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ヨシ焼きのあとも放射線量変わらず4月23日 4時34分
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栃木や群馬など4つの県にまたがる渡良瀬遊水地では、原発事故のあと、恒例のヨシ焼きを中止していましたが、先月3年ぶりにヨシ焼きを行った前後で周辺の空間放射線量はほとんど変わらなかったということで、地元の自治体などはデータを住民に周知したいとしています。
貴重な湿地の保護を定めたラムサール条約に登録されている渡良瀬遊水地は、害虫などを取り除くヨシ焼きが原発事故のあと2年間中止されていましたが、ヨシが増えすぎてほかの動植物に影響が見られるなどの理由から先月、3年ぶりに実施されました。
国や地元の自治体で作る協議会は、ヨシ焼きの前後に変化がないか遊水地や周辺のおよそ100か所で空間放射線量を測定し、その結果、ヨシ焼きのあとは1時間当たり0.04から0.17マイクロシーベルトで、ヨシ焼きの前とほとんど変わらなかったということです。協議会によりますと、放射性物質の専門家から「ヨシ焼きによる放射線量への影響は認められない」という見解を得たということで、今後、結果について住民に周知するということです。
協議会に参加する栃木県小山市の担当者は、「住民が安心できるよう説明したい」と話しています。
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