【動画】ナレッジキャピタル内覧会=加藤諒撮影 |
【木村和規】街開きを26日に控えたJR大阪駅北側のグランフロント大阪で、中核施設「ナレッジキャピタル(知的創造拠点)」が22日、報道陣に初公開された。企業や大学の研究機関と、その研究内容を一般の人が体験できる場が混在。一般人も巻き込んで、よりよい研究成果を生むのが狙いだ。
運営する一般社団法人ナレッジキャピタルによると似た施設は国内になく、世界的にも珍しい。宮原秀夫代表理事は22日、報道陣に「めざすのは科学技術と感性の融合。みんなでおもしろいことをして、大阪を元気にしたい」と語った。
ナレッジキャピタルは、グランフロントの北館に点在する。
目玉は「The(ザ) Lab.(ラボ) みんなで世界一研究所」だ。2〜3階には独立行政法人の情報通信研究機構や三菱電機などが開発中の技術やサービスを公開する研究室があり、メガネ型コンピューター、世界最大の200インチ3Dディスプレーなどが展示される。
キャピタルの担当者は「来場者が未来の生活を体感でき、その感想を研究にさらに生かせる。ここが新しい」という。
1階のカフェでは、テーブルに置かれた電子端末で来店客が開催中のイベントにまつわる電子書籍を読める。地下1階の展示場では、「世界一」をキーワードにした企画展などが催される。