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ついに鹿が来た。
出身は群馬県、水上町。仕留めたのはタツさんの師匠。解体はタツさん。 「10日以降に送って下さい」と言ってて、発送して下さったのが11日(日曜日)。つまり宿を営むタツさんが、手が空くや否や送って下さったわけだ。いつもながら、タツさんの誠実な人柄に感心してしまう。 かなり小さな鹿だと聞いていたので、解凍容器にはトロ箱を用意していたのだけど、思ったよりかは大きくて、やはり熊の時の解凍容器を使う事にした。 「俺的には相当小さくて、使うところあるかな〜って鹿なんだけど」ってタツさんは笑っていたけど、僕が思うに、ちょうど奈良か安芸ぐらいの鹿のサイズではないだろうか(ちなみにベルクマンの法則のせいか、気候の温暖な安芸の鹿の方が奈良より小さい気がする)。 非常に奇麗でキメの細かい毛質をしていて、正直なところ、毛を削いでしまうのがもったいない位だ。しかし、鹿の毛はパイプ状なので、敷物にしてしまうと折れて切れ毛だらけになってしまう。現状では鹿の毛皮は必要無いので、やはり革に仕上げようと思う。 あと、熊の時の様な臭いがまったく無い。熊の時は袋を開けた瞬間に、今から思うと熊特有の臭いがしたものだが(今ではその臭い、結構好きです)、この鹿はまったく臭いがしない。 タツさん曰く、発情期の鹿は結構臭うそうで、今回のは2年目ぐらいの若い鹿で、発情期前だから臭いも薄いと思うとの事。 熊の解凍に用いたコンテナに入れて、2日かけて自然解凍させる。本当は強制解凍させていいんだけど、明後日出荷の仕事があるので、ちょうど良いから、自然解凍にすることにした。 下に温泉の脱衣所なんかにある衣装かごを逆さにして置いて、溶け出した水や血で、毛皮がジュクジュクにならないようにしておいた。 明日はたまった水を捨てて、状況を見る位の作業。明後日は水に漬けた後、肉を削ぎ取る作業に入る。雨が降らない事を祈る次第だ。 美味しそうなタンドリー・イノシシと共に、ものすごく面白そうな本を2冊一緒に送って下さった。二つとも水上界隈の本で、今ではもう絶版になっている貴重なものだ。少し目を通した感じ、ものすごく面白い。僕のツボを良く知ってらっしゃる(笑) 今夜は本日頂いたタンドリー猪を食べて英気を養おう。 < 前のページ次のページ >
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