食中毒:パン食べた40人、下痢や嘔吐症状−−新見 /岡山
毎日新聞 2013年04月20日 地方版
県生活衛生課は19日、新見市新見の菓子製造業「井上風月堂」が製造したパンを食べた高校生や大学生ら男女40人が下痢や嘔吐(おうと)の症状を訴え、20代の男性1人と10代の女性1人が入院したと発表した。備北保健所は井上風月堂を19日から23日まで5日間の営業停止処分とした。
同課によると、患者は同市内の大学と県立高の売店で販売されたカレーパンなどの総菜パンを食べ、17日から18日にかけて症状を訴え、学校を欠席していた。また同市内では感染性胃腸炎が流行しているため、食中毒の原因は、ノロウイルスの可能性があるという。
井上風月堂が製造したパンは同市内のスーパーなどでも販売されており、県は「当該施設が製造したパンを持っている人は食べないようにしてほしい」と呼び掛けている。【石井尚】