主力、若手を問わず大きな声が出ているそうで、神戸は「負けていても、まだいけるという雰囲気がある」とチームの一体感を口にする。

　次は２・５ゲーム差で追う首位西武との３連戦。この日３安打１打点と活躍したベテランの井口は「どんどん上をたたいていかないとね」と不敵に笑った。