小沢裁判は謀略である。
それも露骨な謀略である。
問題とされる事案の報道から、その論理だけを坦々とたどっていくと、この裁判が謀略であることはあまりにも明らかである。
白を黒と言い立てるマスコミの不思議な論理は疑問を通り越して、驚きですらある。
このあまりにも大きな謀略は、戦後最大といってもよい。
政界・官界・検察・裁判所・マスコミ……これらすべてを巻き込んだ大がかりな謀略である。
問題はこれほど大がかりな謀略を行うには巨大な権力が必要だということである。
その権力が何かということである。
小沢氏に無罪判決が出て、その追求が始まると思っていたが、
実際には無罪判決が出た当日から、逆にますます激しい『小沢=悪』というネガティブ・キャンペーンが始まった。
マスコミはどんなことをしてでも、『小沢は白か黒か』という低レベルの争いに国民の関心を釘づけにしたいのである。
その狙いは『この謀略を裏で操る巨大な権力は何か』ということから国民の目をそらすことである。
このままではこの事件の真相を暴くことはできない。
ことの真相を覆い隠すことがマスコミの狙いである。
この事件は自民党政権下の麻生太郎内閣時に始まった。
自民党が深く関与している。
だから今も自民党は無罪になった小沢一郎氏の国会への証人喚問を求めている。
その理屈が『裁判を控えているから証人喚問には応じられないというのであれば、裁判が終わった今は応じられるはずだ』という理屈である。
しかし一番大切なことが見落とされている。
小沢氏は無罪なのである。
無罪になった人間をなぜ証人喚問しなければならないのか。
その自民党は小泉改革で日本をズタズタにした張本人である。
小泉に続く、安倍・福田・麻生の各内閣は、ついに小泉改革の総括をすることができなかった。
つまり小泉改革を行わせた自民党の体質を払拭できなかった。
小泉政権はブッシュ政権に媚びを売った政権である。
ブッシュ政権自体が始めから終わりまで謀略のオンパレードであった。
9.11事件に始まったアフガン攻撃、イラク戦争、フセイン大統領の殺害……これらはすべて巨大な謀略である。
これらはすべて火のないところに煙を立てたものである。
この謀略は無実の人間を平気で絞首刑にするほどすさまじいものだ。
イラクに大量破壊兵器はなかった。にもかかわらずフセインは殺された。
そのような謀略を影で操る巨大な権力が日本をターゲットに仕掛けた新たな謀略、それが小沢事件である。
しかしそのことは国民に気づかれてはならないことである。
小沢氏が無罪になると、今度は今までの謀略が国民に気づかれるのを恐れ、
その隠蔽工作として『小沢=悪』のネガティブ・キャンペーンをさらに徹底して行おうとしている。
国民をバカにしたこのような動きに国民は怒らねばならない。
トラックバック
- この記事のトラックバック Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。