巨人の沢村拓一投手(25)と元日本テレビの森麻季アナ(32)の離婚が明らかになった。2人は沢村のプロ1年目オフの2011年12月に入籍。森は約9年間勤めた日テレを退社して専業主婦になった。次代の巨人を背負って立つエースを射止めた姉さん女房には羨望(せんぼう)のまなざしが注がれていた。それが、2年も持たずに破局である。
「別れた理由はどうであれ、今やプロ野球選手との結婚を狙っている女子アナなんてほとんどいませんよ」と言うのは民放のプロデューサーだ。
ひところはキー局の女子アナの結婚相手といえば、プロ野球選手が大はやり。古くはヤクルトの古田敦也とフジテレビの中井美穂、最近ではソフトバンクの内川聖一と同じくフジの長野翼など枚挙にいとまがない。
しかし、それも「現在30歳前後の森の世代が最後でしょう」と前出のプロデューサーがこう続ける。
「森は上昇志向が強く、同僚アナと別れて、まだ学生だった沢村に乗り換えたほど。“青田買い”に成功して寿退社したまではよかったのですが、子供もいないし、慰謝料はほとんどないでしょう。翻って今の20代はまったく感覚が違う。生まれた時からずっと不景気だからキー局の女子アナという“選民意識”も低い。給料も下がっているし、今はテレビ局の同僚と職場結婚するケースがほとんどです」
プロ野球選手と結婚しても、夫が球界で大成するかどうかは不明。ケガでもしたら、20代でもお払い箱という厳しい世界だ。森のしょっぱいケースは他山の石か。
(日刊ゲンダイ2013年4月15日掲載)