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偽証させた疑い 弁護士を逮捕4月19日 14時36分
岐阜県弁護士会に所属する39歳の弁護士の男が、盗みなどの罪に問われた被告の裁判で無罪の判決を得ようと、証人にうその証言をさせた疑いなどで警察に逮捕されました。
調べに対し、弁護士は「事実に一部間違いがある」と供述しているということです。
逮捕されたのは岐阜県弁護士会所属の弁護士、坂井田吉史容疑者(39)で、ことし2月、岐阜地方裁判所で開かれた窃盗事件の裁判で、被告の共犯者とされた男に「盗みは自分が1人でやったもので、被告は一切関与していない」とうその証言をさせたとして、偽証をそそのかした疑いなどが持たれています。
岐阜県警察本部は容疑を裏付けるため、19日午前、岐阜市内の弁護士事務所を捜索しました。
警察によりますと、被告は暴力団員で、仲間の男らと岐阜県内でゴルフバッグなどを盗んだ罪などに問われ、弁護を担当していた坂井田弁護士は、被告から受け取った「俺の言うとおりに公判で証言を訂正しろ」と書かれた文書を男に読ませて偽証をさせていたということです。
調べに対し、坂井田弁護士は「事実に一部間違いがある」と供述しているということです。
警察は捜索で押収した資料を分析するなどして、いきさつを詳しく調べることにしています。
坂井田弁護士は18日、NHKの取材に対し、「共犯者とされた男から『被告の裁判で証言をするけど、どうしたらいいか』と聞かれたので、『偽証はいかんぞ』と答えました。それ以降は連絡を取っていません」と話し、偽証への関与を否定していました。
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